| 【発明の名称】 |
帯 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤▲原▼ 泰三
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| 【要約】 |
【課題】容易にお太鼓の位置合わせができ、簡単に帯結びすることができる帯を提供する。
【解決手段】たれ先を含むたれ部、お太鼓を形成する太鼓部、腹紋部及び手先を含む手先部とからなる帯であって、該帯が前記たれ部と前記太鼓部とを含む部分と前記腹紋部の部分と前記手先部の部分とに3分割されており、該各部分に着脱可能な接合手段が縫着されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 たれ先を含むたれ部、お太鼓を形成する太鼓部、腹紋部及び手先を含む手先部とからなる帯であって、該帯が前記たれ部と前記太鼓部とを含む部分と前記腹紋部の部分と前記手先部の部分とに3分割されていると共に、該各部分に着脱可能な接合手段が縫着されていることを特徴とする帯。 【請求項2】 たれ部と太鼓部とを含む部分にお太鼓が形成されている請求項1記載の帯。 【請求項3】 手先部の部分の幅がたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅である請求項1記載の帯。 【請求項4】 たれ部と太鼓部とを含む部分21には、該部分21を太鼓紋4が表にくるように長手方向にたれ先2を残して折りなしてお太鼓を形成した際に太鼓紋4の位置に対応したお太鼓内包の帯面21a に着脱可能な雌雄関係をなす対の第一接合手段の一方の接合手段25a が縫着されており、腹紋部の部分26には、腹紋6が表にくるように短手方向に二つ折りした際の当該二つ折りした腹紋部の部分26の表となる帯表面26c の長手方向一方端近傍26e に着脱可能な雌雄関係をなす対の第二接合手段の一方の接合手段30a が縫着されており、該一方端近傍26eの腹紋部の部分26の裏となる帯裏面26d に前記第一接合手段の一方の接合手段25a に接合させる第一接合手段の他方の接合手段25b が縫着されており、該第一接合手段の他方の接合手段25b の縫着位置から腹紋6寄りに着脱可能な雌雄関係をなす対の第三接合手段の一方の接合手段28a が縫着されており、腹紋部の部分26の裏となる帯裏面26d の他方端近傍26f に着脱可能な雌雄関係をなす対の第四接合手段の一方の接合手段29a が縫着されており、手先部の部分31には、該部分31の長手方向一方端側31c を前記たれ部と太鼓部とを含む部分21の幅より長めの長さに二つ折りして折り返し部32を形成した側の手先部の部分31の帯表面31a に前記第四接合手段の一方の接合手段29a に接合させる第四接合手段の他方の接合手段29b が縫着されており、手先部の部分31の他方端側31d の前記帯表面31a に前記第三接合手段の一方の接合手段28a に接合させる第三接合手段の他方の接合手段28b が縫着されており、前記折り返し部32の位置に対応した前記帯裏面31b に前記第二接合手段の一方の接合手段30a に接合させる第二接合手段の他方の接合手段30b が縫着されている請求項3記載の帯。 【請求項5】 腹紋部の部分の幅がたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅であり、手先部の部分の幅がたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅である請求項1記載の帯。 【請求項6】 たれ部と太鼓部とを含む部分34には、該部分34を太鼓紋14が表にくるように長手方向にたれ先11を残して折りなしてお太鼓を形成した際に太鼓紋14の位置に対応したお太鼓内包の帯面34b に着脱可能な雌雄関係をなす対の第一接合手段の一方の接合手段25a が縫着されており、腹紋部の部分35には、腹紋部の部分35の表となる帯表面35c の一方端近傍35e に着脱可能な雌雄関係をなす対の第二接合手段の一方の接合手段30a が縫着されており、該一方端近傍35eの腹紋部の部分35の裏となる帯裏面35d に前記第一接合手段の一方の接合手段25a に接合させる第一接合手段の他方の接合手段25b が縫着されており、該第一接合手段の他方の接合手段25b の縫着位置から腹紋16寄りに着脱可能な雌雄関係をなす対の第三接合手段の一方の接合手段28a が縫着されており、腹紋部の部分35の裏となる帯裏面35d の他方端近傍35f に着脱可能な雌雄関係をなす対の第四接合手段の一方の接合手段29a が縫着されており、手先部の部分36には、該部分36の長手方向一方端側36c を前記たれ部と太鼓部とを含む部分34の幅より長めの長さに二つ折りして折り返し部37を形成した側の手先部の部分36の帯表面36a に前記第四接合手段の一方の接合手段29a に接合させる第四接合手段の他方の接合手段29b が縫着されており、手先部の部分36の他方端側36d の前記帯表面36a に前記第三接合手段の一方の接合手段28a に接合させる第三接合手段の他方の接合手段28b が縫着されており、前記折り返し部37の位置に対応した前記帯裏面36b に前記第二接合手段の一方の接合手段30a に接合させる第二接合手段の他方の接合手段30b が縫着されている請求項5記載の帯。 