| 【発明の名称】 |
冷菓製造装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】石井 武
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| 【要約】 |
【課題】ミックスの殺菌不良を極力防止することを目的とした。
【解決手段】ミックスを貯蔵するホッパー2と、このホッパー2より適宜供給されるミックスを冷却攪拌する冷却シリンダ8と、前記ホッパー2と前記冷却シリンダ8を冷菓製造のため冷却する冷却サイクル回路と加熱殺菌のため加熱する加熱サイクル回路とが、冷媒の流通方向を切替ることにより構成し得る冷凍装置とを備える冷菓製造装置1において、ホッパー2内のミックス温度を検出するホッパーセンサー32と、冷却シリンダ8内のミックス温度を検出する殺菌・保冷センサー38と、加熱殺菌時、所定時間経過し、前記ホッパーセンサー32及び殺菌・保冷センサー38が所定温度以上である場合、加熱殺菌を終了する冷菓製造装置1を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ミックスを貯蔵するホッパーと、このホッパーより適宜供給されるミックスを冷却攪拌する冷却シリンダと、前記ホッパーと前記冷却シリンダを冷菓製造のため冷却する冷却サイクル回路と加熱殺菌のため加熱する加熱サイクル回路とが、冷媒の流通方向を切替ることにより構成し得る冷凍装置とを備える冷菓製造装置において、ホッパー内のミックス温度を検出するホッパーセンサーと、冷却シリンダ内のミックス温度を検出する殺菌・保冷センサーと、加熱殺菌時、所定時間経過し、前記ホッパーセンサー及び殺菌・保冷センサーが共に所定温度以上である場合、加熱殺菌を終了することを特徴とする冷菓製造装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はソフトアイスクリーム等の冷菓を製造する装置に関し、特に、ミックスの加熱殺菌に係る冷菓製造装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の装置としては、実公昭63−20304号公報のように、コンプレッサー、凝縮器、絞り及びシリンダとミックスタンクに装備した冷却器からなる冷凍装置を備え、この冷凍装置の冷凍サイクルを四方弁により可逆させ、冷菓製造時には冷却器に液化冷媒を流してシリンダ、ミックスタンク(ホッパー)を冷却し、一方ミックス、装置の殺菌、洗浄時にはコンプレッサーからの高温冷媒ガス(ホットガス)を冷却器に導いて放熱させ冷却器を放熱器として作用させて、シリンダ、ミックスタンクの加熱を行なうものがある。ミックスは規定温度で規定時間、加熱されることを義務づけられている。具体的には、68℃以上で30分以上行なうことを必要とする。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】かかる加熱殺菌では、シリンダ及びホッパにそれぞれ温度センサー(殺菌・保冷センサー、ホッパーセンサー)が設けられているが、長期間の使用により温度センサーが劣化した場合、ミックスの殺菌が不十分となる可能性がある。 【0004】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、ミックスの殺菌不良を極力防止することを目的とした。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のでは、ミックスを貯蔵するホッパーと、このホッパーより適宜供給されるミックスを冷却攪拌する冷却シリンダと、前記ホッパーと前記冷却シリンダを冷菓製造のため冷却する冷却サイクル回路と加熱殺菌のため加熱する加熱サイクル回路とが、冷媒の流通方向を切替ることにより構成し得る冷凍装置とを備える冷菓製造装置において、ホッパー内のミックス温度を検出するホッパーセンサーと、冷却シリンダ内のミックス温度を検出する殺菌・保冷センサーと、加熱殺菌時、所定時間経過し、前記ホッパーセンサー及び殺菌・保冷センサーが共に所定温度以上である場合、加熱殺菌を終了する冷菓製造装置を提供する。 【0006】このように、加熱殺菌時にホッパーセンサー及び殺菌・保冷センサーの双方が加熱殺菌に必要な温度条件である場合のみ、加熱殺菌を終了することとするため、ミックスの加熱殺菌不良を防止することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例に係るソフトトクリーム製造装置の内部構成概略側面図、図2はそのソフトクリーム製造装置の正面図、図3は冷媒回路図を示したもので、同装置においては2種類のソフトクリーム、例えばバニラソフトクリームとチョコレートソフトクリームとが製造され、その為、図1に示す装置構成が2組設けられている。そして、抽出できるソフトクリームとしては、バニラソフトクリーム、チョコレートソフトクリーム、そしてこれらをミックスしたミックスソフトクリームの3種類が販売可能となっている。 【0008】まず、図1において1は装置本体、2は冷菓(ソフトクリーム)の原料、いわゆるミックスを貯溜するホッパーにして、ミックス補給時に取り外されるホッパーカバー3を有すと共に、ホッパー2の周囲に巻回したホッパー冷却コイル4にてミックスは保冷される。また、内底部に設けたインペラー5は、ホッパー2にミックスが所定量以上入れられ、前記ホッパー冷却コイル4に冷却時と逆に流れる冷媒ガス、すなわちホットガスにより加熱殺菌される時も回転駆動される。