| 【発明の名称】 |
チエンソ− |
| 【発明者】 |
【氏名】森 慶一
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| 【要約】 |
【課題】チエン鋸による切断に於て、チエン鋸に多少の緩みがあっても、切断刃の切込み角度を一定に維持し、円滑に切断できるチエンソ−を提供することを目的とする。
【解決手段】鋼片両端の片側面に凹形状の連結部16を形成し、その上縁には前端より切断刃の刃巾で少なくとも一刃巾に相当する間隔をおいて刃付して後端に至る間に、鋸歯状の切断刃17を複数個形成してなる夫々のガイド部材15をリべット18を介して屈曲可能に連結してチエン鋸14を構成し、更にリベット両端の突起部で、一対のチエン送りガイド19を構成する。一方チエンソーの回転軸11に固定し、内部に溝20を有する円盤21の周囲複数箇所、夫々の対向位置に略半円形の凹部22を設けてなるスプロケット12と外周に沿って案内溝を有するチエンガイドバー13に、チエン鋸14を張架し、チエン送りガイド19とスプロケットの凹部、22を係合させてチエン鋸を駆動する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 竿の先端に取付けた基板3に受軸2を固定し、操作用ロ−プ4が袈けられた滑車5を取付けた駆動ア−ム6と共に爪歯車7を前記受軸2に嵌合軸支させ、爪9を介して駆動ア−ム6は爪歯車7に係合し、爪歯車に平歯車10が噛合すると共に回転軸11を介して平歯車とスプロケットが連結し、基板3に取付けたチエンガイドバ−13とスプロケットにチエン鋸14を張袈してなるチエンソ−において、ガイド部材15の前端部片側に凹形状の連結部16を設け、後端には少なくとも一方の片側に凹形状の連結部16aを設けて、ガイド部材15の前端より切断刃の刃巾で少なくとも一刃巾に相当する間隔をおいて、鋸歯状の切断刃17を刃付し、前記刃付位置よりガイド部材15の後端に至る上縁に複数個の切断刃17を形成し、前記連結部16と16aを嵌合して配列し、リベット18を介して折り曲げ可能に連結してチエン鋸を構成したことを特徴とするチエンソ−。 【請求項2】 上記ガイド部分15を連結するリベット18両端の突起部で、一対のチエン送りガイドを構成したことを特徴とする請求項1記載のチエンソ−。 【請求項3】 内部に溝20を有する円盤21の周囲複数箇所に一対の略半円形の凹部22を設け、スプロケット12を構成したことを特徴とする請求項1記載のチエンソ−。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、チエンソ−に用いられるチエン鋸とスプロケットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図6に示す従来のチエン鋸14は上縁部に複数個の鋸歯状の切断刃17を形成すると共に下縁部をチエン送りガイド板Bとして構成したガイド部材15を複数個配列し、リンクプレ−トA並びにリベット18等を介して屈曲自在に連結してなるものであった。 【0003】上記チエン鋸を駆動するスプロケットは図6イに示すように山Hと谷Pを形成した円筒状のものであって、リンクプレ−トAの下辺部とスプロケットの山ロが接当し、ガイド部材の下縁部Bが谷ハに係合する構成を有していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】既に知られているように、チエンを円滑に走行させるためには、チエンとチエンガイドバ−の間に適当な間隙、即ちチエンにある程度の緩みのあることが必要である。また、使用中の摩耗によっても緩みは生じる。そして、上記従来のチエン鋸においては、ガイド部材15をリンクプレ−トAとリベット18を介して連結していたので、切断刃を有するガイド部材15は、チエンに緩みがある場合、個別に作動しうる状態にあるため、チエンが駆動され切断刃が被削材Kに切込む切断時において、図7に示すように、ガイド部材15の第一切断刃17に加わる切断負荷により、リンクプレ−トAと共にガイド部材15も傾斜して前端部が浮き上り、切断刃17は切込み角度が深くなるので、切断抵抗が増大する。この状態は切断中繰り返し惹起するから、切断作業の円滑な遂行が妨げられる欠点があった。 【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、チエン鋸に多少の緩みがあっても切断性能に何ら支障のないチエン鋸を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明が提供するチエン鋸は、その構成部品であるガイド部材の前端部片側に、凹形状の連結部を設けると共に、後端部には前者と反対の片側に凹形状の連結部を設け、両者の凹部を嵌合できるようにする一方、ガイド部材前端より切断刃の刃巾で少なくとも一刃巾に相当する間隔をおいて切断刃を刃付けし、前記刃付位置よりガイド部材の後端に至る上縁に鋸歯状の切断刃を複数個形成した夫々のガイド部材を配列し、リベットを介して折り曲げ可能に連結した構成を有するものである。 【0007】また、ガイド部材連結部両側面の突起部で一対のチエン送りガイドを構成したものである。 