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【発明の名称】 植物育成装置
【発明者】 【氏名】守谷 孝志

【氏名】北原 弘一

【要約】 【課題】構成が簡易でありコスト高を招くことなく、できるだけ自然光に近い人工光を容易に実現することができる植物育成装置を提供する。

【解決手段】光環境を人為的に制御可能な人工光源31は、共にメタルハライドランプ34であるDy−Tl−In系ランプ34Aと、Sn系ランプ34Bとを備え、両ランプ34A,34Bを、互いの照射光が混合された状態で植物に照射されるように、交互に並ぶマトリックス状に配設した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】植物に光を照射する人工光源を備え、該人工光源により光環境を人為的に制御可能な植物育成装置において、前記人工光源は、共にメタルハライドランプであるDy−Tl−In系ランプと、Sn系ランプとを具備して成り、前記Dy−Tl−In系ランプと前記Sn系ランプとを、互いの照射光が略同率に混合された状態で植物に照射されるように配設したことを特徴とする植物育成装置。
【請求項2】前記Dy−Tl−In系ランプと前記Sn系ランプのそれぞれの個数およびワット数を略同一に揃え、両ランプを略平面に沿って交互に並ぶマトリックス状に配置させたことを特徴とする請求項1記載の植物育成装置。
【請求項3】前記Dy−Tl−In系ランプと前記Sn系ランプのそれぞれの点灯個数を変えることにより、両ランプの照射光が略同率に混合された状態を維持しつつ、光強度を段階的に制御可能なことを特徴とする請求項1または2記載の植物育成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物に光を照射する人工光源を備え、該人工光源により光環境を人為的に制御可能な植物育成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より植物育成装置の目的の一つとして、自然界に近似した環境の再現があり、特に育種や病理等の生態学的実験を人工光源で行うような場合、できるだけ自然光に近い人工光が求められていた。ところが実際は、植物の生長と発育にある程度効果があるならば、設備コスト等を考慮して人工光源を決めるのが現実であり、一般にはSn系ランプ等、特定のメタルハライドランプが選択され使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述した植物育成装置では、通常は一種のランプのみを選択して人工光源を構成していたため、例えばSn系ランプを選択した場合には、青色光(400〜500nm)の波長領域が、自然光に比べて明らかに乏しいという問題があり、自然光の再現は困難だった。
【0004】ところで、人工光源を備えたこの種の装置として、例えば、特開昭63−79531号公報に示すようなものがある。これは、異なるエネルギー分布を持つ複数個の人工光源の発光量を、それぞれ制御装置で制御することにより、植物に適した光環境を作成する装置である。
【0005】しかし、このような装置であっても、発光量を調整する制御装置を備えることで、大幅なコストアップを招いてしまうと共に、結局、具体的にどのようなエネルギー分布をどの割合で組み合わせれば、自然光を再現できるかということは分からなかった。
【0006】本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、構成が簡易でありコスト高を招くことなく、できるだけ自然光に近い人工光を容易に実現することができる植物育成装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]植物に光を照射する人工光源(31)を備え、該人工光源(31)により光環境を人為的に制御可能な植物育成装置(10)において、前記人工光源(31)は、共にメタルハライドランプ(34)であるDy−Tl−In系ランプ(34A)と、Sn系ランプ(34B)とを具備して成り、前記Dy−Tl−In系ランプ(34A)と前記Sn系ランプ(34B)とを、互いの照射光が略同率に混合された状態で植物に照射されるように配設したことを特徴とする植物育成装置(10)。