7はホッパー2にミックスが所定量以上あるか否かを検知するミックスレベルセンサーで、一対の導電極より成り、ミックスが不足し所定量以下であるとミックスを介する導通状態の遮断が検知されて後述する加熱殺菌行程を行なわないようホットガスの流通停止、又インペラーを回転させないようになっている。 【0009】8はミックス供給器9によりホッパー2から適宜供給されるミックスをビーター10により回転攪拌して冷菓を製造する冷却シリンダで、その周囲に蒸発器11を配している。ビーター10はビーターモータ12、駆動伝達ベルト、減速機13、回転軸を介して回転される。製造された冷菓は、フリーザードア14に配した取り出しレバー15を操作するとプランジャー16が上下動し、抽出路17を開にして取り出される。ここで、本装置では図2に示すように取出レバーが3個設けられている。 【0010】すなわち左の取出レバー15Aはバニラ用、右の取出レバー15Bはチョコレート用、そして中央の取出レバー15Cはバニラとチョコレートのミックス用という具合である。その為に、図3に示すように冷却シリンダ8Bがもう1つ設けられており、冷却シリンダ8Aはバニラソフトクリーム製造用、冷却シリンダ8Bはチョコレートソフトクリーム製造用となっていて、取出レバー15Aと冷却シリンダ8Aとはその間を抽出路17Aを介して連通し、又取出レバー15Bと冷却シリンダ8Bとはその間を抽出路17Bを介して連通する一対一の対応としてバニラとチョコレートの抽出をさせ、一方取出レバー15Cに対しては抽出路17C、17Cを介して双方の冷却シリンダ8A、8Bと連通関係とすることによってミックスソフトクリームの抽出を可能としている。尚、冷菓取出時には、それぞれのビーター10(他方は図示せず)が回転し冷菓の送出作用をも果たす。 【0011】次に、ホッパー2および冷却シリンダ8を冷却する冷凍装置について説明する。18はコンプレッサー、19はコンプレッサー18からの吐出冷媒を冷凍サイクル時(実線状態)、加熱サイクル時(点線状態)とで流れる向きを逆に切替る四方弁、20は水冷コンデンサーで逆止弁21を介して流入する高温、高圧の冷媒ガスを凝縮、液化して液化冷媒とする。液化冷媒は逆止弁22を経てドライヤー23より出ると二手に分かれ、一方は冷却シリンダ弁24、冷却シリンダ用キャピラリチューブ25を介して蒸発器11に流入して、ここで蒸発気化し冷却シリンダ8を冷却する。そして他方は冷却ホッパー弁26、前段のホッパー用キャピラリチューブ27を介してホッパー冷却コイル4に流入して、同様にここで蒸発気化しホッパー2を冷却した後、後段のキャピラリチューブ28を経て出ていく。 【0012】そして、冷却シリンダ8及びホッパー2を冷却した後の冷媒ガスはアキュムレーター30に合流後、四方弁19を介してコンプレッサー18に戻る冷凍サイクルを形成して、冷媒が実線方向に流れる冷却運転が行なわれる。ところで、この冷却運転において、良質の冷菓を得るべく冷却シリンダ8及びホッパー2を所定の設定値温度範囲(冷却シリンダ;約−3℃〜−8℃、ホッパー;5℃〜10℃)に冷却維持する必要がある。そのため、冷却シリンダ8の温度を検出するシリンダセンサー31を設け、このセンサー31により、予め設定した上限設定値温度で冷却シリンダ弁24をON(開)、コンプレッサー18をONして冷却を行ない、下限設定値温度でそれぞれ冷却ホッパー弁26の開、閉とコンプレッサー18のON、OFFを行なわす。但し、冷却シリンダ8の冷却が優先する制御となっており、冷却シリンダ弁24がOFFの条件のもので、冷却ホッパー弁26はONとなるようにしている。 【0013】上述した冷却運転の下で販売が成された後、閉店時には加熱方式によるミックスの殺菌を行なうこととなる。この場合には、冷凍装置を冷凍サイクルから加熱サイクルの運転に切替る。すなわち、四方弁19を操作して冷媒を点線矢印のように流す。すると、コンプレッサー18からの高温、高圧の冷媒ガスすなわちホットガスは四方弁19、アキュムレーター30を経て二手に分かれ、一方は蒸発器11に直接に他方は逆止弁33を介してホッパー冷却コイル4に流入して、それぞれにおいて放熱作用を生じ、規定の殺菌温度で所定時間、冷却シリンダ8、ホッパー2は加熱される。放熱後の液化冷媒はそれぞれホットガスシリンダ弁34、ホットガスホッパー弁35を介して合流後、水冷コンデンサー20にて気液分離し、冷媒ガスは並列に設けたリバース電磁弁36及びリバースキャピラリチューブ37を通り、四方弁19を経てコンプレッサー18にと戻る加熱サイクルを形成する。38は冷却シリンダ8の加熱温度を検知する殺菌・保冷センサーで、ミックスに対して規定の殺菌温度が維持されるように予め定めた所定範囲の上限、下限の設定温度値でホットガスシリンダ弁34及びコンプレッサー18をON、OFF制御する。 【0014】また、この殺菌・保冷センサー38は冷却シリンダ8の加熱温度を測定しているが、この測定温度はミックスの加熱温度とほぼ近いものと判断できるので、この殺菌・保冷センサー38をミックス温度検出センサーとして兼用する。そして以降説明上必要あるところではミックス温度検出センサーと言い換えて説明を行なう。本発明はこの殺菌・保冷センサー38が検出するミックス温度情報を利用してリバース弁36の開閉制御を行なうことも可能とした構成に特徴を有する。 【0015】また、ホッパー2の加熱制御は前記ホッパーセンサー32が兼用され冷却シリンダ8に設定した同一の設定温度値でホットガスホッパー弁35及びコンプレッサープレッサー18のON、OFF制御が行なわれるようになっている。