| 【発明の名称】 |
動物用有害生物防除剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】千保 聡
【氏名】松永 忠功
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| 【要約】 |
【課題】長期に亘る安定した外部寄生虫の防除効果が発揮される動物用有害生物防除剤ならびにそれを用いる動物を加害する有害生物の防除方法の提供。
【解決手段】殺虫成分、脂肪族カルボン酸および液状ポリブテンを含有する動物用有害生物防除剤ならびにそれを用いる動物を加害する有害生物の防除方法。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】殺虫成分、脂肪族カルボン酸エステル及び液状ポリブテンを含有することを特徴とする動物用有害生物防除剤。 【請求項2】液状ポリブテンの含有量が1〜50重量/容量%である請求項1に記載の動物用有害生物防除剤。 【請求項3】液状ポリブテンの粘度が1000〜10000c.St(37.8℃、試験法JIS−K−2283)である請求項1または2に記載の動物用有害生物防除剤。 【請求項4】脂肪族カルボン酸エステルが、飽和または不飽和の一価または二価の脂肪族カルボン酸と炭素数1〜12の一価または多価アルコールからなるエステルである請求項1、2または3に記載の動物用有害生物防除剤。 【請求項5】脂肪族カルボン酸エステルが、炭素数10〜20の一価のカルボン酸のエステルまたは炭素数4〜10の二価のカルボン酸のエステルである請求項4に記載の動物用有害生物防除剤。 【請求項6】脂肪族カルボン酸エステルの含有量が、2〜40重量/容量%である請求項1、2、3、4または5に記載の動物用有害生物防除剤。 【請求項7】殺虫成分の含有量が、0.001〜70重量/容量%である請求項1、2、3、4、5または6に記載の動物用有害生物防除剤。 【請求項8】殺虫成分が昆虫成長制御活性化合物である請求項1、2、3、4、5、6または7に記載の動物用有害生物防除剤。 【請求項9】請求項1に記載の動物用有害生物防除剤を動物体表に処理することを特徴とする、動物を加害する有害生物の防除方法。 【請求項10】ポアオン処理手法またはスポットオン処理手法である請求項9に記載の防除方法 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は動物用有害生物防除剤、特に家畜やペットの体表に処理することにより外部寄生虫を防除するための防除剤およびそれを用いる防除方法に関し、さらに詳しくは、ポアオン処理手法およびスポットオン処理手法に好適な動物用有害生物防除剤および該処理手法による防除方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、家畜などの飼育動物を加害する有害生物、特に外部寄生虫を防除するための処理方法として、所謂ポアオン(pour−on)やスポットオン(spot−on)と呼ばれる処理手法が知られている。ポアオンと呼ばれる処理手法は、動物体の背中線に沿って直線状に液状の外部寄生虫防除剤を注ぎかけ、これを体表に拡がらせることにより、外部寄生虫を防除する手法である。また、スポットオンと呼ばれる処理手法は、動物体の肩甲骨背部の皮膚に液状の外部寄生虫防除剤を極少量滴下することにより、外部寄生虫を防除する手法である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これらの手法は、薬剤処理が簡便であり、多数の動物体に短時間で処理し得ることから、牛、羊などの家畜の外部寄生虫の防除法として用いられている。しかしながら、例えば、降雨による薬剤の流出などにより、殊に放牧家畜や屋外活動を伴うペットに於いては、長期の亘る安定した外部寄生虫の防除効果が発揮され難く、必ずしも充分とは言い難い。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、屋外で飼育される家畜やペット等の動物に処理した場合でも、優れた効果を示すポアオン処理およびスポットオン処理に好適な、殺虫成分、脂肪族カルボン酸および液状ポリブテンを含有する動物用有害生物防除剤(以下、本発明組成物と記す)ならびにそれを用いる動物を加害する有害生物の防除方法(以下、本発明方法と記す)を提供するものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明組成物に於いて、殺虫成分としては昆虫成長制御活性化合物、ピレスロイド系化合物、有機燐系化合物、カ−バメ−ト系化合物等を挙げることができる。昆虫成長制御活性化合物としては、例えば、ピリプロキシフェン、メソプレン、フェノキシカルブ、ヒドロプレン、ジフルベンズロン、クロロフルアズロン、トリフルムロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、シロマジン、ルフェヌロン等が挙げられる。ピレスロイド系化合物としては、例えば、フェンプロパスリン、ペルメトリン、アレスリン、d−アレスリン、プラレトリン、サイフェノトリン、フェノトリン、レスメトリン、エムペントリン、フェンバレレ−ト、シハロトリン、サイフルトリン、エトフェンプロクス、トラロメトリン、エスビオスリン、トランスフルスリン、テラレスリン、1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト等が挙げられる。有機燐系化合物としては、例えば、フェニトロチオン、ナレド、フェンチオン、シアホス、クロルピリホス、ダイアジノン、カルクロホス、サリチオン、テトラクロルビンフォス、ジクロルボス等が挙げられる。