| 【発明の名称】 |
自動梱包装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 康次
【氏名】和田 克善
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| 【要約】 |
【課題】茶葉の充填された包装袋の梱包作業を、自動で行う自動梱包装置を提供する。
【解決手段】縦巻結束機10を有し、茶葉が充填された包装袋Sの上下端面S1のほぼ中心を通るように胴長方向に沿って縦巻結束を行う縦巻結束ライン2と、横巻結束機30を有し、前記胴長方向とほぼ直交する包装袋Sの胴側部S2の周方向に横巻結束を行う横巻結束ライン3とを具える。また前記縦巻結束ライン2は、包装袋Sの姿勢位置を変更する縦巻結束位置変更手段を適宜具える。更に前記縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3との間に縦巻結束と横巻結束との前記包装袋Sの姿勢変換を行う縦横結束姿勢変換手段Hを適宜具えることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 縦巻結束機を有し、茶葉が充填された包装袋の上下端面のほぼ中心を通るように胴長方向に沿って縦巻結束を行う縦巻結束ラインと、横巻結束機を有し、前記胴長方向とほぼ直交する包装袋の胴側部の周方向に横巻結束を行う横巻結束ラインとを具えて成ることを特徴とする自動梱包装置。 【請求項2】 前記縦巻結束ラインには、包装袋の上下端面において数本の結束材が放射状に交差して結束されるように、包装袋の姿勢位置を変更する縦巻結束位置変更手段を具えていることを特徴とする請求項1記載の自動梱包装置。 【請求項3】 前記縦巻結束ラインにおける縦巻結束位置変更手段は、傾倒自在な前半ベルトコンベヤと後半ベルトコンベヤとから成り、前記包装袋を横倒し状態で受け入れ、前半ベルトコンベヤと後半ベルトコンベヤとの間で包装袋の胴側部を挾持してこれら前半及び後半ベルトコンベヤを駆動して一定角度包装袋を回動させることを特徴とする請求項2記載の自動梱包装置。 【請求項4】 前記縦巻結束ラインと横巻結束ラインとの間に設けられ、縦巻結束と横巻結束との前記包装袋の姿勢変換を行う縦横結束姿勢変換手段を具えていることを特徴とする請求項1、2または3記載の自動梱包装置。 【請求項5】 前記縦巻結束ラインが最初に位置され、これに続いて横巻結束ラインが位置されることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の自動梱包装置。 【請求項6】 前記縦横結束姿勢変換手段は、縦巻結束ラインと横巻結束ラインとの連接をほぼ直角にして行うものであることを特徴とする請求項4または5記載の自動梱包装置。 【請求項7】 前記縦横結束姿勢変換手段は、包装袋を横倒し状態で一定角度回動する水平方向変換テーブルであることを特徴とする請求項4または5記載の自動梱包装置。 【請求項8】 前記縦巻結束ラインと横巻結束ラインとには、縦巻結束機と横巻結束機の個所に包装袋が送り込まれたことを検出し、包装袋の移送を止め縦巻結束機と横巻結束機による結束を開始させるための位置検出センサが具えられることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の自動梱包装置。 【請求項9】 前記縦巻結束機の個所には、包装袋を縦巻結束機の本体部へ押し出すとともに、結束バンドを包装袋の端面のほぼ中心に案内する先窄まり状の案内溝を有したバンド規正プレスが具えられ、前記案内溝の前方側は縦巻結束を行う際に包装袋の端面のほぼ中心に押し当てられ、この案内溝の後方側から結束バンドが差し込まれ、包装袋の端面のほぼ中心を通って巻回されるように案内されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の自動梱包装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は製茶加工された茶葉が充填された包装袋を自動にて梱包する装置に関するものである。 