| 【発明の名称】 |
コンバインの穀粒排出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】川渕 博史
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| 【要約】 |
【課題】穀粒排出終了時に次の刈取り位置に移動する運転操作を行いながら排出オーガを自動的に収納させ、取扱い操作の簡略化並びに穀粒排出作業性の向上並びに収穫作業能率の向上などを図る。
【解決手段】排出オーガ18を昇降及び旋回させる昇降部材29及び旋回部材34と、排出オーガに駆動力を伝達制御するクラッチ部材42を設けると共に、オーガ位置操作部材74、75、76、77とクラッチ操作部材78、79の手動操作によって昇降部材と旋回部材とクラッチ部材を作動させるコンバインにおいて、排出オーガを自動的に移動させる自動制御スイッチ46を本機の運転操作部15に設け、排出オーガ先端側操作によって排出オーガの移動を低速動作させ、本機の運転操作部側操作によって排出オーガの移動を高速動作させるように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀粒タンクの穀粒を搬出する排出オーガを昇降及び旋回させる昇降部材及び旋回部材と、排出オーガに駆動力を伝達制御するクラッチ部材を設けると共に、本機側のオーガ位置操作部材とクラッチ操作部材の手動操作によって昇降部材と旋回部材とクラッチ部材を作動させる一方、排出オーガ先端側のオーガ位置操作部材とクラッチ操作部材の手動操作によって昇降部材と旋回部材とクラッチ部材を作動させるコンバインにおいて、排出オーガをオーガ位置センサによって検出させて排出オーガを自動的に移動させる自動制御スイッチを本機の運転操作部に設け、排出オーガ先端側操作によって排出オーガの移動を低速動作させ、本機の運転操作部側操作によって排出オーガの移動を高速動作させるように構成したことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。 【請求項2】 排出オーガを本機収納位置に自動的に移動させる自動収納スイッチを本機側にだけ設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は穀稈を連続的に刈取って脱穀し、脱穀部からの穀粒を穀粒タンクに取出すと共に、穀粒タンクの穀粒を取出す排出オーガを設け、前記排出オーガ出口側を方向転換させ、前記タンクの穀粒を排出オーガによってトラックの荷台またはコンテナなどに搬出するコンバインに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、実開昭55−147152号公報、または実開昭64−32039号公報に示す如く、排出オーガを駆動及び停止操作するクラッチレバーを排出オーガ先端出口部に取付け、排出オーガ先端側でもオーガクラッチの入切を行える技術がある。また、実開昭61−743385号公報に示す如く、排出オーガの昇降及び旋回の各操作を行う操作レバーを排出オーガ先端側にも取付け、排出オーガ先端側でもオーガ昇降及び旋回操作を行える技術がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、排出オーガの駆動及び停止並びに昇降及び旋回の各操作を排出オーガ先端側でも行えるから、トラック荷台などに穀粒タンクの穀粒を搬出する作業を1人の作業者でも行うことができ、穀粒排出作業における操作性を向上させることができる。 【0004】また、前記従来技術と同一の技術として、特開平3−130011号公報に示す如く、排出オーガを穀粒排出状態と排出停止状態とにオーガクラッチを切換えるアクチュエータと、該アクチュエータの作動を制御する制御回路を設け、排出オーガ先端側からも操作手段によってアクチュエータの作動を指示し、1人で穀粒排出作業を行える技術がある。 【0005】しかし乍ら、特開平3−130011号公報の技術では、運転操作部に設ける排出オーガの本機操作部と、排出オーガ先端部に設けるオーガ先端操作部を、アクチュエータを出力接続させる制御回路に並列に配続させ、本機操作部の制御を禁止するスイッチ、並びに排出オーガを自動的に収納位置に移動させるスイッチをオーガ先端操作部に設けるから、本機操作部の制御が禁止された状態で、排出オーガが収納される誤操作が行われると、コンバイン機体高所の排出オーガ先端部に作業者が登る以外に排出オーガの操作が行えなくなる不具合があり、取扱い操作の簡略化並びに穀粒排出作業性の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。 