| 【発明の名称】 |
釣糸およびその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡野 信
【氏名】天野 清
【氏名】草川 登美男
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| 【要約】 |
【課題】スプールの厚型化を伴わずに、凹凸感や巻き癖を減少し、釣糸としての品位を向上したスプール巻合成樹脂モノフィラメント製釣糸およびこの釣糸を効率的に製造する方法を提供する。
【解決手段】本発明の釣糸は、長さ方向の凸凹感を解消した合成樹脂モノフィラメントをスプールに巻回したことを特徴とする。なお、この場合には、合成樹脂モノフィラメントが交差した状態でスプールに巻回されていることが好ましい。また、本発明の上記釣糸の製造方法は、製糸工程で一旦巻具に巻回された合成樹脂モノフィラメントを、スプールに巻回するに先立ち、引伸し張力が0.5g/d〜4.0g/dの範囲での引伸し引伸し工程に供し、次いで前記合成樹脂モノフィラメントを10g〜80gの張力範囲に保ちつつ、スプールに巻回することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長さ方向の凸凹感を解消した合成樹脂モノフィラメントをスプールに巻回したことを特徴とする釣糸。 【請求項2】 合成樹脂モノフィラメントが交差した状態でスプールに巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の釣糸。 【請求項3】 製糸工程で一旦巻具に巻回された合成樹脂モノフィラメントを、スプールに巻回するに先立ち、引伸し張力が0.5g/d〜4.0g/dの範囲での引伸し工程に供し、次いで前記合成樹脂モノフィラメントを10g〜80gの張力範囲に保ちつつ、スプールに巻回することを特徴とする釣糸の製造方法。 【請求項4】 合成樹脂モノフィラメントを交差した状態でスプールに巻回することを特徴とする請求項3に記載の釣糸の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はスプールの厚型化を伴わずに、釣糸としての品位を向上したスプール巻合成樹脂モノフィラメント製釣糸およびこの釣糸を効率的に製造する方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、釣糸、なかでも遊漁用釣糸は、スプールに巻回した状態で販売されており、ユーザーはスプールから必要量の釣糸を巻き出して実用に供している。しかるに、最近実用されている釣糸は、ポリアミドやポリ弗化ビニリデンなどの比較的柔軟な合成樹脂モノフィラメントを主体としており、このモノフィラメントの製糸段階での巻取り工程およびリワインド段階でのスプールへの巻回し工程などにおいて発生する糸つぶれが問題視されていた。 【0003】すなわち、上記糸つぶれの発生に起因して、スプール巻きされた釣糸の長さ方向に凸凹感や巻き癖などを生じ、釣糸としての品位が著しく損なわれてしまうという問題があった。 【0004】なお、ここでいう釣糸長さ方向の凹凸感とは、モノフィラメントが巻具に交差されて巻回されたときに、モノフィラメントの上にさらにモノフィラメントが斜めに乗って締め付けられることにより発生する糸つぶれに基くものであり、指でモノフィラメントの長さ方向を軽くなぞった場合に凹凸として感じられるものである。また、モノフィラメントの巻き癖とは、モノフィラメントの長さ方向に通常は1cm前後の周期で波打った状態となることを意味し、その波打ちの振幅の程度は高々数mm程度ではあるが、ユーザーが釣糸を実用する際にはきわめて不快な存在となるものである。 【0005】いずれにしても、上記の釣糸の長さ方向の凸凹感や巻き癖などは、従来から釣糸の品位を著しく阻害するものであり、その解消が強く望まれていたのが実状である。 【0006】かかる合成樹脂モノフィラメントからなる釣糸の品位を改善するための従来技術としては、例えばスプールの糸巻胴部に、モノフィラメントを交差することなく一方向に揃えて複数層巻回した、つまり整列巻きした釣糸(実用新案第3029599号公報)などが先に提案されている。しかしながら、この釣糸は糸ぐせの防止という面では一応の改善が図られるものの、モノフィラメントを交差することなく一方向に揃えて複数層巻回すことに伴いスプールの厚型化(通常10mm以上)が必要となり、取扱いに便利なスプールの小型化というニーズに反するものであった。 【0007】すなわち、一般に合成樹脂モノフィラメント製釣糸のスプールへの糸の巻回し方法としては、糸が交差しない状態で巻回すいわゆる整列巻と、糸が交差する状態で巻回す交差巻があるが、整列巻の場合には釣糸の太さに応じて糸が交差しないように一定のピッチで規則正しく糸を送りながら巻回し、かつ一旦整列巻した糸の真上を更に規則正しく糸を巻回す必要があることから、整列巻に積み重ねる段数に制限を生じ、自ずとスプールの形状に制約を受け、取り分けスプールの巻幅が大きくなる。