【0008】[2]前記Dy−Tl−In系ランプ(34A)と前記Sn系ランプ(34B)のそれぞれの個数およびワット数を略同一に揃え、両ランプを略平面に沿って交互に並ぶマトリックス状に配置させたことを特徴とする[1]記載の植物育成装置(10)。
【0009】[3]前記Dy−Tl−In系ランプ(34A)と前記Sn系ランプ(34B)のそれぞれの点灯個数を変えることにより、両ランプの照射光が略同率に混合された状態を維持しつつ、光強度を段階的に制御可能なことを特徴とする[1]または[2]記載の植物育成装置(10)。
【0010】次に、前述した解決手段に基づく作用を説明する。
[1]記載の植物育成装置(10)によれば、Dy−Tl−In系ランプ(34A)によって、自然光のうち約400〜700nmの波長域に近似した光が得られるが、自然光に比べて遠赤色光(700〜850nm)の波長域の光は相当不足する。一方、Sn系ランプ(34B)によって、自然光のうち遠赤色光(700〜850nm)を含む長波長側の光が得られるが、自然光に比べて530nm付近以下の短波長側の光は相当不足する。
【0011】発明者らの調査研究の結果、前記Dy−Tl−In系ランプ(34A)と前記Sn系ランプ(34B)の互いの照射光を略同率に混合させることにより、自然光の種々相のスペクトルに極めて近似した光を得ることができる。ここで両ランプの照射光を略同率に混合させるには、例えば、ワット数を1:1の割合に設定すればよい。
【0012】また、[2]記載のように、両ランプ(34A,34B)をそれぞれ略同一のワット数のものを略同一個数ずつ用意し、両ランプ(34A,34B)を略平面に沿って交互に並ぶマトリックス状に配置させれば、両ランプ(34A,34B)の照射光をほぼ均一に混合させることができる。このような簡易な構成により、コスト高を招くことなく、自然光に近似した光環境を実現することができる。
【0013】更にまた、[3]記載のように、両ランプ(34A,34B)を、例えばそれぞれ同数ずつ点灯または消灯することにより、両ランプ(34A,34B)の照射光が略同率の混合された状態、すなわち、自然光に近似した光環境を維持しつつ、光強度を段階的に制御して、植物生育に対する光強度の影響を調べるような実験を効率的に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明を代表する一の実施の形態を説明する。図1〜図8は本発明の一実施の形態を示している。図1に示すように、植物育成装置10は、箱型の機本体10a内に育成室20、光源室30、それに機械室50を備え、前記育成室20内に温度や湿度を調整した空気を循環させて環境要因を人為的に制御し、植物の生育試験を行う装置である。本発明の根幹を成す人工光源31は、光源室30に配設されている。
【0015】育成室20は植物を育成する部屋であり、その底面部は機本体10aの底面壁と平行な床板21からなり、上面部は機本体10aの上面壁と平行な天井板23からなり、周囲は機本体10aの外壁や仕切板25で囲われている。床板21下は、育成室20内へ調整済みの空気を吹き出す吹出空間20aとなっており、植物を植えた鉢等は床板21上に載置する。
【0016】床板21には、その全域に多数の吹出孔22が開設されている。一方、天井板23には、光源室30側の人工光源31を挿通させる複数の開口部24が開設されている。ここで各開口部24内には、それぞれ対応する人工光源31の笠32の下端開口(光照射部位)側を挿通させて育成室20内側へ突出させ、開口部24内周縁と笠32の外周との間にリング状の隙間を生じさせている。この隙間が、育成室20内の空気を室外に排出するための吸込孔となる。
【0017】光源室30は、前記天井板23上に位置し、育成室20内を循環した空気を室外へ排出するための空気吸込空間ともなっている。この光源室30内には、前述したように一部育成室20側へも突出する人工光源31が配設されている。人工光源31は植物に光を照射し、光環境を人為的に制御することができるものである。
