| 【発明の名称】 |
ハリス止付きサカ針 |
| 【発明者】 |
【氏名】中川 明紀
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| 【要約】 |
【課題】鮎友釣り用のハリス止付きサカ針を、ぐらつきが少なくてはずれにくくするとともに、掛け針の根掛かりを少なくする。
【解決手段】軸11の端部にハリス止14を備えたサカ針10において、ハリス止14部分を軸11の軸線Xに対して傾斜( θ) させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 軸の端部にハリス止を備えたサカ針において、ハリス止部分を軸の軸線に対して傾斜させたことを特徴とするハリス止付きサカ針。 【請求項2】 針先とハリス止部分が同一平面内にあることを特徴とする請求項1のハリス止付きサカ針。 【請求項3】 針先とハリス止部分が異なる平面内にあることを特徴とする請求項1のハリス止付きサカ針。 【請求項4】 軸の軸線に対するハリス止の傾斜角を5°以上90°未満としたことを特徴とする請求項1のハリス止付きサカ針。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は鮎の友釣仕掛けに用いられるサカ針に関し、より詳しくは、ハリス止付きサカ針の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】図5および図6に示すように、ハリス止付きサカ針(1)は針先(1b)をおとり鮎(2)の尻鰭付近に刺して使用されるもので、鮎友釣仕掛けにおけるハナカン(3)と、場合によっては背針(4)を経て、仕掛け糸(5)で繋がれ、ハリス止(1c)に掛け針(6)のハリス(7)を止めるようになっている。 【0003】従来のハリス止付きサカ針(1)はハリス止(1c)部分が軸(1a)と同軸状になっていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】図6に示すように、ハリス止(1c)にハリス(7)を取り付けると、ハリス(7)はハリス止(1c)から軸(1a)の延長線方向に延出し、掛け針(6)の重量により次第に下方に垂れる。したがって、下に垂れる長さが長く、掛け針(6)が根掛かりしやすくなる。 【0005】また、根掛かりするとハリス(7)を通じてサカ針(1)に大きな力が掛かるのであるが、その際サカ針(1)がぐらついておとり鮎(2)から抜けたり、おとり鮎(2)を痛めたりするという問題もある。 【0006】そこで、この発明の目的は、ぐらつきが少なくてはずれにくく、掛け針の根掛かりが少ないサカ針を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、鮎友釣り用サカ針のハリス止部分の形状を工夫することによって上記目的を達成したもので、ハリス止付きサカ針のハリス止部分を軸の軸線に対して傾斜させたことを特徴とする。 【0008】ハリス止部分を傾斜させたことにより、サカ針を鮎に打ったとき、魚体にハリス止部分が食い込んで針先部分とハリス止部分とで一種のブリッジを形成する。したがって、サカ針が安定してぐらつきが少なくなり、はずれにくくなる。 【0009】また、ハリス止部分が軸の軸線に対して傾斜している結果、ハリス止に取り付けた掛け針のハリスが、ハリス止部分の延長線方向に延び出してから放物線状ないしは山なりに垂れ下がることになり、サカ針から下方に垂れ下がる部分の長さが従来に比べて短くなる。したがって、根掛かりも発生しにくくなる。 【0010】ハリス止部分が軸の軸線に対して傾斜しているため、サカ針が持ちやすく、したがってまた、刺しやすいものとなる。この持ちやすさという点では、請求項2の発明のように、ハリス止部分は針先と同一平面内にあるのが好ましいが、針先の延在する平面とは異なる平面内にあってもよい(請求項3)。つまり、軸に垂直な平面内で、針先に対してハリス止部分を所定の角度だけ振ってもよい。 【0011】この場合、ハリス止部分を振る向き及び量は、サカ針の持ちやすさだけでなく、ハリスを山なりに延出させるという作用、および、ハリス止部分を魚体に当ててサカ針を安定させるという作用にも関係する。持ちやすさに関しては、サカ針をおとり鮎に打つとき、通常、右手指でサカ針の軸を摘まんで左手に持ったおとり鮎の右体側に刺すものである。しかし、これは利き手によって、あるいは個々の釣り人によっても異なる。ハリスを山なりに延出させるという作用を発揮させるためには、サカ針を鮎に打った状態において、ハリス止部分が上向きになっている必要がある。さらに、振りすぎてはサカ針が持ちにくくなるばかりでなく、ハリス止部分を魚体に当ててサカ針を安定させるという作用が得られなくなる。 【0012】ハリス止部分の傾斜の度合に関しては、たとえば、ハリス止部分の先端から軸までの距離と、針先から軸までの距離とが等しくなる程度を一つの目安とすることができる。もっとも、ここで等しいというのは、見た目にほぼ等しいという程度の意味である。あるいは、軸の軸線に対するハリス止の傾斜角を目安としてもよく、具体的には、傾斜角を5°以上90°以下の範囲とする。換言すれば、軸とハリス止部分とがなす角を90°以上175°以下とする。傾斜角が5°未満ではハリス止から延出するハリスの山なりの度合が小さく、また、ハリス止部分を魚体に当ててサカ針を安定させるという作用も十分に発揮されない。上限に関しては、ハリス止の形状にもよるが、ハリス止本来の機能上制約がある。すなわち、ハリスを通す部分が袋状に閉じた穴になっている場合には問題ないが、軸をU字状に折り返して形成したハリス止の場合には、軸に対するハリス止部分の傾斜角を90°以内にとどめるのが望ましい。 【0013】 【発明の実施の形態】図1に示すサカ針(10)は、軸(11)と、針先(12)と、フトコロ(13)と、ハリス止(14)とからなる。ハリス止(14)は軸(11)の端部を折り返すことによって形成されている。図1(B)および図1(C)からわかるとおり、針先(12)とハリス止(14)は同一平面内にある。ハリス止(14)の部分は軸(11)の軸線(X)に対して所定の角度(θ)だけ傾斜している。図示する例では、ハリス止(14)の先端から軸(11)の軸線までの距離をh1、針先(12)から軸までの距離をh2と表示してある。 【0014】図4に示すように、鮎(2)にサカ針(10)を刺したとき、ハリス止(14)の部分が横向きになるため、ハリス止(14)に取り付けた掛け針(6)のハリス(7)が、最初ハリス止(14)の延長線方向に延び出し、それから放物線状に山なりになって垂れ下がる。サカ針(10)から掛け針(6)までの距離をL1と表示したが、従来(図6)の場合のL2と比較すれば、ハリス(7)の垂れ下がり量が大幅に減少することが理解されよう。 【0015】また、図2(C)に模式的に示すように、鮎(2)にサカ針(10)を打つと、魚体(想像線で示す)に刺さった針先(12)と魚体に押し付けられたハリス止(14)とが一種のブリッジを形成し、これにより、サカ針(10)がぐらつきのない非常に安定した状態に保持される。 【0016】次に、サカ針(10)の各種の変形態様を説明する。図1(D)は、図1(C)に対応する側面図であって、針先(12)に対してハリス止(14)を所定角度だけ振った場合を示している。図1(E)に示すように、ハリス止(14)を構成する折返し部(14a)は、図1(A)のものとは反対側にあってもよい。また、図2(A)(B)に示すように、折り返し部分(14a)を軸の側方に位置させることもできる。さらに、ハリス止(14)は、軸(11)を折り返して形成するほか、図2(C)(D)に示すように、別途製作したハリス止部材(14b)を軸(11)に半田付け等により固着してもよい。図3(A)(B)に示すような形状の針先を備えたものについても同様に適用できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392013316 【氏名又は名称】株式会社カツイチ
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月25日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】江原 省吾 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−42029 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−200357 |
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