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【発明の名称】 光発芽性植物の育苗方法
【発明者】 【氏名】八木 隆

【氏名】新出 陽二郎

【要約】 【課題】光発芽性植物の育苗における、種子の発芽不良を解決する方法の提供。

【解決手段】光発芽性植物を播種した後、播種床表面を、該表面1cm2あたり0.01〜0.3mlの培土で覆土する光発芽性植物の育苗方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】光発芽性植物を播種した後、播種床表面を、該表面1cm2あたり0.01〜0.3mlの培土で覆土することを特徴とする光発芽性植物の育苗方法。
【請求項2】培土が、採掘土壌、多孔質鉱物資材、層状構造を有する鉱物資材、砂壌土、植物系培土資材及び人工培土資材からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載の光発芽性植物の育苗方法。
【請求項3】光発芽性植物が、種子の最大粒径が1mm以下の種子の光発芽性植物である請求項1または請求項2に記載の光発芽性植物の育苗方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光発芽性植物の育苗方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】光発芽性植物は、発芽に光を必要とするため、播種後覆土を行うことなく育苗がなされ、その場合、種子が高温、乾燥といった種子にとってのストレスにさらされるため、発芽不良になり易いという問題点があった。また、このような問題点を解決するためには、環境の変化に応じて、遅滞なく、緻密な育苗環境の管理作業を行なう必要があることから、作業者にとり極めて煩雑であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような状況下に鋭意検討をおこなった結果、光発芽性植物を播種した後、播種床表面を、該表面1cm2あたり0.01〜0.3mlの培土で覆土することにより、簡便に、上記の問題点が解決されることを見出し本発明に至った。
【0004】以下、本発明について詳述する。本発明で覆土として用いられる培土としては、鹿沼土、今市土、日向土、ミソ土、ボラ土、マサ土、オンジ土、イモゴ土等の採掘土壌、ゼオライト、パ−ライト等の多孔質鉱物資材、バ−ミキュライト等の層状構造を有する鉱物資材、川砂等の砂壌土、ピ−トモス、ヤシガラ、バカス、泥炭、くん炭等の植物系培土資材、ロックウ−ル等の人工培土資材またはこれらの混合物があげられ、バ−ミキュライト等の層状構造を有する鉱物資材が好ましい。覆土は播種床表面1cm2あたり0.01〜0.3mlの培土をほぼ均一に散布することにより行われる。
【0005】本発明の育苗方法が適用可能な光発芽性植物は限定されず、その例としては、トルコギキョウ、ベゴニア、カンパニュラ、大輪性のカンパニュラ、ジギタリス、プリムラ・マラコイデス、プリムラ・オブコニカ、アキレジア、アルメリア、アスター、ダイアンサス、ドロニカム、エキナケア、エリゲロン、ユーフォルビア、ガイラルディア、ゼウム、ヘリアンサス、ヘレニウム、ヘリオプシス、ヘウケラ、インカルビレア、リアトニス、リクニス、ルドベキア、サルビア、レタス、ミゾハギ、タバコ、シソ、イチジク、ゴボウ、ミツバ、セロリ等が挙げられ、トルコギキョウ、ベゴニア、カンパニュラ、大輪性のカンパニュラ、ジギタリス、プリムラ・マラコイデス、プリムラ・オブコニカ、ドロニカム、ヘレニウム、ヘウケラ、タバコ等の種子の最大粒径が1mm以下の種子の光発芽性植物の育苗に適用することがより好ましい。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。市販の園芸培土(与作N15:チッソ旭肥料株式会社)を512穴ランドマーク社製連結トレーに充填し、トルコギキョウ(品種名:あずまの波)の種子を播種した。その後、覆土せず、または下記表1に記載の覆土量のバーミキュライトで覆土し、各々の発芽率を観察した。結果を表1に示す。
【表1】

【0007】
【発明の効果】本発明により、光発芽性植物の育苗における、種子の発芽不良を簡便に解決できる。
【出願人】 【識別番号】000002093
【氏名又は名称】住友化学工業株式会社
【識別番号】596005964
【氏名又は名称】住化農業資材株式会社
【出願日】 平成9年(1997)11月19日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆 (外1名)
【公開番号】 特開平11−146725
【公開日】 平成11年(1999)6月2日
【出願番号】 特願平9−318032