| 【発明の名称】 |
よだれ掛け |
| 【発明者】 |
【氏名】松下美奈子
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| 【要約】 |
【課題】乳児や幼児の出すよだれや食物のかすを吸収するとともに、特に肌荒れ防止を考慮したよだれ掛けを提供すること。
【解決手段】よだれ掛け50は、袋部51bが形成されたよだれ掛け本体51と、吸水シート・防漏シート・表面シートを含んでなる保護部材53とから構成され、保護部材53に形成されたポケット部53aをよだれ掛け本体51の袋部51bに収納する。そして保護部材53の前面折り返し部53bをよだれ掛け本体51の表側に、後面折り返し部53cをよだれ掛け本体51の裏側に配置させて乳児または幼児の首に掛けて使用する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成され、さらに、前記よだれ掛け本体の上端部で前記よだれ掛け本体の裏面に向かって配設される折り返し部が形成されることを特徴とするよだれ掛け。 【請求項2】 よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、前記よだれ掛け本体の表側に向かって配設され上方に開口部を有するポケット部と、前記よだれ掛け本体の裏側へ向かって配設される折り返し部とを有して形成されることを特徴とするよだれ掛け。 【請求項3】 よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記よだれ掛け本体の首当て部に上方に開口する袋部が形成され、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、前記よだれ掛け本体の表側と裏側への折り返し部と、両折り返し部の間に形成されるポケット部と、を有して、前記よだれ掛け本体の袋部に収納可能に形成されることを特徴とするよだれ掛け。 【請求項4】 よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体から突出する首掛け部と、を有し、前記よだれ掛け本体が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、首当て部に上方に開口するポケット部が形成され、前記首掛け部が、前記首当て部から突出するように配設されることを特徴とするよだれ掛け。 【請求項5】 前記保護部材の折り返し部に、肌荒れ防止手段が配設されることを特徴とする請求項1,2または3記載のよだれ掛け。 【請求項6】 前記よだれ掛け本体に、肌荒れ防止手段が配設されることを特徴とする請求項5記載のよだれ掛け。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、特に、乳児や幼児が着用するよだれ掛けに関する。 【0002】 【従来の技術】乳児や幼児が口から流すよだれあるいは食物は衣服や床を汚すだけでなく素肌の荒れを発生させてしまう。従来、よだれ掛けは布部材で形成され、よだれが乳児や幼児の胸部に流れないように首回りに巻いて着用している。しかし、よだれの多い乳児や幼児は特に顎の回りが荒れるため、よだれが出る度に母親はガーゼ等でふき取らなければならなかった。また、肌荒れした肌の部分にガーゼを当てると痛がって泣いてしまう。さらに、よだれや食物が付着したよだれ掛けは、洗うのに手間がかかるとともに素肌に水分を付着させるため、長時間の着用ができない。そのため、従来から使い捨てのよだれ掛けや吸水性を有するよだれ掛け等各種のよだれ掛けが提案されている。例えば、実開平1−70810号に示されるよだれ掛けは、不織布または合成樹脂製のシートで裏打ちされた1枚の吸水紙から形成され、実開昭63−183212号においては、よだれ掛け本体に替え布をよだれ掛け本体の上部から裏側に折り返す用に取り付けている。また、実開昭63−177908号では、吸水性ポリマーの一方の面に吸水性軟質パルプ紙を、他方の面にポリビニルシートを接着してエプロン状に形成しているよだれ掛けが提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記に記載した従来のよだれ掛けは、よだれの水分を吸収するもののいずれも逆洩れ防止としての機能を果たしていない。さらに、乳児や幼児の口から出るものはよだれだけでなく食物のかすも出るため、よだれ掛けで確実に回収する必要があった。従来からよだれ掛けにポケットが形成されているものも提案されているが、ポケットの位置が下方にあるため食物のかすを回収できにくい。