トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 魚介類養殖用水処理装置及びに養殖方法
【発明者】 【氏名】日野 徹

【要約】 【課題】この発明は、魚介類養殖における水の殺菌、脱臭、脱気及びに安定した状態の水を供給する装置及ぴにこの装置を用いて成る養殖方法を提供する。

【解決手段】上記の課題を解決するために、養殖水に超音波振動を与え、紫外線を施し、さらに、オゾン及び近赤外線を施すという技術的手段を講じている。また、これらを用いた養殖方法である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 魚介類養殖水に超音波を施し、脱気、減菌及び水の分子重合を切断することを特徴とする魚介類養殖用水処理装置。
【請求項2】 魚介類養殖水に紫外線を施す事で水を殺菌することを特徴とする請求項1に記載の魚介類養殖用水処理装置。
【請求項3】 魚介類養殖水にオゾンを施すことで水の殺菌及び脱臭することを特徴とする請求項1、2記載の魚介類養殖用水処理装置。
【請求項4】 魚介類養殖水に近赤外線を施すことで水の分子重合を安定させることを特徴とする請求項1から3に記載の魚介類養殖用水処理装置。
【請求項5】 請求項1から4のいずれか一つの装置を用いて成ることを特徴とする魚介類養殖方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚介類養殖用水処理装置及びにこの装置を用いて成る養殖方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来養殖は海水、淡水共に養殖水はかけ流しが主で、同じ水を循環して使用することは病気の防除面からしてもあまり行なわれることは無かった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】この発明は、魚介類養殖における水の殺菌、脱臭、脱気及びに安定した状態の水を供給する装置及びにこの装置を用いて成る養殖方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、請求項1では、養殖水に超音波振動を与えることで、水の分子重合を切り、分子重合内の各種ガスを抜くという技術的手段を講じている。請求項2ではさらに、養殖水に紫外線を施すことで水の殺菌をするという技術的手段を講じている。請求項3ではさらに、オゾンを用い殺菌及び水の脱臭をするという技術的手段を講じている。請求項4ではさらに、水に近赤外線を施すことで、水の分子重合を安定させるという技術的手段を講じている。請求項5では、上記記載のいずれか一つを用いて成る魚介類の養殖方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例にもとづき、図面を参照して説明する。図1において請求項1では、水1を超音波2にて振動させることで、水の分子重合内に抱え込まれていた各種ガス、魚介類が出す二酸化炭素及び酸素等のガスを抜きさり、さらに水の共鳴により原子、分子に、振動、励起を起こさせ水の重合を切断するものである。
【0006】請求項2では、各種ガスを抜き分子重合を切断した水1に、紫外線3を施す事で水の殺菌をするものである。
【0007】請求項3では、請求項1又は2の水1にオゾン4を施すことで殺菌及び脱臭をするものであり、各種ガスが抜けた水に、空気とオゾンが水の分子重合内に抱え込まれる形に成るために、特に効果がある。
【0008】請求項4では、請求項1、2、3、で出来た水に、近赤外線5を施すことで、水の分子重合を小さい分子重合のままで安定させるものである。
【0009】請求項5では、請求項1から4のいずれか一つの水を用いて成る、魚介類養殖の方法であり、以下に、この発明の実施例をあげ説明する。なお、この発明で魚介類とは水産生物の事を差し水性植物、藻類も含む。請求項1において、図1に示すように、養殖水と交じり合った各種ガス、水の分子重合内に抱え込まれたガスを除去するために、水を超音波振動させることで、水分子重合体の結合が切断され二酸化炭素、酸素等が気泡となり水から取り除かれ密度の濃い水となる。なお、超音波振動は循環水であれば断続的に施せばよく、最低でも8時間に一回、養殖槽の水が全部循環し処理できる時間だけ超音波処理することも可能である。
【0010】請求項2では、請求項1に加え、水に紫外線を施すことで水の殺菌をするものである。
【0011】請求項3では、請求項1、2に加え、水にオゾンを施すことで水の殺菌、脱臭をするものであり、請求項1の超音波処理した水をオゾン処理し殺菌、脱臭する。又は、請求項2の超音波処理した水を紫外線処理し、さらにオゾンを施すことで、養殖水を殺菌、脱臭するものである。
【0012】請求項4では、請求項1から3に加え、水に近赤外線を施すもので、超音波で脱気し分子重合を切断した水に近赤外線を施す、近赤外線は0、7〜20ミクロンの電磁波で、物質中の原子イオンを振動させ、分子構造が小さい分子重合体にすることが出来る。これは動植物の細胞内液に近い水で動植物の細胞を活性化を促すものである。また、請求項2、3の水も近赤外線を施すことで同じ効果がある。
【0013】このように、養殖水を各種装置を組合せ処理するもので、一度に全部の装置を動かさなくても良く、水の状態に合わせて、たとえば、超音波を施すとガスが抜けるために、同じ時間内にオゾン処理することで、オゾンも空気も非常に良く水に吸収される利点がある。また、超音波、紫外線、オゾンどの処理も殺菌効果があるために病気発生時には短期間で水を処理できる。さらに、各処理を断続的に組合せて使用することでコストも押さえることが出来る。その他、この発明の要旨を変更しない範囲での数々変化すること勿論である。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりであり、以下に記載されるような効果を奏する。
【0015】養殖水を上記の装置、方法で処理することで、酸素量の多い殺菌された活性水を養殖槽に還元できるもので、同じ水を還元して養殖に使用できる。
【出願人】 【識別番号】396000156
【氏名又は名称】日野 徹
【出願日】 平成10年(1998)3月31日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−276020
【公開日】 平成11年(1999)10月12日
【出願番号】 特願平10−378313