| 【発明の名称】 |
コンバインのオーガ操作装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】安田 和男
【氏名】古野 文雄
【氏名】上田 末蔵
|
| 【要約】 |
【課題】穀粒排出オーガのリモートコントロール装置を備えるコンバインにおいて、リモートコントロール装置をオーガに見やすいとともに操作しやすいように取り付けて使用することを可能にする。
【解決手段】穀粒排出オーガ10のためのリモートコントロール装置42を、穀粒排出オーガ10の横オーガ12の先端部に設けたリモコン保持部54に着脱できるように構成してある。リモートコントロール装置42をリモコン保持部54に装着した場合、リモートコントロール装置42の操作スイッチが付いている操作面42aが上向きなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体上下向きの縦オーガと、この縦オーガの先端側に上下揺動自在に支持される横オーガとによって脱穀粒タンクから穀粒搬出する穀粒排出オーガを備えてあるコンバインのオーガ操作装置であって、前記穀粒排出オーガを操作するためのリモートコントロール装置を取り外し自在に保持させるリモコン保持部を、前記横オーガの先端部に備えさせるとともに、リモートコントロール装置が前記リモコン保持部に装着された状態でリモートコントロール装置の操作面が上向きになるように構成してあるコンバインのオーガ操作装置。 【請求項2】 前記リモコン保持部が、前記横オーガの穀粒排出口よりも横オーガ先端側に配置されている請求項1記載のコンバインのオーガ操作装置。 【請求項3】 前記リモートコントロール装置が前記リモコン保持部に装着された状態でリモートコントロール装置の操作面が横オーガに対して横オーガ先端側に至るほど横オーガ下方側に位置する傾斜状態での上向きになるように構成してある請求項1又は2記載のコンバインのオーガ操作装置。 【請求項4】 前記リモコン保持部におけるリモートコントロール装置載置部を前記横オーガが備える作業灯カバーで作成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインのオーガ操作装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機体上下向きの縦オーガと、この縦オーガの先端側に上下揺動自在に支持される横オーガとによって脱穀粒タンクから穀粒搬出する穀粒排出オーガを備えてあるコンバインのオーガ操作装置に関する。 【0002】 【従来の技術】上記コンバインにおいて、従来、たとえば特開平2‐207711号公報に示されるように、穀粒排出オーガを昇降及び旋回操作する操作スイッチが備えられたオーガ側操作部と、このオーガ側操作部を挿脱自在に収納するように構成してオーガ先端側の下部に取り付けた収納部とを備えるものがあった。すなわち、オーガをリモートコントロール装置としてのオーガ側操作部によってリモート操作することも、オーガ側操作部をオーガに取り付けておくこともできるものがあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種コンバインにおいては、運搬車の荷台やこの荷台に載せた大容量袋に穀粒排出オーガによって脱穀粒を積み込む作業が行われたり、圃場などに置いた小容量の籾袋に穀粒排出オーガによって脱穀粒を詰め込む作業が行われたりする。荷台への積み込み作業の場合、オーガの穀粒排出口を荷台上の所定の積み込み場所に移動させたり、位置合わせしたりする必要があることから、リモートコントロール装置を手で持ってオーガをリモート操作する方が穀粒排出口の位置合わせがしやすいなど有利である。これに対し、袋詰め作業の場合、籾袋の口をオーガの穀粒排出口に装着したり、穀粒排出口から取り外したりするとか、袋口ファスナーを開閉するとかの手作業が必要になることから、リモートコントロール装置を手で持って使用するよりもオーガに取り付けて使用する方が、袋詰め作業が行いやすくなる。ところが、従来、袋詰め作業の場合、リモートコントロール装置をオーガに取り付けると、その操作面が横向きになって操作しにくいものになり、穀粒を排出させるとか穀粒排出を停止させるとかのオーガ操作の面から袋詰め作業が行いにくくなっていた。