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【発明の名称】 蚤取り器
【発明者】 【氏名】高木 茂樹

【氏名】梶 由雄

【氏名】利田 堯史

【要約】 【課題】蚤等の昆虫の習性を利用した,蚤取り器を提供すること。

【解決手段】粘着面を外側に有する透過性を持つ粘着シート1を,円筒形状の透過性を有する回転部材2の円筒外面に巻着し,該粘着シート上部に陰影部1aを形成し,該回転部材の内部にランプ4を設け,該回転部材が回転モータ5により回転する構造とし,また架台3の下面を打振・振動させる振動モータ6を装備し,該回転と振動を選択制御可能とし,該ランプの点滅,回転モータ及び振動モータの作動時間・速度等を制御でき,該回転部材の円筒外面に巻着した該粘着シート全体を保護する目の粗い保護ネット3cを設けた事を特徴とする,回転型の蚤取り器を確保する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】粘着面を外側に有する光の透過性を持つ粘着シート(1)を,円筒形状の透過性を有する回転部材(2)の円筒外面に巻着し,該粘着シート上部に陰影部(1a)を形成し,該回転部材の内部にランプ(4)を設け,該回転部材が回転モータ(5)により回転する構造とし,また架台(3)の下面を打振・振動させる振動モータ(6)を装備し,該回転と振動を選択制御可能とし,該ランプの点滅,回転モータ及び振動モータの作動時間・速度等を制御でき,該回転部材の円筒外面に巻着した該粘着シート全体を保護する為の,目の粗い保護ネット(3c)を設けた事を特徴とする,回転型の蚤取り器。
【請求項2】粘着面を上面に有する粘着シート(1)を平板形の架台(3)に乗せ,該粘着シート全体を保護する目の粗い保護ネット(3c)を該架台の平板上部に設け,該架台の下面を打振・振動させる振動モータ(6)を装備し,ランプ(4)を用いて該粘着シートの上面を照らす構造とし,該ランプの上部には陰影部(1a)を施し,該ランプの点滅及び振動モータの作動時間・速度等を制御できる事を特徴とする,平板型の蚤取り器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,蚤等の昆虫の習性を利用した,蚤取り器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の捕獲を目的とする蚤取り器はあまり実用化されておらず,むしろ防虫・殺虫剤として用いられているのが現状であり,例えば,有機リン剤系をまく事により防除したり,幼若期の蚤を殺すためには,地下倉庫や納屋等ではクレオソート油を散布し,また居住区ではナフタリン処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の薬剤を散布する方法では,臭いが立ち込めたり,居住区においては環境に影響を少なからず与える,環境に優しい技術とは言えない問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決するために,本発明の蚤取り器は,薬剤を用いず,蚤等の習性を積極的に利用して捕獲する事を目的とし,粘着面を外側に有する光の透過性を持つ粘着シートを,円筒形状の透過性を有する回転部材の円筒外面に巻着し,該粘着シート上部に陰影部を形成し,該回転部材の内部にランプを設け,該回転部材が回転モータにより回転する構造とし,また架台の下面を打振・振動させる振動モータを装備し,該ランプ,回転モータ及び振動モータを制御器を用いて制御し,該円筒形の粘着シートが回転すると該陰影部が移動したり,該ランプの点滅により蚤が誘因され該粘着シートで跳躍捕獲され,或いは該架台の振動により,蚤が生息している床が微弱に振動し,蚤のサナギが殻から早期に脱皮し照明された粘着シートへ誘因され跳躍捕獲される事を特徴とする,回転型の蚤取り器を確保する。
【0005】本発明の蚤取り器は,粘着面を上面に有する粘着シートを平板形の架台に乗せ,架台の下面を打振・振動させる振動モータを装備し,ランプを用いて該粘着シートの上部を照らす様な構造とし,該ランプの上部には陰影部を施し,該ランプ及び振動モータを制御器により制御し,該陰影部を有するランプの点滅により蚤が誘因され該粘着シートで跳躍捕獲され,そして該架台の振動により,蚤が生息している床が微弱に振動し,蚤のサナギが殻から早期に脱皮し該粘着シートへランプ光源により誘因され跳躍捕獲される,平板型の蚤取り器を確保する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の回転型の蚤取り器は,粘着面を外側に有する樹脂・ゴム製等から成る光の透過性を持つ粘着シートを,下面が開放された樹脂製等から成る透過性の円筒形状の回転部材の円筒外面に巻着し,該粘着シート上部に黒色テープ等により陰影部を形成し,該回転部材上部の中心内部に軸を設け,該回転部材の下部から挿入可能な架台凸部を有する架台の中央部上に数Wの白色光源のランプを設け,該架台凸部で支承した支持部材上部に設けた凹点部に該回転部材の軸を回転自在に嵌着し,該架台凸部の上面端部に水平面上に回転する回転ファンを設け,該回転ファンを該該架台凸部の下部に装備した回転モータにより回転し,該回転ファンによる風圧が近接する該回転部材の内面を押圧する作用により該回転部材が水平面上を回転し,また該架台の下面を回転により打振・振動させる振動部材を有する振動モータを装備し選択可能とし,該架台の端部から該ランプ,回転モータ及び振動モータを制御コードを通じて制御し,該回転部材の円筒外面に巻着した該粘着シート全体を保護する為の,目の粗い保護ネットを設けた事を特徴とする。