【請求項7】 接合手段がマジックテープであり、第三接合手段と第四接合手段とが長手方向に延伸する形状で縫着されている請求項4又は6記載の帯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、袋帯、袋なごや帯及びやなごや帯等と呼ばれている和装用の帯を3つの部分に分割して帯結びしやすくした帯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図1は仕立てられた従来の袋帯を示す平面図であり、同図において、1は袋帯、2は袋帯1のたれ先、3はお太鼓を形成した際に下から覗く袋帯1のたれ部、4は袋帯1の太鼓紋、5はお太鼓を形成する太鼓部、6は袋帯1の腹紋、7は腹紋部、8は袋帯1の手先、9は手先8を含む手先部である。 【0003】また、図2は仕立てられた従来のなごや帯を示す平面図であり、同図において、10はなごや帯、11はなごや帯10のたれ先、12はお太鼓を形成した際に下から覗くなごや帯10のたれ部、13はなごや帯10のオランダ線、14はなごや帯10の太鼓紋、15はお太鼓を形成する太鼓部、16はなごや帯10の腹紋、17は太鼓部幅の略半分幅の腹紋部、18はなごや帯10の手先、19はなごや帯10の無地、20は無地19と手先18とを含む手先部である。 【0004】そして、前記従来の袋帯1やなごや帯10には、帯の端から端まで紋様を織り出した全通、たれ先から形成されたお太鼓を通して前までと手先に紋様が出るように織り出した六通及びお太鼓と前に紋様が出るように織り出した太鼓柄等の種類がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記従来の袋帯やなごや帯等の帯は、和服着用者に礼装用や訪問着用として長きに渡って愛用されてきたが、近年、他の人の助けを借りなければ帯結びができない年配者も増え、また、帯結びの難しさから若者には敬遠され、帯の需要が低下しつつある。 【0006】もっとも、若者でも簡単に帯結びできるようにお太鼓を形成する部分と胴締めする部分とに2分割した帯が提供されてはいるが、この2分割した帯には帯を胴に回して締める際にお太鼓の位置がずれるという問題点や着用中に帯が緩むという問題点があった。 【0007】そこで、本発明者は、容易にお太鼓の位置合わせをすることができ、しかも簡単に帯結びすることができて着用中にも緩まない帯を提供することを技術的課題として、その具現化をはかるべく研究、実験を重ねた結果、帯をお太鼓を形成する部分とお太鼓を挟んで両側にそれぞれ取り付ける二つの部分との3つの部分に分割し、形成したお太鼓の部分の両側にそれぞれ他の二つの部分を取り付けて両側から回して着付ければお太鼓の位置がずれることなく簡単に帯結びすることができるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。即ち、本発明に係る帯は、たれ先を含むたれ部、お太鼓を形成する太鼓部、腹紋部及び手先を含む手先部とからなる帯であって、該帯が前記たれ部と前記太鼓部とを含む部分と前記腹紋部の部分と前記手先部の部分とに3分割されていると共に、該各部分に着脱可能な接合手段が縫着されてなるものである。 【0009】また、本発明は、前記帯において、たれ部と太鼓部とを含む部分にお太鼓が形成されているものである。 【0010】また、本発明は、前記帯において、手先部の部分の幅をたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅としたものである。 【0011】また、本発明は、手先部の部分の幅をたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅とした前記帯において、たれ部と太鼓部とを含む部分21には、該部分21を太鼓紋4が表にくるように長手方向にたれ先2を残して折りなしてお太鼓を形成した際に太鼓紋4の位置に対応したお太鼓内包の帯面21a に着脱可能な雌雄関係をなす対の第一接合手段の一方の接合手段25a が縫着されており、腹紋部の部分26には、腹紋6が表にくるように短手方向に二つ折りした際の当該二つ折りした腹紋部の部分26の表となる帯表面26c の長手方向一方端近傍26e に着脱可能な雌雄関係をなす対の第二接合手段の一方の接合手段30a が縫着されており、該一方端近傍26e の腹紋部の部分26の裏となる帯裏面26d に前記第一接合手段の一方の接合手段25a に接合させる第一接合手段の他方の接合手段25b が縫着されており、該第一接合手段の他方の接合手段25b の縫着位置から腹紋6寄りに着脱可能な雌雄関係をなす対の第三接合手段の一方の接合手段28a が縫着されており、腹紋部の部分26の裏となる帯裏面26d の他方端近傍26f に着脱可能な雌雄関係をなす対の第四接合手段の一方の接合手段29a が縫着されており、手先部の部分31には、該部分31の長手方向一方端側31c を前記たれ部と太鼓部とを含む部分21の幅より長めの長さに二つ折りして折り返し部32を形成した側の手先部の部分31の帯表面31a に前記第四接合手段の一方の接合手段29a に接合させる第四接合手段の他方の接合手段29b が縫着されており、手先部の部分31の他方端側31d の前記帯表面31a に前記第三接合手段の一方の接合手段28a に接合させる第三接合手段の他方の接合手段28b が縫着されており、前記折り返し部32の位置に対応した前記帯裏面31b に前記第二接合手段の一方の接合手段30a に接合させる第二接合手段の他方の接合手段30b が縫着されているものである。 