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【発明の名称】 湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤
【発明者】 【氏名】鍋谷 佳彦

【氏名】黒津 裕一

【氏名】秋山 正樹

【氏名】米村 伸二

【要約】 【課題】製剤の安定性、散布時における除草活性成分の水中拡散性および到達性が優れ、稲体に対して薬害のない湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤を提供すること。

【解決手段】20℃の水に対する溶解度が100ppm以下である除草活性成分と保護コロイド剤、高沸点溶剤および水よりなることを特徴とする湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤。
【特許請求の範囲】
【請求項1】20℃の水に対する溶解度が100ppm以下である除草活性成分と保護コロイド剤、高沸点溶剤および水よりなることを特徴とする湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤。
【請求項2】請求項1に記載の保護コロイド剤がポリビニルアルコールまたは水溶性セルロースエーテルであることを特徴とする湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤。
【請求項3】請求項2のポリビニルアルコールが平均重合度2000以下でケン化度が69〜90モル%であることを特徴とする湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製剤を水で希釈することなく容器からそのまま水田に滴下することにより散布でき、稲の移植前処理、移植同時処理、移植後処理のできる湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、除草活性成分を水に懸濁して分散させた水性懸濁製剤についてはいくつか知られている。例えば、水溶解度が100ppm(25℃)以下の除草剤原体を界面活性剤を用いて水に懸濁分散させた水性懸濁製剤に関するもの(特公平7−47521号公報)、10μm以下の微細な水難溶性除草活性成分を水に懸濁させ粘度が180〜500センチポイズ(20℃)、初期の水面拡展速度が4.0cm/sec(20℃)以上、表面張力が25.0〜31.0dyne/cm(25℃)の物理性を有する水懸濁水田用除草剤に関するもの(特開昭62−87501号公報)、平均粒子径が0.5〜5.0μm、水溶解度が100ppm(25℃)以下の除草活性化合物を界面活性剤を用いて水に懸濁させ、表面張力が36〜65dyne/cm(25℃)の物理性を有する除草用水性懸濁製剤に関するもの(特公平7−47522号公報)、除草活性化合物と界面活性剤、水からなり表面張力が35〜65dyne/cm(25℃)の物理性を有する除草用水性懸濁製剤に関するもの(特開昭62−289502号公報)、疎水性除草成分(ブタミホス)とポリビニルアルコールまたはアラビアガム、それに増粘剤、水よりなる水中油型懸濁状除草組成物に関するもの(特開昭55−124708号公報)、融点が38〜110℃のペースト状あるいは固体の水不溶性殺生剤、ポリビニルアルコール、水溶性増粘剤および水よりなる水性懸濁状殺生剤組成物に関するもの(特開昭61−126001号公報)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水を分散媒とした湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤は、薬剤散布時に、水で希釈することなく容器からそのまま田面水に滴下できるため、安全性、経済性、省力化などの点で優れた剤型である。しかし、これまでの湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤は、長期貯蔵中に分散質が沈降したり、田面水中での除草活性成分の拡散が不充分なため、自然環境、特に風により水田の局所に吹き寄せられた部分で水稲に薬害が発生したり、除草効果が変動したりした。また、除草活性成分の到達性も不充分なため、畦畔から散布しても水田中央部での除草効果の低下がみられ、大型水田では畦畔からの滴下に加えて水田内に入って散布する必要があった。さらに、製剤処方中に非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤などの界面活性剤を含むため、散布時、稲体へ薬剤が付着しやすく薬害を発生するなどの問題を生じやすかった。
【0004】従って、従来の湛水下水田への直接散布用水性懸濁剤に代わって製剤安定性、散布時における除草活性成分の水中拡散性および到達性が優れ、稲体に対して薬害のない水性懸濁製剤の開発が望まれており、本発明はこれらの要望に合致した湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、良好なる製剤安定性と水中拡散性および到達性の改善、薬剤の稲体への付着を防ぎ薬害を防ぐことを目的とし鋭意研究した。その結果、20℃の水に対する溶解度が100ppm以下の除草活性成分と、保護コロイド剤、高沸点溶剤および水よりなる水性懸濁製剤がこれらの目的に対し優れた効果を示すことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】また、本発明の保護コロイド剤としてポリビニルアルコール、特に特定の平均重合度、ケン化度のポリビニルアルコールまたは水溶性セルロースエーテルを使用することにより、製剤安定性、水中拡散性および到達性の良好な湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤を見いだした。すなわち、第1の本発明の要旨とするところは、20℃の水に対する溶解度が100ppm以下である除草活性成分と保護コロイド剤、高沸点溶剤および水よりなることを特徴とする、湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤にある。
【0007】本発明において使用しうる除草活性成分とは、20℃の水に対する溶解度が100ppm以下の除草活性成分であればよく、1種または2種以上を併用しても何ら問題はない。
【0008】このような除草活性成分として、例えば、MCPB、フェノチオール、クロメプロップ、ナプロアニド、CNP、クロメトキシニル、ビフェノックス、ベンチオカーブ、エスプロカルブ、ジメピペレート、ブタクロール、プレチラクロール、テニルクロール、ブロモブチド、メフェナセット、ダイムロン、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、イマゾスルフロン、ジメタメトリン、オキサジアゾン、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、ジチオピル、ピペロホス、ACN、シンメチリン、ピリブチカルブ、1H−ピラゾールー5ースルフォンアマイド,Nー(((4,6−ジメトキシピリミジンー2ーイル)アミノカルボニル))ー1ーメチルー4ー(2ーメチルー2Hーテトラゾールー5ーイル)(アジムスルフロン)、 1ー{[oー(シクロプロピルカルボニル)フェニル]スルファモイル}ー3ー(4,6ージメトキシー2ーピリミジニル)尿素(AC−140)、1ー(2ークロロベンジル)ー3ー(α,α−ジメチルーベンジル)ウレア(JC−940)、3ー(4,6ージメトキシー1,3,5−トリアジンー2ーイル)ー1ー[2ー(2ーメトキシエトキシ)フェニルスルホニル]ーウレア(シノスルフロン)、3ー(4,6−ジメトキシピリミジンー2ーイル)ー1ー(2ーエトキシフェノキシスルホニル)ウレア(エトキシスルフロン)、3ー[4−クロロ−5−(シクロペンチルオキシ)ー2ーフルオロフェニル]ー5ーイソプロピリデンーオキサゾリジンー2,4−ジオン(KPP−314)、ブチル(R)−2−[4−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)フェノキシ]プロピオネ−ト(シハロホップブチル)、N,N−ジエチル−3−メシチルスルホニル−1H−1,2,4−トリアゾ−ル−1−カルボキサミド(CH−900)、S−(N−(4−クロロフェニル)−N−イソプロピルカルバモイルメチル)−O,O−ジメチルジチオフォスファ−ト(アニロホス)、メチル=2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−[1−(メトキシイミノ)エチル]ベンゾエ−ト(KUH−920)、2−[2−(3−クロロフェニル)−2,3−エポキシプロピル]−2−エチルインダン−1,3−ジオン(MK−243)、4−(2−クロロフェニル)−N−シクロヘキシル−4,5−ジヒドロ−N−エチル−5−オキソ−1H−テトラゾ−ル−1−カルボキシアミド(NBA−061)、3−[1−(3,5−ジクロルフェニル)−1−メチルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン(MY−100)、3−[2,4−ジクロル−5−(2−プロポニルオキシ)フェニル]−5−1,1−ジメチルエチル)−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2(3H)−オン(オキサジアルギル)などがある。
【0009】なお、これらの化合物名は「農薬ハンドブック1994年版」(社団法人 日本植物防疫協会発行)に記載の一般名等である。
