| 【発明の名称】 |
レインパンツ |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 謙
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| 【要約】 |
【課題】面ファスナーを利用することにより裾部を簡単に絞ることができるレインパンツであって、裾まわりの長さの調節可能範囲が大きくて裾部を十分に絞ることができ、したがってスラックスの裾部がレインパンツからはみ出て汚れたり、股下が長くなって歩行時に裾部を引きずったりすることを防止することが可能なレインパンツを提供する。
【解決手段】裾部4の外面に面ファスナーの帯状の第1係合部材8をほぼ水平にした状態で固着し、かつ第1係合部材8の長手方向一端部10から一方側に離れた箇所に第1つまみ布片12の一端部14を固着する。そして、第1つまみ布片の裏面に第1係合部材と係合する面ファスナーの第2係合部材16を固着する。また、第1係合部材の長手方向他端部16から他方側に離れた箇所に第2つまみ布片20の一端部22を固着し、第2つまみ布片の裏面に第1係合部材と係合する面ファスナーの第3係合部材24、表面に第2係合部材と係合する面ファスナーの第4係合部材26をそれぞれ固着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 裾部の外面に面ファスナーの帯状の第1係合部材がほぼ水平な状態で固着され、かつ第1係合部材の長手方向一端部から一方側に離れた箇所に第1つまみ布片の一端部が固着され、この第1つまみ布片の裏面に第1係合部材と係合する面ファスナーの第2係合部材が固着されているとともに、第1係合部材の長手方向他端部から他方側に離れた箇所に第2つまみ布片の一端部が固着され、この第2つまみ布片の裏面に第1係合部材と係合する面ファスナーの第3係合部材、表面に第2係合部材と係合する面ファスナーの第4係合部材がそれぞれ固着されていることを特徴とするレインパンツ。 【請求項2】 裾部の外面に前記第3係合部材と係合する面ファスナーの第5係合部材が固着されている請求項1に記載のレインパンツ。 【請求項3】 第1つまみ布片の一端部と第2つまみ布片の一端部との間において、裾部に水平方向に伸縮する伸縮性を付与した請求項1又は2に記載のレインパンツ。 【請求項4】 面ファスナーの第1係合部材及び第1つまみ布片の一端部が裾部の外側外面に固着され、第2つまみ布片の一端部が裾部の内側外面に固着されている請求項1、2又は3に記載のレインパンツ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば降雨時にゴルフを行う場合などに着用されるレインパンツに関し、さらに詳述すると、着用した後に裾部を絞ることができるレインパンツに関する。 【0002】 【従来の技術】降雨時にゴルフを行う場合、レインブルゾン及びレインパンツからなるレインウェアを着用することが多い。レインブルゾンはセーターやシャツの上から着用するものであり、レインパンツはスラックスの上から着用するものである。 【0003】上記レインパンツには、着用した後に裾部を絞ることができるようにしたものがある。このタイプのレインパンツでは、裾部を絞って裾部の内側にスラックスの裾部を収容することにより、スラックスの裾部がレインパンツからはみ出て汚れることを防止したり、レインパンツの股下が長い場合に、裾部を絞って足首付近に裾部を保持することにより、股下の長さを調節したりすることができる。このように裾部を絞ることができるレインパンツとして、従来、図5及び図6に示すものがある。図5は上記レインパンツの裾部の外側外面を示す側面図、図6は図5Z−Z線に沿った拡大断面図である。 【0004】本例のレインパンツ52は、両裾部(図では一方の裾部54のみを示す)の裾布56の外側外面53に、面ファスナー(商品名マジックテープ)の一方の係合部材58を固着してある。また、一方の係合部材58の長手方向一端部60から一方側(図6矢印B方向側)に離れた箇所に、つまみ布片62の一端部64を固着してある。そして、つまみ布片62の裏面に面ファスナーの他方の係合部材66を固着し、この他方の係合部材66を一方の係合部材58の長手方向一端側に係合してある。 【0005】面ファスナーの一方の係合部材58は、幅2cm程度、長さ15cm程度の比較的長尺の帯状もので、水平にした状態で裾布56の外側外面53に固着してある。また、面ファスナーの他方の係合部材66は、幅2cm程度、長さ4cm程度の比較的短尺のもので、やはり水平にした状態でつまみ布片62の裏面に固着してある。 【0006】なお、図中70はレインパンツ52の裾部54を開くためのファスナー、72はファスナー70のつまみを示す。 【0007】本例のレインパンツは、スラックスの上から着用した後、つまみ布片62の他端部68を引っ張って面ファスナーの一方の係合部材58から他方の係合部材66を剥がした後、図7に示すように、他方の係合部材66を一方の係合部材58の長手方向他端側に係合させることにより、一方の係合部材58に対する他方の係合部材66の係合位置を変更して裾部54を絞るものである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】前述した従来のレインパンツでは、一方の係合部材58に対する他方の係合部材66の係合位置を、一方の係合部材58の長手方向一端側から他端側に変更することにより、裾部54を絞っている。