| 【発明の名称】 |
水 槽 |
| 【発明者】 |
【氏名】瀬川 寿男
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| 【要約】 |
【課題】底ガラス板の縁辺部上面に縦ガラス板を立設したタイプの水槽や底ガラス板の辺縁部側端面の外側に縦ガラス板を立設したタイプの水槽であって、水槽の組み立て、運搬、保管作業等においてそれらガラス板の損傷の危険性が少なく、それだけ水槽の組み立て、運搬、保管作業等を行い易く、また、水漏れが十分防止される状態に容易に水槽を組み立てることができ、長期にわたり水漏れの恐れがない水槽を提供する。
【解決手段】底枠1と、底枠上に敷設された底ガラス板2と、底ガラス板の辺縁部21の上面に、間隔を開けて配置した弾性部材3を介して立設された縦ガラス板4、5とを含んでおり、底枠1は辺縁部に立ち上がり壁11を有しており、壁11が底ガラス板2の辺縁部側端面21a及び縦ガラス板の下端部41、51の外面を覆っており、底ガラス板2の辺縁部21の上面と縦ガラス板4、5の下端面との間の弾性部材3により形成された間隙に接着剤8が充填されている水槽A。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】底枠と、該底枠上に敷設された底ガラス板と、該底ガラス板の辺縁部上面に、間隔を開けて配置した弾性部材を介して立設された縦ガラス板とを含んでおり、前記底枠は辺縁部に立ち上がり壁を有しており、該立ち上がり壁が前記底ガラス板の辺縁部側端面及び前記縦ガラス板の下端部外面を覆っており、前記底ガラス板の辺縁部上面とこれに対向する前記縦ガラス板の下端面との間の前記弾性部材により形成された間隙に接着剤が充填されていることを特徴とする水槽。 【請求項2】前記充填された接着剤は弾性を有しており、前記底枠の辺縁部立ち上がり壁と前記底ガラス板の辺縁部側端面及び前記縦ガラス板の下端部外面との間にまで入り込んでいる請求項1記載の水槽。 【請求項3】前記弾性部材はシリコーンゴム製の弾性部材であり、前記接着剤はシリコーン樹脂系接着剤である請求項2記載の水槽。 【請求項4】底枠と、該底枠上に敷設された底ガラス板と、該底ガラス板の辺縁部側端面の外側において該底枠上面に、間隔を開けて配置した弾性部材を介して立設された縦ガラス板とを含んでおり、前記底枠は辺縁部に立ち上がり壁を有しており、該立ち上がり壁が前記縦ガラス板の下端部外面を覆っており、前記底ガラス板の辺縁部側端面とこれに対向する前記縦ガラス板の下端部内面との間隙及び前記縦ガラス板の下端面と前記底枠上面との間の前記弾性部材により形成された間隙に接着剤が充填されていることを特徴とする水槽。 【請求項5】前記充填された接着剤は弾性を有しており、前記底枠の辺縁部立ち上がり壁と前記縦ガラス板の下端部外面との間にまで入り込んでいる請求項4記載の水槽。 【請求項6】前記弾性部材はシリコーンゴム製の弾性部材であり、前記接着剤はシリコーン樹脂系接着剤である請求項5記載の水槽。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は主として動物、植物の観賞に供する水槽に関する。 【0002】 【従来の技術】動植物観賞用の水槽は、種々のタイプのものが知られているが、その中に、底枠と、該底枠上に敷設された底ガラス板と、該底ガラス板の辺縁部上面に立設された縦ガラス板とを含む水槽がある。また、底枠と、該底枠上に敷設された底ガラス板と、該底ガラス板の辺縁部側端面の外側に立設された縦ガラス板とを含む水槽も知られている。 【0003】いずれの水槽においても、縦ガラス板は、一般的には、平坦なガラス板からなり、水槽の周側壁を形成するように平面視(平面から見ると)四角形状に配置、立設される。また、底ガラス板を敷設した底枠は通常、辺縁部に立ち上がり壁を有している。底ガラス板の辺縁部上面に縦ガラス板を立設した水槽では、該立ち上がり壁が底ガラス板の辺縁部側端面と縦ガラス板の下端部外面を覆ってそれらを外部からの衝撃に対して保護している。底ガラス板の辺縁部側端面の外側に縦ガラス板を立設した水槽では、該立ち上がり壁が縦ガラス板の下端部外面を覆ってそれを外部からの衝撃に対して保護している。 