【0012】また、本発明は、前記帯において、腹紋部の部分の幅をたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅とし、手先部の部分の幅をたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅としたものである。 【0013】さらに、本発明は、腹紋部の部分の幅をたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅とし、手先部の部分の幅をたれ部と太鼓部とを含む部分の幅の略半分幅とした前記帯において、たれ部と太鼓部とを含む部分34には、該部分34を太鼓紋14が表にくるように長手方向にたれ先11を残して折りなしてお太鼓を形成した際に太鼓紋14の位置に対応したお太鼓内包の帯面34b に着脱可能な雌雄関係をなす対の第一接合手段の一方の接合手段25a が縫着されており、腹紋部の部分35には、腹紋部の部分35の表となる帯表面35c の一方端近傍35e に着脱可能な雌雄関係をなす対の第二接合手段の一方の接合手段30a が縫着されており、該一方端近傍35e の腹紋部の部分35の裏となる帯裏面35d に前記第一接合手段の一方の接合手段25a に接合させる第一接合手段の他方の接合手段25b が縫着されており、該第一接合手段の他方の接合手段25b の縫着位置から腹紋16寄りに着脱可能な雌雄関係をなす対の第三接合手段の一方の接合手段28a が縫着されており、腹紋部の部分35の裏となる帯裏面35d の他方端近傍35f に着脱可能な雌雄関係をなす対の第四接合手段の一方の接合手段29a が縫着されており、手先部の部分36には、該部分36の長手方向一方端側36c を前記たれ部と太鼓部とを含む部分34の幅より長めの長さに二つ折りして折り返し部37を形成した側の手先部の部分36の帯表面36a に前記第四接合手段の一方の接合手段29a に接合させる第四接合手段の他方の接合手段29b が縫着されており、手先部の部分36の他方端側36d の前記帯表面36a に前記第三接合手段の一方の接合手段28a に接合させる第三接合手段の他方の接合手段28b が縫着されており、前記折り返し部37の位置に対応した前記帯裏面36bに前記第二接合手段の一方の接合手段30a に接合させる第二接合手段の他方の接合手段30b が縫着されているものである。 【0014】さらに、本発明は、接合手段を縫着した前記いずれかの帯において、接合手段をマジックテープとし、第三接合手段と第四接合手段とを長手方向に延伸する形状で縫着したものである。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 【0016】実施の形態1. 【0017】本実施の形態における帯は、図1に示す従来の袋帯1を3分割してなるものであり、図1を参照して説明する。 【0018】図3は本発明に係る帯におけるたれ先2を含むたれ部3とお太鼓を形成する太鼓部5とを含む部分(以下、「太鼓部パーツ」とも呼ぶ。)21を示す平面図、図4は図3に示す太鼓部パーツを説明する図であり、図4の(a)は二つ折りにした太鼓部パーツの平面図、図4の(b)は矢印方向から見た側面図であり、図5は図3に示す太鼓部パーツを説明する図であり、図5の(a)は図4の(a)に示す二つ折りした太鼓部パーツをさらに二つ折りにした太鼓部パーツの平面図、図5の(b)は矢印方向から見た側面図であり、図6は図3に示す太鼓部パーツを説明する図であり、図6の(a)はお太鼓を形成した太鼓部パーツの平面図、図6の(b)は矢印方向から見た側面図であり、図7は本発明に係る帯における腹紋6が形成されている腹紋部7の部分(以下、「腹紋部パーツ」とも呼ぶ。)26を示す平面図、図8は図7に示す腹紋部パーツを説明する図であり、図8の(a)は二つ折りにした腹紋部パーツの平面図、図8の(b)は矢印方向から見た側面図であり、図9は本発明に係る帯における手先8を含む手先部9の部分(以下、「手先部パーツ」とも呼ぶ。)31を示す一部省略平面図であり、図10は図9に示す手先部パーツの手先側を二つ折りにした手先部パーツの一部省略平面図、図11は本発明に係る帯を説明する図であり、図11の(a)はお太鼓が形成されている太鼓部パーツに腹紋部パーツを装着した一部省略平面図、図11の(b)はお太鼓が形成されている太鼓部パーツに手先部パーツを装着した一部省略平面図である。 【0019】図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、これらの図において、21は、図1に示すたれ先2を含むたれ部3とお太鼓を形成する太鼓部5とを含んで裁断・縫製された太鼓部パーツであり(図3参照)、21a は太鼓紋4の柄が織り込まれている太鼓部パーツ21の表面、21b は太鼓部パーツ21の裏面である。