【0018】人工光源31は、共にメタルハライドランプ34であるDy−Tl−In系ランプ34Aと、Sn系ランプ34Bとを具備して成る。Dy−Tl−In系ランプ34AとSn系ランプ34Bは、それぞれ互いの照射光が略同率に混合された状態で、床板21上の植物に照射されるように配設されている。
【0019】図5に示すように、メタルハライドランプ34は、高圧水銀ランプの一種であり、外球35内に石英発光管36が支持され、電極37、バイメタルスイッチ38、口金39等から構成されている。石英発光管36内には水銀の他に金属ハロゲン化物(メタルハライド)が添加されており、これら金属蒸気中の放電による発光を主に利用したランプである。
【0020】このようなメタルハライドランプ34は、石英発光管36内に添加する発光金属の種類によって分光分布等の種類が異なり、その代表的なものがDy−Tl−In系ランプ34Aと、Sn系ランプ34Bである。Dy−Tl−In系ランプ34Aは535nmに強い輝線を有し、Sn系ランプ34Bは遠赤色光域のエネルギー比が大きいランプである。
【0021】詳しく言えば、Dy−Tl−In系ランプ34Aは、石英発光管36内に水銀、アルゴンの他に、ジスプロシウム、タリウム等のハロゲン化物を封入したランプである。Dy−Tl−In系ランプ34Aの発光効率は水銀ランプの約1.5倍あり、演色性は平均演色評価数Raが90程度に達する。具体的には例えば、BOCランプ(登録商標)等が知られている。
【0022】図6は、Dy−Tl−In系ランプ34Aと自然光の分光エネルギー分布を比較したグラフである。ここで自然光は、地表において最も高い頻度で得られる色温度の太陽光とする。このグラフから分かるように、Dy−Tl−In系ランプ34Aの分光エネルギー分布は、広い可視領域にわたる豊富な連続スペクトルと、535nmの強いタリウムラインによって象徴される。連続スペクトルは、主にDyによる無数のラインスペクトルの集まりから成り、この光源に高演色の特性を与えている。ただし、自然光に比べて遠赤色光(700〜850nm)の波長域の光は相当不足している。
【0023】一方、Sn系ランプ34Bは、ハロゲン化錫(SnI,SnBr)の分子発光による連続スペクトルを利用したランプである。Sn系ランプ34Bの発光効率は水銀ランプと同程度であるが、演色性は平均演色評価数Raが92程度に達する。具体的には例えば、陽光ランプ(登録商標)等が知られている。
【0024】図7は、Sn系ランプ34Bと自然光の分光エネルギー分布を比較したグラフである。前記同様に自然光は、地表において最も高い頻度で得られる色温度の太陽光とする。このグラフから分かるように、Sn系ランプ34Bの分光エネルギー分布は、沃化錫の分子発光による広い可視領域にわたる連続スペクトルに象徴される。ところが、自然光に比べて530nm付近以下の短波長側の光は相当不足している。
【0025】Dy−Tl−In系ランプ34AとSn系ランプ34Bは、それぞれ互いの照射光が混合された状態で、床板21上の植物に照射されるように配設されている。具体的には図2に示すように、両ランプ34A,34Bは、略平面な機本体10aの上面壁に、交互に並ぶ4×5のマトリックス状に配設されている。
【0026】図2の例では、白丸がDy−Tl−In系ランプ34Aであり、斜線のある丸がSn系ランプ34Bであり、この逆の態様でも構わないが、要は、上下左右に隣接するランプ同士が異なる種類になるよう配置されている。このような配置の他に、例えば、行または列ごとに同一種類のランプで揃えて、一行または一列おきに交互に両ランプ列を並べるように配置してもよい。なお、当然マトリックス状に限られるものではなく、放射状等に配置してもかまわない。
【0027】図3および図4に示すように、両ランプ34A,34Bの口金39をどちらも装着できる反射笠32付きのソケット32aが、前述した配置に配設されている。両ランプ34A,34Bの光照射部位側である反射笠32の下端開口には、蝶番を介して透光蓋32bが開閉可能に装着されている。