本発明の目的は、上記した積み込み作業などの場合も、袋詰め作業などの場合も、オーガ操作が容易にできるコンバインのオーガ操作装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0005】〔構成〕機体上下向きの縦オーガと、この縦オーガの先端側に上下揺動自在に支持される横オーガとによって脱穀粒タンクから穀粒搬出する穀粒排出オーガを備えてあるコンバインのオーガ操作装置において、前記穀粒排出オーガを操作するためのリモートコントロール装置を取り外し自在に保持させるリモコン保持部を、前記横オーガの先端部に備えさせるとともに、リモートコントロール装置が前記リモコン保持部に装着された状態でリモートコントロール装置の操作面が上向きになるように構成してある。 【0006】〔作用〕穀粒を運搬車荷台に積み込むなどの場合、リモートコントロール装置をリモコン保持部から取り外して使用すれば、リモートコントロール装置をオーガと共に移動しなくて操作しやすいように手で保持しながらオーガ操作ができる。穀粒を袋詰めするなどの場合、リモートコントロール装置をリモコン保持部に装着してそのまま使用すれば、籾袋を穀粒排出口に着脱するなどの操作に手が何時でも使えるようにしながらオーガ操作ができる。このとき、オーガに支持されるリモートコントロール装置の操作面が上向きになっており、籾袋が満杯になった適切なタイミングでオーガの穀粒排出を停止操作するなどのオーガ操作が籾袋の様子を見ながら適切かつ正確に行いやすい。 【0007】〔効果〕穀粒を荷台に積み込むなどの場合、リモートコントロール装置を手で持ちながら使用し、穀粒排出口を容易に位置合わせするなどのオーガ操作を容易に行って能率よく作業できる。穀粒を袋詰めするなどの場合、リモートコントロール装置をオーガに取り付けるとともに適切かつ正確に操作し、籾袋及びオーガの操作を迅速に適切かつ正確に行って能率よく作業できる。 【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成において、前記リモコン保持部が、前記横オーガの穀粒排出口よりも横オーガ先端側に配置されている。 【0010】〔作用〕穀粒を袋詰めするなど、リモートコントロール装置をオーガに取り付けて作業する場合、より見やすいとともに操作しやすいように作業者の手前側に位置させて取り付けておくものである。 【0011】〔効果〕穀粒を袋詰めするなどの場合、オーガの取り付けたリモートコントロール装置がより見やすいとともに操作しやすくて、オーガをより適切かつ正確に操作しながら作業できる。 【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0013】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成において、前記リモートコントロール装置が前記リモコン保持部に装着された状態でリモートコントロール装置の操作面が横オーガに対して横オーガ先端側に至るほど横オーガ下方側に位置する傾斜状態での上向きになるように構成してある。 【0014】〔作用〕籾袋を圃場面など比較的低レベルに置いて袋詰めする場合、横オーガは穀粒排出口が位置する先端側ほど低レベルに位置する先端下がりの傾斜姿勢で縦オーガから延出する姿勢になる。籾袋を運搬車荷台など比較的高レベルに置いて袋詰めする場合、横オーガは水平の姿勢とか、穀粒排出口が位置する先端側ほど高レベルに位置する先端上がりの傾斜姿勢で縦オーガから延出する姿勢になる。このため、リモートコントロール装置をリモコン保持部に装着した状態でその操作面が横オーガに対して横オーガと平行な上向き面になるものに比し、横オーガが先下がり傾斜姿勢、水平姿勢、先上がり傾斜姿勢のいずれになる場合でも、操作面が袋詰め作業者に向かって操作しやすいとともに見やすい状態で作業できるものである。 【0015】〔効果〕横オーガが縦オーガからどのような姿勢で延出する場合でも、リモートコントロール装置を操作しやすいとともに見やすい姿勢でオーガに取り付けておいて、オーガをより適切かつ正確に操作しながら作業できる。 【0016】請求項4による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0017】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項による発明の構成において、前記リモコン保持部におけるリモートコントロール装置載置部を前記横オーガが備える作業灯カバーで作成してある。 【0018】〔作用〕作業灯カバーをリモートコントロール装置載置部に兼用し、リモートコントロール装置載置部をそれ専用の部材で作成するに比して構造簡単なものに済ませながらリモコン保持部を装備させるものである。 【0019】〔効果〕リモートコントロール装置載置部に作業灯カバーを兼用した簡単な構造でリモコン保持部を作成し、リモートコントロール装置をオーガに操作しやすいように取り付けておけるものが簡素で取扱いやすいとか見栄えがよい状態に得られる。 