【0002】 【発明の背景】荒茶加工された茶葉を梱包するには、「大海」等と呼ばれる包装袋S′に茶葉を例えば30kgを規定量として充填し、まず上部の開口を折り畳み粘着テープT′等で封をする。そして図9(a)に示されるような一台の結束機Jを用いてこの包装袋S′を手でひっくり返しながら数本の結束材たるポリプロピレン製等の結束バンドB′によって結束して梱包を行っている。結束作業は具体的には、包装袋S′を立てた状態で、まず包装袋S′の上下端面S1′のほぼ中心を通るように胴長方向に沿って縦巻結束を一本行う。次に包装袋S′を手に持って縦巻結束位置が変更されるように回動して結束バンドB′が上下端面S1′において十字状や米字状等の放射状に交差するように一本または数本縦巻結束する。そして次に包装袋S′を手に持って横倒しとし、胴側部S2′の周方向に対しいわゆる俵締め状に横巻結束を行う。なおこの横巻結束は包装袋S′を手に持って横にずらしながら胴長方向に数本の結束を行う。 【0003】梱包態様としては、図9(a)に示すような包装袋S′の上下端面のほぼ中心を通る縦巻結束を二巻十字に行う十字結束や図9(b)に示すような四巻行う米字結束がある。また胴側部S2′の周方向に行う横巻結束は三本のほか、図9(c)に示すような二本結束等がある。そしてこのような梱包態様は、例えば充填された茶葉の嵩、すなわち包装袋S′の大きさ等によって適したものが選択される。 【0004】以上のような茶葉の充填された包装袋S′の梱包作業には、次のような問題点があった。例えば上述した梱包作業は、二人程度の作業員を必要とするが、製茶工場内における省力化の面からこの梱包作業を無人で自動で行われるようにしたい。また重い包装袋S′を手に抱えてひっくり返すような作業は、重労働であり、腰などの負担も大きい。更に上手に梱包を行うにはある程度経験が必要とされ、下手に梱包作業を行った場合には、結束バンドB′が外れてしまうようなことも生じる。 【0005】 【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景からなされたものであって、従来比較的重労働であり、経験も必要とされる茶葉の充填された包装袋の梱包作業を、自動で行う自動梱包装置の開発を試みたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の自動梱包装置は、縦巻結束機を有し、茶葉が充填された包装袋の上下端面のほぼ中心を通るように胴長方向に沿って縦巻結束を行う縦巻結束ラインと、横巻結束機を有し、前記胴長方向とほぼ直交する包装袋の胴側部の周方向に横巻結束を行う横巻結束ラインとを具えて成ることを特徴として成るものである。この発明によれば、包装袋の梱包の無人化が行え、茶工場における省力化、あるいは人手不足の解消が行える。また結束機を用いて作業員が包装袋を持ってひっくり返しながら上手に梱包するのは、ある程度経験が必要とされ、例えば下手に梱包を行った場合、バンドがすぐに外れてしまうようなこともあるが、本装置によればこのようなことがなくなる。また包装袋は30kg程度の重量を有するため、これを適宜手に抱えてひっくり返しながら梱包するのには、相応の力が必要とされ、腰の負担等も大きいが、本発明によればこのような重労働から開放される。 【0007】また請求項2記載の自動梱包装置は、前記要件に加え、前記縦巻結束ラインには、包装袋の上下端面において数本の結束材が放射状に交差して結束されるように、包装袋の姿勢位置を変更する縦巻結束位置変更手段を具えていることを特徴として成るものである。この発明によれば、縦巻結束が複数本なされるため、梱包がより強固なものとなる。また縦巻結束ライン上に縦巻結束機を複数基必要としなくなる。 