このように、水分がしみ込んだよだれ掛けを長く着用するとやはり乳児や幼児の肌荒れの原因になり乳児や幼児の気分を害し不機嫌にさせてしまい、また、食物のかすは衣服や床を汚してしまっていた。 【0004】この発明は、上述の課題を解決するものであり、第1の目的は、衣服を汚すだけでなく肌に優しくまた肌荒れ防止のできるよだれ掛けを提供することであり、第2の目的は、よだれや食物のかすを確実に回収することであり、そのために改良されたよだれ掛けを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明にかかわるよだれ掛けでは、上記の課題を解決するために以下のように形成するものである。即ち、よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成され、さらに、前記よだれ掛け本体の上端部で前記よだれ掛け本体の裏面に向かって配設される折り返し部が形成されることを特徴とするものである。 【0006】また、この発明のよだれ掛けは、よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、前記よだれ掛け本体の表側に向かって配設され上方に開口部を有するポケット部と、前記よだれ掛け本体の裏側へ向かって配設される折り返し部とを有して形成されることを特徴とするものである。 【0007】さらにこの発明のよだれ掛けは、よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記よだれ掛け本体の首当て部に上方に開口する袋部が形成され、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、前記よだれ掛け本体の表側と裏側への折り返し部と、両折り返し部の間に形成されるポケット部と、を有して、前記よだれ掛け本体の袋部に収納可能に形成されることを特徴とするものである。 【0008】また、この発明のよだれ掛けは、よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体から突出する首掛け部と、を有し、前記よだれ掛け本体が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、首当て部に上方に開口するポケット部が形成され、前記首掛け部が、前記首当て部から突出するように配設されることを特徴とするものである。 【0009】また好ましくは、前記保護部材の折り返し部に、肌荒れ防止手段が配設されることを特徴とするものであればよい。 【0010】さらに好ましくは、前記よだれ掛け本体に、肌荒れ防止手段が配設されることを特徴とするものであってもよい。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0012】本発明のよだれ掛けは、乳児や幼児の顎下または首回りに吸水性を有するとともに逆洩れ防止部材を含む保護部材を当てることによって、滑らかな肌ざわりを与え、よだれあるいは食物のかすを吸収するとともに、肌荒れを防止できるようにするものである。 【0013】第1の形態のよだれ掛け1は、図1〜2に示すように、布部材で形成されたよだれ掛け本体2とよだれ掛け本体2に取着可能に形成されただるま状の保護部材3とからなっている。よだれ掛け本体2には、中央上端部の首当て部21の両側から乳児や幼児の首の回りを巻回して首の後部でマジックテープ22で止着する首掛け部23が形成されている。 【0014】保護部材3は、一般に知られている使い捨ておむつや生理用ナプキンで使用されているものと同様に構成され、図3に示すように、高吸収性ポリマーで形成された吸水シート31にポリエチレンをラミネートした液不透過性の防漏シート32が接着され、防漏シート32を覆うように液透過性の表面シート33が接着されて構成され、図中B面側にホットメルト粘着材34が貼付されている。 【0015】保護部材3は、小面積の上部と大面積の下部とを有するだるま状に形成され、上部を折り返して折り返し部3aを形成し、ホットメルト粘着材34が貼付されたB面側をよだれ掛け本体2に貼着する。そして、保護部材3を取り付けたよだれ掛け1を乳児や幼児に着用する。この際、保護部材3の折り返し部3aの図3中A面側を乳児や幼児の素肌側に向け、首当て部21を乳児や幼児の首回りに当てて2個の首かけ部23を乳児や幼児の首の後ろ側でマジックテープ22により係止させる。従って、乳児や幼児の肌には表面シート33が当接されるため、肌荒れを防止できよだれも肌につかない。なお、この保護部材3は使い捨てのため、適度に使用すればいつでも交換することができる。 