| 【発明の名称】 |
編成手袋と編成靴下 |
| 【発明者】 |
【氏名】安達 隆吉
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| 【要約】 |
【課題】身に付けることによって動きのある光を発し、柔らかい肌触りを失わせる事のない編成手袋と編成靴下の提供。
【解決手段】編成組織1の少なくとも一部に、該編成組織1を構成する原糸2と畜光性を持った発光糸3より成る複合糸4を以て編成して成る発光部5を設けた編成手袋と、編成組織1のくるぶし部から上の部位に、該編成組織1を構成する原糸2と畜光性又は光反射性を持った発光糸3より成る複合糸4を以て編成した発光部5を設けた編成靴下。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 編成組織(1)の少なくとも一部に、該編成組織(1)を構成する原糸(2)と畜光性を持った発光糸(3)より成る複合糸(4)を以て編成して成る発光部(5)を設けた編成手袋。 【請求項2】 編成組織(1)のくるぶし部から上の部位に、該編成組織(1)を構成する原糸(2)と畜光性又は光反射性を持った発光糸(3)より成る複合糸(4)を以て編成した発光部(5)を設けた編成靴下。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、暗所において光を発する編成手袋と編成靴下に関する。 【0002】 【従来の技術】発光部或いは反射部を設けることによって夜間通行する歩行者の認識を容易にする衣類等は、今日では、数多く提供されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今日の夜間街路においては、多くの発光物や反射物が設置されており、頭部、背部、胸部等、からだの中でも動きの少ない部位に発光部や反射部が設けられている従来の製品では、周囲の光に紛れて注意が払われにくいという問題点が新たに生まれてきている。又、従来の発光部や反射部は、テープ状の反射部材や畜光部材を別途縫い付けるものが一般的である為に、綿やナイロンの編成物にあっては、素材の持つ柔らかい肌触りや伸縮性を台無しにするという問題もあり、素材の柔らかさを保つべく外面に発光材を塗布したのでは、発光材が剥離する場合も多く、有効な発光を得られない例も多かった。 【0004】本発明は、上記実情に鑑みて成されたものであって、身に付けることによって動きのある光を発し、柔らかい肌触りを失わせる事のない編成手袋と編成靴下の提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために成された本発明による手段は、編成組織の少なくとも一部に、該編成組織を構成する原糸と畜光性を持った発光糸より成る複合糸を以て編成して成る発光部を設けたことを特徴とする編成手袋と、編成組織のくるぶし部から上の部位に、該編成組織を構成する原糸と畜光性又は光反射性を持った発光糸より成る複合糸を以て編成した発光部を設けたことを特徴とする季節によって装着が避けられることの無い編成靴下である。 【0006】前記手袋や靴下の原糸としては、綿をはじめとしてポリエステル等の合成樹脂が挙げられる。又、発光糸としては、蛍光顔料を配合した合成樹脂糸や反射材を被着した合成樹脂糸が挙げられる。発光部の形状は、通常の手袋や靴下と同様にストライプやチェック或いはワンポイント模様等を適宜選択すれば良いが、腕や足を取り巻くように設けることが望ましい。発光部の位置としては、目立つ部位ということが必要不可欠であり、その点では、広い領域に亘って設けることが望ましく、伸縮が頻繁でしわが寄り隠れる可能性もある関節部を避けることも望ましい。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明による編成靴下の実施の形態と、編成手袋の実施の形態を図面に基づき説明する。 【0008】図1は、足を包む袋状編成組織1の足首の部位に、該編成組織1を構成する原糸2たる綿糸と畜光性又は光反射性を持った発光糸3より成る複合糸4を以て編成した環状の発光部5を、当該足首を取り巻く様に設けた編成靴下であり、図2は、手を包む袋状編成組織1の掌を取り巻くように、該編成組織1を構成する原糸2たる綿糸と畜光性を持った発光糸3より成る複合糸4を以て編成して成る環状の発光部5を設けた編成手袋である。 【0009】畜光性を持った発光糸3は、アクリル系、ナイロン系或いはポリエステル系の合成樹脂に蛍光顔料を配合した素材から形成された糸である。蛍光顔料は、可視或いは可視外の短波長の電磁放射線を吸収し、所定波長の可視光線に変えて放出する顔料で、例えば、硫化亜鉛、硫化カドミウムが挙げられる。 【0010】光反射性を持った発光糸3は、図4の如くポリエステル系或いはナイロン系の基布6の表面に、ガラス粉末等の反射ビーズ7を強い接着剤を持って高密度に固着したフィルム8を形成し、該フィルムを、例えば0.3〜0.8mm幅程度に裁断したものである。基布6の表面には、反射層9として、非透明のアクリル系樹脂のコーティングが施され、光反射効率が高められている。 【0011】前記複合糸4は、上記発光糸3と原糸2たる綿糸とを平行に配し、或いはより合わせることによって形成すれば良いが、発光糸3の露出面積を高める上では、前者を採用して発光糸3ができる限り靴下や手袋の表面側に位置する様に編成することが望ましい。そうすることによって、発光部5以外を構成する原糸2が占める太さをより多く取ることができ、それによって肌触りもより向上する。 【0012】本発明による編成手袋と編成靴下は、以上の如く構成され、歩行者の手や足の動きに応じて図5及び図6の如く発光部5が耐えず移動し、自動車等の運転者の注意を好適に引き付けるのみ成らず、残像現象を以て実際の発光部5より各段に大きな光を、自動車等の運転者に認識させることとなる。その結果、比較的小さい発光部5でありながら、手袋又は靴下のいずれか一方を装着した場合であっても雨具等に大きな発光部5を付けた場合に優るとも劣らない歩行者早期発見の手助けとなる。 【0013】本発明においては、発光部5の柔らかさは十分に確保されるものの、特に、長距離歩行等の際に用いる靴下においては、柔らかさを僅かに損なうことが靴づれの発生を助長することとも成り兼ねないので、予防の意味で足首より上の伸縮が少ない箇所に発光部5を設けることがより望ましい。 【0014】 【発明の効果】以上のごとく本発明による編成手袋と編成靴下を使用すれば、身に付けることによって、発光部において柔らかい肌触りを失うことなく、自動的に光へ大きな動きが加えられ、運転者等の注意を引く作用を高めることができる。殊に、靴下にあっては、気候の寒暖に装着具合が左右されることもなく1年中に亘って前記目的を達成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391013036 【氏名又は名称】勝星産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 信道
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| 【公開番号】 |
特開平11−81012 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月26日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−237115 |
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