【0008】更にまた請求項3記載の自動梱包装置は、前記請求項2記載の要件に加え、前記縦巻結束ラインにおける縦巻結束位置変更手段は、傾倒自在な前半ベルトコンベヤと後半ベルトコンベヤとから成り、前記包装袋を横倒し状態で受け入れ、前半ベルトコンベヤと後半ベルトコンベヤとの間で包装袋の胴側部を挾持してこれら前半及び後半ベルトコンベヤを駆動して一定角度包装袋を回動させることを特徴として成るものである。この発明によれば、縦巻結束位置変更手段は、移送と姿勢変更の二役を担っており、シンプルで無駄がなく、安価な実施が可能である。 【0009】また請求項4記載の自動梱包装置は、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記縦巻結束ラインと横巻結束ラインとの間に設けられ、縦巻結束と横巻結束との前記包装袋の姿勢変換を行う縦横結束姿勢変換手段を具えていることを特徴として成るものである。この発明によれば、縦横結束姿勢変換手段を具えるため、横巻結束機もしくは縦巻結束機を複雑な機構のものとしなくともよい。 【0010】更に請求項5記載の自動梱包装置は、前記請求項1、2、3または4記載の要件に加え、前記縦巻結束ラインが最初に位置され、これに続いて横巻結束ラインが位置されることを特徴として成るものである。この発明によれば、最初に縦巻結束がされ、その後横巻結束がなされるため、どちらかと言えば外れやすい縦巻結束の結束バンドが、横巻結束用の結束バンドによって留められ外れない。 【0011】更にまた請求項6記載の自動梱包装置は、前記請求項4または5記載の要件に加え、前記縦横結束姿勢変換手段は、縦巻結束ラインと横巻結束ラインとの連接をほぼ直角にして行うものであることを特徴として成るものである。この発明によれば、縦巻結束と横巻結束との変換を、縦巻結束ラインと横巻結束ラインとの配置のみで行うものであるため、簡単で安価な実施が行える。 【0012】更にまた請求項7記載の自動梱包装置は、前記請求項4または5記載の要件に加え、前記縦横結束姿勢変換手段は、包装袋を横倒し状態で一定角度回動する水平方向変換テーブルであることを特徴として成るものである。この発明によれば、縦巻結束ラインと横巻結束ラインとの連接角度が自由に設定できる。 【0013】更にまた請求項8記載の自動梱包装置は、前記請求項1、2、3、4、5、6または7記載の要件に加え、前記縦巻結束ラインと横巻結束ラインとには、縦巻結束機と横巻結束機の個所に包装袋が送り込まれたことを検出し、包装袋の移送を止め縦巻結束機と横巻結束機による結束を開始させるための位置検出センサが具えられることを特徴として成るものである。この発明によれば、正確に所定の位置に結束バンドを結束することが補助される。 【0014】更にまた請求項9記載の自動梱包装置は、前記請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の要件に加え、前記縦巻結束機の個所には、包装袋を縦巻結束機の本体部へ押し出すとともに、結束バンドを包装袋の端面のほぼ中心に案内する先窄まり状の案内溝を有したバンド規正プレスが具えられ、前記案内溝の前方側は縦巻結束を行う際に包装袋の端面のほぼ中心に押し当てられ、この案内溝の後方側から結束バンドが差し込まれ、包装袋の端面のほぼ中心を通って巻回されるように案内されることを特徴として成るものである。この発明によれば、包装袋の端面のほぼ中心を通るように結束バンドが巻回される。従って縦巻結束された結束バンドが外れにくい。 【0015】 【発明の実施の形態】 〔実施の形態1〕以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。図1、2に示すものが本発明の自動梱包装置の実施の形態1である。図中符号1で示すものが自動梱包装置であり、このものは、縦巻結束機10を有し、茶葉が充填された包装袋Sの上下端面S1のそれぞれほぼ中心を通るように胴長方向に沿って縦巻結束を行う縦巻結束ライン2と、横巻結束機30を有し包装袋Sの胴側部S2の周方向に横巻結束を行う横巻結束ライン3と、これら縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3との間に設けられ縦巻結束から横巻結束への前記包装袋Sの姿勢変換を行う縦横結束姿勢変換手段Hとを具えて成る。 