| 【発明の名称】 |
パジャマ |
| 【発明者】 |
【氏名】平光 耕三
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| 【要約】 |
【課題】患者が寝たきりで腕を動かすこともできないような状態でも、容易に脱がして着替えさせることができ、介護人の労力を軽減できるパジャマを提供する。
【解決手段】上衣部1とズボン部2とを一体化し、その上衣部1の前身頃における中央部に襟刳から腹部まで上下方向に第1のオープンファスナ3を設けるとともに、その第1のオープンファスナ3の下端位置からそれぞれ左右両側へ分かれてズボン部2の左右両脚部の裾まで達する第2及び第3のオープンファスナ4,5を設け、さらに、上衣部1における左右両側の袖部及び肩部にそれぞれ袖口から襟刳まで達する第4及び第5のオープンファスナ17,18を設けたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上衣部1とズボン部2とを一体化し、その上衣部1の前身頃における中央部に襟刳から腹部まで上下方向に第1のオープンファスナ3を設けるとともに、その第1のオープンファスナ3の下端位置からそれぞれ左右両側へ分かれてズボン部2の左右両脚部の裾まで達する第2及び第3のオープンファスナ4,5を設け、さらに、上衣部1における左右両側の袖部及び肩部にそれぞれ袖口から襟刳まで達する第4及び第5のオープンファスナ17,18を設けたことを特徴とするパジャマ【請求項2】 各オープンファスナ3,4,5,17,18のスライダ6に、起倒自在なレバー8と、当該レバー8に回転軸7を介して一体化し、レバー8を倒した状態でオープンファスナ3,4,5,17,18における隣接する2つの務歯11,12の間の間隙13に挿入し、レバー8を起した状態でその間隙13から脱出可能な爪9を一体的に設けて成る錠10を組み込んだことを特徴とする請求項1記載のパジャマ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はパジャマ、特に介護を必要とする痴呆症の老人の患者などに着用させるのに好適なパジャマに関する。 【0002】 【従来の技術】寝たきり患者に着用させるパジャマは、介護人が容易に着替えさせることができるものであることが望ましい。そこで、従来、このような要望に応えるために種々の介護用パジャマが考案されている。例えば、実開平6−39917号公報には、ズボンの両脚部分をそれぞれオープンファスナで開閉自在にするとともに前身頃の腹部から胸部までを同じくオープンファスナで開閉自在とし、さらに前身頃の胸部から衿元までを自動ロック機構付プッシュボタン等で閉じるように構成したパジャマが開示されている。 【0003】上記公知例のパジャマは、すべてのオープンファスナを開くことによって患者の胸、腹、及び脚を露出させることができるので、ある程度脱がせやすいという利点がある。しかしながら、患者が寝たきりで腕を動かすこともできないような場合は、袖から腕を抜くのも困難なので、完全に脱がして着替えさせる作業は介護人にとって極めて面倒であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、患者が寝たきりで腕を動かすこともできないような状態でも完全に脱がして着替えさせることが容易にでき、介護人の労力を軽減できるパジャマの提供を課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のパジャマは、上衣部1とズボン部2とを一体化し、その上衣部1の前身頃における中央部に襟刳から腹部まで上下方向に第1のオープンファスナ3を設けるとともに、その第1のオープンファスナ3の下端位置からそれぞれ左右両側へ分かれてズボン部2の左右両脚部の裾まで達する第2及び第3のオープンファスナ4,5を設け、さらに、上衣部1における左右両側の袖部及び肩部にそれぞれ袖口から襟刳まで達する第4及び第5のオープンファスナ17,18を設けたことを特徴とする構成としたものである。 【0006】また、痴呆症の老人の患者などは、自分で勝手にパジャマを脱いでしまったりオムツ内に手を入れて汚物に触れる等の行為をなすことがあり、このような行為を抑制する必要がある。 【0007】そこで、このような課題も一緒に解携するために、上記の構成に加えて、各オープンファスナ3,4,5,17,18のスライダ6に、起倒自在なレバー8と、当該レバー8に回転軸7を介して一体化し、レバー8を倒した状態でオープンファスナ3,4,5,17,18における隣接する2つの務歯11,12の間の間隙13に挿入し、レバー8を起した状態でその間隙13から脱出可能な爪9を一体的に設けて成る錠10を組み込んだ構成を採ることが好ましい。 