| 【発明の名称】 |
魚の食い込み表示機能付き電気うき |
| 【発明者】 |
【氏名】稲益 實
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| 【要約】 |
【課題】波の影響が少なく、しかも魚の引込みに抵抗が少ない魚の食い込み表示機能付き電気うきを提供する。
【解決手段】うき本体11の内部に、周囲の水に浸漬して上下動可能に設けられ、うき本体11の下部に取付けられた釣糸の引込みによって、うき本体11の内部を下降するフロート12と、うき本体11の内部に設けられ、フロート12の上下動を検知するセンサー部13と、うき本体11の上部に外部から見えるようにして設けられて、フロート12が下降したことをセンサー部13で検知し、その出力によって点灯又は消灯する表示灯14と、うき本体11の内部に取替え可能に設けられている電池15とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 うき本体の内部に、周囲の水に浸漬して上下動可能に設けられ、該うき本体の下部に取付けられた釣糸の引込みによって、該うき本体の内部を下降するフロートと、前記うき本体の内部に設けられ、前記フロートの上下動を検知するセンサー部と、前記うき本体の上部に外部から見えるようにして設けられて、前記フロートが下降したことを前記センサー部で検知し、その出力によって点灯又は消灯する表示灯と、前記うき本体の内部に取替え可能に設けられている電池とを有することを特徴とする魚の食い込み表示機能付き電気うき。 【請求項2】 前記センサー部は、ホール素子を有する磁気センサーからなって、前記フロートの上部には磁石が設けられている請求項1記載の魚の食い込み表示機能付き電気うき。 【請求項3】 前記センサー部は、磁気によって作動するリードスイッチからなって、前記フロートの上部には磁石が設けられている請求項1記載の魚の食い込み表示機能付き電気うき。 【請求項4】 前記センサー部は、金属センサーからなって、前記フロートの少なくとも上部は金属によって構成されている請求項1記載の魚の食い込み表示機能付き電気うき。 【請求項5】 前記表示灯は、高輝度の発光ダイオードからなっている請求項1〜4のいずれか1項に記載の魚の食い込み表示機能付き電気うき。 【請求項6】 前記表示灯は異なる色の表示灯を2灯有し、前記センサー部の出力によって切り換えられる請求項1〜5のいずれか1項に記載の魚の食い込み表示機能付き電気うき。 【請求項7】 前記フロートの下端に前記釣糸を取付ける連結環が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の魚の食い込み表示機能付き電気うき。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣りに使用する電気うきに係り、魚が針掛かりした場合(即ち、魚信があった場合)に信号を発する魚の食い込み表示機能付き電気うきに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の電気浮きは内蔵する電池によって常時ランプを点灯させて、魚の引込みによって、海中に電気うきが沈んだのをランプが沈むことによって確認し、それにタイミングを合わせて魚を針掛かりさせるというのが一般的であった。ところが、電気うきが沈んだことによって電気うきが見えなくなるには電気うきが完全に水中に沈む必要があり、魚の小さな引込みでは魚信を確認しにくいという問題がある。そこで、特開昭59−183644号公報や、実開昭59−6479号公報に記載のような、電気うきにセンサーを設けて、電気うきが水中に沈んだことを確認して、常時点灯したLED等の表示灯を点灯又は消灯するものが提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公報記載の電気うきにおいては、魚が引き込んだのを電気うき自体の水中への引込み、即ち電気うきが水面上を上下することによって検知しているので、魚の引込みにも抵抗があり、結果として、応答性が悪いという問題があった。ここで、スプリング等の弾性部材を電気うきの内部に入れて、魚の引込みをこの弾性部材の変位によって捕らえて魚信を検知することも考えられるが、スプリング等の弾性部材では、変位が大きくなると強度が大きくなるので、引込みに応じて抵抗が大きくなるという欠点がある。また、水面上に波があるとこれによって電気うきが上下するので、引込み抵抗に差が生じるという問題がある。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、波の影響が少なく、しかも魚の引込みに抵抗が少ない魚の食い込み表示機能付き電気うきを提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、うき本体の内部に、周囲の水に浸漬して上下動可能に設けられ、該うき本体の下部に取付けられた釣糸の引込みによって、該うき本体の内部を下降するフロートと、前記うき本体の内部に設けられ、前記フロートの上下動を検知するセンサー部と、前記うき本体の上部に外部から見えるようにして設けられて、前記フロートが下降したことを前記センサー部で検知し、その出力によって点灯又は消灯する表示灯と、前記うき本体の内部に取替え可能に設けられている電池とを有している。請求項2記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、請求項1記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきにおいて、前記センサー部は、ホール素子を有する磁気センサーからなって、前記フロートの上部には磁石が設けられている。請求項3記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、請求項1記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきにおいて、前記センサー部は、磁気によって作動するリードスイッチからなって、前記フロートの上部には磁石が設けられている。 