そして、たれ先2を残して太鼓紋4が表にくるように長手方向に二つ折りにした際に当接する太鼓部パーツ21の裏面21b の長手方向両端近傍には、それぞれ着脱可能な雌雄関係をなす第1の雄・雌マジックテープ22a ,22b が縫着されており、折り返し近傍の裏面21b には、それぞれ着脱可能な雌雄関係をなす第1の補助雄・雌マジックテープ23a ,23b が縫着されている。また、太鼓部パーツ21の表面21a のたれ先2近傍には第2の雄マジックテープ24a が縫着されており、前記二つ折りからたれ先2を残して太鼓紋4が表にくるようにたれ先2に向かってさらに二重に折りなしてお太鼓Aを形成した際に前記第2の雄マジックテープ24a と当接する表面21a の位置には第2の雄マジックテープ24a と着脱可能な雌雄関係をなす第2の雌マジックテープ24b が縫着されており(図5参照)、お太鼓Aを形成した際の太鼓紋4の位置に対応したお太鼓内包の帯表面(帯面)21a に第3の雄マジックテープ(着脱可能な雌雄関係をなす対の第一接合手段の一方の接合手段)25aが縫着されている(図6参照)。 【0020】26は、図1に示す腹紋6を含む腹紋部7を含んで裁断・縫製された腹紋部パーツであり(図7参照)、26a は腹紋6の柄が織り込まれている腹紋部パーツ26の表面、26b は腹紋部パーツ26の裏面、26c は、図8に示すように、腹紋6が表にくるように短手方向に二つ折りにした腹紋部パーツ26の帯結びした際に表となる帯表面、26d は裏となる帯裏面、26e は二つ折りにした腹紋部パーツ26の一方端近傍、26f は他方端近傍である。そして、腹紋6が表にくるように短手方向に二つ折りした際に腹紋部パーツ26の裏面26b 同志が当接する腹紋部パーツ26の長手方向両端近傍のそれぞれには着脱可能な雌雄関係をなす対の第4の雄・雌マジックテープ27a ,27b が縫着されており、二つ折りした腹紋部パーツ26の裏となる帯裏面26d の一方端近傍26e に前記第3の雄マジックテープ25a に接合させる第3の雌マジックテープ(第一接合手段の他方の接合手段)25b が縫着されており、該雌マジックテープ25b の縫着位置から腹紋6寄りに第5の雄マジックテープ(着脱可能な雌雄関係をなす対の第三接合手段の一方の接合手段)28a が長手方向に延伸する形状で縫着されており、裏となる帯裏面26d の他方端近傍26f に第6の雄マジックテープ(着脱可能な雌雄関係をなす対の第四接合手段の一方の接合手段)29a が長手方向に延伸する形状で縫着されており、二つ折りした腹紋部パーツ26の表となる帯表面26c の前記一方端近傍26e に第7の雄マジックテープ(着脱可能な雌雄関係をなす対の第二接合手段の一方の接合手段)30a が縫着されている。 【0021】31は、図1に示す手先8を含む手先部9を含んで裁断され、太鼓部パーツ幅の略半分幅に縫製された手先部パーツであり(図9参照)、31a は、図10に示すように、手先部パーツ31の手先側31c を長手方向に向かって太鼓部パーツ幅より長めの長さに折って折り返し部32を形成した側の手先部パーツ31の表面、31b は手先部パーツ31の裏面、31c は手先部パーツ31の手先側(一方端側)、31d は手先部パーツ31の他方端側である。そして、手先部パーツ31の手先側31c を長手方向に向かって太鼓部パーツ幅より長めの長さに折って折り返し部32を形成した際に折り返された手先部パーツ31の表面31a 同志が当接する位置に着脱可能な雌雄関係をなす対の第8の雄・雌マジックテープ33a ,33b が縫着されており、第8の雄・雌マジックテープ33a ,33b の縫着位置から他方端側31d 寄りの表面31a には腹紋部パーツ26の第6の雄マジックテープ29a に接合させる第6の雌マジックテープ(第四接合手段の他方の接合手段)29b が長手方向に延伸する形状で縫着されており、折り返し部32の位置に対応した手先部パーツ31の裏面31b には腹紋部パーツ26の第7の雄マジックテープ30a に接合させる第7の雌マジックテープ(第二接合手段の他方の接合手段)30b が縫着されており、手先部パーツ31の他方端側31d の表面31a には腹紋部パーツ26の第5の雄マジックテープ28a に接合させる第5の雌マジックテープ(第三接合手段の他方の接合手段)28b が長手方向に延伸する形状で縫着されている。 【0022】次に、帯結びについて説明する。先ず、図4に示すように、太鼓部パーツ21をたれ先2を残して太鼓紋4が表にくるように長手方向に二つ折りにして裏面21b の第1の雄マジックテープ22a と第1の雌マジックテープ22b とを接合すると共に、第1の補助雄マジックテープ23a と第1の補助雌マジックテープ23b とを接合し、続いて、図5に示すように、二つ折りから太鼓紋4が表にくるようにたれ先2に向かってさらに二重に折りなし、第2の雄マジックテープ24a と第2の雌マジックテープ24b とを接合し、図6に示すように、お太鼓Aを形成する。このとき、形成されたお太鼓Aの太鼓紋4の位置に対応したお太鼓内包の帯表面21a には第3の雄マジックテープ25aが位置付けられる。 