【0004】さらに、前記いずれのタイプの水槽でも、水漏れ防止のために、水槽内側から、底ガラス板の辺縁部上面と縦ガラス板下端部内面とが交わるライン部分に接着剤が塗布されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、底ガラス板の辺縁部上面に縦ガラス板を立設した水槽においては、該縦ガラス板は底ガラス板辺縁部の上面に直接立設されているため、また、底ガラス板の辺縁部側端面の外側に縦ガラス板を立設した水槽においては、縦ガラス板はその下端部内面が底ガラス板の辺縁部側端面に直接接触するように配置されるとともに底枠上面に直接立設されているので、いずれのタイプの水槽でもその組み立て、運搬、保管作業等においては、縦ガラス板の下端部や底ガラス板の辺縁部が強く衝撃を受けてそれらの一方又は双方が傷つくことがないように、水槽を注意深く扱わなければならず、それだけ水槽の組み立て、運搬、保管作業等が困難になっている。特に重量のある大型水槽では注意深く扱わなければならない。 【0006】また、前記いずれの水槽においても、水槽内側から、底ガラス板の辺縁部上面と縦ガラス板下端部内面とが交わるライン部分に水漏れ防止のための接着剤が塗布されているものの、その接着剤塗布が所定の厚さで均一に塗布されていないときには、水槽運搬時や水槽使用において例えば縦ガラス板にこれをずらそうとするような外力が加わるなどすると、該接着剤の剥がれや損傷が発生し、接着剤による水密性が切れることも考えられるので、かかる接着剤の塗布作業を注意深く行わなければならず、それだけ水槽組み立てに手間を要する。 【0007】そこで本発明は、底ガラス板の辺縁部上面に縦ガラス板を立設したタイプの水槽や底ガラス板の辺縁部側端面の外側に縦ガラス板を立設したタイプの水槽であって、水槽の組み立て、運搬、保管作業等においてそれらガラス板の損傷の危険性が少なく、それだけ水槽の組み立て、運搬、保管作業等を行い易く、また、水漏れが十分防止される状態に容易に水槽を組み立てることができ、長期にわたり水漏れの恐れがない水槽を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決するため次の(1)及び(2)の二つのタイプの水槽を提供する。 (1)第1タイプの水槽底枠と、該底枠上に敷設された底ガラス板と、該底ガラス板の辺縁部上面に、間隔を開けて配置した弾性部材を介して立設された縦ガラス板とを含んでおり、前記底枠は辺縁部に立ち上がり壁を有しており、該立ち上がり壁が前記底ガラス板の辺縁部側端面及び前記縦ガラス板の下端部外面を覆っており、前記底ガラス板の辺縁部上面とこれに対向する前記縦ガラス板の下端面との間の前記弾性部材により形成された間隙に接着剤が充填されていることを特徴とする水槽。 (2)第2タイプの水槽底枠と、該底枠上に敷設された底ガラス板と、該底ガラス板の辺縁部側端面の外側において該底枠上面に、間隔を開けて配置した弾性部材を介して立設された縦ガラス板とを含んでおり、前記底枠は辺縁部に立ち上がり壁を有しており、該立ち上がり壁が前記縦ガラス板の下端部外面を覆っており、前記底ガラス板の辺縁部側端面とこれに対向する前記縦ガラス板の下端部内面との間隙及び前記縦ガラス板の下端面と前記底枠上面との間の前記弾性部材により形成された間隙に接着剤が充填されていることを特徴とする水槽。 【0009】本発明に係る第1タイプの水槽によると、底ガラス板の辺縁部上面に立設される縦ガラス板は、弾性部材を介して該底ガラス板の縁辺部上面に立設されるので、水槽の組み立て、運搬、保管作業等においてそれらガラス板の相互の衝突による損傷の危険性が少なく、小型水槽の場合は勿論のこと、たとえ大型水槽の場合でも、それだけ水槽の運搬、保管作業等を行い易い。 【0010】また、前記底ガラス板の辺縁部上面とこれに対向する前記縦ガラス板の下端面との間の前記弾性部材により形成された間隙に接着剤が充填されるので、そして該間隙への接着剤充填作業は水槽内側からたやすく、正確に行えるので、水漏れが十分防止される状態に容易に水槽を組み立てることができる。また、前記底ガラス板の辺縁部上面とこれに対向する前記縦ガラス板の下端面との間の前記弾性部材により形成された間隙に接着剤がたやすく、正確に充填されるので、それだけ長期にわたり確実に水漏れが防止される。 