また、前記した殺菌・保冷センサー38は、加熱殺菌後冷却に移行し、翌日の販売時点まである程度の低温状態、すなわち保冷温度(+8℃〜+10℃程度)に維持するようコンプレッサー18のON、OFF制御及び冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26のON、OFF制御をする。 【0016】尚、冷却シリンダ8には過冷却センサー40(図6参照)も付設されており、異常低温を検出するが、その機能については後述する。41は節水弁で、加熱サイクル時に、その終盤において、加熱負荷(冷却シリンダ、ホッパー)の減少により、冷媒ガスが高温状態で戻ってきてコンプレッサー18に流入することによる過負荷運転を防止すべく、水冷コンプレッサー20内の冷媒ガス圧を検知するガス圧センサー42を備え、所定ガス圧値を越えるとこのガス圧センサー42により節水弁41は開かれ、給水路43を通して水が一点鎖線矢印の如く流れ、高温冷媒ガスは放熱してコンプレッサー吸込圧を調節する。 【0017】同様にコンプレッサー18の高負荷運転を抑制するために後述するようにコンプレッサーモータ電流検出手段にて或いは前述の殺菌・保冷センサー38のミックス検出温度にて、リバース弁38を開閉制御する手段を講じている。44は電装箱、そして45は前ドレン受けである。また46は給水栓で、ミックス洗浄時に給水される。 【0018】図3は冷却シリンダ8A、8Bを2基備える本装置に係る冷媒回路図を示し、A種(バニラソフトクリーム)とB種(チョコレートソフトクリーム)の冷菓に合せて主要な同一構成要素には図1に示した同一番号にそれぞれA、Bを付記している。 【0019】ところで、装置本体1正面のフリーザードア14の上位位置には図2に示すように操作パネル50が配置されており、同操作パネル50は図4に示すように、殺菌スイッチ51、殺菌モニタ表示器52を中心として左右に同機能のスイッチ、表示器類が2組配置されている。すなわち、各組はA種の冷菓とB種の冷菓に対応している操作部である。 【0020】ここで各スイッチに付いて説明する。53は冷却運転スイッチでこれが押されると、冷却シリンダ及びホッパーの冷却温度を所定の設定温度範囲に冷却制御して冷菓を製造する。54は省エネ冷却運転スイッチで、客足の遠のく時間帯において押圧操作され、冷却温度を若干シフトアップした設定値温度で冷却制御して経済的な運転とする。55はデフロストスイッチで、冷却シリンダからのミックス回収の為に、ミックスを柔らかくして取り出すとき、或いは長時間販売されないために硬化したソフトクリームを再生するときに押圧操作され、その時ホットガスを流し冷却シリンダをある程度の温度に昇温させる。 【0021】この場合、回収時の方が軟化再生の場合より高く昇温する。56は洗浄スイッチで、これを押すと所定の限度時間ビーター10を回転駆動させるようになっており、デフロストの後ミックスを回収するとき、或いはミックス回収後、給水栓でホッパー、冷却シリンダ内に満たした水で洗浄する時に操作される。尚、ミックス回収時には洗浄スイッチ56が押された状態でデフロストスイッチ55が押されるとデフロストに入り、冷却シリンダ8内のミックスを柔らかくし、その後に再度の洗浄スイッチ55の押圧にてビーターを回転して排出される。 【0022】一方、ミックスの軟化再生時には冷却運転スイッチ53が押されている状態でデフロストスイッチ55が押されると、ミックスの軟化から再冷却へと自動的に移行するような使い方をする。51は殺菌スイッチで一日の営業修理時に押されて、ホットガスによる冷却シリンダ、ホッパーの加熱殺菌工程に入る。 【0023】ミックスの加熱殺菌に際しては、+68℃の加熱温度で30分以上との規定があり、それを満足すべく、本実施例では70度以上の温度で約30分としており、その殺菌過程を殺菌スタート時の0段階から殺菌完了時の4段階に分けて順次点滅移行する殺菌モニターランプL1、L1、L2、L3、L4(以降殺菌0〜4LEDと略す)を設けており、殺菌4LED L4は殺菌完了ランプとなっている。57は停止スイッチで全ての制御動作(冷却、デフロスト、洗浄、殺菌)をストップさせる。 【0024】58はミックス補給ランプで、前述したホッパー2内にミックスがミックスレベルセンサー7に触れていないような不足状況の時に点灯し、ミックスの補給をユーザーに報しめる。59は異常警報ランプで、前記したミックス切れ(この場合点滅して殺菌準備不良と表示)の他、種々の異常状況が発生したとき、点滅または点灯する。右側の各スイッチ及び各表示ランプなどに付いても同様である。 【0025】そして異常警報ランプ59で報らされる内容としては、断水、ビーターモータ過負荷リレー(OLR)動作、過冷却、軟化警報、殺菌準備不良、保冷不良、停電、殺菌不良、センサー不良等があるが、これらは装置本体1の前面下板1aを外すと、その内部に配されている図5に示す別の操作盤60にそれぞれ各装置に対応して設けた7セグメントの表示器61にそれぞれコード表示されるようになっている。コード表示内容は切替スイッチ62で送り表示される。63はビーターモータ12のリセット釦、64はシェーク/ソフト切替スイッチである。75、76はシェーク、ソフトに対応し温度調整用のボリュームである。 【0026】図6は、本実施例のソフトアイスクリーム製造装置に搭載されるシステム制御装置の構成図を示したもので、このシステム制御装置はソフトアイスクリーム製造装置正面から見て左右に配置される冷却シリンダ8A、8Bに対応してそれぞれ1つずつ計2つ存在するが、図ではそのうちの1つ右システムの制御装置についてのみ示し、他は図示を省略している。