したがって、裾部54を最大に絞った場合でも、裾まわり(裾部の周囲長さ)を短くすることができる長さは、図6に示した状態における他方の係合部材66の先端部67と、一方の係合部材58の長手方向他端部69との間の距離x程度である。実際、図5及び図6に示したレインパンツでは、距離xは11cm程度でしかない。 【0009】そのため、図5及び図6に示したレインパンツでは、裾まわりの長さの調節可能範囲が小さく、裾部を十分に絞ることができないので、裾部の内側にスラックスの裾部をうまく収容できずにスラックスの裾部がレインパンツからはみ出て汚れたり、足首付近に裾部が保持されないために股下が長くなって歩行時に裾部を引きずったりすることがあった。 【0010】これに対し、レインパンツの裾部を十分に絞ることができる手段として、裾部に裾ひもを通し、この裾ひもを結ぶ手段がある。しかし、この手段は、裾ひもを結んだりほどいたりする作業が面倒であった。 【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、面ファスナーを利用することにより裾部を簡単に絞ることができるレインパンツであって、裾まわりの長さの調節可能範囲が大きくて裾部を十分に絞ることができ、したがって前記のようにスラックスの裾部がレインパンツからはみ出て汚れたり、股下が長くなって歩行時に裾部を引きずったりすることを防止することが可能なレインパンツを提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達成するため、裾部の外面に面ファスナーの帯状の第1係合部材がほぼ水平な状態で固着され、かつ第1係合部材の長手方向一端部から一方側に離れた箇所に第1つまみ布片の一端部が固着され、この第1つまみ布片の裏面に第1係合部材と係合する面ファスナーの第2係合部材が固着されているとともに、第1係合部材の長手方向他端部から他方側に離れた箇所に第2つまみ布片の一端部が固着され、この第2つまみ布片の裏面に第1係合部材と係合する面ファスナーの第3係合部材、表面に第2係合部材と係合する面ファスナーの第4係合部材がそれぞれ固着されていることを特徴とするレインパンツを提供する。 【0013】本発明のレインパンツは、上述した構成を採用したので、下記■〜■の方法によって裾部を絞ることができる。 ■第1係合部材に対する第2係合部材の係合位置を変更する。 ■第3係合部材を第1係合部材の第2係合部材が係合していない箇所に係合する。 ■第2係合部材を第4係合部材に係合する。 ■第3係合部材を第1係合部材の任意箇所に係合するとともに、第2係合部材を第4係合部材に係合する。 【0014】したがって、本発明のレインパンツでは、前記■〜■の方法のいずれかを採ることにより、裾まわりの長さを広い範囲で調節することができる。また、通常、■や■の方法を採ると、裾まわりの長さを大きく低減して裾部を十分に絞ることができるので、裾部の内側にスラックスの裾部をうまく収容してスラックスの裾部がレインパンツからはみ出ることを防止したり、足首付近に裾部をうまく保持して股下の長さを調節したりすることが可能となる。また、特に■の方法では、第1係合部材に対する第3係合部材の係合位置を選択することにより、裾まわりの長さを適切に調節することが可能である。 【0015】本発明では、後述する実施形態例に示すように、下記(a)〜(c)の構成を採用することがより好適である。 (a)裾部の外面に、第3係合部材と係合する面ファスナーの第5係合部材を固着する構成。この構成によれば、第3係合部材と第5係合部材とを係合させることにより、第2つまみ布片を動かないように保持することができる。 【0016】(b)第1つまみ布片の一端部と第2つまみ布片の一端部との間において、裾部に水平方向に伸縮する伸縮性を付与する構成。この構成によれば、裾部を大きく絞ったときでも、上記伸縮性によって、着用者に足首が締め付けられるような感じを与えることを防止できる。 【0017】(c)面ファスナーの第1係合部材及び第1つまみ布片の一端部を裾部の外側外面に固着し、第2つまみ布片の一端部を裾部の内側外面に固着する構成。この構成によれば、本発明のレインパンツを着用した後に前記■〜■の作業を行うときに、該作業を行い易い。 【0018】 【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係るレインパンツの一実施形態例を示すもので、図1は上記レインパンツの裾部の外側外面を示す側面図、図2は同裾部の内側外面を示す側面図、図3は図1A−A線に沿った拡大断面図である。 【0019】本例のレインパンツ2は、両裾部(図では一方の裾部4のみを示す)の裾布6の外側外面3に、面ファスナー(商品名マジックテープ)の帯状の第1係合部材8を固着してある。また、前記第1係合部材8の長手方向一端部10から一方側(図3矢印B方向側)に離れた箇所に、第1つまみ布片12の一端部14を固着してある。そして、第1つまみ布片12の裏面に面ファスナーの第2係合部材16を固着し、この第2係合部材16を第1係合部材8の長手方向一端側に係合してある。 