【0007】本発明の回転型の蚤取り器において,回転部材の円筒外面に巻着した粘着シート上部に黒色テープ等によりランプ光源の陰影部を形成する事により,該円筒形の粘着シートの回転を選択すると該陰影部が移動したり,また該ランプの点滅により蚤が誘因され該粘着シートで跳躍捕獲される作用を有する。
【0008】本発明の回転型の蚤取り器において,振動部材による架台の振動を選択すると,蚤が生息している床が微弱に振動し,蚤のサナギが殻から早期に脱皮し照明された粘着シートへ誘因され跳躍捕獲される作用を有する。
【0009】本発明の回転型の蚤取り器において,粘着シートを巻着した回転部材の回転は,回転モータをギア等を介して,直接連結して確保する事も出来る。
【0010】本発明の回転型の蚤取り器において,ランプ,回転モータ及び振動モータを制御コードを通じて制御する制御器は電源コードを有し,該ランプの点滅はON時間を調節し,該回転モータ及び振動モータは切替え選択可能であり,回転モータを選択した場合は,回転時間・回転数を調節する事ができ,一方振動モータを選択した場合は,振動時間の連続振動ON時間を調節し,振動間隔を調節できる事を特徴とする。
【0011】本発明の平板型の蚤取り器は,粘着面を上面に有する樹脂・ゴム製等から成る粘着シートを,平板形の架台に乗せ,該粘着シート全体を保護する様に,目の粗い保護ネットを該架台の平板上部に設け,該架台の端部に架台凸部を形成し,内部に架台の下面を回転により打振・振動させる振動部材を有する振動モータを装備し,該架台凸部の上面よりスタンド型等のランプ支持部材により数Wの白色光源のランプを該粘着シートの上部を照らす様に保持し,該ランプの上部には黒色塗布により陰影部を施し,該架台の端部から該ランプ及び振動モータを制御器により制御する事を特徴とする。
【0012】本発明の平板型の蚤取り器において,ランプ上部の陰影部の影が該粘着シートの上部に影を落とす様にしているので,該陰影部を有するランプの点滅により蚤が誘因され該粘着シートで跳躍捕獲され,そして該振動部材による架台の振動により,蚤が生息している床が微弱に振動し,蚤のサナギが殻から早期に脱皮し該粘着シートへランプ光源により誘因され跳躍捕獲される作用を有する。
【0013】本発明の平板型の蚤取り器において,ランプ及び振動モータを制御コードを通じて制御する制御器は電源コードを有し,該ランプの点滅はON時間を調節し,そして振動モータは,振動時間の連続振動ON時間を調節し,振動間隔を調節できる事を特徴とする。
【0014】本発明の蚤取り器において,制御器は架台・架台凸部の内部に装備することも出来る。
【0015】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照して以下説明すると,実施例1の回転型の蚤取り器においては,図1の(A)は立面図,(B)は正面図,図2は蚤取り器の制御器の正面図,そして図3は実施例2の平板型の蚤取り器を示す斜視図である。
【0016】本発明の実施例1の回転型の蚤取り器においては,図1に示す様に,粘着面を外側に有する樹脂・ゴム製等から成る透過性の粘着シート(1)を,下面が開放された樹脂製等から成る透過性の円筒形状の回転部材(2)の円筒外面に巻着し,該回転部材上部中心内部に軸(2a)を設け,該回転部材の下部から挿入可能な架台凸部(3a)を有する架台(3)の中央部上に3Wの白色系のランプ(4)を設け,該架台凸部で支承した支持部材(3b)上部に設けた凹点部に該回転部材の軸を回転自在に嵌着し,該架台凸部上面端部に水平面上に回転する回転ファン(5a)を設け,該回転ファンを該該架台凸部下部に装備した回転モータ(5)により回転し,該回転ファンによる風圧が近接する該回転部材の内面を押圧する作用により該回転部材が水平面上を回転し,該架台の下面を回転により打振・振動させる振動部材(6a)を有する振動モータ(6)を装備し,該回転部材の円筒外面に巻着した該粘着シート上部に黒色テープ等により陰影部(1a)を形成し,該円筒形の粘着シートが回転すると該陰影部が移動したり,或いは該ランプの点滅により蚤が誘因され該粘着シートで跳躍捕獲され,そして該振動部材による架台の振動により,蚤が生息している床が微弱に振動し,蚤のサナギが殻から早期に脱皮し該粘着シートへ誘因され跳躍捕獲され,該架台の端部から該ランプ,回転モータ及び振動モータを制御コード(7a)を通じて制御し,該回転部材の円筒外面に巻着した該粘着シート全体を保護する為の,目の粗い保護ネット(3c)を設けた事を特徴とする。