【0010】これらの、除草活性成分の製剤中の含有量は除草活性成分の種類によって任意に変えることができるが、製剤中に0.1〜60重量%の範囲で添加すればよい。
【0011】本発明に使用できる保護コロイド剤とは、例えば、ポリビニルアルコール、アラビアガム、ゼラチン、アルブミンのほか、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの水溶性セルロースエーテル、水溶性大豆多糖類(商品名ソヤファイブ)、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、また、これらの1種または2種以上を併用しても何ら問題ない。
【0012】陰イオン性の水溶性セルロースエーテルの場合は、製剤中や田面水中に金属塩や有機電解質が多量に含まれるとき、これらの塩との交換がおきて保存中に製剤が不可逆的なゲルとなったり、湛水下水田に施用したとき、液滴がゲル化して拡散しなくなるなどの問題がある。このような場合、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの非イオン性水溶性セルロースエーテルが好ましい。
【0013】保護コロイド剤の製剤中の含有量は、0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量%である。
【0014】本発明に使用できるポリビニルアルコールとしては、例えば、クラレポバールPVA−405(株式会社クラレ製の商品名、平均重合度500、ケン化度80.0〜83.0モル%)、クラレポバールPVA−210(株式会社クラレ製の商品名、平均重合度1000、ケン化度87.0〜89.0モル%)、クラレポバールPVA−420(株式会社クラレ製の商品名、平均重合度2000、ケン化度78.0〜81.0モル%)、クラレポバールL−8(株式会社クラレ製の商品名、平均重合度1000以下、ケン化度69.5〜72.5モル%)などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、また、これらの1種または2種以上を併用しても何ら問題ない。
【0015】本発明で用いるポリビニルアルコールは、その重合度が2000を超えると製剤粘度が高くなりすぎて水中での拡散性が悪いなどの問題がある。また、ケン化度が69モル%未満では高温時にポリビニルアルコールの析出が著しくなり、90モル%を超えると水に対する溶解性が悪く散布時の水中拡散性が悪いなどの問題がある。よって、重合度2000以下、ケン化度69〜90モル%が最も適したポリビニルアルコールであるといえる。
【0016】本発明に使用できる水溶性セルロースエーテルとしては、セルロース中に含まれる1つのグルコース残基中の3個のOH基のうち約2個がメトキシ基で置換され、その分子中にメトキシ基を27〜32重量%含有しているメチルセルロース、あるいはメチルセルロースのメトキシ基の一部が更にヒドロキシプロポキシ基で置換されたヒドロキシプロピルメチルセルロースが挙げられる。例えば、メチルセルロースとして松本油脂製薬株式会社製の商品名「マーポローズM」(メトキシ基置換率27.5〜31.5%、熱ゲル化温度50〜55℃)、信越化学工業株式会社製の商品名「メトローズSM」(メトキシ基置換率27.5〜31.5%、熱ゲル化温度約52℃)などがあり、ヒドロキシプロピルメチルセルロースとして松本油脂製薬株式会社製の商品名「マーポローズ60MP」(メトキシ基置換率28〜30%、ヒドロキシプロポキシ基置換率7〜12%、熱ゲル化温度58〜64℃)、商品名「マーポローズ65MP」(メトキシ基置換率27〜30%、ヒドロキシプロポキシ基置換率4〜7.5%、熱ゲル化温度62〜68℃)、商品名「マーポローズ90MP」(メトキシ基置換率19〜25%、ヒドロキシプロポキシ基置換率4〜12%、熱ゲル化温度70〜90℃)、商品名「マーポローズMP」(メトキシ基置換率16.5〜20%、ヒドロキシプロポキシ基置換率23〜32%、熱ゲル化温度60〜70℃)などが挙げられる。
【0017】また、これら以外の本発明で使用できる水溶性セルロースエーテルとしては次のものが挙げられる。すなわち、セルロースに酸化エチレンを反応させて得られるヒドロキシエチルセルロース、セルロースに酸化プロピレンを反応させて得られるヒドロキシプロピルセルロース、セルロースに苛性ソーダを反応させて得られたアルカリセルロースにモノクロル酢酸を反応させ、セルロースの水酸基の一部をカルボキシル基で置換したカルボキシメチルセルロースなどである。これら水溶性セルロースの市販品は、例えばヒドロキシエチルセルロースとして、HECダイセル(ダイセル化学工業株式会社製の商品名)、フジヘック(フジケミカル株式会社製の商品名)、NATROSOL(日商岩井株式会社製の商品名)などがあり、ヒドロキシプロピルセルロースとしては、日曹HPC(日本曹達株式会社製の商品名)などがあり、カルボキシメチルセルロースとしては、サンローズ(日本製紙株式会社製の商品名)、CMCニッポン(日本CMC株式会社製の商品名)、セロゲン(第一工業製薬株式会社製の商品名)、CMCダイセル(ダイセル化学工業株式会社製の商品名)などが挙げられる。水溶性セルロースはこれらに限定されるものではなく、また、これらの1種または2種以上を併用しても何ら問題ない。
【0018】本発明に使用できる高沸点溶剤としては、例えば、ソルベッソ150(エクソン化学株式会社製の商品名)、ハイゾールE、ハイゾールF(日本石油化学株式会社製の商品名)、カクタスソルベントP100、カクタスソルベントP150、カクタスソルベントP187、カクタスソルベントP200(日本鉱業株式会社製の商品名)、アルケン56N、アルケン60NH、アルケンL(日本石油化学株式会社製の商品名)などのアルキルベンゼン系溶剤、カクタスソルベント220、カクタスソルベントP240(日本鉱業株式会社製の商品名)、ソルベッソ200(エクソン化学株式会社製の商品名)、精製メチルナフタレン(住金化工株式会社製)、ジイソプロピルナフタレンなどのアルキルナフタレン系溶剤、イソパラフィン、流動パラフィン、n−パラフィンなどのパラフィン系溶剤、ナフテゾール(日本石油化学株式会社製)、Exssol(エクソン化学株式会社製の商品名)などのナフテン系溶剤、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルなどのエーテル系溶剤、3−メチル−3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−1,3−ブタンジオールなどのアルコール系溶剤、N−メチルピロリドン、n−オクチルピロリドン、n−ドデシルピロリドンなどのアルキルピロリドン系溶剤、デュポンDBE(デュポン株式会社製の商品名)、フタル酸ジトリデシル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソデシル、フタル酸ジデシル、フタル酸ジアルキル(C10〜C12)、トリメリット酸トリノルマルアルキル(C8〜C10)、トリメリット酸トリ−2−エチルヘキシル、トリメリット酸トリアルキル(C9)、トリメリット酸トリイソデシル、アジピン酸ジオレイルなどの多塩基酸エステル系溶剤、オレイン酸イソブチル、ヤシ脂肪酸メチル、ラウリン酸メチル、パーム脂肪酸メチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソトリデシル、ステアリン酸−2−エチルヘキシル、オレイン酸メチル、オレイン酸オクチル、オレイン酸ラウリル、オレイン酸デシルなどの脂肪酸エステル、1−フェニル−1−キシリルエタン等のジアリルエタン又はトリアリルジエタンを基本骨格とする芳香族系炭化水素溶剤[ハイゾールSAS−296、ハイゾールSAS−LH(日本石油化学株式会社製の商品名)]など、米ヌカ油脂肪酸メチルエステル、大豆油脂肪酸メチルエステルなどの植物油脂肪酸エステル、ナタネ油、大豆油、ヒマシ油、綿実油、コーン油などの植物油を挙げることができるが、これらに限定されるものではなく、また、これらの1種または2種以上を併用しても何ら問題はない。
【0019】高沸点溶剤の製剤中の含有量は、1〜60重量%、好ましくは5〜50重量%がよい。
【0020】また、必要に応じて助剤として、例えば増粘剤、消泡剤、凍結防止剤、防腐防バイ剤、除草活性成分の安定化剤などを用いることができる。
【0021】増粘剤としては、一般に使用されるものであればよく、例えば、キサンタンガム、トラガントガム、カゼイン、デキストリン、コロイド性含水ケイ酸アルミニウム、コロイド性含水ケイ酸マグネシウム、コロイド性含水ケイ酸アルミニウムマグネシウムなどが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、これらの1種または2種以上を併用しても何ら問題ない。
【0022】また、消泡剤としては、シリコン系、脂肪酸系物質など、凍結防止剤としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなど、防腐防バイ剤としては、ソルビン酸カリウム、p−クロロ−メタキシレノール、p−オキシ安息香酸ブチルなど、除草活性成分の安定化剤としては、酸化防止剤、紫外線防止剤、結晶析出防止剤などを添加してもよいが、ここに例示した補助剤に限定されるものではない。
【0023】本発明の水性懸濁製剤は、代かき作業時以降の水田が湛水状態であれば水深には関係なく使用することができる。つまり田植え時のような土壌表面にわずかな水層が存在するような状態から、水田全面に水深3〜5cmの水を張った状態まで、土壌表面が乾ききった状態でなければ散布が可能である。さらに潅漑水の入水時においても使用できる。田植えと同時に滴下処理をするような田植え時の水の少ない条件下であってもよく、処理すれば除草活性成分はある程度拡散し、その後の入水によってさらに均一となり、十分な除草効果を発揮することができる。
