| 【発明の名称】 |
脱穀機の排ワラ搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 義彦
【氏名】松尾 理
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| 【要約】 |
【課題】脱穀排ワラを無端回動チェーンとによって挟持搬送する挟持レールの伸縮調節で搬送距離を変更する脱穀機の排ワラ搬送装置において、挟持レールの搬送終端側レールを容易に摺動操作できるように、かつ、搬送終端側レールの抜け止めができるようにする。
【解決手段】挟持レール14の搬送終端側の内側レール14bを、内側レール14bから延出す操作レバー18により、搬送始端側の外側円筒レール14aに対して摺動操作して引退取付け位置Cと引出し取付け位置Dとに切り換える。内側レール14bが引出し取付け位置Dになると、外側円筒レール14aに設けてある位置決め機構20の球体21が内側レール14bの第2凹入部14dに係入して引出し取付け位置Dに保持する。球体21が第2凹入部14dに係入しているままで内側レール14bを外側筒レール14aに対して一回転未満だけ回転操作できるようにしてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀排ワラを横倒れ姿勢で無端回動チェーンと挟持レールとによって挟持搬送するように構成し、前記挟持レールの搬送終端側を形成する内側レールが、前記挟持レールの搬送始端側を形成する外側円筒レールに対して内嵌するとともに挟持レールを伸長状態にして排ワラ搬送距離を長くする引出し取付け位置と、挟持レールを短縮状態にして排ワラ搬送距離を短くする引退取付け位置とに摺動するように構成し、前記内側レールを前記引出し取付け位置と前記引退取付け位置とに切り換え操作する操作レバーが前記内側レールに一体摺動自在に備えられている脱穀機の排ワラ搬送装置であって、前記外側円筒レールに支持されるとともに内側レール側に突出付勢されている位置決め体が前記内側レールの凹入部に係入して内側レールを前記引出し取付け位置に保持する位置決め機構を備え、前記凹入部の内側レール周方向での大きさを、位置決め体が凹入部に係入しているままで内側レールが外側円筒レールに対して一回転未満だけ回転操作されることを許容する大きさにしてある脱穀機の排ワラ搬送装置。 【請求項2】 前記位置決め体を、前記外側円筒レールの支持部から半分以上突出して前記内側レールの凹入部に係入する球体によって構成してある請求項1記載の脱穀機の排ワラ搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀排ワラを横倒れ姿勢で無端回動チェーンと挟持レールとによって挟持搬送するように構成し、前記挟持レールの搬送終端側を形成する内側レールが、前記挟持レールの搬送始端側を形成する外側円筒レールに対して内嵌するとともに挟持レールを伸長状態にして排ワラ搬送距離を長くする引出し取付け位置と、挟持レールを短縮状態にして排ワラ搬送距離を短くする引退取付け位置とに摺動するように構成し、前記内側レールを前記引出し取付け位置と前記引退取付け位置とに切り換え操作する操作レバーが前記内側レールに一体摺動自在に備えられている脱穀機の排ワラ搬送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】上記排ワラ搬送装置は、操作レバーによって内側レールを摺動操作して引退取付け位置と引出し取付け位置とに切り換え、挟持レールを伸長状態にして排ワラ搬送距離を長くすることによって脱穀排ワラを排ワラ細断装置に供給し、挟持レールを短縮状態にして排ワラ搬送距離を短くすることによって脱穀排ワラを長ワラ放出経路に供給するなど、操作レバーによる内側レールの摺動操作によって無端回動チェーンと挟持レールとによる搬送距離を変更することにより、脱穀排ワラの供給先を切り換えられるようになったものである。この種の排ワラ搬送装置にあっては、脱穀排ワラの搬送が行われるとき、操作レバーを内側レールから無端回動チェーン側とは反対側に搬送排ワラの稈身と直行またはほぼ直行する方向に延出するところの搬送用取付け向きにしておき、搬送排ワラが操作レバーに引っ掛かりにくいようにする必要がある。これにより、従来、内側レールに対する位置決め機構を外側円筒レールに備えさせ、内側レールが引出し取付け位置に切り換えられた際、位置決め機構の備える位置決め体が内側レールの凹入部に係入して内側レールを引出し取付け位置に保持するように構成するに当たり、内側レールが引出し取付け位置で前記搬送用取付け向きになった状態においてのみ、位置決め体が内側レールの凹入部に係入するように構成されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】内側レールの引き出し操作を行う際、挟持搬送装置の直後方から挟持レールの軸芯方向に沿う方向には手を差し入れにくく、手を挟持レールの軸芯に交差する方向から差し入れて操作レバーを操作する場合、操作レバーを持つ手の向きとか、操作力の作用方向とかにより、操作レバーが内側レールと共に回転して操作レバーの取付け向きが前記搬送用取付け向から握りやすいとか操作しやすいところの操作用取付け向きに変化し、操作レバーがその操作用取付け向きになったままで内側レールが引出し取付け位置に切り換わることがあった。