| 【発明の名称】 |
抗アレルギー作用のある美味しい卵の製造法 |
| 【発明者】 |
【氏名】赤松 晃代
|
| 【要約】 |
【課題】卵アレルギーの人が食べててもアレルギーが起きない美味しい卵の製造法に関するものである。
【解決手段】ベートベン、ビバルディ、モーツアルト作曲の音楽を聴かせ鳥のストレスを無くし、産卵する卵に抗アレルギー作用のある美味しい卵を製造する。更に効果を上げるには、この音楽に野鳥の鳴き声を併用する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ベートベン、ビバルディ、モーツアルト作曲の音楽を聴かせて鳥を飼育し、産卵させる事を特徴とする抗アレルギー作用のある美味しい卵の製造法。 【請求項2】 ベートベン、ビバルディ、モーツアルト作曲の音楽に野鳥の囀りを併用して聴かせて鳥を飼育し、産卵させる事を特徴とする抗アレルギー作用のある美味しい卵の製造法。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は卵を食べてもアレルギーが起きない抗アレルギー作用のある美味しい卵の製造法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】卵は重要な栄養源であるが、卵のアレルギーを起こす人は非常に多い。そこで、アレルギーを起こさない卵の製法が研究されている。しかし、これまで、クラシック音楽を聴かせてアレルギーを起こさない抗アレルギー作用のある美味しい卵の製造法は知られていない。 【0003】 【発明が解決しょうとする課題】卵は多くの栄養源を含んでいて消化しやすく、安い手軽な食材であるから、あらゆる食品に使われている。従って、卵のアレルギー患者は市販の食品を気軽に購入して食することが出来ない。この様な良い食材が使えないのは料理を作る主婦にとっても大変に不便な事である。鶏卵は生産効率を上げるために、鶏を運動も出来ない狭いケージの中に入れ、卵を産む機械の様に扱われている。この様にストレスの溜った鶏から生産された卵は味が悪く、品質に欠陥(卵アレルギーを起こす原因)が生じても不思議でない。本発明はアレルギーを起こさない卵を非常に簡単で、安く、しかも、小さなケイジーの中で飼育しても非常に美味しく、こくがある卵を作ろうとするものである。 【0004】 【発明が解決するための手段】音楽を利用する食品には、音楽を聴かせて美味しい野菜を育てる農業の分野、酒、ワイン、味噌等の発酵に利用する醸造の分野、麺、クッキー等の製造に利用する加工食品の分野、牛等の動物に音楽を聴かせて乳の出を良くしたりする飼育分野がある。そこで、本発明者は行楽を利用して鶏のストレスを無くし、抗アレルギー作用のある美味しい卵が出来ないか鋭意研究して完成したものである。音楽の種類には演歌、歌謡曲、民謡等の日本的なものから、ロツク、ジャズ、ニューウミュージック、クラシック、宗教音楽等がある。その中で、効果のあるのはクラシック音楽である。クラシック音楽の中でもベートベン、ビバルディ、モーツアルト作曲の音楽に高い効果が出る。更に効果を上げるには、この音楽に例えば、めじろ、ほおじろ、カナリヤ、鶯等の野鳥の囀りを併用すると強い効果が出る事が分かった。 【0005】 【発明の実施の形態】鳥を飼育には通常市販されている飼料で十分である。ここで言う鳥とは鶏、あひる、ウズラ、うこっけい等の食用の卵をとるために飼育している鳥を指す。 【0006】実施例1鶏100羽を用いて、明るい間、ベートベンの「田園」の音楽を常に聴かせた。餌は通常の餌を与えた。鶏をケージの中で通常の方法で、1週間飼育してから、その卵を用いて、抗アレルギー作用、味、鮮度、殻の硬さ、卵の重量、成分について比較試験を行った。通常の餌のみで育てた鶏の卵を卵A、通常の餌で音楽を聴かせて育てた鶏の卵を卵Bとする。 【0007】実施例2ウズラ100羽を用いて、明るい間、ビバルディの「四季」の音楽を常に聴かせた。餌は通常の餌を与えた。ウズラをケージの中で通常の方法で、1週間飼育してから、その卵を用いて、抗アレルギー作用、味、鮮度、殻の硬さ、卵の重量、成分について比較試験を行った。通常の餌のみで育てたウズラの卵を卵C、通常の餌で音楽を聴かせて育てたウズラの卵を卵Dとする。 