【0008】さらに、内部に溝を有する円盤の周囲複数箇所に、一対の略半円形の凹部を設けてスプロケットを構成したものである。 【0009】 【作用】本発明は、操作用ロ−プの引き下げ力を駆動力とするチエンソ−のチエン鋸とスプロケットに係わるもので、チエン鋸が駆動される切断時において、図2で示す複数個の切断刃を有するガイド部材15aから次のガイド部材15へと移行する変り目でチエンに緩みがあると、第一切断刃17に加わる切断負荷によりガイド部材15の前端は傾斜して浮き上ると共に切断刃17も切込みが深くなる角度で傾こうとするのは既述の通りである。しかし、本発明の場合、ガイド部材は相互に嵌合連結されており、さらに切断刃17aは切断刃17の相隣る位置にありかつガイド部材15の前端部に跨って位置している。そして大抵の場合、被削材の径は両切断刃の間隙より大であるから、切断刃17aの切断は未だ終了しておらず、さらに支点軸であるリベット18からは最も離れた位置にあるので、切断抵抗により抵抗のない側への逃げがある。その逃げの方向が、ガイド部材15前端の浮き上りに対抗するので、切断刃17の傾きは抑えられる。このようにして各切断は均一な切込み深さを維持しながら繰り返されて切断が行われる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面にもとづいて説明すると、1は竿の先端への取付け基部、2は基板3の片側面に固定した受軸である。そして、先端部に操作用のロ−プ4を加けた滑車5を取付けてなる駆動ア−ム6と共に、爪歯車7が前記受軸2に回動可能に軸支される。一端は基板3に他端は駆動ア−ム6の先端に夫々取付けられ駆動ア−ム6を元の位置に戻すための復帰バネ8と、駆動ア−ム6に装着された爪9を介して駆動ア−ム6と爪歯車7が係合し、爪歯車7と噛合する平歯車10は基板3を貫通する回転軸11を介して平歯車10とは反対側の基板3の片面でスプロケット12に連結し、スプロケット12に隣接して基板3に固定されたチエンガイドバ−13とスプロケット12にチエン鋸が張袈されている。 【0011】図2は上記チエン鋸の詳細を示す斜視図、図3は図2のA−Aを矢視した断面図である。図において、ガイド部材15の前端片側部に凹形状の連結部16を設けると共に、後端には、少なくとも一方の片側部に凹形状の連結部16aを設け、ガイド部材15の前端より切断刃の刃巾で少なくとも一刃巾に相当する間隔をおいて鋸歯状の切断刃17を刃付し、ガイド部材15の後端に至る上縁に左右交互に刃振りされた複数個の切断刃17を形成して、夫々のガイド部材15の連結部16と16aを嵌合させて配列し、リベット18を介して折り曲げ可能に連結されている。図3で示すのは、図2のA−Aを矢視した断面図であって、嵌合連結部と、それを貫通するリベット18両端の突起部で一対のチエン送りガイド19を構成している。 【0012】図4ではスプロケット12とチエンガイドバ−Bに、チエン鋸を張袈した状態を示し、図5は図4のB−Bを矢視した断面図である。スプロケット12は、内部に溝20を有する円盤20の周囲複数箇所の対向位置に略半円形の凹部を形成してなっており回転軸11に固着させている。 【0013】チエンガイドバ−13は、先端部が円弧状の平面をなしており、内部にチエンが駆動されると、ガイド部材15が案内される案内溝(図示しない)を設けて基板3に、チエンの緩みが調整可能に取付けられている。 【0014】次に、上述のように構成されたチエン鋸の動作について説明する。地上からチエン鋸を切ろうとする高枝の上部に当て操作用ロ−プ4を引き下げると、ロ−プを掛けた滑車5によりロ−プを引く力は増力されて駆動ア−ム6を回動させる。駆動ア−ム6に装着された爪9は常に爪歯車7に掛止しており爪歯車を一方向に回転させる。爪歯車7は噛合する平歯車10より歯数が大きいので、平歯車10の回転を増速させ同時に回転軸11を介して平歯車に連結するスプロケット12並びにスプロケットに駆動されるチエン鋸の走行速度が増加する。ロ−プを緩めると復帰バネ8により駆動ア−ム6は一気に元の位置に復帰する。 【0015】 【発明の効果】チエン鋸における、ガイド部材の連結部を跨いで切断刃を配置することにより、切断時負荷によるガイド部材の繋ぎ目で惹起される切断刃が傾こうとするのを抑えて、切断抵抗の増大を防止し、手動で駆動できるチエンソ−が可能になったこと、さらにチエンの嵌合連結の手段により、チエン鋸の構造を大巾に薄くでき、切断性能が向上したこと、また本発明のスプロケットにより、薄いチエン鋸を安定した状態で駆動できるようにしたこと等の効果を併有するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392027117 【氏名又は名称】森 慶一
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月29日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−42017 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−202955 |
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