【0020】 【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、稲、麦などの植立穀稈を引き起こすとともに刈取り、刈取り穀稈を機体後方に搬送する刈取り前処置装置1を、クローラ式走行装置2によって自走するとともに運転座席3が備えられた運転部などを有する走行機体の前部に上下に揺動操作できるように取り付け、前記前処理装置1からの刈取り穀稈を脱穀処理する脱穀装置4、及び、この脱穀装置4からの脱穀粒を貯留する脱穀粒タンク5を前記走行機体に設けるとともに、脱穀粒タンク5に貯留された脱穀粒を穀粒排出オーガ10によって搬出するように構成して、コンバインを構成してある。 【0021】前記脱穀粒タンク5は、天板部に開閉蓋5aが付いた点検用開口を、底部に穀粒排出用開口をそれぞれ備えるように形成した合成樹脂で成るタンクにしてあり、横外側の側壁部に付設してある上下一対の把手6により、走行機体に固定の板金製の底スクリューケース7の上側に着脱するように構成してある。すなわち、作業時には、脱穀粒タンク5の前記穀粒排出用開口が付いている底部を底スクリューケース7の上に載せて固定する。すると、脱穀装置4の脱穀粒排出部から延出する揚穀装置8の穀粒排出口が脱穀粒タンク5の横内側の側壁部に位置する穀粒受入れ口に接続して、脱穀装置4からの脱穀粒を脱穀粒タンク5に供給して貯留できるようになり、脱穀粒タンク5の前記穀粒排出用開口が底スクリューケース7の内部に連通して、脱穀粒タンク5が貯留する脱穀粒を底スクリューケース7に排出できるようになる。脱穀粒タンク5を底スクリューケース7から取り外すことにより、底スクリューケース7の内部を清掃及び点検しやすいように開放できるとともに、脱穀粒タンク5の内部を前記点検用開口や穀粒排出用開口から容易に清掃したり、点検したりできる。 【0022】図1に示すように、前記穀粒排出オーガ10は、前記底スクリューケース7の後側に連結している伝動ケース9に電動旋回モータ21を有する旋回操作機構20によって旋回操作できるように立設してある機体上下向きの縦オーガ11と、この縦オーガ11の先端側に電動起伏モータ31を有する起伏操作機構30によって水平方向の軸芯Pまわりで上下に揺動操作できるように連結してある横オーガ12とによって構成してある。横オーガ12を、縦オーガ11に基端部が連結する基端側横オーガ12aと、この基端側横オーガ12aの先端側に揺動自在に連結する先端側オーガ12bとによって構成し、先端側オーガ12bを基端側オーガ12aに対して揺動調節し、両オーガ12a,12bを一直線状に並べるとともに先端側オーガ12bの基端部を基端側オーガ12aの先端部に連動連結することにより、横オーガ12が使用状態になり、先端側オーガ12bを基端側オーガ12aの横側に平行に並べることにより、横オーガ12が格納状態になるように構成してある。前記底スクリューケース7の内部に位置する底スクリュー7aにエンジンEから動力伝達するように構成したベルトテンションクラッチで成る穀粒排出クラッチCLを入りに操作すると、底スクリュー7aが駆動されて脱穀粒タンク5から底スクリューケース7に流下する脱穀粒を底スクリューケース7から伝動ケース9の内部に搬出し、底スクリュー7aのスクリュー軸と、縦オーガ11のスクリュー軸とが前記伝動ケース9の内部でギヤ機構によって連動していることと、縦オーガ11と横オーガ12のスクリュー軸どうしが両オーガ11,12の連結している部分の内部に位置するギヤ機構によって連動していることとによって、縦オーガ11のスクリューも、横オーガ12のスクリューも底スクリュー7aから伝達する回動力によって駆動され、縦オーガ11のスクリューが底スクリュー7aからの脱穀粒を縦オーガ11の上端部まで揚送し、横オーガ12のスクリューが縦オーガ11からの脱穀粒を横オーガ12の先端部に吐出筒を付設して形成してある穀粒排出口13まで横送りしてこの穀粒排出口13から落下させるように構成してある。 【0023】これにより、横オーガ12を前記使用状態にするとともに、前記穀粒排出クラッチCLの入り操作によって底スクリュー7aを駆動することにより、穀粒排出オーガ10の縦オーガ11と横オーガ12とが駆動されて脱穀粒タンク5に貯留されている脱穀粒をタンク5から搬出して穀粒排出口13から排出する。これにより、図7(イ)に示す如く前記穀粒排出口13を運搬車の荷台Nにセットしておくことによって搬出穀粒を運搬車に積み込むことができ、図7(ロ)に示す如く穀粒排出口13に籾袋Fを装着しておくことによって搬出穀粒の袋詰めができる。 