【0023】次に、図8に示すように、腹紋部パーツ26を腹紋6が表にくるように短手方向に二つ折りして腹紋部パーツ26の裏面26b 同志を当接させ、第4の雄マジックテープ27a と第4の雌マジックテープ27b とを接合して太鼓部パーツ21の幅の略半分幅の腹紋部パーツ26を形成する。このとき、形成された二つ折り腹紋部パーツ26の、帯結びした際に表となる帯表面26c の一方端近傍26e には第7の雄マジックテープ30b が位置付けられると共に、裏となる帯裏面26d には第3の雌マジックテープ25b と第5の雄マジックテープ28a が位置付けられ、該裏となる帯裏面26d の他方端近傍26f には第6の雄マジックテープ29a が位置付けられる。 【0024】続いて、図10に示すように、手先部パーツ31の手先側31c を長手方向に向かって太鼓部パーツ幅より長めの長さに折って表面31a の第8の雄マジックテープ33a と第8の雌マジックテープ33b とを接合して折り返し部32を形成する。このとき、形成された折り返し部32の位置に対応した手先部パーツ31の裏面31b には第7の雌マジックテープ30b が位置付けられ、表面31a の他方端側31d には第5の雌マジックテープ28b が位置付けられ、表面31a の折り返し部32側には第6の雌マジックテープ29b が位置付けられる。 【0025】この後、図11の(a)に示すように、形成したお太鼓Aの左側から二つ折り腹紋部パーツ26を挿入してお太鼓内包の帯表面21a の第3の雄マジックテープ25aに二つ折り腹紋部パーツ26の第3の雌マジックテープ25b を接合する。続いて、図11の(b)に示すように、お太鼓Aの右側から折り返し部32を形成した手先部パーツ31を挿入して二つ折り腹紋部パーツ26の第7の雄マジックテープ30a に手先部パーツ31の第7の雌マジックテープ30b を接合する。この際、二つ折り腹紋部パーツ26の腹紋6が前にくるように二つ折り腹紋部パーツ26のお太鼓Aからの出具合を調節する。 【0026】そして、お太鼓Aを背中の中央に当てて手先部パーツ31を身体に添わせて前に回して手先部パーツ31の第5の雌マジックテープ28b を二つ折り腹紋部パーツ26の第5の雄マジックテープ28a に接合した後、二つ折り腹紋部パーツ26を手先部パーツ31の上から身体に添わせて前に回して二つ折り腹紋部パーツ26の第6の雄マジックテープ29a を手先部パーツ31の第6の雌マジックテープ29b に接合して固定する。 【0027】本実施の形態では、お太鼓を形成する部分とお太鼓を挟んで両側にそれぞれ取り付ける二本の部分との3本の部分から構成されているので、お太鼓を容易に形成することができ、形成したお太鼓の両側から前記二本の部分をそれぞれ出して両側から回して着付けることができるので、お太鼓の位置がずれることなく簡単に帯結びすることができる。また、前記二本の部分を接合するマジックテープは長手方向に延伸する形状で縫着されているので、身体に密着させた状態で帯同志を接合させることができ、着用中にも帯が緩むことがない。 【0028】なお、本実施の形態においては、太鼓部パーツがお太鼓を形成して縫着されてなるものであってもよい。 【0029】実施の形態2. 【0030】本実施の形態における帯は、図2に示す従来のなごや帯10を3分割してなるものであり、図2を参照して説明する。 【0031】図12は本発明に係る帯におけるたれ先11を含むたれ部12とお太鼓を形成する太鼓部15とを含む部分(以下、「太鼓部パーツ」とも呼ぶ。)を示す平面図、図13は図12に示す太鼓部パーツを説明する図であり、図13の(a)は二つ折りにした太鼓部パーツの平面図、図13の(b)は矢印方向から見た側面図であり、図14は図12に示す太鼓部パーツを説明する図であり、図14の(a)はお太鼓を形成した太鼓部パーツの平面図、図14の(b)は矢印方向から見た側面図であり、図15は本発明に係る帯における腹紋16が形成されている腹紋部17の部分(以下、「腹紋部パーツ」とも呼ぶ。)35を示す平面図、図16は本発明に係る帯における手先18と無地19とを含む手先部20の部分(以下、「手先部パーツ」とも呼ぶ。)36を示す一部省略平面図であり、図17は図16に示す手先部パーツの手先側を二つ折りにした手先部パーツの一部省略平面図である。 【0032】図2〜図11と同一符号は同一又は相当部分を示し、これらの図において、34は、図2に示すたれ先11とオランダ線13を含むたれ部12とお太鼓を形成する太鼓部15とを含んで裁断・縫製された太鼓部パーツであり(図12参照)、34a は太鼓紋14の柄が織り込まれている太鼓部パーツ34の表面、34b は太鼓部パーツ34の裏面である。そして、たれ先11を残して太鼓紋14が表にくるように長手方向に二つ折りにした際に当接する太鼓部パーツ34の裏面34b の長手方向両端近傍には、それぞれ着脱可能な雌雄関係をなす第1の雄・雌マジックテープ22a ,22b が縫着されている。