すると、内側レールが引出し取付け位置に切り換わっても、操作レバーが搬送用取付け向きとは異なる操作用取付け向きになっていることから位置決め体が内側レールの凹入部に係入せず、内側レールをさらに引き出し操作してしまい、内側レールが外側円筒レールから抜け外れてしまうトラブルを起こされることがあった。また、位置決め体が球体で成るとともに支持部から外側円筒レールの内側に半分以上突出して内側レールに係入するように構成する場合、内側レールが外側円筒レールから抜け外れた際に位置決め体が支持部から脱落し、位置決め体を紛失されるとか、位置決め体が他の装置部分に入り込んで故障を起こすとかの事態を招かれることがあった。また、この場合、位置決め体の支持部に位置決め体を突出付勢するように備えられているスプリングが外側円筒レールの内部に突出し、外側円筒レールに挿入し直された内側レールによって押しつぶされる事態を起こされることもあった。本発明の目的は、内側レールを引出し取付け位置に位置決め体によって保持できる脱穀機の排ワラ搬送装置を、内側レールの引き出し操作が行いやすい割りには、内側レールの強度低下を防止しながら上記トラブルを発生しにくい状態に得ることにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0005】〔構成〕脱穀排ワラを横倒れ姿勢で無端回動チェーンと挟持レールとによって挟持搬送するように構成し、前記挟持レールの搬送終端側を形成する内側レールが、前記挟持レールの搬送始端側を形成する外側円筒レールに対して内嵌するとともに挟持レールを伸長状態にして排ワラ搬送距離を長くする引出し取付け位置と、挟持レールを短縮状態にして排ワラ搬送距離を短くする引退取付け位置とに摺動するように構成し、前記内側レールを前記引出し取付け位置と前記引退取付け位置とに切り換え操作する操作レバーが前記内側レールに一体摺動自在に備えられている脱穀機の排ワラ搬送装置において、前記外側円筒レールに支持されるとともに内側レール側に突出付勢されている位置決め体が前記内側レールの凹入部に係入して内側レールを前記引出し取付け位置に保持する位置決め機構を備え、前記凹入部の内側レール周方向での大きさを、位置決め体が凹入部に係入しているままで内側レールが外側円筒レールに対して一回転未満だけ回転操作されることを許容する大きさにしてある。 【0006】〔作用〕内側レールが引出し取付け位置に位置する状態で内側レールと共に回転して上記した搬送用取付け向きになったり、操作用取付け向きになったりしても、前記凹入部の内側レール周方向での前記大きさのために、位置決め体が凹入部に係入していて内側レールに位置決め作用するものである。これにより、内側レールを引退取付け位置から引出し取付け位置に引き出し操作する際には、操作レバーが内側レールと共に回転してその取付け向きが搬送用から操作用に変化し、操作レバーの取付け向きが操作用になったままで内側レールが引出し取付け位置になっても、位置決め体が内側レールの凹入部に係入して位置決め作用し、この位置決め作用により、内側レールの引き出し操作を停止するように作業者に認識させたり、内側レールに抜け止めするようにストッパー作用させたりできる。しかも、内側レールに全周囲にわたる環状溝を備えさせ、この環状溝に位置決め体が係入するように構成するに比し、位置決め体の係入を可能にすることに起因する内側レールの強度低下を少なく抑制しながら、内側レールを位置決め体が係入しているままで回転操作することを可能にできる。 【0007】内側レールが引出し取付け位置に切り換わった後には、操作レバーを人為的に操作するとか、搬送排ワラが操作レバーに接触して回転操作力を付与することにより、操作レバーを内側レールと共に回転させてその取付け向きを操作用から搬送用に切り換えるとともに、位置決め体を内側レールの凹入部に係入させて内側レールを引出し取付け位置に保持させ、脱穀排ワラを操作レバーに引っ掛かりにくくしながら所定の距離だけ搬送できる。 【0008】〔効果〕内側レールを位置決め体によって所定の取付け位置に保持するとともに操作レバーを冒頭に記した搬送用取付け向きして脱穀排ワラを操作レバーに引っ掛かりにくいようにスムーズに所定の距離を搬送できるものでありながら、排ワラ搬送距離の変更を行うに当たり、搬送装置に対して斜めに手を差し入れて操作する場合でも、操作レバーを冒頭に記した操作用取付け向きにしながら内側レールを摺動操作して容易にかつ楽に搬送距離変更できる。しかも、操作レバーが操作用取付け向きになったままで内側レールが引出し取付け位置になっても、位置決め体が内側レールに位置決め作用し、内側レールを抜き外してしまうとか、位置決め体が脱落するとかのトラブル発生を防止しながら搬送距離変更できる。その上、内側レールを位置決め体係止を可能にすることに起因する強度低下が少ない強固なものにして耐久性などの面で有利なものにできる。 