そしてこの1つの制御装置は制御基板70Aに構成され、もう1つの制御装置も他の制御基板70Bに構成されている。 【0027】システム制御装置を詳述するとシリンダセンサー31、ホッパーセンサー32、過冷却センサー40、殺菌・保冷センサー38からの信号、及びコンプレッサーモータ電流を検出する電流センサー71とビーターモータ電流を検出する電流センサー72からの信号が増巾回路73…を介しA−D変換器74に入力すると共に、このA−D変換器74には、ソフトアイスクリーム製造の場合に、それに適するように冷却シリンダの冷却温度を設定調整するソフト調整ボリューム75からの出力信号及びアイスクリームシェーク製造の場合に、それに適した冷却温度に設定調整するシェーク調整ボリューム76からの出力信号も入力されてA−D変換される。 【0028】ここで前記過冷却センサー40に付いて述べると、営業終了間近ではミックスの補給をせず、冷凍シリンダ内に入っているミックスのみで販売を続けると、冷却シリンダ内のミックスが徐々に少なくなり、冷却負荷(ミックス)が少なくなり、過冷却状態が起こる。すると蒸発器が所定温度まで低下するために過冷却センサー40が検知動作してデフロストに入るように制御する。 【0029】そしてデフロスト後、ミックスが追加されない場合には再度過冷却となり過冷却回数が2回あると、全ての動作を停止する安全保護の機能を持つ。またコンプレッサーに係る電流センサー71はコンプレッサーの吸込圧に追従する。すなわち、加熱サイクルの終盤に至ると、冷却シリンダでの熱交換が減少し、高温、高圧ガスとして戻り、コンプレッサーの過負荷状態となる。この電流値増大を検出してリバース弁36を閉じ、循環する冷媒流量を調整し、負荷軽減とする。 【0030】更にリバース弁36は殺菌・保冷センサー38が検出するミックス温度が、所定の温度値(60℃)を検出すると開放される。この制御が本発明の要旨となる。そして、ビーターモータに係る電流センサー72は、冷却によるミックスの硬さ状態で変化するビーターモータ電流を検知し、冷し過ぎで硬くなると冷却のみ停止し攪拌は続行し、そして冷菓が設定温度になったら攪拌を停止するように動作させ、ビーターモータの再始動時の負荷低減を図る機能に係わっている。CPU(中央演算処理装置)77はA−D変換器74より、変換したディジタル信号に応じた処理を実行する。 【0031】一方、CPU77にはバッファ78を介し、ミックス切れ信号、断水信号、コンプレッサー過負荷信号、ビーターモータ過負荷信号、A種冷菓抽出信号、B種冷菓抽出信号がそれぞれミックスレベルセンサー(電極)7と、ミックス切れ検出回路79、断水スイッチ80、コンプレッサー過負荷リレー(OLR)スイッチ81、ビーターモータ過負荷リレー(OLR)スイッチ82、抽出SW183、抽出SW284により入力する。更にバッファ78には電源周波数信号が電源周波数検出回路85を介して又、前記操作パネル50の各操作スイッチからのキー入力が入力してCPU77に入力する。 【0032】従って、CPU77はA−D変換器74からのディジタル信号、バッファ78からの信号に応じた処理を実行し、機器駆動停止命令、表示信号などを出力する。すなわち機器起動停止命令に関してはバッファ86を介しCPU77より制御指令が出力し、リレーRY1、RY2、RY3、RY4、RY5、RY6、RY7、RY8、RY9を作動し、その動作接点RY1、RY2、RY3、RY4、RY5、RY6、RY7、RY8、RY9により図7に示すようにコンプレッサーモータCM18M、ビーターモータBM12、ミックス攪拌モータKM6、冷却シリンダ弁F.S24、冷却ホッパー弁F.H26、ホットガスシリンダ弁H.S34、ホットガスホッパー弁F.H35、四方弁QV19、リバース弁RV36を駆動制御する。 【0033】そして、殺菌経過状況、ミックス切れ、装置の異常警報などが表示LED87に点灯、または点滅表示されると共に、異常内容は7セグメントの表示器61に表示される。更に、CPU77で処理、実行されている情報は伝送線88で他基板70B、すなわちB種冷菓のシステム制御装置との間で相互に通信し合っている。 【0034】以上、本実施例に係るソフトアイスクリーム製造装置は図1〜図7に示す装置構成及び制御回路構成となっているが、その稼働状況の実態を次に詳述する。 【0035】(I) 冷却運転または省エネ冷却運転(I)−1 通常の冷却動作冷却運転スイッチ53の押圧動作により、通常の冷凍サイクル、すなわち冷却シリンダ8をシリンダセンサー31により下限温度(設定値)、上限温度(設定値+1.5℃)の温度範囲で、又ホッパー2をホッパーセンサー32により+8℃〜+10℃の温度範囲で冷却されるように、コンプレッサー18、冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26及びビーターモータ12をON、OFF制御する。これにより、冷却シリンダ8内でソフトアイスクリームを製造し、販売の都度抽出する。 【0036】(I)−2 冷却不十分時の冷却制御補正動作この冷却運転(販売状態)において、下限設定値温度が低すぎぎて冷却が継続し、所定限度時間(30分)が経っても下限設定値温度に冷却されない場合に設定温度を若干シフトアップし、このシフト温度設定値を新たな設定温度として冷却運転制御し、更に満足しない場合に設定温度を若干シフトアップし、所定の限界設定温度(0℃)まで自動的に段階的にシフトして、冷却し過ぎによるソフトクリームの品質劣化を防止し、またコンプレッサー18の負荷、運転率を軽減し、その保護を図る。 