【0028】図2において、Dy−Tl−In系ランプ34AとSn系ランプ34Bのそれぞれの個数およびワット数は、本実施の形態では予め同一に設定されている。すなわち、個々の両ランプ34A,34Bのワット数は1:1の割合に設定されており、両ランプ34A,34Bの数はそれぞれ10個である。
【0029】このような人工光源31による実験の結果、Dy−Tl−In系ランプ34AとSn系ランプ34Bの互いの照射光を略同率に混合させたことにより、図8に示すように、自然光の種々相のスペクトルに極めて近似した光を得ることができた。図8中で、■が前記両ランプ34A,34Bの混合光の分光エネルギー分布を示し、■が実際の実験日(晴天)における自然光の分光エネルギー分布を示している。
【0030】また、両ランプ34A,34Bのそれぞれの点灯個数を変えて、両ランプ34A,34Bの照射光が略同率に混合された状態を維持しつつ、光強度を段階的に制御可能に構成されている。例えば、両ランプの点灯個数を、それぞれ同数ずつ点灯または消灯すればよい。この場合、両ランプ34A,34Bの点灯・消灯は手動操作でもよく、あるいは制御手段による自動調整で行ってもよい。
【0031】また、前記光源室30の一端側は機械室50の上端側に連通し、機械室50の下端側は前記吹出空間20aに連通しており、これら一続きに連通した空間は、前記開口部24から排出された空気を光源室30内を通して吹出孔22まで循環させる空気循環経路を形成している。なお、光源室30と機械室50の間には、空気中の塵や埃を除去するエアーフィルター26が介装されている。
【0032】機械室50内には、空気の温度や湿度を調整して一定方向に送る空気調整装置が配設されている。ここで空気調整装置は具体的には、送風機51、冷却コイル52、電気ヒータ53、および加湿ノズル54を組み合せてなる。これら送風機51等、空気調整装置の構成装置の稼動は制御装置(コンピュータ)により制御されている。なお、空気調整装置は前述した構成に限定されるものではなく、例えば加湿ノズル54を除いて構成してもかまわない。
【0033】次に作用を説明する。前記植物育成装置10によれば、Dy−Tl−In系ランプ34Aにより、図6に示すように、自然光のうち約400〜700nmの波長域に近似した光が得られる。しかし、自然光に比べて遠赤色光(700〜850nm)の波長域の光は相当不足する。
【0034】一方、Sn系ランプ34Bによれば、図7に示すように、自然光のうち遠赤色光(700〜850nm)を含む長波長側の光が得られる。ところが、自然光に比べて530nm付近以下の短波長側の光は相当不足する。
【0035】図2に示すように、これら2つのランプ34A,34Bはワット数が等しく、略水平に沿って交互に並ぶマトリックス状に配設させたことにより、両ランプ34A,34Bの照射光は、ほぼ均一かつ同率に混合された状態で、床板21上に載置される植物に照射される。
【0036】Dy−Tl−In系ランプ34AとSn系ランプ34Bの互いの照射光が略同率に混合されることにより、図8に示すように、自然光の種々相のスペクトルに極めて近似した混合光を得ることができる。すなわち、Dy−Tl−In系ランプ34Aには足りない遠赤色光(700〜850nm)は、Sn系ランプ34Bによって補われ、逆にSn系ランプ34Bには足りない530nm付近以下の短波長側の光は、Dy−Tl−In系ランプ34Aによって補われる。
【0037】このように、例えばマイクロ波ランプ等に比べて、電力効率も良く安価な前記両ランプ34A,34Bを組み合わせることで、青色光(400〜500nm)、赤色光(600〜700nm)、および遠赤色光(700〜850nm)の比が自然光に近い光環境を人工的に作成することができる。
【0038】また、図2において両ランプ34A,34Bを、それぞれ同数ずつ点灯または消灯することにより、両ランプ34A,34Bの照射光が略同率に混合された状態を維持しつつ、光強度を段階的に制御することもできる。従って、自然光に近似した光環境を維持しつつ、植物生育に対する光強度の影響を調べるような実験も効率的に行うことができる。この場合、両ランプ34A,34Bの点灯・消灯は手動操作でもよく、あるいは制御手段による自動調整で行ってもよい。
