| 【発明の名称】 |
緑化屋根及びその工法 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤 田 秀 雄
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| 【要約】 |
【課題】屋根の補修を容易にできる緑化屋根を提供する。
【解決手段】建物の屋根の防水層(6)の上に、表面に凹凸が形成された複数の金属板(8)を並列に載置敷設する。金属板(8)の凸部(8a)上に、土止め用の立ち上り部(12a)が形成された複数の土崩れ防止金物(12)を、それらの立ち上り部(12a)が略所定間隔を存して略平行となるように載置し、各土崩れ防止金物(12)の下位水平部(12b)を金属板(8)の凸部(8a)に固定する。各金属板(8)の並列平面上に植物(20)を栽培するための客土(14)を盛り、客土(14)に土固定用ネット(18)を掛ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 建物の屋根の防水層(6)の上に、表面に凹凸が形成された複数の金属板(8)を並列に載置敷設するプロセスと、前記金属板(8)の凸部(8a)上に、土止め用の立ち上り部(12a)が形成された複数の土崩れ防止金物(12)を、それらの立ち上り部(12a)が略所定間隔を存して略平行となるように載置するプロセスと、各土崩れ防止金物(12)の下位水平部(12b)を前記金属板(8)の凸部(8a)に固定するプロセスと、前記各金属板(8)の並列平面上に植物(20)を栽培するための客土(14)を盛るプロセスと、前記客土(14)に土固定用ネット(18)を掛けるプロセスとを備えたことを特徴とする緑化屋根工法。 【請求項2】 建物の屋根の防水層(6)の上に並列に載置される、凹凸表面が形成された複数の金属板(8)と、土止め用の立ち上り部(12a)と前記金属板(8)の凸部(8a)に固定される下位水平部(12b)を有し、前記立ち上り部(12a)が略所定間隔を有して略平行に対向配置されるようにした複数の土崩れ防止金物(12)とを備え、前記金属板(8)の並列表面上に客土(14)を盛り、該客土(14)に植物(20)を植栽するようにしたことを特徴とする緑化屋根。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、芝生などの植物を植栽することがでるようにした緑化屋根及びその工法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、建物の屋根に土を盛り、この土に植物を植えた緑化屋根が知られている。この緑化屋根は、屋根の防水層の上に基板を固定し、この基板の上に、客土を盛った構成が採用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、屋根の防水層の上に基板を固定し、その上に客土を盛った構成の場合、防水層に雨漏りが生じ防水層を修理するには、基板上の全ての客土及びせっかく成長した植物を撤去しなければならない。また、防水層に基板を固定すると、その固定部分から雨漏りや腐食が生じ、屋根の防水層を傷めるという問題点があった。本発明は、上記問題点を解決することを目的とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、建物の屋根の防水層(6)の上に、表面に凹凸が形成された複数の金属板(8)を並列に載置敷設するプロセスと、前記金属板(8)の凸部(8a)上に、土止め用の立ち上り部(12a)が形成された複数の土崩れ防止金物(12)を、それらの立ち上り部(12a)が略所定間隔を存して略平行となるように載置するプロセスと、各土崩れ防止金物(12)の下位水平部(12b)を前記金属板(8)の凸部(8a)に固定するプロセスと、前記各金属板(8)の並列平面上に植物(20)を栽培するための客土(14)を盛るプロセスと、前記客土(14)に土固定用ネット(18)を掛けるプロセスとを備えたものである。また、上記目的を達成するため、本発明は、建物の屋根の防水層(6)の上に並列に載置される、凹凸表面が形成された複数の金属板(8)と、土止め用の立ち上り部(12a)と前記金属板(8)の凸部(8a)に固定される下位水平部(12b)を有し、前記立ち上り部(12a)が略所定間隔を有して略平行に対向配置されるようにした複数の土崩れ防止金物(12)とを備え、前記金属板(8)の並列表面上に客土(14)を盛り、該客土(14)に植物(20)を植栽するようにしたものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。(2)はコンクリート建物であり、コンクリート屋根(4)の防水層(6)の上に複数の凹凸状の金属板(8)が互いに、一部分が重なるように敷設されている。前記防水層(6)はウレタンフォームプレート、アスファルトシート、あるいは、金属板等により構成されている。(10)は合成樹脂製の防根シートであり、前記金属板(8)の上に敷設されている。 【0006】(12)はL型の長尺ステンレス鋼材などから成る土崩れ防止金物であり、土止め用の立ち上り部(12a)と、下位平板部(12b)とから構成されている。前記土崩れ防止金物(12)は、その立ち上り部(12a)が図1に示すように、所定間隔(約1メートル)を存して、平行に対向するように、前記金属板(8)の凸部(8a)に載置され、ビスによって、その下位平板部(12b)が、金属板(8)の凸部(8a)に固定されている。各金属板(8)で形成された凹凸面の、土崩れ防止金物(12)で区画された土収納領域には、植物を育成するための客土(14)と、砕石(16)が盛られている。 【0007】客土(14)の上面レベルは、土崩れ防止金物(12)の立ち上り部(12a)の上端と略同一高さレベルに設定されている。前記客土(14)と砕石(16)の上には、合成樹脂製の土固定用ネット(18)が張られ、該ネット(18)の周囲には、取付金具(図示省略)を介して、コンクリート屋根(4)の適所に固定されている。前記客土(14)には、植物の種がまかれ、この種から成長した植物(20)あるいは、客土(14)に植付けられた植物(20)が客土(14)の表面を覆っている。 【0008】前記客土(14)には、別途に設けた給水パイプ(図示省略)から水が所定時間間隔置きに供給されるように構成されている。前記土崩れ防止金物(12)はL型金物に特に限定されるものでなく、図4に示すように、立ち上り部(22a)と下位水平部(22b)を有するものであれば、どのような形状でも良い。上記した構成において、客土(14)の土崩れは、土崩れ防止金物(12)の立ち上り部(12a)によって阻止され、且つ、土固定用ネット(18)によって、風圧から保護され、客土(14)は、屋根(4)上で常に平坦面を維持することができる。 【0009】また、各金属板(8)は、防水層(6)の上に単に載置するだけであり、しかも土崩れ防止金物(12)は、屋根(4)に直接取り付けず、屋根(4)上に載置された金属板(8)の凸部(8a)に取り付けるので、屋根(4)の防水層(6)を保護することができる。また、防水層(6)に雨漏りが生じたときは、全金属板(8)上の全ての客土(14)や植物(20)を撤去することなく、雨漏りの生じている部分の防水層(6)の上の金属板(8)上の客土(14)と植物(20)を部分的に撤去し、雨漏り箇所の上の一つの金属板(8)を、防水層(6)から引きはがして、防水層(6)の補修を行うことができる。 【0010】 【発明の効果】本発明は上述の如く構成したので、屋根を簡単に緑化でき、しかも、屋根の補修作業を容易に行うことができる等の効果が存する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597090273 【氏名又は名称】藤田 秀雄
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月10日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】西島 綾雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−28023 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−200923 |
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