また、オランダ線13より内側寄りの表面34a には第2の雄マジックテープ24a が縫着されており、前記二つ折りからたれ先11を残して太鼓紋14が表にくるようにたれ先11に向かってさらに二つ折りにしてお太鼓Aを形成した際に前記第2の雄マジックテープ24a と当接する表面34a の位置には第2の雄マジックテープ24a と着脱可能な雌雄関係をなす第2の雌マジックテープ24b が縫着されており(図13参照)、お太鼓Aを形成した際の太鼓紋14の位置に対応したお太鼓内包の帯裏面(帯面)34b に第3の雄マジックテープ(着脱可能な雌雄関係をなす対の第一接合手段の一方の接合手段)25a が縫着されている(図14参照)。 【0033】35は、図2に示す腹紋16を含む腹紋部17を含んで裁断・縫製された太鼓部パーツ幅の略半分幅の腹紋部パーツであり(図15参照)、35c は、帯結びした際に表となる帯表面、35d は裏となる帯裏面、35e は腹紋部パーツ35の一方端近傍、35f は他方端近傍である。そして、裏となる帯裏面35d の一方端近傍35e に前記第3の雄マジックテープ25a に接合させる第3の雌マジックテープ(第一接合手段の他方の接合手段)25b が縫着されており、該雌マジックテープ25b の縫着位置から腹紋16寄りに第5の雄マジックテープ(着脱可能な雌雄関係をなす対の第三接合手段の一方の接合手段)28a が長手方向に延伸する形状で縫着されており、裏となる帯表面35d の他方端近傍35f に第6の雄マジックテープ(着脱可能な雌雄関係をなす対の第四接合手段の一方の接合手段)29a が長手方向に延伸する形状で縫着されており、表となる帯表面35c の前記一方端近傍35e に第7の雄マジックテープ(着脱可能な雌雄関係をなす対の第二接合手段の一方の接合手段)30a が縫着されている。 【0034】36は、図2に示す無地19と手先18を含む手先部20を含んで裁断・縫製された太鼓部パーツ幅の略半分幅の手先部パーツであり(図16参照)、36a は、図17に示すように、手先部パーツ36の手先側36c を長手方向に向かって太鼓部パーツ幅より長めの長さに折って折り返し部37を形成した側の手先部パーツ36の表面、36bは手先部パーツ36の裏面、36c は手先部パーツ36の手先側(一方端側)、36d は手先部パーツ36の他方端側である。そして、手先部パーツ36の手先側36c を長手方向に向かって太鼓部パーツ幅より長めの長さに折って折り返し部37を形成した際に折り返された手先部パーツ36の表面36a 同志が当接する位置に着脱可能な雌雄関係をなす対の第8の雄・雌マジックテープ33a ,33b が縫着されており、第8の雄・雌マジックテープ33a ,33b の縫着位置から他方端側36d 寄りの表面36a には腹紋部パーツ35の第6の雄マジックテープ29a に接合させる第6の雌マジックテープ(第四接合手段の他方の接合手段)29b が長手方向に延伸する形状で縫着されており、折り返し部37の位置に対応した手先部パーツ36の裏面36b には腹紋部パーツ35の第7の雄マジックテープ30a に接合させる第7の雌マジックテープ(第二接合手段の他方の接合手段)30b が縫着されており、手先部パーツ36の他方端側36d の表面36a には腹紋部パーツ35の第5の雄マジックテープ28a に接合させる第5の雌マジックテープ(第三接合手段の他方の接合手段)28b が長手方向に延伸する形状で縫着されている。 【0035】次に、帯結びについて説明する。先ず、図13に示すように、太鼓部パーツ34のたれ部12を残して太鼓紋14が表にくるように長手方向に二つ折りにして裏面34b の第1の雄マジックテープ22a と第1の雌マジックテープ22b とを接合し、続いて、二つ折りから太鼓紋14が表にくるようにたれ先11に向かってさらに折って第2の雄マジックテープ24a と第2の雌マジックテープ24b とを接合し、図14に示すように、お太鼓Aを形成する。このとき、形成されたお太鼓Aの太鼓紋14の位置に対応したお太鼓内包の帯裏面34b には第3の雄マジックテープ25a が位置付けられる。 【0036】次に、図17に示すように、手先部パーツ36の手先側36c を長手方向に向かって太鼓部パーツ幅より長めの長さに折って表面36a の第8の雄マジックテープ33aと第8の雌マジックテープ33b とを接合して折り返し部37を形成する。このとき、形成された折り返し部37の位置に対応した手先部パーツ36の裏面36b には第7の雌マジックテープ30b が位置付けられ、表面36a の他方端側36d には第5の雌マジックテープ28b が位置付けられ、表面36a の折り返し部37側には第6の雌マジックテープ29b が位置付けられる。 【0037】この後、図11の(a)に示すように、形成したお太鼓Aの左側から腹紋部パーツ35を挿入してお太鼓内包の帯裏面34b の第3の雄マジックテープ25a に腹紋部パーツ35の第3の雌マジックテープ25b を接合する。続いて、図11の(b)に示すように、お太鼓Aの右側から折り返し部37を形成した手先部パーツ36を挿入して腹紋部パーツ35の第7の雄マジックテープ30a に手先部パーツ36の第7の雌マジックテープ30b を接合する。この際、腹紋部パーツ35の腹紋16が前にくるように腹紋部パーツ35のお太鼓Aからの出具合を調節する。 