【0037】(I)−3 省エネによる冷却動作夜間営業時、その他客足の遠のく時間帯において、ユーザーにより省エネ運転スイッチ54の選択操作があると、設定温度が通常冷凍サイクル時よりシフトアップされて、その設定温度値に基づく冷却運転制御が行なわれる(省エネ冷却運転)。 【0038】(I)−4 販売初期の冷却動作前日の営業終了の加熱殺菌を経て、翌日の販売初期時、一定個数(40個)のソフトクリームの売上げがあるまで、設定温度をシフトダウン(設定値−0.2℃)して、冷却制御する。これにより加熱殺菌を経て保冷温度にあるミックスを新鮮なミックスの場合より低い温度まで冷却し、販売初期からベタリのない良好なソフトクリームが取り出せる。 【0039】(II) 殺菌・保冷動作(II)−1 殺菌動作殺菌スイッチ52を押圧操作すると、ミックス切れの無い条件の下で始動し、四方弁19により冷凍サイクルから加熱サイクルに切り替わり、ホットガスが冷却シリンダ8、ホッパー2に供給されて加熱殺菌される。冷却シリンダ8、ホッパー2とも+70℃〜+72℃の加熱温度範囲で約40分の合計加熱時間を満足するように殺菌・保冷センサー38及びホッパーセンサー32の働きにより、コンプレッサー18、ホットガスシリンダ弁34、ホットガスホッパー弁35がON、OFF制御される。 【0040】加熱殺菌の行程は殺菌0〜4LEDにて表示され、スタート時に0LEDが点滅し、冷却シリンダ8の温度が+72℃に達すると1LEDの点滅となり、0LEDは点滅から点灯に切り換わる。+70℃以上の加熱時間が13分続く間1LEDの点滅を継続し、13分経つと1LEDは点灯に切り替わり2LEDの点滅に移る。移行13分毎に3LED、4LEDの点滅と続き、4LEDの点滅時点で約40分間(実際は13分×3=39分)の規定加熱状態を実施したこととなって殺菌操作を終了し保冷動作に移る。すなわち、4LEDの点滅は保冷動作に入ったことを表示している。 【0041】(II)−2 保冷動作殺菌動作から引き続く保冷動作では、所定時間(90分)内に所定温度(+13度)以下となる条件のもと、冷却シリンダ8、ホッパー2は+8℃〜+10℃の温度範囲で保冷されるように、殺菌・保冷センサー38及びホッパーセンサー32がコンプレッサーモータ18M、冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26をON、OFF制御する。 【0042】(III) 洗浄動作閉店時などに、洗浄スイッチ56が押されて動作する。ビーターモータ12を所定時間ONさせて、取出レバーを開放させてミックスを回収(排出)する。また回収後、ホッパー2、冷却シリンダ8に給水栓46により給水しビーター10により攪拌洗浄をする。 【0043】(IV) デフロスト(ミックス軟化作用)動作(IV)−1 ミックス回収時のデフロスト洗浄動作時にミックス回収を容易とするよう、冷却シリンダ8を所定温度(+5℃)にホットガスにて加温し、ミックスを柔らかくする。デフロストスイッチ55の押圧操作により動作し、加温制御は殺菌・保冷センサー38によるホットガスシリンダ弁のON、OFF制御にて成される。 【0044】(IV)−2 冷却(省エネ)運転時のデフロスト冷却運転時に、デフロストスイッチ55を押すと動作し、ホットガスにて冷却シリンダ8を加温してミックスを所定温度(+0℃)に昇温し、その後引き続き冷却運転を行ない、再び設定温度までミックスを冷却する。同様に加温制御は殺菌・保冷センサー38によって、ホットガスシリンダ弁34のON、OFF制御が成される。 【0045】以上の動作の他に所要の保護的動作がある。 【0046】(V)四方弁の保護動作冷却サイクル←→加熱サイクルの切替に係る四方弁19切換時に生じる冷媒管路中の液封やビビリ音を防止すべく、その切替直後、所定時間(30秒)冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26、H.Gシリンダ弁34、H.Gホッパー弁35を開放する。 【0047】(VI)ビーターモータ過電流保護冷しすぎにより硬くなった冷菓により、過負荷状態となった場合、その負荷状態を電流センサ72がビーターモータの電流値を検出することによって判断し、その電流値が設定値4、8Aを上回った時点で冷却のみを停止させ(コンプレッサープレッサーモータ(18M)OFF)、攪拌運転を続ける。。冷却シリンダ8内の冷菓の攪拌抵抗が少なくなり設定値4、2A以下となった時点で、再冷却(コンプレッサーモータ(18M)OFF)を行ない、シリンダセンサ31が設定温度に達するか冷却開始より設定時間が経過するまで継続される。これによりビーターモータが過負荷状況に陥る不都合を避ける。 【0048】(VII)加熱殺菌地のコンプレッサーの運転保護(リバース弁の制御) 本発明はこの場合の動作制御を特徴とするものである。加熱後期段階で加熱負荷低下に伴い、リバース弁36によりコンプレッサーへの吸入ガス量を調整(低減)してコンプレッサーの運転負荷を軽減する。そのため、コンプレッサーモータ電流を電流センサー71で検出し、所定値5、3A以上でリバース弁36をOFFし、所定値3、5A以下でリバース弁36をONとする。 【0049】またリバース弁36はミックス温度検出センサーの検出するミックス温度により開閉制御も成されるようにして、寒冷地での昇温動作が常温地と変わりなく達成するようにしており、その詳細は後述する。 