【0024】また、稲の移植前、移植時、移植後の何れの時期においても散布することができる。さらに湛水直播水稲へも適用が可能である。
【0025】本発明の水性懸濁製剤の散布は、原液をそれ以上の水に希釈することなく用いるか、あるいは少量の水を用いて2〜5倍の高濃度希釈液とし、水田に滴下処理を行えばよく、粒剤のように水田全面に均一散布する必要はない。また散布の方法は原液または高濃度希釈液、例えば500ml容量のプラスチック製を容器に入れて手振りするか、または加圧式散布機を用いて噴射または噴霧すればよい。さらに近年普及しているRCヘリコプターからの空中散布または滴下も可能である。また、潅漑水の流入に際して水田の水の取り入れ口(水口)で流入水に滴下処理を行い、流入水と共に水田に流し込んでもよい。
【0026】本発明の水性懸濁製剤の単位面積当たりの施用量は特に制限はないが、散布作業労力及び経済効率の面より原液散布の場合は、10アール当たり0.05リットルから2リットルの範囲であり、好ましくは0.1リットルから1.5リットルの範囲である。また、高濃度希釈液(2倍〜5倍)での散布の場合は、10アール当たり0.1リットルから6リットル、好ましくは0.2リットルから5リットルである。
【0027】
【実施例】次に、本発明の湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤の実施例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0028】なお、実施例中の部は、すべて重量%を示す。
【0029】実施例1水52部にアラビヤガム(商品名「アラビアゴムHP粉末」五協産業株式会社製) 5部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール 3部を加えて混合した後、オレイン酸イソブチル(商品名「ビニサイザー30」花王株式会社製)15部を加えダイノミルKDL型(Willy A.Bachofen AG製の商品名)を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0030】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータ(HEIDON社製の商品名)を用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0031】実施例2水58部にカルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名「CMCダイセル1130」ダイセル化学工業株式会社製)6部を溶解し、あらかじめJet−O−mizer(セイシン企業株式会社製の商品名)を用い平均粒子径4μmに微粉砕したCNP原体27部とn−パラフィン(商品名「ノルマルパラフィンM」日本石油化学株式会社製)5部および2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて混合した後、TKオートホモミキサー(日本特殊機化工業株式会社製の商品名)を用い、6000rpmで30分間撹拌して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0032】実施例3水48.8部に水溶性大豆多糖類(商品名「ソヤファイブ−S−DN」不二製油株式会社製)10部を溶解し、あらかじめアルキルベンゼン(商品名「ソルベッソ150」エクソン化学株式会社製)30部とフェノチオール原体4.2部とを相溶させた液およびプロピレングリコール 3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が2μmになるように微粉砕した。このとき粉砕液の温度が20℃を超えないように冷却しながら粉砕を行った。
【0033】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0034】実施例4水50部に平均重合度600、ケン化度90.5〜92.5モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバール PVA−706」株式会社クラレ製)3部を溶解し、ビフェノックス原体21部とエチレングリコール 3部を加えて混合し、さらにフタル酸ジトリデシル(商品名 「ビニサイザー20」花王株式会社製)20部を加えて4筒式サンドグラインダー(アイメックス株式会社製)を用いて粉砕液の平均粒子径が2μmになるように微粉砕した。
【0035】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液3部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0036】実施例5水51部に平均重合度500、ケン化度80.0〜83.0モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−405」株式会社クラレ製)4部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール 3部を加え混合した後、オレイン酸イソブチル(商品名「ビニサイザー30」花王株式会社製)15部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0037】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液6部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0038】実施例6水51部に平均重合度300、ケン化度86.5〜89.5モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−203」株式会社クラレ製)4部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール 3部を加え混合した後、イソパラフィン(商品名「アイソゾール400」日本石油化学株式会社製)15部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0039】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液6部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0040】実施例7水47部に平均重合度1700、ケン化度82.0〜84.0モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−317」株式会社クラレ製)2部を溶解し、CNP原体27部とプロピレングリコール 3部を加え混合した後、ナフテン(商品名「ナフテゾールM」日本石油化学株式会社製)15部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0041】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液6部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0042】実施例8水62部に平均重合度1000、ケン化度87.0〜89.0モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−210」株式会社クラレ製)2部を溶解し、あらかじめJet−O−mizer(セイシン企業株式会社製)を用い平均粒子径4μmに微粉砕したCNP原体27部とn−パラフィン(商品名「ノルマルパラフィンL」日本石油化学株式会社製)5部および2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて混合した後、TKオートホモミキサーを用い、5000rpmで20分間撹拌して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0043】実施例9水60部に平均重合度300、ケン化度78.5〜81.5モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−403」株式会社クラレ製)4部を溶解し、あらかじめJet−O−mizerを用い平均粒子径4μmに微粉砕したCNP原体27部とイソパラフィン(商品名「アイソゾール200」日本石油化学株式会社製)5部および2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて混合した後、TKオートホモミキサーを用い、5000rpmで20分間撹拌して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0044】実施例10水66部に平均重合度500、ケン化度86.5〜89.5モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−205」株式会社クラレ製)4部を溶解し、あらかじめJet−O−mizerを用い平均粒子径4μmに微粉砕したビフェノックス原体21部と大豆油脂肪酸メチルエステル5部および2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて混合した後、TKオートホモミキサーを用い、5000rpmで20分間撹拌して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0045】実施例11水55.8部に平均重合度1700、ケン化度87.0〜89.0モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−217EE」株式会社クラレ製)1部を溶解し、あらかじめアルキルベンゼン(商品名「ソルベッソ150」エクソン化学株式会社製)30部とフェノチオール原体4.2部と相溶させた液およびプロピレングリコール 3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。このとき粉砕液の温度が20℃を超えないように冷却しながら粉砕を行った。