【0016】まず自動梱包装置1の手前にあり、自動梱包装置1へ包装袋Sを供給する装置類について説明する。符号4は計量機であり、この個所で茶葉が粗充填された包装袋Sを計量しながら25kgや30kg等の規定充填重量値となるように茶葉の規定充填を行う。この計量機4に連接される機器は、ローラコンベヤ5であり、ここで作業者により包装袋Sの上辺を折り曲げて粘着テープTを貼り付け、上部開口に封をする。符号6に示す機器は第一送込装置であり、このものは前記計量機4上の包装袋Sを前記ローラコンベヤ5へ移送する。ローラコンベヤ5で封をされた包装袋Sは、作業者により転載台7に横倒しに転載され、第二送込装置8により本発明の自動梱包装置1の縦巻結束ライン2上に転動されて送られる。なお転載台7の個所には、片寄せ装置9が設けられており、縦巻結束ライン2上で包装袋Sが所定の姿勢位置となるように片寄せされる。なお以上の自動梱包装置1へ包装袋Sを供給する装置類については、一例として示したに過ぎず、計量機4以外は設けなくともよい。すなわち例えば計量機4での茶葉の計量充填がなされたなら、そのまま床上等で包装袋Sに封をして、直接本発明の自動梱包装置1の前方移送コンベヤ15上へ包装袋Sを転載するような実施の形態を採ることも好ましい。また同様にローラコンベヤ5から作業者が直接本発明の自動梱包装置1の前方移送コンベヤ15上へ包装袋Sを転載するような実施の形態を採ってもよい。 【0017】自動梱包装置1の各部材について具体的に説明する。まず縦巻結束ライン2について説明する。縦巻結束ライン2は、包装袋Sの上下端面S1方向の結束を行うものであり、縦巻結束機10と、縦巻結束機10の前段に設けられる前方移送コンベヤ15と、縦巻結束機10の後段に設けられる後方移送コンベヤ16と、縦巻結束機10の個所に設けられ包装袋Sを一定角度回動して姿勢を変更する縦巻結束位置変更手段たる姿勢変更コンベヤ20とを具えて成る。 【0018】前方及び後方移送コンベヤ15、16は、ベルトコンベヤを適用して成るものである。前方及び後方移送コンベヤ15、16の片側に示す部材はガイド板17であり、包装袋Sの移送姿勢を維持する。 【0019】縦巻結束機10について説明する。縦巻結束機10は、ポリプロピレン等の合成樹脂製の平帯状の結束バンドBを繰り出して、包装袋Sに巻回し、引き締めて熱溶着及び切断して結束するものである。具体的には、結束バンドBの繰り出し、引き締め、熱溶着、切断を行う本体部11と、包装袋Sへ結束バンドBを巻回するのにガイドの役割を果たすアーチガイド12と、結束バンドBの供給を行うバンドホイール13と、前記包装袋Sへ結束バンドBを巻回する際に、包装袋Sのほぼ中心を通って結束バンドBが結束されるように包装袋Sを本体部11側へ押し出すとともに先窄まり状の案内溝14aによって結束バンドBを案内するバンド規正プレス14とを具えている。 【0020】姿勢変更コンベヤ20について説明する。姿勢変更コンベヤ20は、前半ベルトコンベヤ21と後半ベルトコンベヤ22とを有し、これらが一例としてエアシリンダ21A、22Aにより図3に示すように側方から見てV形に傾斜可能とされている。もちろんこの傾斜を行う駆動装置としては、エアシリンダ21A、22Aのほか、モータシリンダその他の前半ベルトコンベヤ21と後半ベルトコンベヤ22の片側を持ち上げることのできる種々の装置を適用できる。 【0021】なお前記縦巻結束機10には、一例として包装袋Sが縦巻結束機10へ到達したことを、検出する位置検出センサ18が設けられる。位置検出センサ18としては、一例として投光器と受光器とから成る光電管スイッチを用いる。その他、赤外線センサ、超音波センサあるいは接触式センサのレバースイッチ等種々のセンサを用いることができる。