【0050】以上の(I)〜(VII)の動作は、図6のシステム制御装置の下に実行され、その全体的な処理動作の流れは図8、図9のメインフローチャートに従って行なわれる。そして、図10、図11に殺菌動作のフローチャート、図12、図13に保冷動作のフローチャートを示し、また両動作に関連する機器のタイムチャートを図14に示す。 【0051】尚、冷却・省エネ運転動作のフローチャート、洗浄動作のフローチャート、軟化再生のためのデフロスト運転動作のフローチャート、そして四方弁の動作時保護及びビーターモータ過電流保護に係わる各フローチャートに関しては、直接本発明と関係しないので、その詳細は省略する。 【0052】まず、図8、図9のメインフローチャートに従い説明する。停止スイッチ57が押されたか否かを判断し(101)、YESならば、全ての動作フラグをセットし、全ての動作を停止する(102)。NOならば運転スイッチ53または省エネスイッチ54が押されたか否かを判断し(103)、YESならば殺菌動作フラグを見て(104)、殺菌動作フラグがリセットのNOならば運転・省エネ動作フラグをセットし、その他の動作フラグをリセットする(105)。 【0053】また、殺菌動作フラグがセットされ殺菌動作中なら、運転・省エネ動作フラグはセットされない。そして、判断(103)がNOならば、殺菌スイッチ51が押されたか否かを判断し(106)、YESならばミックス切れか否かを判断し(107)、NOのミックス切れでなかったら殺菌動作フラグをセットし、その他の動作フラグをリセットする(108)。 【0054】YESのミックス切れなら、殺菌準備不良表示を出力し(109)、殺菌動作フラグはセットされない。尚、この殺菌準備不良の表示は前記異常警報表示ランプ59に点滅され、また7セグメント表示器61にコード表示可能とされる。判断(106)がNOならば洗浄スイッチ56が押されたか否かを判断し(110)、YESならば殺菌動作フラグを見て(111)、殺菌動作フラグがリセットのNOなら、洗浄動作フラグをセットし、その他の動作フラグをリセットする(112)。 【0055】殺菌動作フラグがセットされ殺菌動作中なら、洗浄動作フラグはセットされない。判断(110)がNOならば、デフロストスイッチ55が押されたか否かを判断し(113)、YESならば殺菌動作フラグを見て(114)、殺菌動作フラグがリセットのNOなら、冷却・省エネ動作フラグまたは洗浄動作フラグを見て(115)、いずれかのフラグがセットされているYESのときデフロスト動作フラグをセットする(116)。 【0056】こうして、各スイッチの操作により各動作フラグはセットされる。そしてこのセットフラグにより各動作が実行される。即ち、冷却・省エネ動作フラグを見て(117)、フラグがセットされると冷却・省エネ動作を行ない(118)、リセットされると冷却・省エネ動作は停止する。殺菌動作フラグを見て(119)、フラグがセットされると殺菌動作を行ない(120)、リセットされると殺菌動作は停止する。 【0057】次に、洗浄動作フラグを見て(123)、フラグがセットされると洗浄動作を行い(124)、リセットされると洗浄動作は停止する。デフロスト動作フラグを見て(125)、フラグがセットされるとデフロスト動作を行ない(126)、リセットされるとデフロスト動作は停止する。各動作の実行後、四方弁の保護動作(127)、ビーターモータの過電流保護動作(128)、リバース弁の制御動作(129)をそれぞれ実行する。 【0058】殺菌動作の処理手順は図10、図11に示すフローチャートに従い行なわれ、またそのときの関連機器の動作タイミングは図14に示すとおりである。殺菌動作中はビーターモータ12は連続動作である。そして四方弁19も連続動作である。従って、ビーターモータON、四方弁ONの実行301の下、殺菌開始タイマーにより殺菌開始後の経過時間が2時間か否かを判断する(302)。加熱によりミックスは変質する可能性があるので、その限度時間を定めるよって、2次間経過すると、殺菌不良警報を出力し(303)、また時間経過後は、殺菌動作フラグをリセットし、保冷動作フラグをセットして(304)、保冷動作に移行する。判断(302)でNOならば、H.Gシリンダ弁34がONか否かを判断し(305)、又判断(306)(307)で、殺菌・保冷センサー温度が70℃以下のときH.Gシリンダ弁をONとし(309)、コンプレッサーモータ18MもONする。又、殺菌・保冷センサー温度が72℃以上のときは、次のH.Gホッパー弁35がONか否か判断する。 【0059】又、判断311、312でホッパーセンサー温度が72℃以上のとき、H.Gホッパー弁をOFFしてH.Gシリンダー弁もOFFし(313)、70℃以下のとき同弁をONとする(314)。そして、H.Gホッパー弁35がONのとき、コンプレッサーモータ18MもONする。 【0060】殺菌ステップカウンタを用い、殺菌行程を0〜4の5分割に分け、それぞれの進行状況を数字で表すようにする。従ってまず加熱スタート時はH.Gシリンダ弁34及びH.Gホッパー弁35はONして昇温し始める。最初、殺菌ステップカウンタは4でないので、判断(315)はNOとなり、更にステップカウンタ1に至ってないので、判断(316)はNOとされ、判断(317)(318)でH.Gシリンダ弁34、H.Gホッパー弁35が共にOFFとならない限り、すなわち殺菌・保冷センサー38及びホッパーセンサー32が72℃に達するまで、殺菌ステップカウンタは0であることを判断(319)され、殺菌0LEDを点滅させ、殺菌1〜4LEDを消灯する(320)。 