【0046】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液6部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0047】実施例12水55.8部に平均重合度2000、ケン化度78.0〜81.0モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−420」株式会社クラレ製)1部を溶解し、あらかじめメチルナフタレン(商品名「カワカゾール」川崎化成工業株式会社製)30部とフェノチオール原体4.2部と相溶させた液およびプロピレングリコール 3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。このとき粉砕液の温度が20℃を超えないように冷却しながら粉砕を行った。
【0048】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液6部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0049】実施例13水53.8部に平均重合度300、ケン化度78.5〜81.5モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−403」株式会社クラレ製)3部を溶解し、あらかじめアルキルベンゼン(商品名「ソルベッソ150」エクソン化学株式会社製)10部とイソパラフィン(商品名「アイソゾール400」日本石油化学株式会社製)20部とフェノチオール原体4.2部と相溶させた液およびプロピレングリコール 3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。このとき粉砕液の温度が20℃を超えないように冷却しながら粉砕を行った。
【0050】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液6部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0051】実施例14水45部に平均重合度500、ケン化度72.5〜74.5モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−505」株式会社クラレ製)8部を溶解し、ビフェノックス原体21部とエチレングリコール 3部を加え、さらにフタル酸ジトリデシル(商品名「ビニサイザー20」花王株式会社製)20部を加えて、4筒式サンドグラインダーを用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0052】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液3部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0053】実施例15水40部に平均重合度1000以下、ケン化度69.5〜72.5モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールL−8」株式会社クラレ製)7部を溶解し、CNP原体27部とエチレングリコール 3部を加え、さらにオレイン酸メチル(商品名「エキセパールM−OL」花王株式会社製)20部を加えて、4筒式サンドグラインダーを用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0054】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液3部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0055】実施例16水66.8部に平均重合度1300、ケン化度92.5〜94.5モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−613」株式会社クラレ製3部を溶解し、あらかじめアジピン酸イソブチル(商品名「ビニサイザー40」花王株式会社製)20部とフェノチオール原体4.2部と相溶させた液およびエチレングリコール 3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。このとき粉砕液の温度が20℃を超えないように冷却しながら粉砕を行った。
【0056】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液3部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0057】実施例17水53部にメチルセルロース[商品名「マーポローズM−25」(メトキシ基置換率27.5〜31.5%)松本油脂株式会社製]4部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール3部を加えて混合した後、オレイン酸イソブチル(商品名「ビニサイザー30」花王株式会社製)15部を、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0058】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0059】実施例18水53部にヒドロキシプロピルメチルセルロース[商品名「マーポローズ90MP−4000」(メトキシ基置換率19〜25%、ヒドロキシプロポキシ基置換率4〜12%)松本油脂株式会社製]4部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール3部を加えて混合した後、イソパラフィン(商品名「アイソゾール300」日本石油化学株式会社製)15部を、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0060】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0061】実施例19水63部にヒドロキシプロピルメチルセルロース[商品名「マーポローズ65MP−400」(メトキシ基置換率27〜30%、ヒドロキシプロポキシ基置換率4〜7.5%)松本油脂株式会社製]2部を溶解し、あらかじめJet−O−mizerを用い平均粒子径4μmに微粉砕したCNP原体27部とn−パラフィン(商品名「ノルマルパラフィンL」日本石油化学株式会社製)5部および2%キサンタンガム水溶液3部を加え、スリーワンモータを用いて混合した後、TKオートホモミキサーを用い、5000rpmで20分間撹拌して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0062】実施例20水63部にメチルセルロース[商品名「マーポローズM−400」(メトキシ基置換率27.5〜31.5%)松本油脂株式会社製]2部を溶解し、あらかじめJet−O−mizerを用い平均粒子径4μmに微粉砕したCNP原体27部と大豆油脂肪酸メチルエステル5部および2%キサンタンガム水溶液3部を加え、スリーワンモータを用いて混合した後、TKオートホモミキサーを用い、5000rpmで20分間撹拌して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0063】実施例21水56.8部にヒドロキシプロピルメチルセルロース[商品名「マーポローズ60MP−50」(メトキシ基置換率28〜30%、ヒドロキシプロポキシ基置換率7〜12%)松本油脂株式会社製]3部を溶解し、あらかじめアルキルベンゼン(商品名「ソルベッソ150」エクソン化学株式会社製)30部とフェノチオール原体4.2部とを相溶させた液およびプロピレングリコール3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。このとき粉砕液の温度が20℃を超えないように冷却しながら粉砕を行った。
【0064】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液3部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0065】実施例22水58.8部にメチルセルロース[商品名「マーポローズM−400」(メトキシ基置換率27.5〜31.5%)松本油脂株式会社製]1部を溶解し、あらかじめメチルナフタレン(商品名「カワカゾール」川崎化成工業株式会社製)30部とフェノチオール原体4.2部とを相溶させた液およびプロピレングリコール3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。このとき粉砕液の温度が20℃を超えないように冷却しながら粉砕を行った。
