| 【発明の名称】 |
樹皮製マルチング材の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】朝日 雅夫
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 針葉樹及び広葉樹の樹皮を粉砕して、繊維状樹皮片として、水分を吸収したときに粘結力を発揮する高分子吸収体ポリマーを混入したことを特徴とする樹皮製マルチング材の製造方法。 【請求項2】 請求項1の粘結力を発揮する高分子吸収体ポリマーと共に粉末状の耐火物を繊維状樹皮片全体に混入させて、燃え難くしたことを特徴とする樹皮製マルチング材の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、緑化事業や農業用に使用する樹皮製マルチング材の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、樹木や草花の間に雑草抑制、水分蒸散予防の為にマルチング材を敷くのが通常である。このマルチング材は飛散、流亡することが少ないものが好ましいが、これに適合するものとして樹皮製マルチング材が注目されている。特開平2−186922号公報、特開平6−133652号公報にこの樹皮製マルチング材の製造方法が提案されており、その内容はそれぞれ、樹皮を細かく破砕してこれにアスファルト乳剤と糊材とを加えて着色と粘結性を付与したもの、これに糊材を加えて粘結性を付与したものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行例のマルチング材には、繊維状のもの、塊状のもの、粉状のものが混在して含まれているため、全体として隙間が少なく、目詰まりを起こし易い、又、長期間野外に放置している樹皮を使用したりしているため、樹皮が分解されやすく肥料化して、敷設後に雑草が生えて来ることがある。また、水分が抜けたときに粘結力を発揮する植生糊材を混入した物があるが、袋の中に水分が入っているため、樹皮が腐食したり、すぐに使用しないと、水分が抜け植生糊が粘結力を発揮して固まり敷設できなくなる。また、アスファルト乳剤が混入されているものなどは特に、乾燥すると、容易に着火し易く自動車、歩行者等の煙草等による出火が度々起こり、そのマルチング材としての効果が損なわれるばかりか、樹木や草花の損傷が著しかった。 【0004】本発明は、このような課題を解決するものであり、要するに、針葉樹及び広葉樹の樹皮を粉砕して、繊維状樹皮片としマルチング材として使用し、飛散、流亡防止を施したもの、燃え難くしたマルチング材を製造するようにしたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題の下、本発明は、針葉樹及び広葉樹の樹皮を粉砕して、繊維状樹皮片として、水分を吸収したときに粘結力を発揮する高分子吸収体ポリマーを混入したことを特徴としたものである。 【0006】又、本発明は、針葉樹及び広葉樹の樹皮を粉砕して、繊維状樹皮片として、水分を吸収したときに粘結力を発揮する高分子吸収体ポリマーと共に、粉末状の耐火物を繊維状樹皮片全体に混入させて、燃え難くしたことを特徴としたものである。 【0007】 【作用】針葉樹及び広葉樹の樹皮を粉砕して、繊維状樹皮片として、水分を吸収したときに粘結力を発揮する高分子吸収体ポリマーを混入すると共に粉末状の耐火物を混入させる。高分子吸収体ポリマーは敷設後、水をやったり、雨が降ったりすると粘結力を発揮し、マルチング材から水分が蒸発すると全体を板状に固結して飛散、流亡防止を防ぎ、また、粉末状の耐火物を樹皮片や高分子吸収体ポリマーと共に混入しているため、出火を防止し、樹皮片は肥料化せず、雑草の植生を抑える。 【0008】 【実施例】本発明の実施例を説明すれば下記の通りである。針葉樹及び広葉樹の樹皮を高性能の粉砕機により粉砕する。尚、針葉樹には塩害等の心配のない国内産の物を使用するのが好ましい。 【0009】乾燥させ原材料は、ストックヤードに定量を入れ、これに高分子吸収体ポリマーを、適当な割合でホイルローダー等で均一に混入する。それは施工前に粘結力を発揮してしまうと、全体が固結して扱い難くなるためで、施工後に水分を吸収すると粘結力を発揮するものが適している。それには、高分子吸収体ポリマーの性質が最も扱い易いが、それと、同等の効力を有する物であればその他のハイドロコロイド材料でもよい。高分子吸収体ポリマーとしては、タキ化学のタキフロックや加水分解した澱粉ポリアクリロニトリル共重合体H−スパン、グラフト共重合体がある。一般に、本発明の物品に役立つ高分子吸収体ポリマー材料は有機物でも無機物でもよく、生理的に無害(無毒)で、水分が存在すると膨張し、親水生が比較的高いという特徴を有するものである。高分子吸収体ポリマー材料は粉末、粒、薄片等の微小片の形態として用いるのが好ましい。また、高分子吸収体ポリマーを均一に混入すると同時に粉末状のけいそう土を、繊維状樹皮片全体に均一に混入する様に適当な割合でホイルローダー等で混入する。粉末状の耐火物として、けいそう土に代えて、粉末状及び粒、薄片状のセラミックス、パーライト、バーミオキュライト、クリストパライト等、同等の効力を有する耐火物であれば、その他の耐火物でもよい。その様にして出来たマルチング材は、それぞれ袋詰機械で袋に密封して詰める。 【00010】以上のマルチング材の敷設方法であるが、敷設場所に3センチから5センチの厚みで敷き並べる。そして、程よく水分をやると、高分子吸収体ポリマーが水分を吸収し膨張して、粘着力を発揮して全体を結合する、また、水分が蒸発すると、全体が板状になり固結するし、飛散、流亡を防ぎ、又、粉末状の耐火物を繊維状樹皮片全体に均一混入させ固結しているため出火しにい。また、袋の中の樹皮は乾燥しているため、腐敗し難く肥料化が非常に長く雑草の植生を抑える効果に優れると共に、扱い易く、見た目が綺麗という長所を有している。 【00011】 【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるから、飛散、流亡、目詰まりを起こし難く、しかも燃えにくいマルチング材を簡単、安価に製造することができたのである。また、樹皮のなかでも、針葉樹はコニファリルアルコール単位からなるグアイアシル型リグニンであり紫外線の吸収力が強く、紫外線、蒸気、酸性アルカリ性に強いという、特性をもっている。また、リグニンが難分解性で酵素糖化素材になりにくく、そのため、その効果を長時間維持できる。 【00012】
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| 【出願人】 |
【識別番号】395011403 【氏名又は名称】朝日 雅夫
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月3日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−75577 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−277905 |
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