| 【発明の名称】 |
竹輪のすわり形成方法及び装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】栗原 康夫
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| 【要約】 |
【課題】竹輪製造機における原料のすわり形成を均一迅速に行い品質のよい製品を製造する。
【解決手段】串杆に巻着した竹輪の成型原料の加熱焼成前に成型原料を電磁誘導加熱装置4の加熱とすわり形成室3の常圧高温過熱水蒸気による加熱とを併用することにより、竹輪の内外部を均質かつ効率よく加熱してすわり形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 竹輪の成型原料の加熱焼成に先立ち、前記成型原料を電磁誘導加熱手段と常圧高温過熱水蒸気加熱手段との併用によりすわりを形成することを特徴とする竹輪のすわり形成方法。 【請求項2】 電磁誘導加熱手段を常圧高温過熱水蒸気加熱手段の直前に行うことを特徴とする請求項1記載の竹輪のすわり形成方法及び装置。 【請求項3】 竹輪の加熱焼成装置に移送する前部分に、入口部に電磁誘導加熱装置を有する常圧高温過熱水蒸気によるすわり形成室を設置したことを特徴とする竹輪のすわり形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は水産練製品である竹輪のすわり形成方法とその装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】竹輪の製造手段は、串杆に巻着した竹輪の成型原料を移送しながら加熱してすわりを形成した後、ガスバーナー等でその表面を加熱焼成しているのが現状であり、前記すわり形成手段としては、従来蒸気加熱による方法、加熱焼成手段の余熱を利用する方法、更には特開平9−234026号公報や実用新案登録第3014351号公報に見られるように電磁誘導加熱による方法等が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記蒸気加熱方式は水の蒸発温度限界100℃の水蒸気による外側だけからの加熱であるため、成型原料の内外部を均一に加熱できないと共に表面に凝結水分が付着することにより殺菌効果も充分でなく非衛生であると共にすわり形成に時間を要し、また形成室も大型化する等問題点があり、また加熱焼成の余熱利用方式は加熱熱量が少ないので効率が悪く、しかも前記方式と同様に成型原料の内外部を均等に加熱できない等の欠陥があり、更に前記電磁誘導加熱方式は前二方式に比し短時間ですわり処理ができるが、成型原料を串杆内部から加熱するだけであるためこれまた成型原料の内外部を均質に加熱できないため品質のよい竹輪を製造することができない問題点がある。 【0004】これらの現状に鑑み、本発明は成型原料をその内部からの電磁誘導加熱手段と外部からの常圧高温過熱水蒸気による加熱手段との併用により、すわり形成を均一かつ効率よく行い品質のよい竹輪を製造するようにしたすわり形成方法とすわり形成装置を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するための本発明のすわり形成方法は、竹輪の成型原料の加熱焼成に先立ち、前記成型原料を電磁誘導加熱手段と常圧高温過熱水蒸気加熱手段との併用によりすわりを形成することを特徴とし、前記併用処理は同時に行うこともできるが、電磁誘導加熱手段の保全、保守管理上から常圧高温過熱水蒸気による加熱処理の直前に行うのが好ましく、また本発明のすわり形成装置は、竹輪の加熱焼成装置に移送する前部分に、入口部に電磁誘導加熱装置を有する常圧高温過熱水蒸気によるすわり形成室を設置したことを特徴とするものでありる。前記常圧高温過熱水蒸気とは、高圧でない大気圧下の飽和水蒸気を蒸気加熱器で100〜300℃に再加熱した過熱水蒸気であり、これをすわり形成室に供給噴射して竹輪の成型原料を外側から加熱してすわり形成を行うものである。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の詳細を説明すると、従来の竹輪の製造手段は、竹輪形成装置1で形成した成型原料Aを巻着したステンレス製串杆Bの両端部を一対の搬送チェーン等の移送手段2ですわり形成室3内に移送して加熱してすわりを形成した後、その下部に設けた焼成装置4でその表面を焼成せしめ、更に串抜装置5に移送して串杆Bを引抜いて竹輪を製造するように構成されている。 【0007】しかして本発明は前記すわり形成装置3の入口部の直前に電磁誘導加熱装置6が設置され、先ず成型原料Aの串杆B挿着部分である内部を電磁誘導加熱した後、成型原料を前記すわり形成装置3内に送り込み、該すわり形成装置3内に蒸気供給装置7から供給された100〜300℃の常圧高温過熱水蒸気によって前記成型原料Aの外側部を加熱して前記電磁誘導加熱との併用によりすわりを形成するものであり、このようにしてすわり形成処理をした成型原料Aは従来と同様にガスバーナーその他の焼成装置4に搬送しその表面を焼成して焼目を付した後更に串抜装置5に移送し串杆Bを引抜き竹輪を製造するものである。 【0008】前記のようにすわり形成処理における成型原料の外部加熱を特に常圧高温過熱水蒸気で行うことは、すわり形成室を高温の無酸素雰囲気に保持しながら高い保有熱量により短時間で迅速にすわり処理を行うことができ、前記成型原料の内部からの電磁誘導加熱との併用により、成型原料の内外を均質にすわり形成して弾力性のある品質のよい竹輪を製造できると共にすわり形成処理時間も短縮でき、またすわり形成室も小型化でき竹輪製造機をコンパクト化することができる。なお前記串杆Bには通常使用されているステンレスを使用することもできるが、カーボン含有量の多いステンレス串杆を使用すると一層好適である。 【0009】また前記電磁誘導加熱装置はすわり形成室内に設けることもできるが、構成が複雑になり、またその保全、保守管理も面倒であるためすわり形成室の直前に設けるのが取扱い及び構成上便利である。 【0010】ちなみに、標準品である長さ120mm、重量35gの竹輪原料に電磁誘導加熱により竹輪の串杆部分を20〜30℃に昇温せしめ、これを直ちに常圧過熱水蒸気で雰囲気温度80〜150℃に加熱することにより、従来方法のガス赤外線加熱方式に比し10分以下ですわりを形成することができると共にその製品も従来品に比し均一な弾力を有する良質のものが得られた。 【0011】 【発明の効果】本発明は竹輪製造におけるすわり形成処理を電磁誘導加熱と常圧高温過熱水蒸気の加熱との併用で行うことにより、串杆に巻着された成型原料を内外から均等にかつ効率よく短時間ですわりを形成して、弾力のある品質のよい竹輪を製造できると共に特に常圧高温過熱水蒸気による加熱は成型原料表面に水分の付着力も少なく衛生的でもある。 【0012】また本発明においては、すわり形成工程の電磁誘導加熱を常圧高温過熱水蒸気加熱と同時でなくその直前に行うことにより、夫々の加熱手段が制約されることなくその保全及び保守管理が容易でかつ取扱い並びに構成も簡易にすることができる。 【0013】更に本発明においては従来大きなスペースを必要としていたすわり形成室を小型化することができるため竹輪製造機を従来に比し著しく簡易コンパクト化をすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398052830 【氏名又は名称】株式会社セブン
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】中尾 俊輔
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| 【公開番号】 |
特開平11−299461 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−129693 |
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