【0016】第2の形態のよだれ掛け40は、図4〜6に示すように、保護部材41がポケット部を有して第1の形態のよだれ掛け本体2に取着可能に形成されている。保護部材41は、第1の形態の保護部材3の構成と同様に、高吸収性ポリマーで形成された吸水シート31と吸水シート31に接着されるポリエチレンをラミネートした液不透過性の防漏シート32と、防漏シート32を覆うように接着された液透過性の表面シート33とを有して構成され、よだれ掛け本体2の表側に配置されるポケット部42とよだれ掛け本体2の裏側に配置される折り返し部43とを有している。ポケット部42は、両端及び下端を閉じて上方が開口するように形成され、乳児や幼児の口の付近に位置するようにポケット部42の上端部が折り返し部43の上端部と略同一高さに位置するとともに、上端部には上部の開口を閉じないように小径のリング部材44が埋設されている。 【0017】このよだれ掛け40は、保護部材41の裏面側に貼付されたホットメルト粘着材34によりよだれ掛け本体2に、ポケット部42と折り返し部43間で挟持するように貼着する。従って、折り返し部43が乳児や幼児の肌に接触し、ポケット部42が口から出るよだれや食物のかすを受け入れる位置に配置される。そのため、乳児や幼児から出るよだれは保護部材41の吸水シート31で吸収され、食物のかすはポケット部42に収納される。しかも防漏シート32で逆洩れせず表面シート33で肌ざわりをよくしているため、乳児や幼児の肌荒れを防止できる。また、この保護部材41も第1の形態と同様使い捨てのため、ポケット部42に食物のかすがたまればいつでも交換することができる。 【0018】第3の形態のよだれ掛けは50は、図7〜8に示すようによだれ掛け本体51の首当て部51aの中央部に上方に開口する袋部51bが形成され、袋部51bに保護部材53が収納される。さらに、首当て部51aの両側に首掛け部51cが形成される。保護部材53は第1及び第2の形態と同様に構成され、袋部51bに収納されるポケット部53aと前面折り返し部53bと後面折り返し部53cとが形成されている。前面折り返し部53bはポケット部53aより下方に長く垂下され、後面折り返し部53cはポケット部53aと略同一長さに形成される。なお、ポケット部53aの上部には開口部を閉じないように第2の形態と同様に小径のリング部材を埋設するようにしてもよい。 【0019】また、この保護部材53は、よだれ掛け本体51の袋部51bにポケット部53aを収納することによって取り付け、ホットメルト粘着材34でよだれ掛け本体51に貼着し、乳児や幼児の首回りに首当て部51aを当て、首掛け部51cで乳児や幼児の首に止着する。ポケット部53aに食物のかすがたまれば、よだれ掛け本体51の袋部51bから取り出しいつでも交換することができる。 【0020】第4の形態のよだれ掛け60は、図9に示すように、よだれ掛け本体61が、高吸収性ポリマーで形成された吸水シート31と吸水シート31に接着されるポリエチレンをラミネートした液不透過性の防漏シート32と、防漏シート32を覆うように接着された液透過性の表面シート33とを有して構成され、首当て部61aの中央部に上方に開口されるポケット部62が形成されている。このよだれ掛け本体にはホットメルト粘着材を貼着する必要はない。そして、よだれ掛け本体61の首当て部61の両側から上方に向かって布部材の首掛け部63がよだれ掛け本体61と縫合するように設けられ、首掛け部63にそれぞれマジックテープ64が取り付けられ係止可能に形成されている。なお、首掛け部63は布部材でなくよだれ掛け本体60と同一構成のもので一体的に形成するものであってもよい。 【0021】第1〜4の形態のよだれ掛けには、保護部材3、41、53またはよだれ掛け本体61にそれぞれ肌荒れをさらに防止するための肌荒れ防止層が形成されてもよい。第1の形態における肌荒れ防止層37は、図10(a)(b)に示すように、保護部材3の折り返し部3aの外周縁部に、多孔状のビニールシート38に包まれたベビーパウダー39を表面シート33と防漏シート32との間に山盛り状に埋設して形成している。なお、肌あれ防止層37は折り返し部3aの外周縁部に限らず、折り返し部3aの全面でもよく、また、ランダムに埋設するようにしてもよい。 【0022】第2の形態による保護部材41の折り返し部43に形成される肌荒れ防止層及び第3の形態における保護部材53の後面折り返し部53cに形成される肌荒れ防止層も第1の形態における肌荒れ防止層37と同様に形成される。 【0023】また、第4の形態における肌荒れ防止層はよだれ掛け本体61の裏側面の首当て部63付近に多孔状のビニールシート38に包まれたベビーパウダー39を表面シート33と防漏シート32間にランダムに埋設すればよい。