【0006】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、穀粒タンクの穀粒を搬出する排出オーガを昇降及び旋回させる昇降部材及び旋回部材と、排出オーガに駆動力を伝達制御するクラッチ部材を設けると共に、本機側のオーガ位置操作部材とクラッチ操作部材の手動操作によって昇降部材と旋回部材とクラッチ部材を作動させる一方、排出オーガ先端側のオーガ位置操作部材とクラッチ操作部材の手動操作によって昇降部材と旋回部材とクラッチ部材を作動させるコンバインにおいて、排出オーガをオーガ位置センサによって検出させて排出オーガを自動的に移動させる自動制御スイッチを本機の運転操作部に設け、排出オーガ先端側操作によって排出オーガの移動を低速動作させ、本機の運転操作部側操作によって排出オーガの移動を高速動作させるように構成したもので、本機側の自動制御スイッチ操作によって排出オーガを本機収納位置などに自動的に移動させ、また排出オーガの近くで行う作業者の先端側操作によって排出オーガが低速移動して作業者との衝突を防ぎ、排出オーガから離れる作業者の本機側操作によって排出オーガが高速移動して穀粒排出開始または終了操作を速やかに行い、排出オーガ先端側の誤操作によって自動収納動作が行われる不具合をなくし得、また穀粒排出終了時に次の刈取り位置に移動する運転操作を行い乍ら排出オーガを自動的に収納させ得、取扱い操作の簡略化並びに穀粒排出作業性の向上並びに収穫作業能率の向上などを容易に図り得るものである。 【0007】また、排出オーガを本機収納位置に自動的に移動させる自動収納スイッチを本機側にだけ設けたもので、排出オーガを自動的に収納させる動作を本機側だけで行わせ、排出オーガ先端側での誤操作による誤動作をなくし得、取扱い操作の簡略化などを容易に図り得るものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は穀粒排出オーガの制御回路図、図2は全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は左右に走行クローラ(2)(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に固定支持する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)を内蔵してなる脱穀部、(7)は機台(3)前方に昇降可能に支持させて刈刃及び穀稈搬送機構などを備える刈取部、(8)は前記フィードチェン(5)終端に連結させる排藁チェン(9)の終端を臨ませる排藁カッター部、(10)はコンバインの各部を駆動するエンジン、(11)は揚穀筒(12)を臨ませて脱穀部(4)から取出す穀粒を貯留する穀粒タンク、(13)は運転席(14)及び運転操作部(15)を備える運転台であり、前記刈取部(7)で連続的に穀稈を刈取ると共に、この刈取穀稈を前記脱穀部(4)で脱穀処理するように構成している。 【0009】図4に示す如く、前記穀粒タンク(11)は底部に穀粒横送りオーガ(16)を、また後部に前記横送りオーガ(16)からの穀粒を縦送りする縦排出オーガ(17)を、さらに上部に前記縦排出オーガ(17)からの穀粒を機外に取出す上部排出オーガ(18)を備え、縦軸である前記オーガ(17)のオーガ筒(19)を中心に該穀粒タンク(11)を外方に回動自在に設けるもので、前記横送りオーガ(16)と縦排出オーガ(17)との駆動伝達ケース(20)の下端軸部(21)を機台(3)に、また縦排出オーガ(17)のオーガ筒(19)中間を前記脱穀部(4)側方の支柱(22)に筒受部材(23)を介して回動自在に支持させ、穀粒タンク(11)の前部側を外方に開放可能に構成している。 【0010】図5にも示す如く、前記上部排出オーガ(18)のオーガ筒(24)を前記縦排出オーガ(17)のオーガ筒(19)に上下方向に回動自在に連結支持させている。