この位置検出センサ18により包装袋Sが、縦巻結束機10へ到達したことを検出した場合、姿勢変更コンベヤ20の駆動を停止し、エアシリンダ21A、22Aにより前半ベルトコンベヤ21及び後半ベルトコンベヤ22を側面から見てV形となるように持ち上げ、縦巻結束機10による結束を開始する。 【0022】次に横巻結束ライン3について説明する。横巻結束ライン3は、包装袋Sの胴側部S2の周方向に結束バンドBを巻回して結束するもので、実際に結束を行う横巻結束機30と、この横巻結束機30の前段に設けられる前方移送コンベヤ35と、横巻結束機30の後段に設けられる後方移送コンベヤ36とを具えて成る。 【0023】前方及び後方移送コンベヤ35、36は、ベルトコンベヤを適用して成り、後述する横巻結束機30の本体部31側に傾斜して設置されている。また前方及び後方移送コンベヤ35、36の傾斜した側には、包装袋Sを支持するローラガイド37が設けられる。そして本発明の特徴として、この横巻結束ライン3の前方移送コンベヤ35と、前記縦巻結束ライン2の後方移送コンベヤ16とが、ほぼ直角に連接されており、この縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3との連接をほぼ直角にする配置を、本実施の形態においては縦横結束姿勢変換手段Hとしている。この縦横結束姿勢変換手段Hによって、前記包装袋Sの姿勢変換を行い、縦巻結束と横巻結束との切り換えを行う。 【0024】横巻結束機30は、前記縦巻結束機10とほぼ同様の構造を採り、本体部31、アーチガイド32、バンドホイール33等を具えて成る。なお前記縦巻結束機10に具えられたバンド規正プレス14は、横巻結束機30が包装袋Sの胴側部S2の周方向の結束を行うものであるため具えていない。横巻結束機30の周辺にも前記縦巻結束機10と同様に位置検出センサ38が設けられ、横巻結束機30へ包装袋Sが到達したことが検出される。なお本実施の形態では、横巻結束は三カ所に行うため、位置検出センサ38も第一、第二、第三位置検出センサ38A、38B、38Cが設けられる。因みに第一位置検出センサ38Aは包装袋Sの検出信号により縦巻結束機10の結束を開始させるものであり、第二及び第三位置検出センサ38B、38Cは包装袋Sの非検出信号により縦巻結束機10の結束を開始させるものである。 【0025】また符号Cに示す部材は、制御装置であり、前記縦巻結束ライン2及び横巻結束ライン3の装置類と位置検出センサ18、38に接続されている。 【0026】本発明に係る自動梱包装置1の具体的構造の一例は以上のようで、以下この作動態様を説明する。 (1)縦巻結束ラインへの送り込みまず自動梱包装置1の作動態様の説明の前に、縦巻結束ライン2へ包装袋Sが送り込まれる様子について説明する。計量機4で計量がなされながら充填茶葉の微調整が行われ、規定充填重量値ちょうどとされた包装袋Sは、第一送込装置6によりローラコンベヤ5へ送り出される。ローラコンベヤ5では、作業者によって包装袋Sの上辺が折り曲げられ、粘着テープTで留められる。このような封印作業がなされた包装袋Sは、作業者によって転載台7上に横倒し状態で置かれる。転載台7上の包装袋Sは、第二送込装置8により縦巻結束ライン2側へ押し出される。縦巻結束ライン2手前の転載台7上では、片寄せ装置9により、図2中上方に包装袋Sが片寄せされ、縦巻結束ライン2の前方移送コンベヤ15上へ送り込まれる。 【0027】(2)縦巻結束機までの移送包装袋Sは前方移送コンベヤ15を移送され、続いて連接された姿勢変更コンベヤ20へ移送される。位置検出センサ18によってアーチガイド12を通過しようとする包装袋Sが検出され、姿勢変更コンベヤ20の駆動が停止される。このときの包装袋Sの位置は、姿勢変更コンベヤ20の中央、すなわち前半ベルトコンベヤ21と後半ベルトコンベヤ22の間であって、包装袋Sの中心が縦巻結束機10のアーチガイド12で囲まれる面上に位置している。 