【0061】換言すれば72℃に達すると殺菌ステップカウンタのカウントアップ(321)が行なわれ殺菌ステップカウンタは1となる。判断(316)でYESとなると、殺菌・保冷センサー及びホッパーセンサーが70℃以上であるか否かを判断し(322)(323)、主に70℃以上の場合、その継続時間が13分を経過したか否かを判断し(324)、経過していない場合は殺菌タイマーを積算し(325)、殺菌ステップカウンタは依然1であることを判断(326)され、殺菌0LED点灯、殺菌1LED点滅、殺菌2〜4LED消灯327を続行する。 【0062】ここで殺菌タイマー(13分積算タイマー)は殺菌・保冷センサー及びホッパーセンサーが70℃以上のときタイマーを積算し、70℃より低いとタイマー積算を停止する。判断324で13分経過となれば殺菌ステップカウンタをアップさせて2となり(328)、殺菌タイマーをクリアーする(329)。殺菌ステップカウンタが2であることを判断(330)すると、殺菌0、1LED点灯、殺菌2LED点滅、殺菌3、4LED消灯となる(331)。 【0063】以降同様にして判断(332)、処理(333)(334)により13分経過毎にステップアップし、殺菌3LED、殺菌4LEDの点滅へと移行する。よって殺菌ステップカウンタが4になると、殺菌行程終了となり、そのことは殺菌0〜3LED:点灯、殺菌4LED点滅にて表示されている。判断(315)で自己の殺菌行程終了となると、自己殺菌終了フラグをセットし通信で他基板70Bへ転送する処理を行なう。 【0064】一方もう片方の冷却シリンダ8B及びホッパー2Bの加熱殺菌行程も行なわれており、この他方の殺菌行程が終了すると、他基板70Bからその殺菌終了フラグがセットされて通信で送られてくる。従ってこの他基板からの殺菌終了フラグが送られてきたか否かを判断(336)し、送られて来て自己基板の殺菌行程と他基板の殺菌行程が終了すると、殺菌動作フラグをセットし、保冷動作フラグをセットする処理(304)を行なう。こうして殺菌動作を終了し保冷動作となる。 【0065】ここで処理(335)、判断(336)、処理(304)のフローは次のような利点を生む。すなわち、2冷却シリンダ8A、8Bの場合、中央の取出レバー15Cは粗放のシリンダ8A、8Bに連通する抽出路17C,17C(図3参照)を有している。従って各冷却シリンダ8A、8Bの殺菌行程の運転、停止を独立して制御すると、一方が加熱殺菌中で、他方が冷却運転中であると、中央のプランジャー15は冷却側の冷却されたミックスの影響を受けて、加熱側において殺菌温度に到達しない部分が生じてしまい殺菌不良となる可能性があった。これを、互いに相手の殺菌行程状況を通信し合うようにすることによって、双方の殺菌行程が完全に終了したことを確認して、初めて殺菌動作フラグをリセット、すなわち殺菌動作は共に停止させることにして、完全な殺菌を可能としている。 【0066】保冷動作の処理手順は図12、図13のフローチャートに従い行なわれる。殺菌・保冷センサーまたはホッパーセンサーで13℃以上であるか否かが判断(401)(402)され、13℃以上であると保安監視タイマーを作動させ、13度以上が連続90分経過したか否かを判断され(403)、経過すると保冷不良表示を出力する(404)。殺菌行程終了後、冷凍サイクルに切り替わり冷却(プルダウン)となるが、冷却動作に異常がなければ90分程度で13℃には至るものと見なして保冷不良の有無を判断している。従って90分以内に殺菌・保冷センサー及びホッパーセンサーが13℃より低くなると、保安監視タイマーをクリアーする(405)。すなわち保安監視タイマーによる保冷不良の判断動作なる。 【0067】次に冷却シリンダ弁がONか否かを判断し(406)、判断(407)(408)によって殺菌・保冷センサーが10℃以上のとき、冷却シリンダ弁及びビーターモータはONする(409)(410)。また8℃以下のとき、冷却シリンダ弁及びビーターモータはOFFする(411)(412)。そして冷却シリンダ弁がONのとき、コンプレッサーモータもONする。すなわち冷却シリンダ弁のON/OFF制御をする。続いて冷却ホッパー弁がONか否かを判断し(413)、判断(414)(415)によってホッパーセンサーが10℃以上のとき、冷却ホッパー弁はONする(416)。 【0068】また8℃以下のときはOFFする(417)。そして冷却ホッパー弁がONのとき、コンプレッサーモータもONする。すなわち冷却ホッパー弁のON/OFF制御をする。次に判断(418)で自己基板保冷終了フラグであるか否かを見て、判断(419)(420)で冷却シリンダ弁がOFFし、なおかつ、自己殺菌終了フラグがセットされているとき自己基板保冷フラグをセットする。 【0069】また自己基板保冷終了フラグがセットされると、通信で他方の基板へ転送する処理(421)を行なう。そして、判断(422)で他基板70Bから保冷終了フラグが通信で送られてくるか否かを見て、他基板70Bからも送られてくると殺菌後フラグをセットし(423)、全てのLED0〜4を点灯する(424)。従って判断418から始まるフローは前述の殺菌終了判別に係わる通信方法と同様で保冷終了判別及び相互通信に係わる動作フローとなっている。 【0070】本発明に係るリバース弁36の制御動作は図15のフロートに従い行なわれる。