【0017】本発明の実施例1において,ランプ(4),回転ファン(5a)を作動させる回転モータ(5)及び振動部材(6a)を作動させる振動モータ(6)を制御コード(7a)を通じて制御する制御器(7)を図2に示しており,該制御器は電源コード(7b)及びヒューズ(7f)を有し,電源スィッチON−OFFにより表示ランプ(7e)が表示し,該ランプの点滅はON時間が0─10秒間を調節ボリュウム(7d)より調節し,OFF時間は2秒間に固定し,該回転モータ及び振動モータの作動はファン・振動の切替えスイッチ(7c)により選択でき,回転モータを選択した場合の回転時間は,ON時間が0─10秒間を調節ボリュウム(7d)より調節し,OFF時間は12秒間に固定し,回転数は調節ボリュウム(7d)より調節する事ができ,一方振動モータを選択した場合の振動時間は,連続振動ON時間が0─10秒間を調節ボリュウム(7d)より調節し,OFF時間は12秒間に固定し,振動間隔に比例する回転数は調節ボリュウム(7d)より調節できる事を特徴とする。
【0018】本発明の実施例2の平板型の蚤取り器においては,図3に示す様に,粘着面を上面に有する樹脂・ゴム製等から成る粘着シート(1)を,平板形の架台(3)に乗せ,該粘着シート全体を保護する為の,目の粗い保護ネット(3c)を設け,該架台の端部に架台凸部(3a)を形成し,内部に架台の下面を回転により打振・振動させる振動部材(6a)を有する振動モータ(6)を装備し,該架台凸部上面よりスタンド型のランプ支持部材(4a)により3Wの白色系のランプ(4)を該粘着シートの上部を照らす様に保持し,該ランプの上部には黒色塗布により陰影部(1a)を施し,該ランプの陰影部の影が該粘着シートの上部に影を落とす様にし,該陰影部を有するランプの点滅により蚤が誘因され該粘着シートで跳躍捕獲され,そして該振動部材による架台の振動により,蚤が生息している床が微弱に振動し,蚤のサナギが殻から早期に脱皮し該粘着シートへ誘因され跳躍捕獲され,該架台の端部から該ランプ及び振動モータを制御コード(7a)を通じて制御する事を特徴とする。
【0019】本発明の実施例2において,ランプ(4)及び振動部材(6a)を作動させる振動モータ(6)を制御コード(7a)を通じて制御する制御器(7)は,図2に示すファン・振動の切替えスイッチ(7c)により振動を選択して用いる事もでき,該制御器は電源コード(7b)を有し,電源スィッチON−OFFにより表示ランプ(7e)が表示し,該ランプの点滅はON時間が0─10秒間を調節ボリュウム(7d)より調節し,OFF時間は2秒間に固定し,振動時間は,連続振動ON時間が0─10秒間を調節ボリュウム(7d)より調節し,OFF時間は12秒間に固定し,振動間隔に比例する回転数は調節ボリュウム(7d)より調節できる事を特徴とする。
【0020】
【発明の効果】本発明は,以上説明した様な形態で実施され,以下に記載される様な効果を有する。
【0021】本発明の蚤取り器においては,薬剤を用いず,蚤等の習性を積極的に利用して捕獲するので,臭いが立ち込める事がなく,居住区においては環境に悪影響を全く与えず,環境に優しい蚤取り器を確保する効果を有する。
【0022】本発明の蚤取り器においては,蚤等の昆虫の習性を積極的に利用して捕獲するので,蚤だけでなく,他の昆虫,例えば,ゴキブリ等も一緒に捕獲できる効果を有する。
【0023】本発明の回転型の蚤取り器において,回転部材の円筒外面に巻着した粘着シート上部にランプ光源の陰影部を形成し,該粘着シートが回転すると該陰影部が移動させる事もでき,また該ランプの点滅により蚤が誘因され該粘着シートで跳躍捕獲される効果を有する。
【0024】本発明の回転型の蚤取り器において,架台の振動を選択する事により,蚤が生息している床が微弱に振動し,蚤のサナギが殻から早期に脱皮し照明された粘着シートへ誘因され跳躍捕獲される効果を有する。
【0025】本発明の平板型の蚤取り器において,ランプ上部の陰影部の影が該粘着シートの上部に影を落とす事により,該ランプの点滅により蚤が誘因され該粘着シートで跳躍捕獲され,そして架台の振動により,蚤が生息している床が微弱に振動し,蚤のサナギが殻から早期に脱皮し該粘着シートへランプ光源により誘因され跳躍捕獲される効果を有する。
【出願人】 【識別番号】597098039
【氏名又は名称】高木 茂樹
【識別番号】597098051
【氏名又は名称】梶 由雄
【識別番号】597098040
【氏名又は名称】利田 堯史
【出願日】 平成9年(1997)7月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】三原 靖雄
【公開番号】 特開平11−42037
【公開日】 平成11年(1999)2月16日
【出願番号】 特願平9−215896