【0005】請求項4記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、請求項1記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきにおいて、前記センサー部は、金属センサーからなって、前記フロートの少なくとも上部は金属によって構成されている。請求項5記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、請求項1〜4のいずれか1項に記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきにおいて、前記表示灯は、高輝度の発光ダイオードからなっている。請求項6記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、請求項1〜5のいずれか1項に記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきにおいて、前記表示灯は異なる色の表示灯を2灯有し、前記センサー部の出力によって切り換えられる構造となっている。そして、請求項7記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、請求項1〜6のいずれか1項に記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきにおいて、前記フロートの下端に前記釣糸を取付ける連結環が設けられている。 【0006】 【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る魚の食い込み表示機能付き電気うきの断面図、図2は図1における矢視A−A断面図、図3は同魚の食い込み表示機能付き電気うきの内部配線を示すブロック図、図4は同魚の食い込み表示機能付き電気うきの電気配線を更に具体化した説明図である。 【0007】図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る魚の食い込み表示機能付き電気うき10は、最大部分の直径が10〜20mmのプラスチック製のうき本体11と、この内部に上下動可能に設けられているフロート12と、このフロート12の動きを検知するセンサー部13と、このセンサー部13の動作によって消灯又は点灯する表示灯の一例である高輝度の発光ダイオード14と、内蔵される電池15とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。 【0008】前記うき本体11は下側の下ケース16と上側の上ケース17とからなって、下ケース16には、下端に鉛製の重り18を備えたフロートガイド部19を有し、その上には、センサー部13、制御部20及び電池15が収納された中間収納部21を有している。この下ケース16の上部側面には雄ねじ22が形成され、上端部は平面状の環部23が形成され、この部分に図2に示すようにシール用のOリング溝24が形成されている。 【0009】一方、この下ケース16に対向する上ケース17は、前記環部23に符合する環部25を有し、更には下部周囲は拡径する段部26を有すると共に、この段部26に上部が掛止する締付けナット27を備えている。この締付けナット27は、前記雄ねじ22に螺合し、対向する環部23、25を当接させて、下ケース16と上ケース17の連結を図ると共に、Oリング溝24に収納されるOリング24aによって、下ケース16及び上ケース17の接合部分のシールを図っている。また、下ケース16の環部23の内部分には約160度の角度位置で2〜3mm高さの短突起28、29が設けられ、上ケース17の符合する部分には、この短突起28、29が嵌入する図示しない窪みが設けられている。更に、下ケース16の環部23の内部分の別の位置には、図2、図4に示すように突出する電極端子30、31が設けられ、上ケース17の環部25には、この電極端子30、31に接続される電極端子32、33が設けられている。そして、上ケース17の下部中央には、電池15の+極が当接する電池端子34が設けられている。以上の構造となって、短突起28、29を対応する窪みに嵌入させた状態で、下ケース16と上ケース17を接続すると、電極端子30、31が対応する電極端子32、33にそれぞれ確実に接続できる構造となっている。 【0010】上ケース17は更に上に伸びて縮径し、その上部には発光ダイオード14が設けられている。この発光ダイオード14の端子は、前記した電極端子32、33が接続されて、特定の信号が制御部20があった場合に、点灯するようになっている。この上ケース17の内部には十分な大きさの空間部34aが設けられている。 【0011】一方、下ケース16内の上部位置には、電池収納部35が設けられ、その部分に単三又は単四の電池15が収納できるようになっている。電池15の+極は電池端子34に当接し、電池の−極はスプリング36に付勢状態で当接できるようになっている。この電池収納部35の下部には制御部20が設けられ、その下部にはセンサー部13が設けられている。このセンサー部13は通過する磁束密度によってその抵抗値が変化するホール素子37(磁気センサー)が設けられている。前記制御部20の構成を図3に示すが、ホール素子37に接続される抵抗電圧変換回路38と、その入力が基準電圧39を超えた場合に作動するコンパレータ40を備えている。 【0012】一方、下ケース16のフロートガイド部19には上下動可能なフロート12が設けられているが、このフロート12の上部には磁石40aが設けられ、下部には、十分強度を有する細線41が設けられ、この細線41は、下ケース16の下端に設けられている挿通孔を貫通してその下端には連結環42が設けられている。この下部ケース16の長さは対象魚によって種々の長さがあるが、通常は3〜30cm程度である。下部ケース16の下端には重り18が設けられて、これによって、この魚の食い込み表示機能付き電気うき10が水面上に直立できるようになっている。