そしてミックス温度検出センサーがミックスの温度を検出し、ミックスが規定の殺菌温度(例えば72℃)にならず、それより低い温度で推移する状況の場合に、リバース弁36をOFFとさせるミックスの検出温度、すなわち所定の作動温度は60℃としている。初めに、低外気温、低水温でない通常条件(常温地)の時の制御動作を説明する。 【0071】加熱サイクルであることを判断901で確認する。確認されると(判断901のY)最初コンプレッサーモータ過電流フラグはなく、それ故判断902はNでまたミックスの温度も60℃以下であるから判断903もNである。従ってフローは判断904のコンプレッサーモータ過電流フラグの有無の判断に移行し、判断(905)(906)でコンプレッサーモータ電流が5.3A以上のとき過電流フラグをセットし(処理907)、リバース弁36をOFFする(処理908)。 【0072】これにより従来加熱殺菌時の終盤に生じる高温ガスのコンプレッサーへの入力により、コンプレッサーに悪影響を与えていたのが、その冷媒循環量をリバース弁の閉止により段階的に減らし、コンプレッサーを保護できる。一方、冷菓製造装置が寒冷地等、低外気温、低水温の条件下で稼働されている場合の制御動作は以下のようになる。判断901で加熱サイクルであることが確認される。加熱が行なわれコンプレッサーモータ過電流が5.3Aを越えない状況が続きしかもミックスの加熱温度は規定の温度以下での加熱状況にある。そこで、判断903でミックスの加熱温度がミックス温度検出センサーで看視し続けられて、ミックスの温度が60℃以上になった時に(判断903のY)、コンプレッサーモータ過電流フラグのセットを行ない(処理907)、リバース弁36をOFFとする(処理909)。リバース弁36をOFFとすると、コンプレッサー18からの吐出ガス温度は高まり、冷却シリンダ8は昇温され規定のミックス殺菌温度にまで到達するよう加熱が行なわれる。 【0073】コンプレッサー過電流フラグがセットされ(判断902のY),その後判断911によってミックス温度が58度以下とならない限りはリバース弁36はOFFとされ続けられて、加熱殺菌を継続する。ミックスの温度が58℃以下と検出されると(判断911のY)、コンプレッサーモータ電流に基づくリバース弁36の開閉制御へと移る。すなわち、判断904、判断905、判断906により、コンプレッサーモータ電流が5.3A以上でリバース弁36を閉じ3.5A以下の時、リバース弁36を開くという常温下での稼働と同じ制御が行なわれる。 【0074】こうして低外気温、低水温時であっても昇温時間を長引かせることなく、速やかに装置、ミックスの加熱殺菌が順調に行なえる。また、規定の殺菌温度よりいくぶん低く設定した所定温度にミックス温度がなった以降は適度に高い吐出温度のガスを循環供給して、温度変動の少ない加熱を行なうようにすることで、コンプレッサーに負荷変動を頻繁に与えることを制止でき、コンプレッサーの保護ができる。 【0075】即ち、本発明の請求項1では、ミックスを貯蔵するホッパー2と、このホッパー2より適宜供給されるミックスを冷却攪拌する冷却シリンダ8と、前記ホッパー2と前記冷却シリンダ8を冷菓製造のため冷却する冷却サイクル回路と加熱殺菌のため加熱する加熱サイクル回路とが、冷媒の流通方向を切替ることにより構成し得る冷凍装置とを備える冷菓製造装置1において、ホッパー2内のミックス温度を検出するホッパーセンサー32と、冷却シリンダ8内のミックス温度を検出する殺菌・保冷センサー38と、加熱殺菌時、所定時間経過し、前記ホッパーセンサー32及び殺菌・保冷センサー38の双方が共に所定温度以上である場合、加熱殺菌を終了する冷菓製造装置1を提供する。 【0076】このように、加熱殺菌時にホッパーセンサー32及び殺菌・保冷センサー38の双方が加熱殺菌に必要な温度条件である場合のみ、加熱殺菌を終了することとするため、ミックスの加熱殺菌不良を防止することができる。 【0077】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれば、ミックスを貯蔵するホッパーと、このホッパーより適宜供給されるミックスを冷却攪拌する冷却シリンダと、前記ホッパーと前記冷却シリンダを冷菓製造のため冷却する冷却サイクル回路と加熱殺菌のため加熱する加熱サイクル回路とが、冷媒の流通方向を切替ることにより構成し得る冷凍装置とを備える冷菓製造装置において、ホッパー内のミックス温度を検出するホッパーセンサーと、冷却シリンダ内のミックス温度を検出する殺菌・保冷センサーと、加熱殺菌時、所定時間経過し、前記ホッパーセンサー及び殺菌・保冷センサーが共に所定温度以上である場合、加熱殺菌を終了する冷菓製造装置を提供する。 【0078】このように、加熱殺菌時にホッパーセンサー及び殺菌・保冷センサーの双方が加熱殺菌に必要な温度条件である場合のみ、加熱殺菌を終了することとするため、ミックスの加熱殺菌不良を防止することができ、法定加熱殺菌を確実に行なうことができるる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月10日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】安富 耕二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−28060 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−185338 |
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