前記縦排出オーガ筒(19)の上端に軸受部材(25)と受継フランジ(26)及びサイドフレーム(27)を介して前記上部排出オーガ筒(24)の基端を上下回動自在に取付けるもので、前記軸受部材(25)に軸(28)を介し基端を支持する油圧昇降シリンダ(29)のピストンロッド(30)先端を軸(31)を介して受継フランジ(26)及びサイドフレーム(27)に連結させ、前記昇降シリンダ(29)のピストンロッド(30)伸縮操作により前記フランジ(26)を中心として上部排出オーガ筒(24)先端を上下回動させ、該オーガ筒(24)の投出口(32)を昇降させると共に、前記縦排出オーガ筒(19)に大径ギヤ(33)を一体形成し、脱穀部(4)外側に固定させる旋回部材である旋回モータ(34)の出力軸(35)に小径ギヤ(36)を設け、前記モータ(34)によって各ギヤ(33)(36)を介して縦排出オーガ筒(19)を回転させ、上部排出オーガ筒(24)を水平方向に旋回させて方向転換させる一方、電磁クラッチ型旋回ブレーキ(37)を前記モータ(34)に取付け、前記ブレーキ(37)によって出力軸(35)を制動して上部排出オーガ筒(24)の方向転換を阻止するように構成している。 【0011】さらに、図6に示す如く、前記タンク(11)前側の横送りオーガ(16)前端側に入力プーリ(38)を取付け、エンジン(10)の駆動力を伝える駆動プーリ(39)にベルト(40)を介して入力プーリ(38)を連結させ、連動連結させている各オーガ(16)(17)(18)を入力プーリ(38)によって駆動してタンク(11)の穀粒を搬出すると共に、前記ベルト(40)のテンションローラで形成するオーガクラッチ(41)を設け、クラッチモータ(42)にオーガクラッチ(41)を連結させ、前記クラッチモータ(42)制御によるオーガクラッチ(41)の入切操作によって各オーガ(16)(17)(18)を駆動または停止させるように構成している。 【0012】また、図4に示す如く、脱穀部(4)上側で機体の対角線方向に上部排出オーガ筒(24)を上向きVノッチ付きのオーガレスト(43)によって収納支持させると共に、上部排出オーガ(18)の旋回動作を規制するストッパ(44)(45)を縦排出オーガ筒(19)と支柱(22)に設け、上部排出オーガ(18)の旋回動作の機械的限界位置を前記ストッパ(44)(45)によって設定するように構成している。 【0013】さらに、図1に示す如く、昇降シリンダ(29)及び旋回モータ(34)を自動制御して上部排出オーガ(18)をオーガレスト(43)位置に復帰させる自動収納スイッチ(46)と、昇降シリンダ(29)及び旋回モータ(34)を自動制御して上部排出オーガ(18)を穀粒排出位置に移動させる自動セットスイッチ(47)と、昇降シリンダ(29)を手動制御して上部排出オーガ筒(24)先端の投出口(32)を昇降させるオーガ上昇及び下降スイッチ(48)(49)と、旋回モータ(34)を手動制御して上部排出オーガ(18)を旋回させるオーガ左旋回及び右旋回スイッチ(50)(51)と、昇降シリンダ(29)または旋回モータ(34)の作動速度を手動操作によって変更させる速度切換スイッチ(52)と、昇降シリンダ(29)の上昇作動速度を手動操作によって変更させる上昇時間切換スイッチ(53)と、運転操作部(15)の走行変速レバー(54)が走行変速中立位置であることを検出する走行中立スイッチ(55)と、クラッチモータ(42)を手動制御してオーガクラッチ(41)を入切動作させるオーガクラッチ入及び切スイッチ(56)(57)を備え、マイクロコンピュータで形成する運転席コントローラ(58)に前記各スイッチ(46)〜(57)を接続させると共に、運転操作部(15)の左操作コラム(59)に前記コントローラ(58)を取付け、運転席(14)の作業者が各スイッチ(46)〜(57)操作を行うように構成している。 【0014】また、自動収納スイッチ(46)オン操作を表示する自動収納ランプ(60)と、自動セットスイッチ(47)オン操作を表示する自動セットランプ(61)と、オーガクラッチ(41)入動作を表示するオーガクラッチランプ(62)を、前記コントローラ(58)に接続させると共に、上部排出オーガ(18)の旋回位置(旋回角度)を検出させるポテンショメータ型旋回位置センサ(63)と、上部排出オーガ(18)のセット位置(穀粒排出位置)を手動設定する位置調節ボリューム(64)と、昇降シリンダ(29)及び旋回モータ(34)の動作速度の基準パルス幅を機種などに応じて変更するパルス調節ボリューム(65)を、前記コントローラ(58)に接続させるもので、図5の如く、旋回モータ(34)の出力軸(35)上に前記旋回位置センサ(63)を取付けている。 【0015】さらに、上昇及び下降回路(66)(67)を介して昇降シリンダ(29)を、左右旋回回路(68)(69)を介して旋回モータ(34)を、オーガクラッチ入切回路(70)(71)を介してクラッチモータ(42)を、また旋回ブレーキ(37)及び警報用ブザー(72)を、前記コントローラ(58)に接続させる。 