カ−バメ−ト系化合物としては、例えば、BPMC、プロポクスル、メトキサジアゾン、カルバリル等が挙げられる。また、他の殺虫成分としては、アリルジアゾ−ル系化合物、イミダクロプリド、ニテンピラン、アセタミプリド、MTI446等のクロルニコチル系化合物、2−メトキシカルボニル−4−クロロ−トリフルオロメタンスルホンアニリド等が挙げられる。本発明に於いて、殺虫成分として、上記の殺虫性化合物の1種以上を用いることができ、動物に対する安全性および外部寄生虫に対する防除効果の点で、昆虫成長制御活性化合物の使用が好ましく、ピリプロキシフェンの使用がより好ましい。 【0006】本発明組成物中の殺虫成分の含有量は、施用方法や施用対象動物により変わり得るが、0.001〜70重量/容量(W/V)%の範囲であり、また、ピリプロキシフェン等の昆虫成長制御活性化合物では0.001〜10.0重量/容量(W/V)%が好ましく、より好ましくは0.01〜10.0重量/容量(W/V)%であり、ピレスロイド系化合物、有機燐剤、カ−バメ−ト剤等に於いては0.01〜70.0重量/容量(W/V)%が好ましく、より好ましくは0.1〜60.0重量/容量(W/V)%である。 【0007】また、本発明組成物に於いて、脂肪族カルボン酸エステルとしては、飽和または不飽和の一価または二価の脂肪族カルボン酸と炭素数1〜12の一価または多価アルコールからなるエステルを挙げることができる。かかるエステルの、一価の脂肪族カルボン酸成分としては、炭素数10〜20の脂肪酸が挙げられ、より具体的には、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、オレイン酸等を例示することができる。また、二価の脂肪族カルボン酸成分としては、炭素数4〜10のジカルボン酸が挙げられ、より具体的には、アジピン酸、セバシン酸、フマル酸等を例示することができる。アルコ−ル成分としては、例えば、メチルアルコ−ル、エチルアルコ−ル、プロピルアルコ−ル、イソプロピルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル、イソブチルアルコ−ル、アミルアルコ−ル、イソアミルアルコ−ル、ヘキシルアルコ−ル、ヘプチルアルコ−ル、オクチルアルコ−ル、カプリルアルコ−ル、ノニルアルコ−ル、デシルアルコ−ル、グリセリン等を例示することができる。このような、カルボン酸とアルコ−ルからなるエステルの具体例としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ノルマルブチル、ラウリン酸ノルマルヘキシル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸ノルマルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジノルマルオクチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジノルマルオクチル、中鎖脂肪酸トリグリセライド等を例示することができる。 【0008】本組成物に於いて使用される液状ポリブテンは、ナフサ分解により生成するブタン−ブテン留分のうち、イソブチレンを主体とし、一部ノルマルブテンが反応した共重合物質、または、その混合物であり、その粘度が1000〜10000c.St(37.8℃、試験法JIS−K−2283)の範囲であることが好ましい。また本組成物に於いて、液状ポリブテンの含有量は、通常1〜50重量/容量(W/V)%の範囲である。本組成物中には、必要によりN,N−ジエチルトルアミド、カラン−3,4−ジオ−ル、1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボキシラ−ト、リモネン、シトロネラ−ル、ハッカ油、ゲラニオ−ル等の忌避剤、ビス−(2,3,3,3−テトラクロルプロピル)エ−テル、N−(2−エチルヘキシル)ビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、α−[2−(2−ブトキシエトキシ)エトキシ]−4,5−メチレンジオキシ−2−プロピルトルエン等の共力剤、安定化剤等を含有してもよく、また、溶解助剤として、フタル酸ジノルマルブチル等の芳香族カルボン酸エステル、オクチルドデカノール等の高級アルコールを用いることもできる。また、増量、粘性調節剤として、例えばIP−2028(出光石油化学(株)製)、150−S(中央化成(株)製)、アイソパ−M(エクソン化学(株)製)、ネオチオゾ−ル(中央化成(株)製)等の軽質流動イソパラフィン、軽質流動パラフィンを用いることができる。 【0009】本発明組成物により、防除される害虫としては、特に牛、羊等の家畜やイヌ、ネコ等のペットの外部寄生虫であるノイエバエ(Musca hervei),クロイエバエ(Musca bezzii),ノサシバエ(Haematobia irritans),ツメトゲブユ(Simulium iwatens),ウシヌカカ(Culicoides oxystoma),ウシアブ(Tabanus chrysurus)、アカイエカ(Culex pipiens)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等の双翅目害虫、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus),ヒツジジラミ(Damalinia ovis)等のシラミ目害虫、フタトゲチマダニ(Haemaphyxalis longicornis),オウシマダニ(Boophilus microplus)等のダニ目害虫、ネコノミ(Ctenocephalides felis),イヌノミ(Ctenocephalides canis)等のノミ目害虫等が挙げられる。