【0011】本発明に係る第2タイプの水槽によると、底枠上面に立設される縦ガラス板は、弾性部材を介して該底枠上面に立設されるとともに底ガラス板の辺縁部側端面とこれに対向する縦ガラス板の下端部内面との間に接着剤充填のための間隙が設けられるので、水槽の組み立て、運搬、保管作業等において底ガラス板及び縦ガラス板相互の衝突や縦ガラス板と底枠相互の衝突によるガラス板損傷の危険性が少なく、小型水槽の場合は勿論のこと、たとえ大型水槽の場合でも、それだけ水槽の組み立て、運搬、保管作業等を行い易い。 【0012】また、底ガラス板の辺縁部側端面とこれに対向する縦ガラス板の下端部内面との間隙及び縦ガラス板の下端面と底枠上面との間の前記弾性部材により形成された間隙に接着剤が充填されるので、そしてそれら間隙への接着剤充填作業は水槽内側からたやすく、正確に行えるので、水漏れが十分防止される状態に容易に水槽を組み立てることができる。 【0013】また、底ガラス板の辺縁部側端面とこれに対向する縦ガラス板の下端部内面との間隙及び縦ガラス板の下端面と底枠上面との間の前記弾性部材により形成された間隙に接着剤がたやすく、正確に充填されるので、それだけ長期にわたり確実に水漏れが防止される。本発明に係るいずれのタイプの水槽においても、前記縦ガラス板としては、種々のタイプのものを採用でき、その配置も種々のものを採用できる。例えば、平坦なガラス板からなり、水槽の周側壁を形成するように平面視(平面から見ると)四角形状に配置、立設したり、平面視コの字形状に配置、立設することができる。平面視コの字形状に配置、立設する場合、残る1側面は他の適当な板体で形成し、これらにより水槽の周側壁を形成してもよい。 【0014】この他、平面視湾曲形状の縦ガラス板や、平面視コの字形状の縦ガラス板を採用することもできる。なお、前記第1タイプの水槽の場合、縦ガラス板は、その外面が、底ガラス板の辺縁部側端面より若干外側に位置するように配置されても、底ガラス板の辺縁部側端面と同じ面位置になるように配置されても、さらには底ガラス板の辺縁部側端面より水槽内側へ若干入り込む位置に配置されてもよい。 【0015】前記接着剤は耐水性を有し、水漏れ防止可能な接着剤であって、第1タイプの水槽では底ガラス板の辺縁部上面とこれに対向する縦ガラス板の下端面との間の前記弾性部材により形成された間隙に充填されていればよく、第2タイプの水槽では底ガラス板の辺縁部側端面と縦ガラス板の下端部内面との間隙及び縦ガラス板下端面と底枠上面との間の前記弾性部材により形成された間隙に充填されていればよいが、該充填された状態で弾性を有し、第1タイプの水槽では前記底枠の辺縁部立ち上がり壁と前記底ガラス板の辺縁部側端面及び前記縦ガラス板の下端部外面との間にまで入り込み、第2タイプの水槽では底枠の辺縁部立ち上がり壁と縦ガラス板の下端部外面との間にまで入り込んでいてもよい。 【0016】このように接着剤が弾性を有し、第1タイプの水槽で底枠の辺縁部立ち上がり壁と底ガラス板の辺縁部側端面及び縦ガラス板の下端部外面との間にまで入り込んでいたり、第2タイプの水槽で底枠の辺縁部立ち上がり壁と縦ガラス板の下端部外面との間にまで入り込んでいるときは、該底枠が冬季等において収縮するときでも、該接着剤がクッション材となって各ガラス板の割れ等の損傷発生を防止するに役立つ。 【0017】また、この場合、それには限定されないが、例えば前記弾性部材はシリコーンゴム製の弾性部材であり、前記接着剤はシリコーン樹脂系接着剤である場合を例示できる。これらは耐水性に優れているとともに、互いに馴染みがよく、従って長期にわたり確実に水漏れを防止できる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る第1タイプの水槽の1例の斜視図である。図2は図1に示す水槽のX−X線に沿う断面図であり、図3は図1に示す水槽のY−Y線に沿う断面図である。 【0019】図1から図3に示す水槽Aは、矩形の板状底枠1と、底枠1上にシートSを介して敷設された底ガラス板2と、底ガラス板2の辺縁部21の上面に、間隔を開けて複数個配置した弾性部材3を介して立設された縦ガラス板4、5と、縦ガラス板4、5の上端部に嵌め付けられた上枠6とを備えている。縦ガラス板4は平面視(平面から見て)コの字形状の透明ガラス板であり、縦ガラス板5は平坦な透明ガラス板である。