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【発明の名称】 背伸びさせて捕獲する粘着捕獲箱
【発明者】 【氏名】中西 博

【要約】 【課題】生き物を捕獲する確率を高め、捕獲状態を清潔で残酷さが見えないようにする。

【解決手段】餌4を固定した閉じ蓋2までの高さを生き物が背伸び、又は後ろ足で立つ状態で届く高さとし、餌を取ろうと引いた一瞬の油断を、閉じ蓋が閉じ体に当り内部に押し込み粘着剤7で捕獲するものである。生き物を、箱体1の内部に閉じ込める為、不潔になったり、残酷な状況を見ることもなくなり、扱いやすい粘着捕獲箱となる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】捕獲する、生き物(3)に適した大きさの、箱体(1)で横面の一つを下から開口して、閉じ蓋(2)とし、開口した上面の、差し込み穴(15)に掛けた、蓋止め(6)にて開口状態で止め、この下面に、餌(4)を固定し、生き物が取ろうと背伸び、又は後ろ足で立って引いた一瞬の油断を、箱体と閉じ蓋の間に掛け張った、弾体(5)にて閉じ蓋が閉じ、体に当り、内部に押し込むもので、内部にはあらかじめ塗布した、粘着剤(7)にて粘着捕獲する物となる、背伸びさせて捕獲する粘着捕獲箱。
【請求項2】箱体(1)の適した面に、折り線(8)と、切り線(9)及び、折り込み面(10)を適位置に設け、上面を引いて伸び拡大、又は押して折れ縮少を可能にした請求項第1項記載の、背伸びさせて捕獲する粘着捕獲箱。
【請求項3】捕獲時に生き物が、箱体(1)の内部で逃れようと進む方向に、適した大小の開口穴を単数、又は複数設け、誘導穴(11)とし、逃げる方行に、粘着剤(7)を設け粘着捕獲の確率を高めるものとした、請求項第1項記載の、背伸びさせて捕獲する粘着捕獲箱。
【請求項4】箱体(1)の上下、又は左右の面の長さを変え、傾斜した、閉じ蓋(2)面の箱体とし、種々の捕獲状況に対応するものとなる、請求項第1項記載の、背伸びさせて捕獲する粘着捕獲箱。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生き物を粘着捕獲する捕獲箱で、箱体の横蓋で捕獲するものであり、内部には粘着剤を塗布する。この箱体の横一面を下から開口し、閉じ蓋とし、下面適位置に餌を固定し、この高さを生き物が背伸び、又は後ろ足で立って届く大きさで、生き物が取ろうと引くと、弾力により閉じ、生き物の体に当り、内部に押し込み、粘着捕獲する。この動きは、箱体と閉じ蓋の間に弾体を掛け張り、収縮力を利用する。この様に、餌を取る為に背伸び、又は後ろ足で立った状態を閉じ蓋で内部に押し込むく事により、捕獲を確実なものとし、どんな生き物にも対応すると共に、箱体内で粘着捕獲する事により、不潔感や、残酷な状況を見なくても処分ができる為、広い分野での生き物の粘着捕獲箱を提供するものとなる。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば鼠捕りなど、生き物の捕獲装置は、単に置くだけで偶然の捕獲を待つものがほとんどで、目的を達成できないものが多かった。又、捕獲状態が不潔であったり、残酷な状況となるものがほとんどであった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、生き物を粘着捕獲するに当たり、より確率を高める方法と、生き物の捕獲状態を清潔で残酷さが見えないものとなる、発明である。捕獲を必要とする生き物は、警戒心が強く、種々の捕獲装置で内部に餌を置き、誘導しても入り込まないが、捕獲装置の外周に置くと餌を取る。