なお、フロート12、磁石40a及び細線41の重さを加えた全体の比重が1未満(例えば、0.5〜0.9)程度となって、この魚の食い込み表示機能付き電気うき10を水面に浮かべた場合には、魚の食い込み表示機能付き電気うき10のフロートガイド部19が完全に水中にあって、フロート12が浮上して最上位置にあるようになっている。なお、フロートガイド部19の上端には、逃げ孔19aが設けられて、内部の空気を外部に排出し、フロート12が常時水中にあるようにしている。 【0013】前記制御部20では、フロート12が沈んで磁石40aがホール素子37から離れた場合には、ホール素子37の抵抗値が大きくなって、抵抗電圧変換回路38の出力電圧が大きくなり、基準電圧39の電圧を超えた場合には、出力を発生して発光ダイオード14が点灯(又は消灯)するようになっている。従って、この実施の形態に係る魚の食い込み表示機能付き電気うき10においては、下部の連結環42に連結された釣糸の下端に設けられた釣針の餌を魚が口にくわえて引っ張ると、フロート12が下がって、発光ダイオード14が点灯(又は消灯)するようになっている。この場合、フロート12を引き下げる力は、スプリング等によって付勢されている場合と異なり常時一定であるから、適当な浮力に調整しておくことによって、魚に抵抗を与えることなく餌を食わせることができる。なお、フロート12に対する下部の仕掛けが重すぎる場合には、フロート12が下がってしまうので、この場合は、中間に調整用の小型うき(水中にある)を設けることになる。 【0014】前記実施の形態においては、発光ダイオード14のオンオフによって魚信を検知しているが、色の切り替わる発光ダイオード、又は異なる色を発光する2色の発光ダイオードを用いて魚信を知らせることもできる。また、表示灯の明るさを変えたり、表示灯を連続点灯から点滅点灯にあるいはその逆にして魚信を伝えることができる。また、前記実施の形態においては、センサー部13にホール素子37を用いてフロート12の動きを検知しているが、例えば、センサー部13に、磁石で動作するリードスイッチを設けて、魚信を検知するようにすることもできる。この場合には、制御部が不要となって、直接発光ダイオードをオンオフすることができる。前記センサー部13に金属を検知する金属センサー(通常、近接スイッチと言われる)を用い、フロート12の上部に金属片を置くことも可能である。更には、センサー部13に、超音波センサーや静電容量を検知するセンサーを用い、フロート12の下降距離も合わせて検知し、一定の距離以上フロート12が沈んだ場合に、発光ダイオード14が作動するようにすることも可能であるし、沈んだ距離に応じて複数の発光ダイオードを順次発光させたり、色を変えたりすることができる。そして、特別の場合として、フロートガイド部19に複数のセンサーを上下方向に並べて設け、これによって、フロート12の位置を検知し、発光ダイオードの色や発光個数を変えるようにすることも可能である。更に、前記実施の形態においては、上ケースと下ケースのシールは環部を対向させてOリングによってシールしたが、上ケースの下部を下ケースの上部に嵌入させてその部分にOリング等のシール材を配置することも可能である。 【0015】 【発明の効果】請求項1〜7記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、うき本体内に内蔵するフロートの動きをセンサー部が検知して、魚信を確認して表示灯を作動させるようにしているので、小さいな魚信であっても反応させることができると共に、魚が餌を食い込む場合の抵抗を最小限に保持することが可能となる。特に、請求項2記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきにおいては、センサー部は、ホール素子を有する磁気センサーからなって、フロートの上部には磁石が設けられているので、フロートの動きを直接検知できる。請求項3記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきにおいては、センサー部は、磁気によって作動するリードスイッチからなって、フロートの上部には磁石が設けられているので、回路の簡略化を行うことができる。請求項4記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、センサー部は、金属センサーからなって、フロートの少なくとも上部は金属によって構成されているので、フロートの下降を電気的に検知できる。この場合は、磁石の場合のように磁性粉が付着して動かなくなる等の故障が減少し、長期の寿命を有する。また、請求項5記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、表示灯は、高輝度の発光ダイオードからなっているので、見やすいと共に、場合によっては昼間でもこの魚の食い込み表示機能付き電気うきを使用できる。請求項6記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、表示灯は異なる色の表示灯を2灯有し、センサー部の出力によって切り換えられるので、魚信は当然として、魚の食い込み表示機能付き電気うきの移動状況を確実に視認できる。そして、請求項7記載の魚の食い込み表示機能付き電気うきは、フロートの下端に釣糸を取付ける連結環が設けられているので、釣糸の連結が究めて容易となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598021410 【氏名又は名称】株式会社アイ・エス・ディ
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】中前 富士男
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| 【公開番号】 |
特開平11−215942 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−34309 |
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