【0016】また、前記上部排出オーガ筒(24)先端の投出口(32)に取付ける手動操作部であるオーガ先端コントローラ(73)を備え、該コントローラ(73)を運転席コントローラ(58)に接続させると共に、運転席コントローラ(58)の手動操作用の各スイッチ(48)(49)(50)(51)(56)(57)と同一操作を行うオーガ上昇及び下降スイッチ(74)(75)、並びにオーガ左旋回及び右旋回スイッチ(76)(77)、並びにオーガクラッチ入及び切スイッチ(78)(79)を、オーガ先端コントローラ(73)に設けるもので、例えばトラック荷台またはコンテナ上側に投出口(32)を位置させているとき、該部で作業者によって各スイッチ(74)〜(79)操作を行い、トラック荷台またはコンテナの角隅部などに穀粒を投入させるように構成している。 【0017】また、無線によって遠隔操作を行う遠隔コントローラ(80)を備え、該コントローラ(80)からの電波信号を受信入力させる受信回路(81)を運転席コントローラ(58)に接続させると共に、運転席コントローラ(58)の手動操作用の各スイッチ(48)(49)(50)(51)(56)(57)と同一操作を行うオーガ上昇及び下降スイッチ(82)(83)、並びにオーガ左旋回及び右旋回スイッチ(84)(85)、並びにオーガクラッチ入及び切スイッチ(86)(87)を、遠隔コントローラ(80)に設けるもので、例えば運転席(14)或いはトラック荷台またはコンテナから離れた場所に作業者が位置し、該遠隔部で作業者によって各スイッチ(82)〜(87)操作を行い、上部排出オーガ(18)の昇降及び左右旋回並びにオーガクラッチ(41)の入切を作業者の遠隔手動操作によって夫々行うように構成している。 【0018】さらに、図7に示す如く、上部排出オーガ(18)の旋回範囲を270度に設定したもので、オーガレスト(43)の収納位置を旋回角度零度とし、最大旋回位置であるセット限界位置を旋回角度270度とし、投出口(32)が機体上方に位置する排出不可能域と、左側及び後側及び右側の各排出域によって上部排出オーガ(18)の旋回範囲を形成すると共に、収納位置またはセット限界位置に上部排出オーガ(18)が旋回移行するとき、高速旋回する定速動作域から減速動作域及び遅速動作域に移動して2段階に旋回速度が減速され、上部排出オーガ(18)の旋回慣性力を段階的に小さくして旋回動作を停止させるように構成している。 【0019】さらに、図8のフローチャートに示す如く、旋回位置センサ(63)出力が図7のように設定された正常値であり、上部排出オーガ(18)先端の各スイッチ(75)〜(79)手動操作、操作コラム(59)の各スイッチ(48)〜(51)(56)(57)手動操作、リモートコントロール用の各スイッチ(82)〜(87)遠隔手動操作のいずれも行われていない場合、自動収納スイッチ(46)が操作されることにより、旋回位置センサ(63)出力が収納位置ではないとき、昇降シリンダ(29)及び旋回モータ(34)を自動制御して前記オーガ(18)をオーガレスト(43)に支持させる収納動作を自動的に行わせ、この自動収納のとき並びに前記オーガ(18)が収納位置のときはオーガクラッチ(41)が入操作されても切動作されて切保持されると共に、前記の手動操作が行われていない場合で自動セットスイッチ(47)が操作されることにより、位置調節ボリューム(64)と旋回位置センサ(63)の出力に差があり、旋回位置センサ(63)出力が収納位置またはセット限界位置に到達していないとき、昇降シリンダ(29)及び旋回モータ(34)を自動制御し、位置調節ボリューム(64)のセット位置に前記オーガ(18)を移行させるセット動作を自動的に行わせ、また前記オーガ(18)がセット位置またはセット限界位置のとき、オーガクラッチ入切スイッチ(56)(57)手動操作によりオーガクラッチ(41)の入動作または切動作を行わせるもので、前記の自動収納動作及び自動セット動作時、前記オーガ(18)が収納位置またはセット位置に対して所定以上離れているときは定速動作域として連続動作によって高速で旋回モータ(34)を作動させ、また前記オーガ(18)が収納位置またはセット位置に接近したときは減速動作域及び遅速動作域としてパルス動作によって段階的に減速して旋回モータ(34)を作動させるように構成している。