また、動物外部寄生虫以外の害虫にも、イエバエ(Musca domestica)等の畜舎にて問題となる害虫の駆除にも本発明組成物は有効である。また、対象とする動物には、マウス、ラット、ハムスタ−、リス等のげっ歯目、ウサギ目、フェレット等の食肉目、アヒル、ニワトリ、ハト等の鳥類も含まれる。 【0010】本発明組成物は、主としてポアオン処理およびスポットオン処理に使用される。ポアオン処理の場合、その施用量は、防除対象害虫の種類等により異なるが、例えば牛に処理する場合、牛の体重Kg当たり、その殺虫成分量として0.0002g〜0.005g程度の本発明組成物が用いられる。スポットオン処理の場合、その施用量は、防除対象害虫の種類等により異なるが、例えばイヌに処理する場合、イヌの体重Kg当たり、その殺虫成分量として0.01g〜0.2g程度の本発明組成物が用いられる。 【0011】 【実施例】次に、実施例にて本発明をさらに詳細に説明する。 製剤例1ピリプロキシフェン5.0W/V%、フェノトリン20.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン35R;出光石油化学(株)製)5.0W/V%およびオレイン酸メチル25.0W/V%に、流動パラフィン(商品名:150−S;中央化成(株)製)を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例2ピリプロキシフェン1.0W/V%、フェノトリン20.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン35R;出光石油化学(株)製)20.0W/V%およびオレイン酸メチル10.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例3ピリプロキシフェン1.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)40.0W/V%およびオレイン酸エチル25.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例4ピリプロキシフェン1.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)30.0W/V%およびオレイン酸エチル25.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例5ピリプロキシフェン1.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)20.0W/V%およびオレイン酸エチル25.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 【0012】製剤例6ピリプロキシフェン1.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)40.0W/V%およびオレイン酸エチル5.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例7ピリプロキシフェン1.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)30.0W/V%およびオレイン酸エチル5.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例8ピリプロキシフェン1.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)20.0W/V%およびオレイン酸エチル5.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例9ピリプロキシフェン0.5W/V%、フェンプロパスリン0.5W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)40.0W/V%およびオレイン酸エチル25.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例10ピリプロキシフェン0.5W/V%、フェンプロパスリン0.5W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)40.0W/V%およびオレイン酸エチル5.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 【0013】製剤例11ピリプロキシフェン0.5W/V%、フェンプロパスリン0.5W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)20.0W/V%およびオレイン酸エチル25.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。。 製剤例12ピリプロキシフェン0.5W/V%、ペルメトリン10.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン100R;出光石油化学(株)製)40.0W/V%およびオレイン酸エチル25.