【0028】(3)第一縦巻結束姿勢変更コンベヤ20の駆動が停止されたなら、エアシリンダ21A、22Aにより前半ベルトコンベヤ21及び後半ベルトコンベヤ22のそれぞれ片端を上方に持ち上げ、側方から見てV字形とする。なお結束を、姿勢変更コンベヤ20が平らのまま行ってもよいが、V字形とすることで包装袋Sが挾持され、結束時の安定がよい。更にバンド規正プレス14が伸張して、包装袋Sの端面S1を本体部11側へ押す。そして縦巻結束機10による結束が開始される。アーチガイド12により結束バンドBが案内されて包装袋Sへ巻回され、本体により引き締められて、結束バンドBの重なった個所が熱溶着されるとともに、切断されて結束を完了する。なお包装袋Sへ結束バンドBを巻回する際に、バンド規正プレス14の案内溝14aの後方側から結束バンドBが差し込まれ前方側へ案内されて巻回されるため、包装袋Sの端面S1中心に結束バンドBが位置して巻回される。 【0029】(4)縦巻結束位置変更手段による姿勢変更〜第二縦巻結束結束バンドBが一本結束されたら、次に包装袋Sを90°回動させてもう一本結束バンドBを結束する。いわゆる十字結束を行うためである。姿勢変更コンベヤ20の前半及び後半ベルトコンベヤ21、22を駆動する。包装袋Sを90°回動したところで前半及び後半ベルトコンベヤ21、22の駆動が停止される。なおこの駆動の停止は駆動ローラ等の回転数をセンサにより検出して行ってもよいし、タイマで時間を計測して停止するようにしてもよい。そして二本目の結束バンドBの結束が行われる。なお包装袋Sへ縦巻結束を四本行ういわゆる図9(b)に示されるような米字結束を行う場合には、60°回動させる姿勢変更並びに結束バンドBによる結束する作業を、二回繰り返す。縦巻結束が終了したなら前半及び後半ベルトコンベヤ21、22を平らに戻した状態で再度駆動し、包装袋Sを後方移送コンベヤ16に送り、横巻結束ライン3へ移動する。 【0030】(5)縦横結束姿勢変換後方移送コンベヤ16から移送された包装袋Sは横巻結束ライン3の前方移送コンベヤ35上に転載される。このとき縦巻結束から横巻結束に切り換えるための姿勢方向変換が行われる。すなわち縦巻結束ライン2では、包装袋Sの胴側部S2が進行方向に相対していたが、縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3とはほぼ直角に連接されているため、横巻結束ライン3では、包装袋Sの上面または面が進行方向に相対するように姿勢変換がなされる。前方移送コンベヤ35は、本体部31側へ傾斜しているため、包装袋Sも本体部31側に寄り、ローラガイド37に胴側部S2を支持されて移送される。 【0031】(6)横巻結束前記横巻結束ライン3の前方移送コンベヤ35で移送される包装袋Sは、横巻結束機30を通過しようとしたときにまず第一位置検出センサ38Aにより検出信号が送信され、前方及び後方移送コンベヤ35、36の駆動が停止される。このとき包装袋Sの前から四分の一ほどが、横巻結束機30のアーチガイド32で囲まれた面上に位置される。そして第一の横巻結束が行われる。第一の横巻結束が終了したら再び前方及び後方移送コンベヤ35、36が駆動される。次に第二位置検出センサ38Bの包装袋Sの非検出信号が送信されたら再び前方及び後方移送コンベヤ35、36の駆動を停止する。このとき包装袋Sの前から四分の二ほどが、横巻結束機30のアーチガイド32で囲まれた面上に位置される。そして第二の横巻結束が行われる。第二の横巻結束が終了したら再び前方及び後方移送コンベヤ35、36が駆動される。次に第三位置検出センサ38Cの包装袋Sの非検出信号が送信されたら、再び前方及び後方移送コンベヤ35、36の駆動を停止し、第三の横巻結束を行う。三本の横巻結束がなされたなら、後方移送コンベヤ36をそのまま移送され、適宜トラックの荷台等に積み込まれたり、床上にストックされる。 【0032】〔実施の形態2〕次に縦横結束姿勢変換手段Hとして水平方向変換テーブル40を使用した実施の形態2を図4(a)に基づき説明する。