【0024】図3に示すように、前記旋回操作機構20は、前記縦オーガ11のスクリュー筒の下端部に一体回動するように取り付けた旋回ギヤ22と、前記伝動ケース9に固定のモータブラケット23に水平向きの軸芯まわり回動自在に支持されながら前記旋回ギヤ22に噛み合うピニオンギヤ24と、このピニオンギヤ24の回転支軸24aに出力軸を連動させた状態で前記モータブラケット23に取り付けた前記旋回モータ21とによって構成してある。 【0025】図4に示すように、前記起伏操作機構30は、前記縦オーガ11の先端部に固定のシリンダブラケット32と、前記横オーガ12の基端部に固定のシリンダブラケット33とにわたって取り付けたねじシリンダ34及びガスシリンダ35、前記シリンダブラケット33に取り付けた前記電動起伏モータ31のそれぞれによって構成してある。前記ねじシリンダ34は、前記縦オーガ側のシリンダブラケット32に一端側が回動自在に支持されるシリンダチューブ34aと、前記横オーガ側のシリンダブラケット33に一端側が回動自在に支持されるとともに他端側が前記シリンダチューブ34aに螺合するシリンダねじ34bとによって構成してある。シリンダねじ34bを前記電動起伏モータ31の出力軸に連動させ、電動起伏モータ31を正回転及び逆回転方向に回転駆動されるように操作すると、起伏モータ31の駆動力により、シリンダねじ34bが正回転方向に回転駆動されてねじシリンダ34が伸長作動したり、シリンダねじ34bが逆回転方向に回転駆動されてねじシリンダ34が短縮作動したりするように構成してある。すなわち、ねじシリンダ34が電動起伏モータ31の駆動力によって伸長及び短縮作動する電動ねじシリンダになっており、伸長作動することによって横オーガ12を上昇側に揺動操作し、短縮作動することによって横オーガ12を下降側に揺動操作する。前記ガスシリンダ35は、シリンダチューブと、このシリンダチューブに封入されたガスによってシリンダチューブから突出する側に付勢されているシリンダロッドとで成り、電動ねじシリンダ34が横オーガ12を上昇側に揺動操作する際、シリンダロッドの突出付勢力によって横オーガ12に上昇操作力を与えて電動ねじシリンダ34による上昇操作を補助する。 【0026】前記穀粒排出クラッチCLのベルトテンションアームに操作ケーブル、揺動レバー、ギヤ機構などで成る連動機構を介して連動させた電動クラッチモータMを運転座席3の後側に設けて、このクラッチモータMによる穀粒排出クラッチCLの入り切り操作によって穀粒排出オーガ10の駆動及び停止操作を行うように構成し、図6に示すように、前記クラッチモータMと前記旋回モータ21と前記起伏モータ31とを制御する制御機構40に電線41によって有線式のリモートコントロール装置42を連係させてある。このリモートコントロール装置42に十字型の第1操作スイッチ43、第2操作スイッチ44、第3操作スイッチ45のそれぞれを備えさせるとともに、各操作スイッチ43,44,45を操作すると、制御機構40が操作スイッチ43,44,45からの情報に基づいて穀粒排出オーガ10を制御するように構成してある。すなわち、図5に明示する第1操作スイッチ43の上げ操作部43aを押し操作すると、第1操作スイッチ43が横オーガ12を上昇させるべき操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40が起伏モータ31をオーガ上昇側に駆動させることによって横オーガ12を上昇揺動するように制御する。第1操作スイッチ43の下げ操作部43bを押し操作すると、第1操作スイッチ43が横オーガ12を下降させるべき操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40が起伏モータ31をオーガ下降側に駆動させることによって横オーガ12を下降揺動するように制御する。第1操作スイッチ43の左旋回操作部43cを押し操作すると、第1操作スイッチ43が縦オーガ11を左回り旋回させるべき操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40が旋回モータ21をオーガ左旋回側に駆動させることによって穀粒排出オーガ10を左回り旋回するように制御する。第1操作スイッチ43の右旋回操作部43dを押し操作すると、第1操作スイッチ43が縦オーガ11を右回り旋回させるべき操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40が旋回モータ21をオーガ右旋回側に駆動させることによって穀粒排出オーガ10を右回り旋回するように制御する。