【0020】本例のレインパンツ2では、両裾部4の裾布6の内側外面5において、前記第1係合部材8の長手方向他端部18から他方側(図3矢印C方向側)に離れた箇所に、第2つまみ布片20の一端部22を固着してある。そして、この第2つまみ布片20の裏面に第1係合部材8と係合する面ファスナーの第3係合部材24、表面に第2係合部材16と係合する面ファスナーの第4係合部材26をそれぞれ固着してある。さらに、裾布6の内側外面5には、第3係合部材24と係合する面ファスナーの第5係合部材28を固着してある。 【0021】また、図示していないが、第1つまみ布片12の一端部14と第2つまみ布片20の一端部22との間の領域(図3で示す領域Y)において、裾布6にゴムが装着されており、これにより上記領域Yにおいて裾部4に水平方向に伸縮する伸縮性が付与されている。 【0022】面ファスナーの第1係合部材8は、幅1.5〜2.5cm程度、長さ7〜10cm程度の比較的長尺のもので、水平にした状態で裾布6の外側外面3に固着してある。第2係合部材16は、幅1.5〜2.5cm程度、長さ2.5〜4.5cm程度の比較的短尺のもので、やはり水平にした状態で第1つまみ布片12の裏面に固着してある。第3係合部材24は、幅1.5〜2.5cm程度、長さ2.5〜4.5cm程度の比較的短尺のもので、水平にした状態で第2つまみ布片20の裏面に固着してある。第4係合部材26は、幅1.5〜2.5cm程度、長さ4〜6cm程度のやや長尺のもので、水平にした状態で第2つまみ布片20の表面に固着してある。第5係合部材28は、幅1.5〜2.5cm程度、長さ2.5〜4.5cm程度の比較的短尺のもので、水平にした状態で裾布6の内側外面5に固着してある。 【0023】この場合、第1係合部材8、第4係合部材26及び第5係合部材28は、いずれも面ファスナーの一方の係合部材であって、同種のものである。また、第2係合部材16及び第3係合部材24は、いずれも面ファスナーの他方の係合部材であって、同種のものである。 【0024】なお、図中30はレインパンツ2の裾部4を開くためのファスナー、32はファスナー30のつまみを示す。 【0025】本例のレインパンツは、スラックスの上から着用した後、下記■〜■の方法によって裾部4を絞ることができる。 ■第3係合部材24と第5係合部材28とを係合させた状態で、第1係合部材8に対する第2係合部材16の係合位置を変更する。これは、前述した従来方法と同様である。 ■第3係合部材24を第5係合部材28から剥がした後、第2係合部材16を第1係合部材8の長手方向一端側に係合した状態で、第3係合部材24を第1係合部材8の長手方向他端側に係合する。 ■第2係合部材16を第1係合部材8から剥がした後、第3係合部材24と第5係合部材28とを係合させた状態で、第2係合部材16を第4係合部材26に係合する。 ■第2係合部材16を第1係合部材8から剥がすとともに、第3係合部材24を第5係合部材28から剥がした後、第3係合部材24を第1係合部材8の任意箇所に係合し、さらに第2係合部材16を第4係合部材26に係合する。 【0026】裾部を大きく絞ることができる点、及び、裾まわりの長さを適切に調節することができる点で特に好ましい前記■の方法についてさらに詳しく説明すると、第1つまみ布片12の他端部34を引っ張って第1係合部材8から第2係合部材16を剥がすとともに、第2つまみ布片20の他端部36を引っ張って第5係合部材28から第3係合部材24を剥がした後、図4に示すように、第3係合部材24を第1係合部材8の適宜箇所に係合し、さらに第2係合部材16を第4係合部材26に係合するものである。 【0027】なお、本発明において、面ファスナーの各係合部材の幅及び長さや、第1係合部材の長手方向一端部と第1つまみ布片の一端部との距離、第1係合部材の長手方向他端部と第2つまみ布片の一端部との距離等は、目的に応じて適宜決定することができる。また、前記実施形態例では第1係合部材と第5係合部材とを別体に形成したが、第1係合部材を長くして第1係合部材が第5係合部材の機能を備えるようにしてもよい。 【0028】 【発明の効果】以上のように、本発明のレインパンツは、裾まわりの長さの調節可能範囲が大きく、裾部を十分に絞ることができるので、スラックスの裾部がレインパンツからはみ出て汚れたり、股下が長くなって歩行時に裾部を引きずったりすることを防止することが可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592014104 【氏名又は名称】ブリヂストンスポーツ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】畑中 芳実 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−323621 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月26日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−121994 |
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