こうした生き物の習性を利用し、箱体内部でない位置に餌を置く捕獲箱となる。箱体(1)の内部に、粘着剤(7)を塗布し、箱体横面の一面を下から開口し、閉じ蓋(2)とし、この下面に、餌(4)を固定する。閉じ蓋(2)までの高さを生き物が背伸び、又は後足で立つ状態で届く大きさの、箱体(1)にすることにより、不安定な状態で立つ事になり、餌(4)を取ろうと引くと、閉じ蓋(2)が閉じ、体に当り押し込むものとなる。弾体(5)は、箱体(1)と、閉じ蓋(2)、との間の適位置に伸ばし張り、閉じ蓋(2)の開口状態の安定と閉口の役割をする。閉じ蓋(2)を開口状態で止めるのは、箱体(1)の開口部上面の、差し込み穴(15)に掛けた、蓋止め(6)に当り、弾力による引き上げを受け止め、安定させる。この様な構成で、課題を解決する粘着捕獲箱となる。
【0004】
【課題を解決する為の手段】捕獲する生き物に適した強度の素材で、箱体(1)をつくる。横面4面のうち1面を下から開口し、閉じ蓋(2)とし、これを開口状態で安定させる為、箱体(1)の開口部上面に飛び出した、蓋止め(6)を設け、開口状態を止め、弾体(5)の引力にて安定させる。蓋止め(6)の形状は曲らない板体で、閉じ蓋(2)と、箱体(1)の上面位置で両方にまたがるもので、逆ユの字部分を、差し込み穴(15)に差し込み引っ掛けて、閉じ蓋の上面を押え止めるものとなる。開口した、閉じ蓋(2)の下面には、餌(4)を固定する。又、閉じ蓋(2)の高さは生き物が背伸び、又は後ろ足で立つ状態で届く大きさの、箱体(1)とし、不安定な状態で餌を取ろうと引く、一瞬の油断時に閉じる。弾体(5)は、箱体(1)の上面両端の適位置から、閉じ蓋(2)の両横適位置に掛け張り開口状態の安定と閉口の引力となり、餌(4)を引くと、急に折れ、生き物の体に当り内部に押し込め内部の、粘着剤(7)にて粘着捕獲する物となる。弾体(5)はゴム線やコイルバネなどの細い物が適し、弾力の付与はあらかじめ張るか、設置した時に引っ掛けて張ってもよい。又、粘着剤(7)は強い粘着力で流れない、熱可塑性樹脂などを使用し、箱体(1)内部の下面、又は所々など適位置に塗布する。又、使用しない時は、箱体(1)の奥面を開口し四角筒とし、左右の一方に倒し薄くし、使用時に奥面の、固定蓋(12)を両面テープ(14)で固定し箱体を作る。又、箱体を平面に展開したもので、折り線に沿って折り組み立て、両面テープ(14)や差し込みで、箱体(1)を作ってもよい。この時、粘着剤面の上に小さな物を置くと、隙間をつくる、緩衝材(13)となる。箱体(1)の色彩は、生き物の出没する場所に似た、色や模様を使うとより警戒心も少くなくなり、確率を増すものとなる。請求項第2項について説明すると、使用時に大きくし、箱体(1)をつくり、その他の時は小さくなる様、適した面に、折り線(8)、や、切り線(9)及び、折り込み面(10)を単数又は複数設け、厚さを縮小拡大出来るものとなる。折り線や切り線は、ミシン目や点切り線か、片面切り線、及切断線などを組み合わせるもので、山折り、又は谷折りするものである。折り込み面は切り離して出来る面で自由に動ごく面である。粘着剤(7)は折り縮少した隙間に塗布してもよいし、折り面に接着しても人の力で引くと離すことは簡単である。請求項第3項について説明すると、生き物を捕獲時、箱体(1)内部でパニック状態になり、本能的に光の入る方向や、外部が見える方向へ逃げようと出口を求め、誘導穴(11)へと進む。誘導穴(11)の形状は丸形や角形、又大小でも良く、又奥面を開方したものでも良く、逃げる方向には、粘着剤(7)が塗布してあり、この上を歩けば捕獲できる。請求項4項について説明すると、箱体(1)の上下、左右の面の長さを変え、閉じ蓋(2)に傾斜角度をつけ、種々の生き物の捕獲や、設置に対応できる物となる。