第2操作スイッチ44を押し操作すると、第2操作スイッチ44が穀粒排出クラッチCLを入りにさせるべき操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40がクラッチモータMをクラッチ入り側に駆動させることによって穀粒排出オーガ10を駆動状態に制御する。第3操作スイッチ45を押し操作すると、第3操作スイッチ45が穀粒排出クラッチCLを切りにさせるべき操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40がクラッチモータMをクラッチ切り側に駆動させることによって穀粒排出オーガ10を駆動停止に制御する。 【0027】図1及び図5に示すように、横オーガ12の穀粒排出口13よりも先端側に、作業灯50の上側を覆うように形成するとともに作業灯50を支持ピン50aによってこれの軸芯まわりで取付け向き変更自在に支持する作業灯ブラケットに兼用した作業灯カバー51を取り付け、この作業灯カバー51の傾斜天板部51aで作成したリモートコントロール装置載置部と、この傾斜天板部51aの上面側の両横側に立設したリモコン支持板52と、作業灯カバー51の傾斜天板部51aを形成する板体の一部分を傾斜天板部51aの上面側に立つように折り曲げ成形して作成したリモコン受け板53とにより、横オーガ12の穀粒排出口13よりも先端側で前記リモートコントロール装置42を取り外し自在に保持させるリモコン保持部54を構成してある。すなわち、図5に二点鎖線で示すように、リモートコントロール装置42の前記各操作スイッチ43,44,45が付いている操作面42aとは反対側の背面側が作業灯カバー51の傾斜天板部51aに対向する取り付け向きにしてリモートコントロール装置42を前記左右のリモコン支持板52,52の間にその上方から差し込み、リモートコントロール装置42の背面側が前記リモートコントロール装置載置部51aに、リモートコントロール装置42の前記電線41が延出している側とは反対側の端面が前記リモコン受け板53にそれぞれ載置して受け止め支持されるとともに、リモートコントロール装置42の両横側が前記リモコン支持板52に受け止め支持され、さらに、リモートコントロール装置42の前記操作面42aの両端部に前記リモコン支持板52の折り曲げ端部で成る浮き上がり止めが作用する状態になると、リモートコントロール装置42がリモコン保持部54に対する所定の装着状態になる。この装着状態では、リモートコントロール装置42の前記操作面42aが横オーガ12に対して横オーガ先端側に至るほど横オーガ下方側に位置する傾斜状態での上向きなるように構成してある。リモコン保持部54に装着したリモートコントロール装置42は、前記両リモコン支持板52の間から上方に抜き出すことにより、リモコン保持部54から取り外せるように構成してある。 【0028】つまり、図7(イ)に示すように、穀粒を運搬車荷台Nに積み込むなどの場合、リモートコントロール装置42をリモコン保持部54から取り外すことにより、リモートコントロール装置42を横オーガ12と共に移動しないように手で保持しながら操作し、穀粒排出口13を荷台上の所望の穀粒排出個所に迅速かつ正確に位置合わせするなど穀粒排出オーガ10を適切かつ正確に操作しながら作業できる。そして、図7(ロ)に示すように、穀粒の袋詰めを行うなどの場合、リモートコントロール装置42をリモコン保持部54に装着しておくことにより、籾袋Fを穀粒排出口13に着脱するなどの操作に手が何時でも使えるようにしながらリモートコントロール装置42を操作し、籾袋Fが満杯になると同時に穀粒排出オーガ10の穀粒排出を停止させるなど穀粒排出オーガ10を適切かつ正確に操作しながら作業できる。このとき、籾袋Fを圃場面など比較的低レベルに置いていて横オーガ12は先端側ほど低レベルに位置する先端下がりの傾斜姿勢で縦オーガ11から延出する姿勢になっていても、リモートコントロール装置42の操作面42aが上向きになっており、リモートコントロール装置42の各スイッチ43,44,45を容易に見るとともに操作しながら作業できる。 【0029】〔別実施形態〕リモートコントロール装置42としては、上記実施形態の如く有線式を採用する他、無線式を採用して実施してもよい。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月28日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
|
| 【公開番号】 |
特開平11−308917 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−118222 |
|