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【発明の名称】 人工芝に付着した汚染藻苔類生物の防除方法
【発明者】 【氏名】谷口 昭夫

【氏名】和田 文明

【氏名】遠藤 政昭

【要約】 【課題】藻苔類生物が付着した人工芝の安全にして効果的且つ経済的な汚染藻苔類生物防除方法を提供する。

【解決手段】人工芝上に酢酸の希薄水溶液を散布する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 藻苔類生物が付着した人工芝に酢酸の希薄水溶液を散布することを特徴とする人工芝に付着した汚染藻苔類生物の防除方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテニスコート、野球場等各種の人工芝施設において人工芝に付着繁茂しいてる藻苔類生物を防除する方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年、テニスコート、野球場等の各種運動施設等に人工芝が多用されてきている。人工芝は美感、均一性、使用後の整備の容易性等多くの利点をもつが、藻苔類が付着繁茂するという問題点を有する。特に雨後のように湿度が高い時や高温多湿の既設にはこれらの汚損生物が発生しやすく、特に砂入り人工芝はその傾向が一層著しい。これらの汚損生物の防除手段としてはたとえば晒粉、塩素化イソシアヌル酸化合物等の塩素発生性化合物を用いる方法(特開平6−157222号公報)や次亜塩素酸塩等の二酸化塩素系化合物を用いる方法(特開平7−324011号公報)等が知られている。これら塩素系物質は汚損生物を枯死させる点では有効だが、一般に人体に有害であると共に環境汚染をもたらすという問題点も有する。上記以外の手段も知られているが、汚損生物防除効果、人体への影響、後処理も含めた取り扱い易さ、環境への影響、経済性等の要求特性をバランスよく満足するものは知られていない。本発明の目的はこれらの課題を解決することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、藻苔類生物が付着した人工芝に酢酸の希薄水溶液を散布することを特徴とする人工芝に付着した汚染藻苔類生物の防除方法である。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明で用いる酢酸の希薄水溶液の濃度は被処理人工芝の汚損生物の付着繁茂状態等によって異なるが、通常0.01〜10%の濃度、好ましくは0.1〜5%の濃度で十分である。これら酢酸の希薄水溶液は適宜の方法で人工芝に散布できるが、噴霧による散布が好ましい。散布量も被処理人工芝の汚損生物の付着繁茂状態等によって異なるが、通常1m2 当り0.1〜5リットル程度で十分である。散布した後は通常そのまま放置するだけで汚損生物の十分な防除効果を発現すると共に、その後の人工芝や人体に対し特段の悪影響を及ぼすこともない。勿論環境汚染のおそれもない。次に実施例により本発明を例証する。
【0005】
【実施例】実施例:工業級の酢酸(純度99.7%)を水道水(pH6.7)で100倍(pH2.8)及び1000倍(pH3.5)に稀釈して、酢酸の希薄水溶液を調整し、下部の苔を付着繁茂させた人工芝上にそれぞれ噴霧した。ゼニゴケ付着人工芝に対してはそれぞれ100cc/120cm2 を、コウヤノマンネンゴケ付着人工芝に対してはそれぞれ100cc/480cm2 噴霧して5日後の状態を調べた。その結果100倍希釈水溶液では何れの苔も完全に死枯し、1000倍希釈水溶液の場合は一部が死枯したことを確認した。
【出願人】 【識別番号】590002482
【氏名又は名称】日本鋪道株式会社
【出願日】 平成10年(1998)1月28日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】斉藤 武彦
【公開番号】 特開平11−217304
【公開日】 平成11年(1999)8月10日
【出願番号】 特願平10−15336