【0038】そして、お太鼓Aを背中の中央に当てて手先部パーツ36を身体に添わせて前に回して手先部パーツ36の第5の雌マジックテープ28b を腹紋部パーツ35の第5の雄マジックテープ28a に接合した後、腹紋部パーツ35を手先部パーツ36の上から身体に添わせて前に回して腹紋部パーツ35の第6の雄マジックテープ29a を手先部パーツ36の第6の雌マジックテープ29b に接合して固定する。 【0039】本実施の形態においても前記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。 【0040】なお、本実施の形態においては、太鼓部パーツが、太鼓部パーツの第2の雄マジックテープ24a と第2の雌マジックテープ24b とを縫着する位置同志が縫い合わされてお太鼓の大きさの自由度を残した状態の未完成なお太鼓形状に形成されてなるものであってもよい。 【0041】本発明における帯は袋帯、なごや帯、袋なごや帯の外、お太鼓を形成する帯であれはいずれの帯においても採用することができる。また、着脱可能な雌雄関係をなす接合手段として、マジックテープの外、凹凸からなるホックであってもよい。 【0042】 【実施例】実施例1. 【0043】図1及び図3〜図11を参照して本実施例について説明する。幅:鯨尺8寸(約30.2cm),全長:鯨尺1丈1尺6寸(約438.5cm )の仕立て済六通袋帯を用意した。当該袋帯はたれ先から鯨尺3寸(約11.3cm)の位置にオランダ線が有り、たれ先から鯨尺3尺5寸(約132.3cm )の位置に太鼓紋の中心が有り、たれ先から鯨尺6尺(約226.8cm )の位置に腹紋の中心が有り、たれ先から鯨尺7尺4寸(約279.7cm )の位置から手先に向かって鯨尺2尺8寸(約105.8cm )までは無地で残り1尺4寸(約52.9cm)が手先であった。 【0044】本仕立て済六通袋帯のたれ先2からオランダ線及び太鼓紋4を含んで鯨尺4尺8寸(約181.4cm )の位置で裁断・縫製して幅:鯨尺8寸の太鼓部パーツ21を得た。 【0045】そして、太鼓部パーツ21の裏面21b において、たれ先2から鯨尺4寸(約15cm)の位置に第1の雄マジックテープ22a を縫着し、たれ先2から鯨尺2尺1寸(約80cm)の位置に第1の補助雄マジックテープ23a を縫着し、たれ先2から鯨尺2尺8寸(約105cm )の位置に第1の補助雌マジックテープ23b を縫着し、たれ先2から鯨尺4尺6寸(約174cm )の位置に第1の雌マジックテープ22b を縫着した。また、太鼓部パーツ21の表面21a において、たれ先2から鯨尺5寸(約20cm)の位置に第2の雄マジックテープ24a を縫着し、たれ先2から鯨尺2尺1寸(約80cm)の位置に第3の雄マジックテープ25a を縫着し、たれ先2から鯨尺2尺9寸(約110cm )の位置に第2の雌マジックテープ24b を縫着した。 【0046】次に、太鼓部パーツ21を裁断した位置から腹紋6を含んで鯨尺2尺6寸(約98.3cm)の位置で裁断・縫製して幅:鯨尺8寸の腹紋部パーツ26を得た。 【0047】そして、腹紋部パーツ26の裏面26b において、太鼓部パーツ21を裁断した側の端から鯨尺1.3 寸(約5cm)の位置の短手方向両側の片側に第4の雄マジックテープ27a を縫着すると共にもう片側に第4の雌マジックテープ27b を縫着し、太鼓部パーツ21を裁断した側の端から鯨尺2尺4寸(約90cm)の位置の短手方向両側の片側に第4の雄マジックテープ27a を縫着すると共にもう片側に第4の雌マジックテープ27b を縫着した。また、腹紋部パーツ26の表面26a において、太鼓部パーツ21を裁断した側の端から鯨尺0.5 寸(約2cm)の位置の裏となる帯裏面26d に該位置から長さ:鯨尺5寸(約18cm),幅:鯨尺1.3 寸(約5cm)の第6の雄マジックテープ29a を腹紋6に向かって延伸する形状に縫着し、太鼓部パーツ21を裁断した側の端から鯨尺2尺1寸(約80cm)の位置の裏となる帯裏面26dに該位置から長さ:鯨尺4寸(約15cm),幅:鯨尺1.3 寸(約5cm)の第5の雄マジックテープ28a を腹紋6に向かって延伸する形状に縫着し、太鼓部パーツ21を裁断した側の端から鯨尺2尺4寸(約90cm)の位置の裏となる帯裏面26d に第3の雌マジックテープ25b を縫着し、太鼓部パーツ21を裁断した側の端から鯨尺2尺4寸(約90cm)の位置の表となる帯表面26c に第7の雄マジックテープ30aを縫着した。 【0048】残りの無地及び手先8を含んで全長:鯨尺4尺2寸(約158.8cm )を裁断し、短手方向に二つ折りして縫製し、長さ:鯨尺3尺6寸(約136cm ),幅:鯨尺4寸(約15cm)の手先部パーツ31とした。 【0049】そして、手先部パーツ31の表面31a において、手先端から鯨尺7寸(約26cm)の位置に第8の雄マジックテープ33a を縫着し、手先端から鯨尺1尺2寸(約45cm)の位置に第8の雌マジックテープ33b を縫着し、手先端から鯨尺1尺5寸(約54cm)の位置に該位置から長さ:鯨尺5寸(約18cm),幅:鯨尺1.3 寸(約5cm)の第6の雌マジックテープ29b を他方端側31d に向かって延伸する形状に縫着し、手先端から鯨尺3尺(約113cm )の位置に該位置から長さ:鯨尺6寸(約22cm),幅:鯨尺1.3 寸(約5cm)の第5の雌マジックテープ28b を他方端側31d に向かって延伸する形状に縫着した。