縦ガラス板4と5とで水槽の周側壁が形成されている。それには限定されないが、ここでは縦ガラス板4、5の下端部41、51の外面は底ガラス板2の辺縁部側端面21aと同面位置に配置されている。 【0020】縦ガラス板4と5とが出会う両角部にはそれぞれ柱7が設けられており、この柱7は底枠1と上枠6とに渡し設けられている。底枠1は辺縁部に立ち上がり周側壁11を有しており、該立ち上がり壁11は底ガラス板2の辺縁部側端面21a及び縦ガラス板4、5の下端部41、51の外面を覆っている。 【0021】上枠6は開口部61を有している。弾性部材3は、それには限定されないが、ここでは耐水製に優れたシリコーンゴム製のもので小さい円板形状に形成されている。形状は円板形状に限定されるものではなく他の形状、例えば小さい四角板形状等に形成されていてもよい。円板形状の弾性部材3の厚さは、それには限定されないが、ここでは縦ガラス板4、5のサイズや重量に応じて2〜5mm程度の範囲から選択される。 【0022】また直径は、厚さが3mm程度のときは2mm程度、厚さが4mm程度のときは3mm程度、厚さが5mm程度のときは4mm程度にされる。この弾性部材3は装着前の状態では、片面に接着剤が塗布してあり、該接着剤面が離型シートで被覆されている。水槽を組み立てるにあたって該離型シートが剥がされ、接着剤で底ガラス板2の縁辺部21の上面、又は縦ガラス板4、5の下端面に所定の間隔で接着され、その状態で底ガラス板2の縁辺部21の上面と縦ガラス板4、5の下端面との間に容易に確実に介在せしめられる。 【0023】そして、水槽内側から塗布された接着剤8が、底ガラス板2の辺縁部21の上面とこれに対向する縦ガラス板4、5の下端面との間の弾性部材3により形成された間隙に充填され、さらに底枠1の辺縁部立ち上がり壁11と底ガラス板2の辺縁部側端面21a及び縦ガラス板4、5の下端部41、51の外面との間にまで入り込むように充填されている。水槽内側では底ガラス板2の縁辺部21の上面と縦ガラス板4、5の下端部41、51の内面とが交わるライン部分にも接着剤8が塗布されている。これら接着剤8は隙間無く連続している。 【0024】これら接着剤8に連続して同じ接着剤8が縦ガラス板4と5が出会う部分にも、水槽内側から柱7に沿って水密に塗布されている。接着剤8はこのように充填された状態で弾性を有するシリコーン樹脂系接着剤である。以上説明した水槽Aによると、底ガラス板2の辺縁部21の上面に立設される縦ガラス板4、5は、弾性部材3を介して該底ガラス板の縁辺部上面に立設されるので、水槽の組み立て、運搬、保管作業等においてそれらガラス板2と4、5の相互の衝突による損傷の危険性が少なく、小型水槽の場合は勿論のこと、たとえ大型水槽の場合でも、それだけ水槽の組み立て、運搬、保管作業等を行い易い。 【0025】底ガラス板2の辺縁部21の上面とこれに対向する縦ガラス板4、5の下端面との間の弾性部材3により形成された間隙に接着剤8が充填されるので、そして該間隙への接着剤充填作業は水槽内側からたやすく、正確に行えるので、水漏れが十分防止される状態に容易に水槽を組み立てることができる。さらここでは、弾性を有する接着剤8が該間隙だけでなく、底ガラス板2の辺縁部側端面21a及び縦ガラス板4、5の下端部41、51の外面と底枠立ち上がり壁11との間にまで充填されているので、一層確実に水漏れが防止されるとともに、底枠1が冬季等において収縮するときでも、接着剤8がクッション材となって各ガラス板の割れ等の損傷発生を防止することができる。 【0026】また、弾性部材3はシリコーンゴム製の弾性部材であり、接着剤8はシリコーン樹脂系接着剤であり、これらは耐水性に優れているとともに、互いに馴染みがよく、従って長期にわたり確実に水漏れを防止できる。次に図4から図6を参照して本発明に係る第2タイプの水槽の1例について説明する。 【0027】図4は、本発明に係る第2タイプの水槽の1例の斜視図である。図5は図4に示す水槽のX’−X’線に沿う断面図であり、図6は図4に示す水槽のY’−Y’線に沿う断面図である。