【0066】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液3部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0067】実施例23水55.5部にヒドロキシプロピルセルロース[商品名「マーポローズ65MP−4000」(メトキシ基置換率27〜30%、ヒドロキシプロポキシ基置換率4〜7.5%)松本油脂株式会社製]0.5部を溶解し、ビフェノックス原体21部とエチレングリコール3部を加え、さらにフタル酸ジトリデシル(商品名「ビニサイザー20」花王株式会社製)20部を加え、4筒式サンドグラインダーを用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0068】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。
【0069】実施例24水49.5部にヒドロキシプロピルメチルセルロース[商品名「マーポローズ60MP−4000」(メトキシ基置換率28〜30%、ヒドロキシプロポキシ基置換率7〜12%)松本油脂株式会社製]0.5部を溶解し、CNP原体27部とエチレングリコール3部を加え、さらにアジピン酸ジイソブチル(商品名「ビニサイザー40」花王株式会社製)20部を加え、4筒式サンドグラインダーを用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0070】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。
【0071】実施例25水67.8部にヒドロキシエチルセルロース(商品名「HECダイセルSP200」ダイセル化学工業株式会社製)5部を溶解し、あらかじめアルキルベンゼン(商品名「ソルベッソ150」エクソン化学株式会社製)10部とフェノチオール原体4.2部とを相溶させた液およびプロピレングリコール5部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0072】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液8部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0073】実施例26水71.8部にヒドロキシプロピルセルロース(商品名「日曹HPC−M」日本曹達株式会社製)1部を溶解し、あらかじめアジピン酸ジイソブチル(商品名「ビニサイザー40」花王株式会社製)10部とフェノチオール原体4.2部とを相溶させた液およびプロピレングリコール5部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0074】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液8部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0075】実施例27水69.8部にカルボキシメチルセルロース(商品名「CMCダイセル1207」ダイセル化学工業株式会社製)3部を溶解し、あらかじめジイソプロピルナフタレン(商品名「KMC−113」呉羽化学株式会社製)10部とフェノチオール原体4.2部とを相溶させた液およびプロピレングリコール5部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0076】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液8部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0077】実施例28水58部にヒドロキシプロピルセルロース(商品名「日曹HPC−M」日本曹達株式会社製)3部を溶解し、あらかじめJet−O−mizerを用い平均粒子径2μmに微粉砕したビフェノックス原体21部、イソパラフィン(商品名「アイソゾール400」日本石油化学工業株式会社製)10部、プロピレングリコール3部、2%キサンタンガム水溶液5部を加え、スリーワンモータを用いて混合した後、TKオートホモミキサーを用い、5000rpmで20分間撹拌して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0078】実施例29実施例28の製剤組成のうち、水溶性セルロースエーテル、高沸点溶剤を表4に示したヒドロキシエチルセルロース(商品名「HECダイセルSP200」ダイセル化学工業株式会社製)、ヒマシ油(日清精油株式会社製)にした以外は実施例28に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0079】実施例30実施例28の製剤組成のうち、水溶性セルロースエーテル、高沸点溶剤を表4に示したカルボキシメチルセルロース(商品名「CMCダイセル1220」ダイセル化学工業株式会社製)、ナフテン(商品名「ナフテゾールM」日本石油化学株式会社製)とし、水を60部とした以外は実施例28に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0080】実施例31水63部にカルボキシメチルセルロース(商品名「CMCダイセル1207」ダイセル化学工業株式会社製)5部を溶解し、あらかじめ二塩基酸エステル(商品名「デュポンDBE」デュポン株式会社製)8部とプレチラクロール原体12部とを相溶させた液およびエチレングリコール5部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。このとき粉砕液の温度が20℃を超えないように冷却しながら粉砕を行った。
【0081】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液7部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0082】実施例32実施例31の製剤組成のうち、水溶性セルロースエーテル、高沸点溶剤を表5に示したヒドロキシエチルセルロース(商品名「HECダイセルSP400」ダイセル化学工業株式会社製)、1−フェニル−1−キシリルエタン(商品名「ハイゾールSAS−296」日本石油化学株式会社製)とし、水を62部とした以外は実施例31に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0083】実施例33実施例31の製剤組成のうち、水溶性セルロースエーテル、高沸点溶剤を表5に示したヒドロキシプロピルセルロース(商品名「日曹HPC−M」日本曹達株式会社製)、アルキルナフタレン(商品名「ソルベッソ200」エクソン化学株式会社製)とし、水を64部とした以外は実施例31に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0084】実施例34水74部にヒドロキシエチルセルロース(商品名「HECダイセルEP500」ダイセル化学工業株式会社製)1部を溶解し、テニルクロール原体5部、フタル酸ジトリデシル(商品名「ビニサイザー20」花王株式会社製)5部、プロピレングリコール5部を加え、4筒式サンドグラインダーを用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕して均一な水性懸濁製剤を得た。。
【0085】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液10部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0086】実施例35実施例34の製剤組成のうち、水溶性セルロースエーテル、高沸点溶剤を表5に示したヒドロキシエチルセルロース(商品名「HECダイセルSP200」ダイセル化学工業株式会社製)、米ヌカ油脂肪酸メチルエステル(商品名「RCM−101」日清精油株式会社製)とし、水を73部とした以外は実施例34に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0087】実施例36実施例34の製剤組成のうち、水溶性セルロースエーテル、高沸点溶剤を表5に示したカルボキシメチルセルロース(商品名「CMCダイセル1120」ダイセル化学工業株式会社製)、流動パラフィン(商品名「流動パラフィン70−S」中央化成株式会社製)とした以外は実施例34に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0088】比較例1水53部に界面活性剤としてリグニンスルホン酸ナトリウム塩(商品名「ソルポール9047K」東邦化学工業株式会社製)2部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール 3部を加えて混合し、さらにポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルサルフェート(商品名「ソルポール9838P」東邦化学工業株式会社製)2部とオレイン酸イソブチル15部をあらかじめ相溶させた液を加えてダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0089】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0090】比較例2実施例2のカルボキシメチルセルロースナトリウムにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(商品名「エマルゲン PI−20T」花王株式会社製)2部を用い、水を62部にした以外は実施例2と同じ組成物と操作により、均一な水性懸濁製剤を得た。
