| 【発明の名称】 |
キノコのビタミン生成用光照射装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】天羽 弘
【氏名】寺前 繁義
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| 【要約】 |
【課題】骨の強化を目的としてビタミンDを十分に含んだキノコを生成することを目的とし、家庭などで調理前に簡単に作業できる装置を提供すること。
【解決手段】波長280nm〜330nmの光を強く放射する蛍光ランプ2と、この蛍光ランプの被照射物であるキノコを載置する手段3とよりなることを特徴とするキノコのビタミン生成用光照射装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】波長280nm〜330nmの光を強く放射する蛍光ランプと、この蛍光ランプの被照射物であるキノコを載置する手段とよりなることを特徴とするキノコのビタミン生成用光照射装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明はキノコのビタミン生成用光照射装置に関する。 【0002】 【従来技術】従来からキノコを栽培するために人工光源を使い、より良好な環境の下でキノコを栽培することが行われている。このようなキノコの人工栽培に関する先行文献として、特開平2−154622号、特開平2−255017号、特開昭55−061729号、特開平64−18105号、特開平2−257810号、特開平2−257811号、特公平5−17834号、特公平5−23723号、特開平5−7436号、特開平4−16125号、特開平5−38227号などがある。しかし、これらの文献に記載されたものはいずれも、良好な環境を作るという目的のものであって、それ以上にキノコに対して特別な反応等を期待するものでない。 【0003】一方、骨を強化するためには、カルシウムと共にビタミンDの摂取が必要である。ところが、キノコ類には、このビタミンDはほとんど含まれていない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明が解決しようとする課題は、骨の強化を目的としてビタミンD2 を十分に含んだキノコを生成することを目的とし、例えば家庭などにおいて調理前に簡単に作業できる装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、この発明にかかるキノコ用光照射装置は、波長280nm〜330nmの光を強く放射する蛍光ランプと、この蛍光ランプの被照射物であるキノコを載置する手段とよりなることを特徴とする。 【0006】 【作用】キノコの中にはエルゴステロールが含まれ、このエルゴステロールに特定の紫外線の照射させるとビタミンD(厳密にはビタミンD2 )が生成する。一般に、キノコは、自然環境でほとんど日光を受けることなく生成するので、このエルゴステロールがビタミンDに変化することなく含まれている。そこで、本発明者は調理前にキノコに含まれるエルゴステロールをビタミンDに変化させるための装置を発明した。 【0007】 【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかるキノコのビタミン生成用光照射装置の一例を示す。通常のオーブンと同様なケーシング1の中に管型の蛍光ランプ2が配置する。そして、この蛍光ランプ2の放射光を十分に受けることができるようにケーシング1の下方に被照射物としてのキノコ用受け皿3が配置する。蛍光ランプ1は、例えば、87mV、1.7Wで点灯するもので、ランプの大きさは外径2.6mm、ランプ全長100mmのものである。ケーシング1は、例えば、20cm(縦)×15cm(横)×15cm(高さ)のものであり、蛍光ランプ1から受け皿3までの距離は10cmである。 【0008】図2は蛍光ランプ2の分光スペクトルを表す。横軸は放射波長を示し、縦軸は最大強度を100%としたときの相対値(%)を表す。この図からわかるように280nm〜330nmの波長範囲において放射強度が大きいことが示される。 【0009】図3は本発明によるキノコのビタミン生成用光照射装置による効果を示す実験結果を示す。実験は、前述の蛍光ランプ、すなわち、波長280nm〜330nmの光を効率良く放射するランプを使った装置(装置1)と、波長254nm〜330nmの光を放射するランプを使った装置(装置2)で行った。 【0010】実験は、干しシイタケ、エノキタケの各々に対して各紫外線の照射時間ごとにビタミンD2 の量を測定した。図の数値はIU/gである。測定は装置から取り出した後、熱風乾燥をして高速液体クロマトグラフィを使って行った。 【0011】この結果、干しシイタケ、エノキタケのいずれについても照射時間につれて、ビタミンD2 が著しく増えていることが分かる。なお、装置2に比べて装置1による方がビタミンD2 が多く生成されていることから、波長280nm〜330nmに強く放射するランプの方が効果があることが示される。しかし、波長253.7nmの光であっても殺菌効果を奏する点で有利である。 【0012】 【発明の効果】本発明のキノコのビタミン生成用光照射装置は、波長280nm〜330nmの光を強く放射する蛍光ランプと、この蛍光ランプの被照射物であるキノコを載置する手段とよりなる。そして、キノコの中に含まれるエルゴステロールに上記波長範囲の紫外線の照射させるとビタミンD(厳密にはビタミンD2 )が生成できる。従って、自然環境でほとんど日光を受けることなく生成されたキノコに対して、調理前に簡単にビタミンD2 を生成させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000102212 【氏名又は名称】ウシオ電機株式会社 【識別番号】000180003 【氏名又は名称】三洋ホームテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月11日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−46 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−167908 |
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