そしてこれらの肌荒れ防止層37が形成されたよだれ掛けは、よだれが多い時や交換する前に、乳児や幼児の顎部や首回りに肌荒れ防止層37で軽くたたくことによって、ビニールシート38の複数の孔を介してベビーパウダー39を付着させて肌荒れをさらに防止する。 【0024】なお、第1〜3の形態で使用される保護部材または第4の形態におけるよだれ掛け本体の構成は、吸水シート及び防漏シートを含んでいるものであれば、上記に限るものではない。 【0025】また、第2〜3の形態におけるポケット部の形状及び第4の形態のポケット部の形状は、食物のかすが収納されるものであれば上記に限るものではない。 【0026】さらに第1〜3の形態における保護部材とよだれ掛け本体との係止は保護部材に貼着するホットメルト粘着材でなくマジックテープを取りつけるようにしてもよい。 【0027】 【発明の効果】本発明によれば、よだれ掛けは、よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成され、さらに、前記よだれ掛け本体の上端部で前記よだれ掛け本体の裏面に向かって配設される折り返し部が形成されている。そして、折り返し部の上端部を乳児や幼児の首に当てて着用する。そのため、乳児や幼児の口から出すよだれは保護部材の吸水部材に吸収され、しかも逆洩れ防止手段によりよだれの水分が肌に付着しないので肌荒れを防止することができる。 【0028】また、このよだれ掛けは、よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、前記よだれ掛け本体の表側に向かって配設され上方に開口部を有するポケット部と、前記よだれ掛け本体の裏側へ向かって配設される折り返し部とを有して形成されている。そして、折り返し部の上端部を乳児や幼児の首に当てて着用する。そのため、乳児や幼児の口から出すよだれは保護部材の吸水部材に吸収され、しかも逆洩れ防止手段によりよだれの水分が肌に付着しないので肌荒れを防止することができるとともに、よだれや食物のかすはポケット部に収納されるため衣服や床を汚すことはない。 【0029】さらにこのよだれ掛けは、よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体に取着する保護部材とを有し、前記よだれ掛け本体の首回り部に上方に開口する袋部が形成され、前記保護部材が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、前記よだれ掛け本体の表側と裏側への折り返し部と、両折り返し部の間に形成されるポケット部と、を有して、前記よだれ掛け本体の袋部に収納可能に形成されている。そして、折り返し部の上端部を乳児や幼児の首に当てて着用する。そのため、乳児や幼児の口から出すよだれは保護部材の吸水部材に吸収され、しかも逆洩れ防止手段によりよだれの水分が肌に付着しないので肌荒れを防止することができるとともに、よだれや食物のかすはポケット部に収納されるため衣服や床を汚すことはない。 【0030】また、この発明のよだれ掛けは、よだれ掛け本体と、前記よだれ掛け本体から突出する首掛け部と、を有し、前記よだれ掛け本体が、吸水部材と逆洩れ防止手段とを有して形成されるとともに、首回り部に上方に開口するポケット部が形成され、前記首掛け部が、少なくとも首回りから両側に突出するように配設されている。そのため、乳児や幼児の口から出すよだれは保護部材の吸水部材に吸収され、しかも逆洩れ防止手段によりよだれの水分が肌に付着しないので肌荒れを防止することができるとともに、よだれや食物のかすはポケット部に収納されるため衣服や床を汚すことはない。 【0031】また、乳児や幼児の首回りに当接する保護部材の折り返し部やよだれ掛け本体に肌荒れ防止手段が設けれれていれば、さらに乳児や幼児の肌荒れを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598061737 【氏名又は名称】松下 美奈子
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】飯田 昭夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−323612 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月26日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−129324 |
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