【0008】 【実施例】以下、図示した本発明の実施例について説明する。まず、図1に示すように、本発明のパジャマは上衣部1とズボン部2とが一体的に接続した構造になっている。 【0009】そして、上衣部1における前身頃の中心部に襟刳から腹部まで上下方向に第1のオープンファスナ3を設けている。 【0010】また、第1のオープンファスナ3の下端位置からそれぞれ左右横方向へ向かう第2のオープンファスナ4と第3のオープンファスナ5を設けている。 【0011】第2及び第3のオープンファスナ4,5はそれぞれ腹部の中心部から脇腹方向へ向かったのち、向きを下側方向へ変えて、ズボン部2の両脚部分の外端に沿って下降し裾まで達している。 【0012】また、上衣部1における左右両側の袖部及び肩部には、それぞれ袖口から襟刳まで達する第4及び第5のオープンファスナ17,18を設けている。 【0013】上記のすべてのオープンファスナ3,4,5,17,18を開くと、パジャマの全体を展開することができて、パジャマを完全に脱いだ状態と同じになる。 【0014】なお、3つのオープンファスナ3,4,5が集中する腹部の中央位置には舌状片14を取付けている。この舌状片14には雄の面ファスナ16を設けている。この舌状片14は図2に示すように上方へ反転可能である。そして、上方へ反転した状態では、その雄の面ファスナ16を上記の第1のオープンファスナ3の下端両側位置に取付けた雌の面ファスナ15に係止することができる。これにより各オープンファスナ3,4,5の継ぎ目を舌状片14により覆うことができる。なお、この舌状片14は外側と内側にそれぞれ設けていて、外側の舌状片14は各オープンファスナ3,4,5の間に生じる隙間を隠蔽して外観の見栄えを良くし、又、内側の舌状片14は各オープンファスナ3,4,5の金具等が肌に直に接触するのを阻止して肌が痛くならないように防止することができる。 【0015】また、各オープンファスナ3,4,5,17,18は、図3〜図6に示すように、そのスライダ6に錠10を組み込んでいる。この錠10は、回転軸7の一端にレバー8を垂直に一体的に設けるとともに回転軸7の他端に爪9を同じく垂直に一体的に設けた構造になっている。この錠10は、レバー8がスライダ6の端部から露出し、回転軸7と爪9はスライダ6の内側に潜った状態に組み込まれ、レバー8が起倒自在になっている。そして、レバー8を倒すと、図3及び図4に示すように、爪9がオープンファスナ3,4,5,17,18における隣接する2つの務歯11,12の間の間隙13に挿入して施錠状態となり、逆にレバー8を起すと、図5及び図6に示すように、爪9が間隙13から脱出して解錠状態となり、施錠状態ではスライダ6が移動不能となり、解錠状態ではスライダ6が移動可能となるように構成されている。 【0016】 【発明の効果】本発明のパジャマは上記の通りであり、まず、5箇所すべてのオープンファスナ3,4,5,17,18を開くことにより、全体を展開して患者の体をすべて露出させることができるので、完全に脱いだ状態と同じになり、特に、患者が寝たきりで腕を動かすこともできないような場合でも袖から腕を抜く必要がなく、患者に着替えさせることが容易になり、介護人の労力を軽減できるという利点がある。また、請求項2記載のように構成することにより、オープンファスナ3,4,5,17,18を閉じて上記のように施錠することができるので、患者が自分でオープンファスナ3,4,5,17,18を開くことを阻止して、パジャマを勝手に脱いでしまったり、オムツ内に手を入れて汚物に触れることなどを防止することができる。また、介護人がオープンファスナ3,4,5,17,18を開閉する場合は、レバー8を起すという簡単な操作で解錠することができるので面倒がない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591149322 【氏名又は名称】滝清株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】杉山 泰三
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| 【公開番号】 |
特開平11−93006 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−272010 |
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