つまり、整列巻にはスプールの厚型化(通常10mm以上)が必要となるが、このスプールの厚型化は取扱いに便利なスプールの小型化というニーズに反することから好ましいものではない。 【0008】一方、糸が交差する状態で巻回す交差巻の場合は、整列巻のようなスプールの形状に制約がないことから、従来から用いているコンパクトなスプールでもそのまま使用でき取扱面でのニーズにも満足するものとなるが、交差巻きに起因する釣糸長さ方向の凹凸感や糸癖の発生が整列巻きに比較して著しく、釣糸の品位を良好に維持することができないという問題があった。 【0009】ようするに、上記従来のスプールに整列巻きした釣糸では、小型あるいは薄型のスプールを使用する場合にはきわめて少量のモノフィラメントしか巻き付けることができないばかりか、整列巻駒巻機などの特殊な装置や作業者の熟練を必要とするため不経済であるという問題を包含していた。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果、達成されたものである。 【0011】したがって、本発明の目的は、スプールの厚型化を伴わずに、凹凸感や巻き癖を減少し、釣糸としての品位を向上したスプール巻合成樹脂モノフィラメント製釣糸およびこの釣糸を効率的に製造する方法を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明の釣糸は、長さ方向の凸凹感を解消した合成樹脂モノフィラメントをスプールに巻回したことを特徴とする。なお、この場合には、合成樹脂モノフィラメントが交差した状態でスプールに巻回されていることが好ましい。 【0013】また、本発明の上記釣糸の製造方法は、製糸工程で一旦巻具に巻回された合成樹脂モノフィラメントを、スプールに巻回するに先立ち、引伸し張力が0.5g/d〜4.0g/dの範囲での引伸し引伸し工程に供し、次いで前記合成樹脂モノフィラメントを10g〜80gの張力範囲に保ちつつ、スプールに巻回することを特徴とする。なお、この場合にも、合成樹脂モノフィラメントを交差した状態でスプールに巻回することが好ましい。 【0014】本発明によれば、モノフィラメントの長さ方向の凹凸感を一旦解消した状態でスプールに巻回するようにしたため、例え合成樹脂モノフィラメントを交差した状態でスプールに巻回した場合であっても、このスプールから引き出した釣糸の凹凸感や糸癖を従来よりも著しく減少することができ、しかもモノフィラメント本来の強伸度特性などをそのまま保持することができる。したがって、本発明によれば、釣糸としての品位を向上したスプール巻合成樹脂モノフィラメント製釣糸の実現が可能である。 【0015】 【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明する。 【0016】本発明で釣糸素材として使用する合成樹脂モノフィラメントとは、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/66共重合体、ナイロン6/12共重合体などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンおよびポリ弗化ビニリデンなどの合成樹脂を通常の方法で溶融紡糸・延伸して得られる線径が0.05〜1.00mmの範囲にあるモノフィラメントであって、通常は大型ドラムなどの巻具に巻回されたものである。 【0017】そして、本発明の釣糸は、モノフィラメントを巻具からスプールに巻き直すに当たって、一旦モノフィラメントの長さ方向の凸凹感を解消した状態となし、この状態でスプールに巻回されていることを特徴としている。 【0018】このように、モノフィラメントの長さ方向の凹凸感を一旦解消した状態でスプールに巻回することによって、このスプールから引き出した釣糸の凹凸感や糸癖を従来よりも著しく減少することができる。 【0019】本発明の釣糸は、以下に説明する方法により効率的に製造することができる。 【0020】まず、通常の製糸方法で得られた合成樹脂モノフィラメントを、所定の巻取機に設置された巻具に巻回すが、この製糸段階での巻取工程は通常の巻取方法が採用でき、必ずしも糸つぶれを防止するための、整列巻、低張力巻などを必要としない。 【0021】つまり、製糸段階での整列巻、低張力巻は糸つぶれを防止する一つの手段ではあるが、設備費の増大や操業性の低下などを伴い工業上極めて困難であり、また最終釣糸製品の品位向上にとって必ずしも必須条件ではないからである。 【0022】次に、所定の巻具に巻取られた合成樹脂モノフィラメントをスプールに巻回す工程に移る。この時の巻具からの解除方法は特に制限はないが、解除撚りを解消する点では巻具を回転させる横取り方式がより好ましい。 【0023】次いで、巻具から解除された合成樹脂モノフィラメントをスプールに巻回するが、本発明においては、このスプールへの巻回し工程に先立ち、前工程として引伸し張力が0.5g/d〜4.0g/dの範囲でモノフィラメントを引伸ばす引伸ばし工程を経ることが必須条件である。