| 【発明の名称】 |
園芸用根付材 |
| 【発明者】 |
【氏名】白井 公士
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| 【要約】 |
【課題】植物の成長が速く、しかも、取り扱いが容易である。
【解決手段】原木を、圧縮圧500 〜1100 ton/cm2 にて圧縮した高圧縮木材を、水にて膨潤させて、園芸用の土に替えて使用する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原木を、圧縮圧500 〜1100 ton/cm2 にて圧縮した高圧縮木材を、水にて膨潤させたことを特徴とする園芸用根付材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、野菜、草花、果樹等を栽培する際に、野菜等の植物の根を根付かせるために使用される園芸用根付材に関する。 【0002】 【従来の技術】野菜、草花、果樹等を栽培する場合には、通常、土に播種したり、土に苗を移植して、野菜等の根を根付かせるようにしている。このような園芸用の土は、園芸用品店等において、例えば、10kg程度に袋詰めされて販売されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような園芸用の土は、重く、しかも、嵩張るために、持ち運びが容易でないという問題がある。また、袋詰めされた園芸用の土を、一旦、開封すると、保存することが容易でなく、余分な土の処分が問題となる。しかも、土の粒子は、塵埃となって周囲を汚すおそれもある。 【0004】本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、持ち運びが容易であり、また、保水性および保温性に優れているために、植物の成長が著しく向上する園芸用根付材を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の園芸用根付材は、原木を、圧縮圧500 〜1100 ton/cm2 にて圧縮した高圧縮木材を、水にて膨潤させたことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明する。 【0007】本発明の園芸用根付材は、松等の原木を、500 〜1100 ton/cm2 の圧力によって圧縮した高圧縮木材を、水によって膨潤させたものである。高圧縮木材は、木材繊維が分断された状態で、水分がほぼ完全に取り除かれている。従って、水に浸漬することによって、2〜3分程度の間に、その重量の20倍程度の水を吸収する。しかも、高圧縮木材は、木材繊維が分断されているために、水分を吸収することによって膨潤してコロイド状になる。そして、コロイド状になった木材繊維が園芸用の根付材となる。 【0008】このような園芸用根付材は、例えば、高圧縮木材の状態で運搬され、使用に際して、高圧縮木材を水にて膨潤させればよい。高圧縮木材は、通常、250 〜500g程度の重量になるように、10cm×10cm×5cm 程度の大きさとされ、このような大きさの高圧縮木材に、その重量の20倍程度の水を吸収させて十分に膨潤させた状態で、従来の園芸用の土に替えて使用される。 【0009】本発明の園芸用根付材を水で膨潤させて、植物を移植し、室外および室内のそれぞれにて植物の生育状態を実験した。各園芸用根付材に対して、3日置きに散水して、それぞれの保水性および保湿性を調べるとともに、室外および室内における温度20℃に対する保温性および植物の成長率を調べた。比較のために、園芸用の土による植物の生育状態を実験した。結果を表1に示す。 【0010】 【表1】
【0011】本発明の園芸用根付材は、25日を経過するまでは、散水した当日は、90%以上の水分が保水されており、散水して1日が経過しても、70%以上の水分が保水されていた。さらには、散水して2日が経過しても、40%程度の水分が保水されていた。散水後の3日間の平均では、水分の減少は55%であった。これに対して、園芸用の土では、17日が経過するまでは、散水した当日は、90%以上の水分が保水されていたが、その後は、散水した当日も、80〜70%程度の水分しか保水されず、散水して1日が経過すると、50%以下の水分しか保水されない。さらに、散水して2日が経過すると、20%以下の水分しか保水されなかった。散水後の3日間の平均では、水分の減少は67%であった。 【0012】また、保湿性においても、本発明の園芸用根付材は、散水後の3日間の平均では、59.45%の減少であるのに対して、園芸用の土では、72.2%の減少であった。 【0013】さらに、本発明の園芸用根付材は、室外において、周囲の温度20℃に対して、通常、1〜2℃程度は高温になり、マイナスになることはほとんどなく、28日の平均温度は、20.7℃であった。これに対して、園芸用の土の平均温度は、周囲の温度と同じで、20℃程度であり、本発明の園芸用根付材は、土よりも保温性に優れていた。室内においても、本発明の園芸用根付材の平均温度は20.7℃であり、園芸用の土の平均温度は、20℃程度であった。 【0014】そして、本発明の園芸用根付材では、植物の成長率は、28日の平均で200%になっているのに対して、従来の園芸用の土では、28日の平均の植物の成長率は130%であり、植物の成長が著しく向上していた。 【0015】 【発明の効果】本発明の園芸用根付材は、このように、高圧縮木材を水によって膨潤させたものであるから、通常は、軽量な高圧縮木材として手軽に持ち運ぶことができる。高圧宿木材を水にて膨潤させた本発明の園芸材料は、土のように多量に使用する必要がなく、また、塵埃によって周囲を汚すおそれもない。さらに、本発明の園芸用根付材は、保水性、保湿性および保温性に優れているために、植物の成長が著しく向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594126182 【氏名又は名称】株式会社マクロワークス
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】倉内 義朗
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| 【公開番号】 |
特開平11−239415 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−44754 |
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