図4から図6に示す水槽Bは、矩形の板状底枠1’と、底枠1’上にシートS’を介して敷設された底ガラス板2’と、底ガラス板2’の辺縁部21’の側端面21a’の外側において底枠1’の上面1a’に、間隔を開けて配置した弾性部材3を介して立設された縦ガラス板4、5と、縦ガラス板4、5の上端部に嵌め付けられた上枠6と、縦ガラス板4、5が出会う部位に立設された柱7とを備えている。 【0028】底枠1’、シートS’及び底ガラス板2’はサイズが少し小さくなっている点を除けば、水槽Aにおけるものと同様のものである。弾性部材3、縦ガラス板4、5、上枠6及び柱7はそれぞれ水槽Aにおけるものと同様のものである。そして、水槽内側から塗布された水槽Aにおけると同じ接着剤8が、底ガラス板2’の辺縁部側端面21a’とこれに対向する縦ガラス板4、5の下端部41、51の内面との間隙、さらにはそこから縦ガラス板4、5の下端面と底枠1’の上面1a’との間の弾性部材3により形成された間隙に充填され、さらに底枠1’の辺縁部立ち上がり壁11’と縦ガラス板4、5の下端部41、51の外面との間にまで入り込むように充填されている。水槽内側では底ガラス板2’の辺縁部21の上面と縦ガラス板4、5の下端部41、51の内面とが交わるライン部分にも接着剤8が塗布されている。これら接着剤8は隙間無く連続している。また、これら接着剤8に連続して同じ接着剤8が縦ガラス板4と5が出会う部分にも、水槽内側から柱7に沿って水密に塗布されている。 【0029】以上説明した水槽Bによると、底枠1’の上面1a’に立設される縦ガラス板4、5は、弾性部材3を介して該底枠上面1a’に立設されるとともに底ガラス板2’の辺縁部側端面21a’と縦ガラス板4、5の下端部41、51の内面との間には接着剤充填のための間隙が設けられるので、水槽の組み立て、運搬、保管作業等においてそれら縦ガラス板4、5と底ガラス板2’との相互衝突や、縦ガラス板4、5と底枠上面1a’との相互の衝突によるガラス板損傷の危険性が少なく、小型水槽の場合は勿論のこと、たとえ大型水槽の場合でも、それだけ水槽の組み立て、運搬、保管作業等を行い易い。 【0030】底ガラス板2’の辺縁部側端面21a’とこれに対向する縦ガラス板4、5の下端部41、51の内面との間隙、及び縦ガラス板4、5の下端面と底枠上面1a’との間の弾性部材3により形成された間隙に接着剤8が充填されるので、そして該間隙への接着剤充填作業は水槽内側からたやすく、正確に行えるので、水漏れが十分防止される状態に容易に水槽を組み立てることができる。 【0031】さらここでは弾性を有する接着剤8が該間隙だけでなく、縦ガラス板4、5の下端部41、51の外面と底枠1’の辺縁部立ち上がり壁11’との間にまで充填されているので、一層確実に水漏れを防止できるとともに、底枠1’が冬季等において収縮するときでも、接着剤8がクッション材となって各ガラス板の割れ等の損傷発生を防止することができる。 【0032】また、弾性部材3はシリコーンゴム製の弾性部材であり、接着剤8はシリコーン樹脂系接着剤であり、これらは耐水性に優れているとともに、互いに馴染みがよく、従って長期にわたり確実に水漏れを防止できる。 【0033】 【発明の効果】本発明によると、底ガラス板の縁辺部上面に縦ガラス板を立設したタイプの水槽や底ガラス板の辺縁部側端面の外側に縦ガラス板を立設したタイプの水槽であって、水槽の組み立て、運搬、保管作業等においてそれらガラス板の損傷の危険性が少なく、それだけ水槽の組み立て、運搬、保管作業等を行い易く、また、水漏れが十分防止される状態に容易に水槽を組み立てることができ、長期にわたり水漏れの恐れがない水槽を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390021049 【氏名又は名称】寿工芸株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】谷川 昌夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−137120 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月25日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−310941 |
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