すなわち水平方向変換テーブル40が縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3との間に設けられる。縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3は、直列状態に連接されており、従って水平方向変換テーブル40は、90°の角度で回動するよう設定されている。なお縦横結束姿勢変換手段Hとして水平方向変換テーブル40を使用した場合には、縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3との連接角度は種々の角度で行えるものである。すなわち図4(b)に示されるように例えば上方から見て45°等、設置個所の都合等に合わせて配置を変更することが可能である。なお水平方向変換テーブル40以外の縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3の基本的な構造については、前述した実施の形態2と変わらない。 【0033】水平方向変換テーブル40の具体的な構造の一例について概略的に説明する。水平方向変換テーブル40は、一定角度回転自在であるとともに、十字方向に包装袋Sを移送可能な装置である。すなわち図5に示されるように水平方向変換テーブル40は、回転自在な回転テーブル40Aの上に固定状態に設けられたローラ式の受取コンベヤ41が設けられ、それぞれのローラ41aがチェーン等により駆動される。そしてこの受取コンベヤ41のローラ41aの間から、移送方向が直交するベルトコンベヤの送出コンベヤ42が設けられ、これらの送出コンベヤ42は受取コンベヤ41のローラ41aの間を上下動自在としている。 【0034】以上のように縦横結束姿勢変換手段Hを構成し、これを使用するにあたっては、まず包装袋Sが縦巻結束ライン2の後方移送コンベヤ16から水平方向変換テーブル40の受取コンベヤ41へ移送される。なお包装袋Sの受け取り時には、送出コンベヤ42は下がった状態である。次に回転テーブル40Aが90°回動する。そして送出コンベヤ42を上方に上げ包装袋Sを支持し、次いで送出コンベヤ42を駆動して上部に載せられた包装袋Sを横巻結束ライン3の前方移送コンベヤ35に送り出す。 【0035】なお水平方向変換テーブル40は上述したようなもののほか、例えば図6に示すようにベルトコンベヤ等の送出コンベヤ43のみを具えておき、包装袋Sの受け取りは、払出装置44により行うようにしてもよい。なお符号45に示す部材はストッパ板であり、包装袋Sの転動を一定位置で止める。 【0036】〔実施の形態3〕また図7に示される実施の形態3は、包装袋Sを立てた状態で縦巻結束を行う実施の形態を示すものである。すなわち縦巻結束ライン2の前方移送コンベヤ15上へ包装袋Sを載せる際に、立てた状態で載せる。縦巻結束機10の個所には、姿勢変更コンベヤ20に代えて、前記実施の形態2に示したような水平方向変換テーブル46が用いられ、十字結束や米字結束のための姿勢変更が行われる。なお縦巻結束から横巻結束への姿勢変換は、例えば縦巻結束ライン2の後方移送コンベヤ16から横巻結束ライン3の前方移送コンベヤ35への受渡し時に段差を設けて傾倒案内することにより行う。 【0037】〔実施の形態4〕また図8に示される実施の形態4は、姿勢変換を行わないで縦巻結束及び横巻結束を行う実施の形態を示すものである。具体的には、縦巻結束ライン2は前記実施の形態3と変わりなく、包装袋Sを立てた状態で縦巻結束を行う。そして横巻結束ライン3には、アーチガイド47aが水平に姿勢設定され且つ上下動する横巻結束機47が具えられる。この横巻結束機47により包装袋Sが立った状態で、上方からアーチガイド47aが降り、例えば異なる高さ位置に三本の結束バンドBが結束される。 