【0039】前記自然光における青色光/赤色光、赤色光/遠赤色光の比は、朝夕の一時期を除いてほぼ一定であるが、厳密に言えば朝はやや青色光が多く、夕方は赤色光が多い。このような自然界の実情に合わせて、両ランプ34A,34Bの点灯個数を任意に変えて調整するようにしてもよい。
【0040】図3および図4に示すように、両ランプ34A,34Bは、その反射笠32の下端開口側が天井板23の開口部24を挿通して育成室20内側へ突出している。そのため、照射光が天井板23を透過することなく、植物に直接照射することが可能となる。また、反射笠32の下端開口が育成室20内に表れるため、天井板23を何ら開閉することなく、両ランプ34A,34Bを育成室20内から交換したり、点検することが容易である。
【0041】また、植物育成装置10内における空気は、先ず機械室50内の冷却コイル52や電気ヒータ53により所望の温度に調整され、加湿ノズル54により所望の湿度に調整された状態で、送風機51の稼動により育成室20下方の吹出空間20aへ送られる。この調整済の空気は、育成室20の床板21の全域にある多数の吹出孔22を通って育成室20内へ吹き出される。
【0042】一方、育成室20の天井板23上方にある光源室30は前記送風機51の稼動により陰圧になっており、育成室20内の空気は、天井板23にある開口部24から室外へ吸気され排出される。それにより、育成室20内における温度や湿度等の環境要因の分布を良好に維持することができ、育成室20内の環境要因の不均一に基づく植物の生育のバラツキを防ぐことができる。
【0043】光源室30の一端側は機械室50の上端側に連通し、機械室50の下端側は吹出空間20aに連通しており、これら一続きに連通した空間は空気循環経路をなす。すなわち、天井板23の吸込孔24から育成室20外へ排出された空気は、そのまま光源室30内に導入されてここを通過し、再び機械室50内の冷却コイル52や電気ヒータ53により所望の温度に調整される等して、吹出空間20a側へと循環する。
【0044】このように光源室30も空気循環経路の一部となるから、光源室30内の両ランプ34A,34Bから生じる余分な熱は、たえず空気循環経路を流れる空気と共に光源室30外へ放出され、余分な熱は空気調整装置の主として冷却コイル52によって冷却される。従って、光源室30専用の冷凍機を特に設ける必要がなく、コストを抑えることができ、また、育成室20と光源室30との空気の温度もほぼ等しくなるため、結露の発生も確実に防止することができる。
【0045】なお、本発明に係る植物育成装置は、前述した実施の形態に係る具体的構成に限定されるものではない。例えば、天井板23を透光性のあるガラス板から構成し、人工光源31を挿通させる開口部24を設けることなく、ランプ31は光源室30内にとどめ、ガラス板に多数の吸込孔を開設するようにしてもよい。
【0046】また、図2中では、白丸がDy−Tl−In系ランプ34Aであり、斜線のある丸がSn系ランプ34Bであるが、逆の態様でも構わない。また、両ランプ34A,34Bは、略平面な機本体10aの上面壁に、交互に並ぶ4×5のマトリックス状に配設させたが、両ランプ34A,34Bの数は20個よりも多くても少なくてもよく、また、配置も図2に示す態様に限られない。なお、両ランプ34A,34Bの特性や、図6,図7のグラフは、稲田勝美著,光と植物生育(養賢堂)を参照した。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る植物育成装置によれば、人工光源は、共にメタルハライドランプであるDy−Tl−In系ランプと、Sn系ランプとを備え、前記両ランプを、互いの照射光が略同率に混合された状態で植物に照射されるように配設したから、構成が簡易でありコスト高を招くことなく、できるだけ自然光に近い人工光を容易に実現することができる。
【出願人】 【識別番号】390010054
【氏名又は名称】小糸工業株式会社
【出願日】 平成10年(1998)3月17日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】笹井 浩毅
【公開番号】 特開平11−262332
【公開日】 平成11年(1999)9月28日
【出願番号】 特願平10−66703