| 【発明の名称】 |
テープ繰出具 |
| 【発明者】 |
【氏名】堀越 勝典
|
| 【要約】 |
【課題】離れた位置の作業者に対して確実にテープを手渡しするとともにテープを自在に引出すことができるテープ繰出具を提供する。
【解決手段】テープ繰出具1は、棒状に延びる竿2に巻テープ等のロール4aを回動可能に保持するロールホルダー5と、このロールホルダー5から竿2の先端までテープ4を引出し可能に案内支持するテープガイド6,6aとを備えて構成する。上記ロールホルダー5は着脱可能に竿2に取付け、また、竿2の基端部にグリップ等の保持部3を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 棒状に延びる竿に巻テープ等のロールを回動可能に保持するロールホルダーを設け、このロールホルダーから竿の先端までテープを引出し可能に案内支持するテープガイドを備えてなるテープ繰出具。 【請求項2】 前記竿の基端側にグリップ等による保持部を形成したことを特徴とする請求項1記載のテープ繰出具。 【請求項3】 前記ロールホルダーをロールの巻芯に挿通する支持軸とこの支持軸を支える保持枠とから構成し、この保持枠に開閉可能に側板を取付けるとともに、同側板に上記支持軸と嵌合する嵌合部を形成したことを特徴とする請求項1記載のテープ繰出具。 【請求項4】 前記竿の基端側にグリップ等による保持部を形成したことを特徴とする請求項3記載のテープ繰出具。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、離れた位置の作業者に対して確実にテープを手渡しするとともにテープを自在に引出すことができるテープ繰出具に関する。 【0002】 【従来の技術】図4は農業用ビニールフレームの構造を示す斜視図である。かまぼこ状に構成した農業用ビニールフレーム101は、アーチ型の骨102の上からビニールシート103を被せ、このビニールシート103を固定するために、同ビニールシート103の上から押さえ用のテープ104を掛け渡し、このテープ104をビニールフレーム101の左右の側方に杭105で止める。 【0003】長く連続するビニールフレーム101について上記テープ4を掛け渡す場合は、ビニールフレーム101の両側にそれぞれ作業者を配置し、テープをコイル状に巻いた巻テープ等のロール4aを交互に手渡しすることによってテープ104の掛け渡しと杭止めの作業をする。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ビニールフレームの幅寸法が大きくて互いの手が届かない場合は、テープを直接的に手渡しできないので、ロールを投げ渡し、または、長い腕を備えた挟み具によってテープを掴んで渡す等の方法によらざるを得ない。 【0005】ビニールフレームにテープを掛け渡す一連の作業においては、上記ロールの不安定な投げ渡しと受け取りの動作は注意力を要することから作業者の負担が大となり、また、長い腕を備えた挟み具による場合は杭による固定作業とが錯綜して作業能率の低下が避けられず、その改善が求められていた。 【0006】本発明の目的は、離れた位置の作業者に対して確実にテープを手渡しするとともにテープを自在に引出すことができるテープ繰出具を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、棒状に延びる竿に巻テープ等のロールを回動可能に保持するロールホルダーを設け、このロールホルダーから竿の先端までテープを引出し可能に案内支持するテープガイドを備えてなるテープ繰出具を構成した。このテープ繰出具は、ロールホルダーとテープガイドを備えたことから、テープをロールホルダーから竿の先端に繰出し可能に保持することができる。したがって、竿の先端が届く範囲であれば、離れた位置の作業者の間で、投げ渡し等の不安定な作業を要することなく、テープを確実に手渡しし、必要に応じて繰出すことができる。前記竿の基端側にグリップ等による保持部を形成した場合は、保持部によって竿を確実に保持しつつ、テープの確実な手渡しとその繰出しが可能となる。 【0008】前記ロールホルダーをロールの巻芯に挿通する支持軸とこの支持軸を支える保持枠とから構成し、この保持枠に開閉可能に側板を取付けるとともに、同側板に上記支持軸と嵌合する嵌合部を形成した場合は、嵌合部の嵌合固定によってロールを確実に保持するとともに、側板の開閉操作によってロールを能率よく装着し、交換することができる。前記竿の基端側にグリップ等による保持部を形成した場合は、保持部によって竿を確実に保持するとともに、テープの確実な手渡しと繰出し、ロールの簡易な装着交換が可能となる。