【0005】
【作用】従来の、生き物の捕獲装置は、形状の不自然さで警戒されるものが多かった。又、鼠などの粘着捕獲板は、平面の厚紙に、ほぼ全面に粘着剤を塗布してあり、粘着剤が大きな面積で光る状態、はきわめて不自然であった。本発明は、捕獲する生き物に適した強度のある、板体でなる、箱体(1)で横の1面を下から上へ開口し、閉じ蓋(2)とする。閉じ蓋は開口状態で安定させ止める為、箱体(1)開口部上面の、蓋止め(6)にて受け止められ、開口角度が安定する。開口した、閉じ蓋(2)までの高さを、生き物が背伸び、又は後ろ足で立って届く大きさとし、この下面には、餌(4)を固定し、取ろうと不安定な態勢で引く一瞬の油断となり、このタイミングを、閉じ蓋(2)が閉じ生き物を、箱体(1)内部へと押し込むものとなる。生き物に不安定な態勢をとらせ、そのタイミングで閉じ蓋を体に当て、押し込む作用にて、捕獲確率を高めたものとなり、箱体内部の、捕獲にて不潔感や残酷な状況の見えないものとなる。
【0006】
【実施例】第1図に於いて説明すると、捕獲する生き物に適した強度の、箱体(1)の内部適位置に、粘着剤(7)を塗布し、横の1面を下から開口し、閉じ蓋(2)とする。箱体(1)の開口部上面の、差し込み穴(15)に差し込んだ、蓋止め(6)を設け、閉じ蓋(2)の上面に当り押さえ、安定角度で止める。閉じ蓋(2)の下面には、餌(4)を固定し、又この高さは生き物が背伸び、又は後ろ足で立って届く大きさの箱体で、餌を取ろうと引くと閉じ、生き物の体に当り押し込む。閉じ蓋(2)の開口状態の安定と閉口の動きは、弾体(5)を、箱体(1)上部から閉じ蓋に掛け渡し、開口時は、蓋止め(6)で止まり、餌(4)を引くと閉じる。第2図に於いて請求項第2項を説明すると、箱体(1)の適した面に、折り線(8)と、切り線(9)及び、折り込み面(10)を、適位置に設け、商品として流通時には押え縮小し、使用時には引っ張り拡大し箱体となる。折り込み面(10)は切り離された面で自由に動ごくものである。第3図に於いて請求項第3項を説明すると、捕獲時に、箱体(1)内部で逃げようと本能的に、明かりや外部の見える穴へと進ませる、誘導穴(11)を設け下面適位置に、粘着剤(7)の層を塗布しておき粘着捕獲する。誘導穴(11)は角形丸形、又は大小あるいは、奥面が開放状態でもよい。第4図に於いて請求項第4項を説明すると、箱体(1)の上下、又は左右の面の長さを変え、閉じ蓋(2)が傾斜した形状とし種々の生き物に対応する。
【0007】
【発明の効果】生き物を捕獲する、箱体(1)の内部に、粘着剤(7)を塗布し、横面の一面を下から開口し、閉じ蓋(2)とし下面には、餌(4)を固定し生き物が取ろうと引くと、弾体(5)にて閉じるものとなる。閉じ蓋(2)の高さを、捕獲する生き物に合わせ背伸び、又は後ろ足で立つ状態で届く大きさとし、餌(4)を取ろうと引くと、生き物の体に、閉じ蓋(2)が当り、押し込め閉じるものとなる。生き物が、餌を取る時の一瞬の油断を捕獲するので確率の高いものとなる。これらの構成で、蓋にて押し込み、確実に捕獲するものとなり、又箱体内部での捕獲で不潔感や、残酷な状況は見えない利点を持つものとなる。
【出願人】 【識別番号】592037561
【氏名又は名称】中西 博
【出願日】 平成9年(1997)7月28日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−42041
【公開日】 平成11年(1999)2月16日
【出願番号】 特願平9−236425