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例13ピリプロキシフェン0.2W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン35R;出光石油化学(株)製)60.0W/V%、アジピン酸ジイソプロピル5.0W/V%およびオクチルドデカノ−ル5.0W/V%に、脱臭ケロセン(商品名:ネオチオゾ−ル;中央化成(株)製)を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例14ピリプロキシフェン1.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン300R;出光石油化学(株)製)5.0W/V%および中鎖脂肪酸トリグリセライド(商品名:ココナード;花王製)20.0W/V%に、脱臭ケロセン(商品名:ネオチオゾ−ル;中央化成(株)製)を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例15ピリプロキシフェン0.1W/V%、ペルメトリン1.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン35R;出光石油化学(株)製)40.0W/V%およびセバシン酸ジノルマルブチル5.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 【0014】製剤例16ピリプロキシフェン2.0W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン300R;出光石油化学(株)製)10.0W/V%、ミリスチン酸ジイソプロピル10.0W/V%およびフタル酸ジノルマルブチル5.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 製剤例17フェノトリン15.0W/V%、フェニトロチオン0.5W/V%、ポリブテン(商品名:出光ポリブテン35R;出光石油化学(株)製)30.0W/V%およびオレイン酸メチル25.0W/V%に、軽質流動イソパラフィン(商品名:IP−2028;出光石油化学(株))を添加し100W/V%とし、これを混合することにより本発明組成物を得る。 【0015】試験例1製剤例1および2に準じて得られた本発明組成物、ならびに、ピリプロキシフェン1.0W/V%およびフェノトリン20.0W/V%にジプロピレングリコ−ルモノメチルエ−テルを添加し100W/V%とし、これを混合して得た比較製剤を、マウス(生体重30g)の頸部にマイクロピペットにて100μl塗布した。塗布後、同一処理個体2〜3頭毎に飼育ケ−ス内に入れ、餌・水を与えた。塗布1日後に、このマウスを袋状の金網中に入れ固定し、これを、底に濾紙を敷いたガラス瓶の中へ入れた。この瓶内へネコノミ(Ctenocephalides felis )成虫、1群20頭を入れた。放虫1日後にノミの致死率を観察した。各3反復実施し、その平均致死率を表1に示す。また別途、塗布1日後のマウスに、耐候操作として冷水シャワ−を1分間あてた。乾燥後のマウスは、上記同様に金網にて固定後、ノミを寄生させ、放虫1日後にノミの致死率を観察した。各4反復実施し、その平均致死率を表1に示す。 【表1】
【0016】試験例2製剤例3、5および8に準じて得られた本発明組成物を、マウス(生体重30g)の頸部にマイクロピペットにて100μl塗布した。塗布後、同一処理個体2頭毎に飼育ケ−ス内に入れ、餌・水を与えた。塗布1日後に、耐候操作として冷水シャワ−を1分間あてた。乾燥後のマウスの頸部、背後部、及び横腹部の体毛を各々0.01g刈り取った。各部位毎の体毛を直径1cmのプラスチック蓋の中に敷き詰め、この上にネコノミ(Ctenocephalides felis )卵(産下24時間以内)を1群約20個のせた。これを直径9cmのプラスチックシャ−レ内に入れ、蓋をした後に、デシケ−タ(RH90%)内にて保管した。7日後にノミの孵化を観察した。尚、対照として、薬剤無処理のマウスに同様の処理をした後の体毛を使用し、ノミ卵の孵化を観察した。各2反復実施した。各部位毎の孵化率を平均孵化率を表2に示す。 【表2】
補正孵化阻害率(%)=(対照の孵化率−処理区の孵化率)÷(対照の孵化率)×100【0017】試験例3ウシジラミの寄生が認められた牛舎内の乳牛に対して、製剤例3、5、9および11に準じて得られた本発明組成物を、1頭当たり100ml、牛の背線に沿って垂らした。処理後、2週間後および4週間後、ウシジラミの寄生状況を観察した。尚、無処理区として、薬剤無処理の牛でのシラミ寄生数を同様に調査した(試験場所:北海道標津町)。結果を表3に示す。 【表3】
ウシジラミの牛体毛中の寄生数は以下の基準に従い判別した。 +:牛の頸部体毛を掻き分けると多数のシラミが観察される±:牛の頸部体毛を掻き分けると数頭のシラミが観察される−:シラミが全く観察されない【0018】 【発明の効果】本発明組成物は、ポアオンやスポットオン等の処理手法により、これを家畜やペット等の動物の体表に処理することにより、これらの動物を加害する有害生物、殊に外部寄生虫を効率よく防除することができ、また、屋外で飼育される動物に対しても、安定な処理効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002093 【氏名又は名称】住友化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】久保山 隆 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−5702 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−158331 |
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