【0038】 【発明の効果】請求項1記載の自動梱包装置によれば、縦巻結束機10を有し、茶葉が充填投入された包装袋Sの上下端面S1のほぼ中心を通るように胴長方向に沿って縦巻結束を行う縦巻結束ライン2と、横巻結束機30、47を有し、胴側部S2の周方向の結束を行う横巻結束ライン3とを具えて成るため、包装袋Sの梱包の無人化が行え、茶工場における省力化、あるいは人手不足の解消も行える。また結束機を用いて作業員が包装袋Sを持ってひっくり返しながら上手に梱包するのは、ある程度経験が必要とされ、例えば下手な梱包を行った場合、バンドがすぐに外れてしまうようなこともあるが、本装置によればこのようなことがなくなる。また包装袋Sは30kg程度の重量を有するため、これを適宜手に持って梱包するのには、相応の力が必要とされ、腰の負担等も大きいが、本発明によればこのような重労働から開放される。 【0039】請求項2記載の自動梱包装置によれば、縦巻結束ライン2には、包装袋Sの上下端面S1において数本の結束材が放射状に交差して結束されるように、包装袋Sの姿勢位置を変更する縦巻結束位置変更手段を具えているため、縦巻結束が複数本なされ、梱包がより強固なものとなる。また縦巻結束ライン2上に縦巻結束機10を複数基必要としなくなる。 【0040】請求項3記載の自動梱包装置によれば、縦横結束姿勢変換手段Hを具えるため、横巻結束機30もしくは縦巻結束機10を複雑な機構のものとしなくともよい。 【0041】請求項4記載の自動梱包装置によれば、縦巻結束ライン2における縦巻結束位置変更手段は、傾倒自在な前半ベルトコンベヤ21と後半ベルトコンベヤ22とから成るため、移送と姿勢変更の二役を担っており、シンプルで無駄がなく、安価な実施が可能である。 【0042】請求項5記載の自動梱包装置によれば、最初に縦巻結束がされ、その後横巻結束がなされるため、どちらかと言えば外れやすい縦巻結束の結束バンドBが横巻結束用の結束バンドBによって留められ外れない。 【0043】請求項6記載の自動梱包装置によれば、縦横結束姿勢変換手段Hは、縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3との連接をほぼ直角にして行うものであるため、簡単で安価な実施が行える。 【0044】請求項7記載の自動梱包装置によれば、縦横結束姿勢変換手段Hは、包装袋Sを横倒し状態で一定角度回動する水平方向変換テーブル40であるため、縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3との連接角度が自由に設定できる。 【0045】請求項8記載の自動梱包装置によれば、縦巻結束ライン2と横巻結束ライン3とには、包装袋Sの位置検出を行う位置検出センサ18、38が具えられるため、正確に所定の位置に結束バンドBを結束することが補助される。 【0046】請求項9記載の自動梱包装置によれば、縦巻結束機10の個所には、包装袋Sを縦巻結束機10の本体部11へ押し出すとともに、結束バンドBを包装袋Sの端面S1のほぼ中心に案内する先窄まり状の案内溝14aを有したバンド規正プレス14が具えられるため、包装袋Sの端面S1のほぼ中心を通るように結束バンドBが巻回される。従って縦巻結束された結束バンドBが外れにくい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000104375 【氏名又は名称】カワサキ機工株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月13日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】東山 喬彦
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| 【公開番号】 |
特開平11−113489 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−296383 |
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