【0091】比較例3実施例3の水溶性大豆多糖類にかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンスチレン化フェノールエーテルホスフェート(商品名「SOPROPHOR FL」ローヌ・プーラン社製)3部を用い、水を55.8部にした以外は実施例3と同じ組成物と操作により、均一な水性懸濁製剤を得た。
【0092】比較例4実施例4のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてジオクチルスルホサクシネート(商品名「アエロ−ルCT−1L」東邦化学工業株式会社製)3部を用いた以外は実施例2と同じ組成物と操作により、均一な水性懸濁製剤を得た。
【0093】比較例5水51部に界面活性剤としてリグニンスルホン酸ナトリウム塩(商品名「ソルポール9047K」東邦化学工業株式会社製)2部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール 3部を加え、さらにポリオキシエチレンキャスターオイル2部(商品名「ソルポールCA30」東邦化学工業株式会社製)とオレイン酸イソブチル(商品名「ビニサイザー30」花王株式会社製)15部をあらかじめ相溶させた液を加えて、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0094】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液6部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0095】比較例6比較例5の製剤組成のうち、高沸点溶剤を表3に示したイソパラフィン(商品名「アイソゾール400」日本石油化学株式会社製)にした以外は比較例5に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0096】比較例7比較例5の製剤組成のうち、除草活性成分と高沸点溶剤を表3に示したナフテン(商品名「ナフテゾールM」日本石油化学株式会社製)にし、水を45部とした以外は比較例5に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0097】比較例8実施例8のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(商品名「ソルポールOP−10」東邦化学工業株式会社製)2部を用いた以外は実施例8と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0098】比較例9実施例9のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(商品名「ソルポールOP−10」東邦化学工業株式会社製)2部を用い、水を62部とした以外は実施例9と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0099】比較例10実施例10のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(商品名「ソルポールOP−10」東邦化学工業株式会社製)2部を用い、水を68部とした以外は実施例10と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0100】比較例11実施例11のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(商品名「SOPROPHOR BSU」ローヌ・プーラン社製)3部を用い、水53.8部とした以外は実施例11と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0101】比較例12実施例12のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(商品名「SOPROPHOR BSU」ローヌ・プーラン社製)3部を用い、水53.8部とした以外は実施例12と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0102】比較例13実施例13のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(商品名「SOPROPHOR BSU」ローヌ・プーラン社製)3部を用いた以外は実施例13と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0103】比較例14実施例14のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてアルキルフェノールエチレンオキサイド・プロピレンオキサイドブロックコポリマー(商品名「SOPROPHOR 497/P」ローヌ・プーラン社製)4部を用い、水を49部とした以外は実施例14と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0104】比較例15実施例15のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてアルキルフェノールエチレンオキサイド・プロピレンオキサイドブロックコポリマー(商品名「SOPROPHOR 497/P」ローヌ・プーラン社製)4部を用い、水を43部とした以外は実施例15と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0105】比較例16実施例16のポリビニルアルコールにかえて界面活性剤としてアルキルフェノールエチレンオキサイド・プロピレンオキサイドブロックコポリマー(商品名「SOPROPHOR 497/P」ローヌ・プーラン社製)4部を用い、水を65.8部とした以外は実施例16と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0106】比較例17水53部に界面活性剤としてリグニンスルホン酸ナトリウム塩(商品名「ソルポール9047K」東邦化学工業株式会社製)2部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール 3部を加え、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルホスフェート(商品名「ソルポール7678」東邦化学工業株式会社製)2部とオレイン酸イソブチル15部をあらかじめ相溶させた液を加えて、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0107】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0108】比較例18比較例17の製剤組成のうち、高沸点溶剤を表6に示したイソパラフィン(商品名「アイソゾール300」日本石油化学株式会社製)にした以外は比較例17に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0109】比較例19実施例19のヒドロキシプロピルメチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(商品名「ソルポールOP−14」東邦化学工業株式会社製)2部を用いた以外は実施例19と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0110】比較例20実施例20のメチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(商品名「ソルポールOP−14」東邦化学工業株式会社製)2部を用いた以外は実施例20と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0111】比較例21実施例21のヒドロキシプロピルメチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(商品名「SOPROPHOR S/25」ローヌ・プーラン社製)3部を用いた以外は実施例21と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0112】比較例22実施例22のメチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(商品名「SOPROPHOR S/25」ローヌ・プーラン社製)3部を用い、水を56.8部とした以外は実施例7と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0113】比較例23実施例23のヒドロキシプロピルメチルセルロースにかえて界面活性剤としてアルキルフェノールエチレンオキサイド・プロピレンオキサイドブロックコポリマー(商品名「SOPROPHOR 805/P」ローヌ・プーラン社製)0.5部を用いた以外は実施例23と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0114】比較例24実施例24のヒドロキシプロピルメチルセルロースにかえて界面活性剤としてアルキルフェノールエチレンオキサイド・プロピレンオキサイドブロックコポリマー(商品名「SOPROPHOR 805/P」ローヌ・プーラン社製)0.5部を用いた以外は実施例24と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0115】比較例25水68.8部に界面活性剤としてリグニンスルホン酸ナトリウム塩(商品名「ソルポール9047K」東邦化学工業株式会社製)2部を溶解し、あらかじめポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルホスフェート(商品名「ソルポール7678」東邦化学工業株式会社製)2部、アルキルベンゼン10部およびフェノチオール原体4.2部を相溶させたものにプロピレングリコール5部を添加し、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0116】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液8部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0117】比較例26比較例25の製剤組成のうち、高沸点溶剤を表6に示したアジピン酸ジイソブチル(商品名「ビニサイザー40」花王株式会社製)にした以外は比較例25に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0118】比較例27比較例25の製剤組成のうち、高沸点溶剤を表6に示したジイソプロピルナフタレン(商品名「KMC−113」呉羽化学工業株式会社製)にした以外は比較例25に準じて調製し、水性懸濁製剤を得た。