【0008】比較試験方法a)抗アレルギー作用についての比較試験は、卵アレルギー患者30人に卵を食べさせて、アレルギーの発生を調べた。 b)味についての比較試験は、50人の男女に産卵1週間後の卵を生のままで味を調べた。 c)鮮度についての比較試験は、産卵後2週間室温(25度)に放置した卵各20個を皿の上に割り、黄身に楊枝を突き刺して、楊枝が倒れる時間を計った。 d)卵の殻の硬さの比較試験は各卵20個を10糎の高さより板の上に落として、卵の破損状態を調べた。 e)卵の重量の比較試験は、同齢の鳥で、同一の餌で育てた鳥120羽を60羽づつに分けて、その鳥の産卵する卵を無作為に50個とり、その卵の総重量がほぼ等しい、鳥を用いて卵への飼料効率を調べた。 f)卵のエネルギー、コレステロール、脂質についての比較試験では卵各10個の平均値を用いた。 【0009】実施例1の鶏の卵A,Bについての比較試験の結果は次の様である。 a)抗アレルギー作用についての比較試験は、卵アレルギー患者30人に鶏の卵Bの黄身だけでなく白身も食べさせたが、全くアレルギーの発生は見られなかった。 b)味についての比較試験は、50人中50人が通常の餌で育てた鶏の卵Aより、音楽を聴かせて育てた鶏の卵Bの法が格段に美味しくこくがあり、放し飼いの鶏の卵と同等、又はそれ以上の味であるると答えた。 c)鮮度についての比較試験は、産卵後2週間室温(25度)に放置した卵各20個を皿の上に割り、黄身に楊枝を突き刺して、楊枝が倒れる時間を計った。鶏の卵Aは平均5秒で倒れた,鶏の卵Bは1時間以上経過しても倒れなかった。 d)卵の殻の硬さの比較試験は鶏の卵Aでは20個中18個が破損し、2個にひびがはいった。鶏の卵Bでは20個中1個にひびが入っただけであった。 e)卵への飼料効率は卵A、B各100個を用いて総重量に差があるか有為検定した結果、明らかに差が出た。 f)卵のエネルギー値、コレステロール値は鶏の卵Aのエネルギー162kcal、鶏の卵Bのエネルギー132kcalで鶏の卵Aのエネルギーより約18.50%低い、鶏の卵Aのコレステロール値は470mg、鶏の卵Bのコレステロール値は375mgで、鶏の卵Aコレステロール値より約20.2%低い。鶏の卵Aの脂質値は11.2g、鶏の卵Bのコレステロール値は8.8gで、鶏の卵Aの脂質値より約21.4%低い。 【0010】実施例2のウズラの卵C,Dについての比較試験の結果は実施例1と全く同じ傾向の結果が得られた。 【0011】 【発明の効果】本発明の方法によれば、アレルギーを起こさない卵の作り方は非常に簡単であり、コストが掛らないので安く、市販の卵と同様にアレルギー患者にも手軽に利用出来る。従って、その効果は非常に大きい。音楽を聴かせて育てた鳥の卵は狭いケイジーの中で飼育しているにもかかわらず非常に美味しく、こくがあり、放し飼いの鶏の卵と同等、又はそれ以上の味である。これらの結果はいずれも音楽が鳥のストレスを軽くするためと思われる。又、卵の殻が硬くなるので輸送中に卵が壊れにくい。卵を室温に放置しても鮮度が落ちにくく、黄身が固く盛り上がっているので箸で持ち上げる事ができる。従って、冷蔵庫に入れて置けば、何時までも新鮮さが保たれ美味しく食べる事が出来る。ストレスが無く体調が艮いためか、病気に罹りにくく、通常の方法で飼育された卵より、卵が大きく重量があるり、明らかに飼料効率が良い。卵のエネルギー値は、鶏の卵Aのエネルギーより約18.50%低く。鶏の卵のコレステロール値は、鶏の卵Aコレステロール値より約20.2%低い。鶏の卵の脂質値は、鶏の卵Aの脂質値より約21.4%低い結果となった。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】592197153 【氏名又は名称】赤松 晃代
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月31日 |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開平11−127718 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−337624 |
|