なお、自動収納動作時に自動収納スイッチ(46)オン操作によって自動収納が中止されると共に、自動セット動作時に自動セットスイッチ(47)がオン操作されることによって自動セットが中止されるように構成している。 【0020】また、操作コラム(59)の各スイッチ(48)〜(51)手動操作が行われたとき、前記の自動収納及びセット動作が中止され、旋回位置センサ(63)が収納位置またはセット位置に到達していないとき、図7の定速及び減速及び遅速の各動作域の速度で旋回モータ(34)を作動させ、定速動作域において各スイッチ(50)(51)がオフになるまで連続動作によって高速で旋回モータ(34)を作動させる高速手動動作が行われると共に、前記オーガ(18)が収納位置のときはオーガクラッチ(41)が入操作されても切動作されて切保持される一方、前記高速手動動作が行われたときまたはセット限界位置のとき、オーガクラッチ入切スイッチ(56)(57)手動操作によりオーガクラッチ(41)の入動作または切動作を行わせるように構成している。 【0021】また、上部排出オーガ(18)先端の各スイッチ(75)〜(79)手動操作、またはリモートコントロール用の各スイッチ(82)〜(87)遠隔手動操作のいずれかが行われた場合、旋回位置センサ(63)が収納位置またはセット位置に到達していないとき、操作コラム(59)側のスイッチ(48)〜(51)逆操作によって制御が中止される以外は、図7の遅速動作域と同一のパルス動作によって旋回モータ(34)の低速手動動作が行われると共に、前記オーガ(18)が収納位置のときはオーガクラッチ(41)が入操作されても切動作されて切保持される一方、前記低速手動動作が行われたときまたはセット限界位置のとき、オーガクラッチ入切スイッチ(56)(57)手動操作によりオーガクラッチ(41)の入動作または切動作を行わせるように構成している。 【0022】上記から明らかなように、穀粒タンク(11)の穀粒を搬出する排出オーガ(18)を昇降及び旋回させる昇降部材である昇降シリンダ(29)及び旋回部材である旋回モータ(34)と、排出オーガ(18)に駆動力を伝達制御するクラッチ部材であるクラッチモータ(42)を設けると共に、本機側のオーガ位置操作部材であるオーガ上昇及び下降スイッチ(48)(49)並びにオーガ左及び右旋回スイッチ(50)(51)とクラッチ操作部材であるオーガクラッチ入及び切スイッチ(56)(57)の手動操作によって昇降シリンダ(29)と旋回モータ(34)とクラッチモータ(42)を作動させる一方、排出オーガ(18)先端側のオーガ位置操作部材であるオーガ上昇及び下降スイッチ(74)(75)並びにオーガ左及び右旋回スイッチ(76)(77)とクラッチ操作部材であるオーガクラッチ入及び切スイッチ(78)(79)の手動操作によって昇降シリンダ(29)と旋回モータ(34)とクラッチモータ(42)を作動させるコンバインにおいて、排出オーガ(18)をオーガ位置センサである旋回位置センサ(63)によって検出させて排出オーガ(18)を自動的に移動させる自動制御スイッチである自動収納スイッチ(46)を本機の運転操作部(15)に設け、排出オーガ(18)先端側操作によって排出オーガ(18)の移動を低速動作させ、本機の運転操作部(15)側操作によって排出オーガ(18)の移動を高速動作させる。そして、本機側の自動制御スイッチ(46)操作によって排出オーガ(18)を本機収納位置などに自動的に移動させ、また排出オーガ(18)の近くで行う作業者の先端側操作によって排出オーガ(18)が低速移動して作業者との衝突を防ぎ、排出オーガ(18)から離れる作業者の本機側操作によって排出オーガ(18)が高速移動して穀粒排出開始または終了操作を速やかに行い、排出オーガ(18)先端側の誤操作によって自動収納動作が行われる不具合をなくし、また穀粒排出終了時に次の刈取り位置に移動する運転操作を行い乍ら排出オーガ(18)を自動的に収納させ、取扱い操作の簡略化並びに穀粒排出作業性の向上並びに収穫作業能率の向上などを図る。また、排出オーガ(18)を本機収納位置に自動的に移動させる自動収納スイッチ(46)を本機側にだけ設け、排出オーガ(18)を自動的に収納させる動作を本機側だけで行わせ、排出オーガ(18)先端側での誤操作による誤動作をなくし、取扱い操作の簡略化などを図る。 