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明のテープ繰出具の側面図である。本発明のテープ繰出具1は、棒状に延びて一定の張出し長さを有する竿2の基端側にグリップ等の保持部3を形成し、その近傍にロール4aを回動可能に保持するロールホルダー5と、このロールホルダー5から竿2の先端までテープ4を引出し可能に案内支持するテープガイド6,6aとを備える。上記竿2は作業に適する長さに設定し、この竿2と別体に上記ロールホルダー5を構成して竿2に対して着脱可能に取付ける。 【0010】図2は図1のII矢視図である。ロールホルダー5は、合成樹脂材等によってL字状に形成した保持枠11と、この保持枠11から突出する支持軸12と、この支持軸12と嵌合する嵌合部13を備えた側板14とからその本体部を構成し、この本体部を竿2に取付けるための一体形成の取付け部5aと座5bを備える。上記側板14はプラスチックヒンジ等による回動連結部15を介して開閉可能に上記L字部11と連結する。 【0011】上記支持軸12は、ロール4aの巻芯に挿通してこれを回動可能に支え、側板14の開閉動作によって容易にロール4aの装着、交換をすることができ、また、嵌合部13を嵌合固定することによって確実にロール4aを保持することができる。 【0012】図3は図1のテープ繰出具の使用状態を示す図である。本発明のテープ繰出具1のロールホルダー5にロール4aを装着し、テープ4をテープガイド6,6aに通した上で、農業用ビニールフレーム101の一方側で上記テープ繰出具1のグリップ3を持つ。 【0013】テープ4を自己の側の杭105によって固定した後は、竿2の先端をビニールフレーム101の反対側に振り出すことにより、ロール4aの投げ渡しを要することなく、他の作業者にテープ4を確実に手渡しすることができる。この時、ロールホルダー5によってロール4aから必要な長さのテープ4を繰出すことができる。 【0014】杭105によって固定した後に竿2の先端を戻すことにより、テープ繰出具1を保持して作業者は、ロール4aから必要な長さのテープ4を繰出しつつ、自己の側で再びテープ4の作業をすることができる。したがって、一定に張出し長さWを有する竿の先端が届く範囲であれば、離れた位置の作業者の間で、投げ渡し等の不安定な作業を要することなく、確実にテープを手渡しするとともにテープを自在に引出すことができるので、ビニールフレームのテープ押さえ作業等を安定して能率よく進めることができる。 【0015】以上に説明したテープ繰出具は、テープに限らず紐を巻いたロール等にも適用することができ、また、軽量のロールについては、ロールホルダーを竿の先端側に備えることができ、その他、手指に負担を掛けずに大なる重量のロールを取扱うために、基端側の保持部をショルダーベルト等によって構成することによっても、同様の作用効果を奏することが明らかなのでそれらの説明を省略する。 【0016】 【発明の効果】本発明のテープ繰出具は以下の効果を奏する。このテープ繰出具は、ロールホルダーとテープガイドを備えたことから、テープをロールホルダーから竿の先端に繰出し可能に供給することができる。したがって、竿の先端が届く範囲であれば、離れた位置の作業者の間で、投げ渡し等の不安定な作業を要することなく、確実にテープを手渡しするとともにテープを自在に引出すことができるので、ビニールフレームのテープ押さえ等の作業を安定して能率よく進めることができる。前記竿の基端側にグリップ等による保持部を形成した場合は、保持部によって竿を確実に保持しつつ、テープの確実な手渡しとその繰出しが可能となる。 【0017】前記ロールホルダーの支持軸に嵌合部を開閉可能に形成した場合は、嵌合部を嵌合固定することによってロールを確実に保持するとともに、側板の開閉操作によってロールを能率よく装着し、交換することができる。前記竿の基端側にグリップ等による保持部を形成した場合は、保持部によって竿を確実に保持するとともに、テープの確実な手渡しと繰出し、ロールの簡易な装着交換が可能となる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】397073304 【氏名又は名称】株式会社槍木産業 【識別番号】397073290 【氏名又は名称】株式会社よしたに商店
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月17日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】田中 二郎
|
| 【公開番号】 |
特開平11−146735 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−356020 |
|