この引伸ばし工程における引伸し張力が0.5g/d未満では、製糸工程で発現した糸つぶれの解消が不十分となり、また引伸ばし張力が4.0g/dを越えると、モノフィラメントの強伸度特性が変化するばかりか歪みによる糸癖が発生する傾向となるため好ましくない。 【0024】引き続いて、引伸ばされた合成樹脂モノフィラメントはスプールへの巻回し工程に移るが、本発明においては、この時のスプールへの巻回しを10g〜80gの張力範囲にコントロールして行なうことがもう一つの必須条件である。この巻回し工程における巻回し張力が10g未満では、モノフィラメントの長さ方向の凸凹感は解消されるが、巻締まりが弱過ぎるために巻上がり後モノフィラメントがスプール内で空回転しやすくなり、また巻回し張力が80gを越えると、巻締まりが強過ぎて特に交差巻にした場合に再度糸のつぶれが発生し、目的とする糸の長さ方向の凸凹感の解消が不十分となるため好ましくない。 【0025】このようにして得られる本発明の合成樹脂モノフィラメント製釣糸は、糸の長さ方向の凸凹感が解消し、釣糸としての品位が向上するとともに、整列巻では困難であった巻幅10mm未満のコンパクトなスプールに巻くことも可能になり、取扱いに便利になることから、きわめて有用である。 【0026】 【実施例】以下に、本発明の実施例に基づいてさらに説明するが、実施例におけるモノフィラメントの評価は以下の方法に準じて行った。 【0027】(1)糸の長さ方向の凸凹感スプールに所定の条長(50m、100m、150mなど)に巻回された糸を解除して、糸の長さ方向に指で糸を軽く触ってなぞった時に感じる凸凹感を感触で下記の3基準に評価した。 ◎…全く凸凹感が感じられない△…程度は低いが凸凹感が感じられる×…凸凹感がひどく感じられる。 【0028】(2)糸の長さ方向の波の数スプールに所定の条長(50m、100m、150mなど)に巻回された糸を解除して、糸の長さ方向に発生している波の数を測定した。波の数は糸の長さ5cm当たりの平均的な波の個数で表した。この波の個数が小さいほど巻き癖が少ないことを示す。 【0029】[実施例1]通常の製糸方法で得られた太さ0.205mm、繊度350dのナイロン6製モノフィラメントを、所定の巻取機に設置されたフランジ付きの巻具に巻取張力100gで交差巻で巻取った。この時、フランジ付き巻具の中内層部の糸を調査したところ、糸の長さ方向に著しい凸凹感が感じられた。 【0030】次に、このナイロン6製モノフィラメントを巻具から横取り方式で解除して、引伸ばし機(エル・ジィ・エルエレクトロニクス(株)製オートフィーダーSIRIO PROGRESS)で張力1.0g/dで引伸ばしつつ、一旦引伸ばし機に設置されたドラムに巻付け、引き続いてスプール巻巻回し機に設置されたスプールに張力20gで交差巻に条長50m巻回した。 【0031】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0032】[実施例2]太さ0.330mm、繊度900dのナイロン6製モノフィラメントを、所定の巻取機に設置されたフランジ付きの巻具に張力100gで交差巻で巻き取った。この時、フランジ付き巻具の中内層部の糸を調査したところ、糸の長さ方向に著しい凸凹感が感じられた。 【0033】次に、このナイロン6製モノフィラメントを巻具から横取り方式で解除して、実施例1と同じ引伸ばし機で張力1.0g/dで引伸ばしつつ、一旦ドラムに巻付け、引き続いてスプール巻巻回し機に設置されたスプールに張力30gで交差巻に条長150m巻回した。 【0034】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0035】[実施例3]太さ0.205mm、繊度530dのポリフッ化ビニリデン(PVdF)製モノフィラメントを、所定の巻取機に設置されたフランジ付きの巻具に張力90gで交差巻で巻き取った。この時、フランジ付き巻具の中内層部の糸を調査したところ、糸の長さ方向に著しい凸凹感が感じられた。 【0036】次に、このPVdF製モノフィラメントを巻具から横取り方式で解除して、実施例1と同じ引伸ばし機で張力0.6g/dで引伸ばしつつ、一旦ドラムに巻付け、引き続いてスプール巻巻回し機に設置されたスプールに張力20gで交差巻に条長50m巻回した。 【0037】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0038】[実施例4]太さ0.330mm、繊度1400dのPVdF製モノフィラメントを所定の巻取機に設置されたフランジ付きの巻具に張力90gで交差巻で巻き取った。この時、フランジ付き巻具の内中層部の糸を調査したところ、糸の長さ方向に著しい凸凹感が感じられた。 【0039】次に、このPVdF製モノフィラメントを巻具から横取り方式で解除して、実施例1と同じ引伸ばし機で張力0.6g/dで引伸ばしつつ、一旦ドラムに巻付け、引き続いてスプール巻巻回し機に設置されたスプールに張力30gで交差巻に条長150m巻回した。 