【0023】さらに、図9のフローチャートに示す如く、操作コラム(59)で各スイッチ(48)〜(51)操作が行われたとき、各スイッチ(48)〜(51)操作に基づき連続動作によって昇降シリンダ(29)または旋回モータ(34)を高速運転し、この途中で前記オーガ(18)先端のスイッチ(74)〜(77)操作またはリモートコントロールのスイッチ(82)〜(85)操作が行われることにより、各操作が同一方向のときはパルス動作によって昇降シリンダ(29)または旋回モータ(34)を低速運転すると共に、前記オーガ(18)先端のスイッチ(74)〜(77)操作またはリモートコントロールのスイッチ(82)〜(85)操作が行われているとき、操作コラム(59)で各スイッチ(48)〜(51)操作が行われても、各操作が同一方向のときはパルス動作によって昇降シリンダ(29)または旋回モータ(34)を低速運転するように構成している。 【0024】また、操作コラム(59)の各スイッチ(48)〜(51)操作と、前記オーガ(18)先端のスイッチ(74)〜(77)操作またはリモートコントロールのスイッチ(82)〜(85)操作が略同時に行われ、各操作が同一方向の操作ではない場合、操作コラム(59)側とオーガ(18)先端側(または遠隔操作)で、一方が昇降シリンダ(29)操作を行い、他方が旋回モータ(34)操作を行う異なる操作状態において、昇降シリンダ(29)及び旋回モータ(34)の両方を低速運転し、前記オーガ(18)の昇降と旋回を同時に行わせると共に、操作コラム(59)側とオーガ(18)先端側(または遠隔操作)で、一方が昇降シリンダ(29)の上昇操作で他方が該シリンダ(29)の下降操作のとき、または一方が旋回モータ(34)の左旋回操作で他方が該モータ(34)の右旋回操作のとき、逆方向に同時操作された昇降シリンダ(29)または旋回モータ(34)を停止保持するように構成している。 【0025】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、穀粒タンク(11)の穀粒を搬出する排出オーガ(18)を昇降及び旋回させる昇降部材(29)及び旋回部材(34)と、排出オーガ(18)に駆動力を伝達制御するクラッチ部材(42)を設けると共に、本機側のオーガ位置操作部材(48)(49)(50)(51)とクラッチ操作部材(56)(57)の手動操作によって昇降部材(29)と旋回部材(34)とクラッチ部材(42)を作動させる一方、排出オーガ(18)先端側のオーガ位置操作部材(74)(75)(76)(77)とクラッチ操作部材(78)(79)の手動操作によって昇降部材(29)と旋回部材(34)とクラッチ部材(42)を作動させるコンバインにおいて、排出オーガ(18)をオーガ位置センサ(63)によって検出させて排出オーガ(18)を自動的に移動させる自動制御スイッチ(46)を本機の運転操作部(15)に設け、排出オーガ(18)先端側操作によって排出オーガの移動を低速動作させ、本機の運転操作部側操作によって排出オーガの移動を高速動作させるように構成したもので、本機側の自動制御スイッチ(46)操作によって排出オーガ(18)を本機収納位置などに自動的に移動させ、また排出オーガの近くで行う作業者の先端側操作によって排出オーガ(18)が低速移動して作業者との衝突を防ぎ、排出オーガ(18)から離れる作業者の本機側操作によって排出オーガ(18)が高速移動して穀粒排出開始または終了操作を速やかに行い、排出オーガ先端側の誤操作によって自動収納動作が行われる不具合をなくすことができ、また穀粒排出終了時に次の刈取り位置に移動する運転操作を行い乍ら排出オーガ(18)を自動的に収納させることができ、取扱い操作の簡略化並びに穀粒排出作業性の向上並びに収穫作業能率の向上などを容易に図ることができるものである。 【0026】また、排出オーガ(18)を本機収納位置に自動的に移動させる自動収納スイッチ(46)を本機側にだけ設けたもので、排出オーガ(18)を自動的に収納させる動作を本機側だけで行わせ、排出オーガ(18)先端側での誤操作による誤動作をなくすことができ、取扱い操作の簡略化などを容易に図ることができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成5年(1993)7月22日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開平11−313532 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平11−61029 |
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