また、手先部パーツ31の裏面31b において、手先端から鯨尺1尺3寸(約50cm)の位置に第7の雌マジックテープ30b を縫着した。 【0050】実施例2. 【0051】図2及び図11〜図17を参照して本実施例について説明する。幅:鯨尺9寸(約34.0cm),全長:鯨尺1丈2尺6寸(約476.5cm )の仕立て前六通なごや帯を用意した。当該なごや帯は裏地鯨尺2尺7寸(約102.1cm )の位置に裏地オランダ線が有り、該裏地オランダ線から鯨尺6寸(約22.7cm)の位置に表地オランダ線が有り、裏地オランダ線と表地オランダ線との中間の位置から鯨尺1尺8寸(約68.0cm)の位置に太鼓紋の中心が有り、前記中間の位置から鯨尺4尺5寸(約170.1cm )の位置に腹紋の中心が有り、残りは無地と手先であった。 【0052】本仕立て前六通なごや帯の裏地を前記中間の位置から裏へ折って裏地オランダ線と表地オランダ線とを合わせて縫製した。そして、形成されたたれ先11からオランダ線13及び太鼓紋14を含んで鯨尺3尺(約113cm )の位置で裁断・縫製して幅:鯨尺9寸の太鼓部パーツ34を得た。 【0053】そして、太鼓部パーツ34の裏面34b において、たれ先11から鯨尺4寸(約15cm)の位置に第1の雄マジックテープ22a を縫着し、たれ先11から鯨尺1尺1寸(約43cm)の位置に第3の雄マジックテープ25a を縫着し、たれ先11から鯨尺2尺8寸(約105cm )の位置に第1の雌マジックテープ22b を縫着した。また、太鼓部パーツ34の表面34a において、たれ先11から鯨尺5寸(約20cm)の位置に第2の雄マジックテープ24a を縫着し、たれ先11から鯨尺1尺(約37cm)の位置に第2の雌マジックテープ24b を縫着した。 【0054】次に、太鼓部パーツ34を裁断した位置から腹紋16を含んで鯨尺2尺8寸(約105.8cm )の位置で裁断・縫製して幅:鯨尺4.5 寸(約17.0cm)の腹紋部パーツ35を得た。 【0055】そして、腹紋部パーツ35の裏となる帯裏面35d において、太鼓部パーツ34を裁断した側の端から鯨尺1寸(約3cm)の位置に該位置から長さ:鯨尺4寸(約15cm),幅:鯨尺1.3 寸(約5cm)の第6の雄マジックテープ29a を腹紋16に向かって延伸する形状に縫着し、太鼓部パーツ34を裁断した側の端から鯨尺2尺3寸(約86cm)の位置に該位置から長さ:鯨尺4寸(約15cm),幅:鯨尺1.3 寸(約5cm)の第5の雄マジックテープ28a を腹紋16に向かって延伸する形状に縫着し、太鼓部パーツ34を裁断した側の端から鯨尺2尺5寸(約94cm)の位置に第3の雌マジックテープ25b を縫着した。また、腹紋部パーツ35の表となる帯表面35cにおいて、太鼓部パーツ34を裁断した側の端から鯨尺2尺5寸(約94cm)の位置に第7の雄マジックテープ30a を縫着した。 【0056】残りを手先から手先及び無地を含んで鯨尺3尺6寸(約130cm )の位置で裁断・縫製して幅:鯨尺4.5 寸の手先部パーツ36とした。 【0057】そして、手先部パーツ36の表面36a において、手先端から鯨尺9寸(約33cm)の位置に第8の雄マジックテープ33a を縫着し、手先端から鯨尺1尺1寸(約43cm)の位置に第8の雌マジックテープ33b を縫着し、手先端から鯨尺1尺3寸(約50cm)の位置に該位置から長さ:鯨尺4寸(約15cm),幅:鯨尺1.3 寸(約5cm)の第6の雌マジックテープ29b を他方端側36d に向かって延伸する形状に縫着し、手先端から鯨尺3尺(約113cm )の位置に該位置から長さ:鯨尺4寸(約15cm),幅:鯨尺1.3 寸(約5cm)の第5の雌マジックテープ28b を他方端側36d に向かって延伸する形状に縫着した。また、手先部パーツ31の裏面36b において、手先端から鯨尺1尺5寸(約56cm)の位置に第7の雌マジックテープ30b を縫着した。 【0058】 【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、袋帯、袋なごや帯及びなごや帯等と呼ばれている和装用の帯をお太鼓を形成する部分と腹紋部の部分と手先部の部分との3つの部分に分割したから、容易にお太鼓の位置合わせができ、簡単に帯結びすることができる。 【0059】従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598067887 【氏名又は名称】藤▲原▼ 泰三
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 順一
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| 【公開番号】 |
特開平11−323645 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月26日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−142311 |
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