【0119】比較例28実施例28のヒドロキシプロピルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(商品名「ソルポールOP−10」東邦化学工業株式会社製)2部を用い、水を59部にした以外は実施例28と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0120】比較例29実施例29のヒドロキシエチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(商品名「ソルポールOP−10」東邦化学工業株式会社製)2部を用い、水を59部にした以外は実施例29と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0121】比較例30実施例30のカルボキシメチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(商品名「ソルポールOP−10」東邦化学工業株式会社製)2部を用い、水を59部にした以外は実施例30と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0122】比較例31実施例31のカルボキシメチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル(商品名「ソルポールT−20」東邦化学工業株式会社製)5部を用いた以外は実施例31と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0123】比較例32実施例32のヒドロキシエチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル(商品名「ソルポールT−20」東邦化学工業株式会社製)5部を用い、水を63部とした以外は実施例32と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0124】比較例33実施例33のヒドロキシプロピルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル(商品名「ソルポールT−20」東邦化学工業株式会社製)5部を用い、水を63部とした以外は実施例33と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0125】比較例34実施例34のヒドロキシエチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(商品名「プルロニックP−85」旭電化工業株式会社製)3部を用い、水を72部にした以外は実施例34と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0126】比較例35実施例35のヒドロキシエチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(商品名「プルロニックP−85」旭電化工業株式会社製)3部を用い、水を72部にした以外は実施例35と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0127】比較例36実施例36のカルボキシメチルセルロースにかえて界面活性剤としてポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(商品名「プルロニックP−85」旭電化工業株式会社製)3部を用い、水を72部にした以外は実施例36と同じ組成物と操作により均一な水性懸濁製剤を得た。
【0128】比較例37水66部に平均重合度500、ケン化度80.0〜83.0モル%のポリビニルアルコール(商品名「クラレポバールPVA−405」株式会社クラレ製)4部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール 3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0129】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液6部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0130】比較例38水68部にメチルセルロース[商品名「マーポローズM−25」(メトキシ基置換率27.5〜31.5%、松本油脂株式会社製)]4部を溶解し、ビフェノックス原体21部とプロピレングリコール 3部を加え、ダイノミルKDL型を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmになるように微粉砕した。
【0131】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液4部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁製剤を得た。
【0132】比較例39水75.5部に商品名「マーポローズ65MP−4000」(メトキシ基置換率27〜30%、ヒドロキシプロポキシ基置換率4〜7.5%、松本油脂株式会社製)0.5部を溶解し、ビフェノックス原体21部とエチレングリコール3部を加え、4筒式サンドグライダーを用いて粉砕液の平均粒子径が3μmとなるように微粉砕して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0133】なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。
【0134】比較例40水68部に商品名「日曹HPC−M」(ヒドロキシプロピルセルロース 日本曹達株式会社製)3部を溶解し、あらかじめJet−O−mizerを用い平均粒子径2μmに微粉砕したビフェノックス原体21部、プロピレングリコール3部、2%キサンタンガム水溶液5部を加え、スリーワンモータを用いて混合した後、TKオートホモミキサーを用い、5000rpmで20分間撹拌して均一な水性懸濁製剤を得た。
【0135】
【発明の効果】本発明の湛水下水田の直接散布用水性懸濁製剤を実施することにより、次のような作用効果がもたらされる。第1に散布時に薬剤が稲体に付着することがないため稲に対する薬害が少なく、しかも高い除草効果を示す。第2に長期にわたり製剤の安定性がよく、しかも田面水中での除草活性成分の拡散性と到達性がよく、広範囲にわたって均一に速くひろがり、風による吹き寄せもなく安定した除草効果が得られる。第3に水を分散媒とした製剤であるため、発火性、引火性などの危険が少なく、人体に対する刺激性、臭気による環境衛生上の問題がない。第4に代かき作業時以降、稲の移植前、移植同時処理、移植後に散布でき、特に、稲の移植以降、湛水状態であれば、何れの時期においても散布でき、水で希釈することなく薬剤を容器に入れたまま畦畔より滴下するか、入水時に水口に滴下して流入水と共に流し込むだけでよく、薬剤散布作業が省力化できる。
【0136】次に試験例により本発明の水性懸濁製剤の有用性を示す。
【0137】試験例1 水稲付着および薬害試験1/5000アールのワグネルポットに水田土壌を充填し、水を加えて化成肥料(N:P:K=17:17:17)2gを混入し代かきを行った後2.5葉期の水稲苗(品種:日本晴)をポットあたり2本移植した。試験は1処理区3ポット(合計6本)で実施し、水稲移植5日後に実施例に準じて調製した水性懸濁製剤50μlを水稲の第2葉の葉身中央部に葉面より1cmの高さからマイクロシリンジで滴下して葉身に薬剤が付着した株数を調査した。また薬剤処理5日後に下記の基準により水稲薬害程度を調査した(表1〜表7中の薬害程度は6株の平均値)。結果は表1〜表7に示す。
【0138】調査基準0:薬害なし1:付着部に薬痕が残る2:付着葉の1/4以下が褐変3:付着葉の1/4〜1/2が褐変4:付着葉の1/2〜3/4が褐変5:付着葉の3/4以上が褐変6:付着葉が枯死7:付着葉が枯死し、さらに新葉(第4葉)の1/2以下が褐変8:付着葉が枯死し、さらに新葉(第4葉)の1/2以上が褐変9:付着葉および新葉が枯死10:稲全体が枯死【0139】試験例2 長期保存安定性試験実施例に準じて調製した水性懸濁製剤30mlを容量30ml(φ17mm×長さ180mm)の試験管に入れ、密栓をし、20℃または40℃の恒温室に静置する。20℃で3か月、40℃で3か月後の分離状態を試験管中の懸濁層が下層に沈降し上層に生じた水層(上スキ層)と全層の高さ(cm)を測定し、下記式により算出した。
【0140】
【数1】