【0040】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0041】[比較例1]実施例1において、引伸ばし工程を省略し、スプールへの巻回し張力100gとした以外は実施例1と同様な方法で、太さ0.205mm、繊度350dのナイロン6製モノフィラメントをスプールに直接巻回した。 【0042】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0043】[比較例2]実施例1において、引伸ばし工程を省略した以外は、実施例1と同様な方法で太さ0.205mm、繊度350dのナイロン6製モノフィラメントをスプールに直接巻回した。 【0044】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0045】[比較例3]実施例1において、スプールへの巻回し張力を100gとした以外は、実施例1と同様な方法で、太さ0.205mm、繊度350dのナイロン6製モノフィラメントをスプールに巻回した。 【0046】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0047】[比較例4]実施例1において、スプールへの巻回し張力を5gとした以外は、実施例1と同様な方法で、太さ0.205mm、繊度350dのナイロン製モノフィラメントをスプールに巻回した。この場合は、巻回し張力が低いことに起因してスプール内でモノフィラメントが空転し、操業性が劣っていた。 【0048】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0049】[比較例5]実施例1において、引伸ばし工程の引伸ばし張力を4.5g/dとした以外は、実施例1と同様な方法で、太さ0.205mm、繊度350dのナイロン6製モノフィラメントをスプールに巻回した。 【0050】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0051】[比較例6]実施例1において、引伸ばし工程の引伸ばし張力を0.3g/dとした以外は、実施例1と同様な方法で、太さ0.205mm、繊度350dのナイロン製モノフィラメントをスプールに巻回した。 【0052】その後、このスプールから引き出した釣糸について凹凸感、波の数および強伸度カーブを評価した結果を表1に示す。 【0053】 【表1】
表1の結果から明らかなように、合成樹脂モノフィラメントをスプールに巻回す工程において、前工程として引伸ばし張力が0.5g/d〜4.0g/dの範囲で合成樹脂モノフィラメントを引伸ばす引伸ばし工程を経由し、しかる後に10〜80gの張力範囲でスプールに交差巻で巻回して得られたた本発明の合成樹脂モノフィラメント製釣糸(実施例1〜4)は、糸の長さ方向の凸凹感および巻き癖が解消され、釣糸としての品位が向上したものである。 【0054】一方、それに比較して前工程としての引伸ばし工程を省略した条件でスプールに直接巻回した合成樹脂モノフィラメント製釣糸(比較例1、2)は、糸の長さ方向の凸凹感が著しく感じられ、また巻き癖が激しいことから、釣糸としての品位が劣るものであった。 【0055】また、前工程としての引伸ばし工程は経由するが、スプールへの巻回し張力が本発明の範囲を外れた条件でスプールに巻回した合成樹脂モノフィラメント製釣糸(比較例3、4)および前工程としての引伸ばし工程の引伸ばし張力が本発明の範囲を外れた条件で引伸ばした後、スプールに巻回した合成樹脂モノフィラメント製釣糸(比較例5、6)は、スプール内で糸が空回転したり、強伸度カーブが変化したりして、本発明の目的を十分達成できるものではなかった。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の合成樹脂モノフィラメント製釣糸は、糸の長さ方向の凸凹感および巻き癖が解消され、釣糸としての品位が向上するとともに、整列巻では困難であった巻幅10mm未満のコンパクトなスプールにも巻くことができ、取扱いも便利なことから、釣糸としてきわめて有用である。 【0057】また、本発明の合成樹脂モノフィラメント製釣糸の製造方法によれば、上記の性能を有する合成樹脂モノフィラメント製釣糸を効率的に製造することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000219288 【氏名又は名称】東レ・モノフィラメント株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】香川 幹雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−146748 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−317219 |
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