【0141】結果は表1〜表7に示す。
【0142】試験例3 拡散性試験1区画の面積が9(3m×3m)の試験区(湛水深5cm)を作り、その中央(A点)に実施例に準じて調製した試料を水面から1mよりピペットで直接滴下した。処理1時間後に試験区の中央(A点)および4隅(B〜E点の各地点)についての水深5cm〜水面までの水をおのおの20mlずつ採取し、水中の除草活性成分濃度をHPLCにて分析した。
【0143】なお、水の採取は、内径1cm長さ8cmのガラス管を用い、田面水へガラス管を深さ5cmまで静かに入れ、ガラス管上部にゴム栓をし、静かに引き抜き、田面水約4mlを採取し、この操作を同一地点で5回繰り返して、1地点あたり合計20mlの水を採取する方法を用いた。 そして、拡散性は、次式により除草活性成分が試験区内の水中に均一に拡散した場合の理論水中濃度に対する割合で示した。
【0144】
【数2】

【0145】結果は表1〜表7に示す。
【0146】試験例4 殺草効果および水稲薬害試験水田に水稲(品種:日本晴2葉期苗)を機械移植した後、1区30m2(3m×10m)の大きさに区切り試験区を作った。タイヌビエ種子(12g)を試験区全面に均一に播種した。タイヌビエが1葉期に達したとき、実施例および比較例の水性懸濁製剤30ml(10アール当たり1000mlに相当)を試験区の短辺側の一方にのみ境界から50cmの位置に短辺に沿って直線状にピペットで高さ1mの位置より滴下した。
【0147】調査は薬剤処理30日後に行い、試験区の処理位置(0m地点)と試験区中央(5m地点)および処理位置の反対側の短辺(10m地点)の3か所からそれぞれ1m2(1m×1m)中に生き残ったタイヌビエを抜き取り、その乾燥重量(g)を測定し、次式により各区の除草率を求めた。
【0148】
【数3】

【0149】また、水稲薬害は0地点(1m×1m)にあるイネについて達観調査した。試験区の状況は図1に、結果は表8にそれぞれ示す。
【0150】薬害程度0:なし1:僅少2:小3:中4:大5:極大(枯死)
【0151】
【図1】

【0152】
【表1】

【0153】
【表2】

【0154】
【表3】

【0155】
【表4】

【0156】
【表5】

【0157】
【表6】

【0158】
【表7】

【0159】
【表8】

【出願人】 【識別番号】000242002
【氏名又は名称】北興化学工業株式会社
【出願日】 平成10年(1998)2月5日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−158006
【公開日】 平成11年(1999)6月15日
【出願番号】 特願平10−37941