【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成において、前記位置決め体を、前記外側円筒レールの支持部から半分以上突出して前記内側レールの凹入部に係入する球体によって構成してある。 【0011】〔作用〕位置決め体が球体で成る構造簡単なものでありながら、支持部から半分以上突出して内側レールの凹入部に深く係入して内側レールを所定の取付け位置に精度よく位置決めしたり、ストップさせたりする。 【0012】〔効果〕位置決め機構を位置決め体が球体で成る構造簡単なものに得られる。その割りには、位置決め体を内側レールに精度よく作用させ、内側レールを所定の取付け位置に精度よく位置決めしながら、精度よく抜け止めしながら容易に切り換えて搬送距離の変更を正確に能率よく行える。 【0013】 【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、脱穀フィードチェーン1によって刈取り穀稈の株元側を挟持搬送させてその穀稈の穂先側を扱室2に供給して回転する扱胴3で脱穀処理するように、かつ、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン1によって扱室2から後方に搬出するように脱穀部を構成し、この脱穀部の後方に、脱穀フィードチェーン1からの脱穀排ワラを株元側に作用する挟持搬送装置10と穂先側に作用する係止搬送装置4とによって横倒れ状態で穂先側に寄せながら機体後方に搬送する排ワラ搬送装置と、一対のカッター軸5a,5aなどを有する排ワラ細断装置5と、排ワラドロッパー6を有する長ワラ放出経路7とを設けて、コンバイン用の脱穀機を構成してある。この脱穀機は、刈取り穀稈を脱穀処理すると同時に、脱穀排ワラを稈身方向に細断して圃場に放出したり、長ワラ状態のままで設定量ずつ纏まった非結束状態のワラ束にして圃場に放出したりする排ワラ処理が行えるものであり、詳しくは、次の如く構成してある。 【0014】図1及び図3に示すように、前記挟持搬送装置10は、脱穀機体に固定のチェーンフレームが支持する搬送始端側のチェーンスプロケット11と、搬送終端側のチェーンスプロケット12とにわたって巻回した穀稈搬送突起付きの無端回動チェーン13と、この無端回動チェーン13の搬送作用側の下方に位置する挟持レール14とによって構成してある。前記一対のチェーンスプロケット11,12のうちの一方のスプロケットが駆動されて無端回動チェーン13を回動駆動するようにしてある。挟持レール14の搬送始端側のレール部分14aの両端側に連結するレール支持ロッド15それぞれを脱穀機体に固定のレール取付けブラケット16に摺動自在に支持させることにより、挟持レール14の全体を無端回動チェーン13に接近したり、無端回動チェーン13から離れる方向に摺動するように脱穀機体に支持させてある。前記各レール支持ロッド15に外嵌してあるコイルスプリング17により、挟持レール14の全体を無体回動チェーン13の方に摺動付勢してある。これにより、挟持搬送装置10は、脱穀フィードチェーン1からの脱穀排ワラの株元側を無端回動チェーン13と挟持レール14とによって機体後方側に挟持搬送し、挟持レール14が存在しなくなると、挟持作用を解除して無端回動チェーン13と挟持レール14との間から落下させる。 【0015】前記挟持レール14の搬送始端側のレール部分14aを、前記各レール支持ロッド15,15が連結する丸パイプ材で成る外側円筒レールに形成し、挟持レール14の搬送終端側部分14bを、前記外側円筒レール14aに摺動自在に内嵌する丸棒材で成る内側レールに形成し、この内側レール14bを形成している丸棒材の端部を折り曲げることによって内側レール14bの搬送終端部から延出するように、かつ、内側レール14bと一体に摺動するように構成して内側レール14bに備えさせてある操作レバー18により、内側レール14bを外側筒レール14aに対して摺動操作するように構成するとともに、この摺動操作を行うことにより、挟持搬送装置10が図3に二点鎖線で示す短距離搬送状態と、図3に実線で示す長距離搬送状態とに切り換わるようにしてある。すなわち、図3に二点鎖線で示すように、内側レール14bを外側円筒レール14aに押し込む側に摺動操作し、前記外側円筒レール14aの搬送終端部に備えてある位置決め機構20の位置決め体としての球体21が内側レール14bの先端側に備えてある第1凹入部14cに係入する押込み取付け位置Cにすると、挟持レール14が短縮状態になるとともにこの短縮状態を球体21による保持作用によって保持するようになり、挟持搬送装置10が脱穀フィードチェーン1から受け継いだ脱穀排ワラの株元側を前記排ワラ細断装置5の排ワラ受入れ口5bの上方まで挟持搬送して落下させるように短距離搬送状態になる。図3に実線で示すように、内側レール14bを外側円筒レール14aから引き出す側に摺動操作し、前記位置決め機構20の前記球体21が内側レール14bの基端側に備えてある第2凹入部14dに係入する引出し取付け位置Dにすると、挟持レール14が伸長状態になるとともにこの伸長状態を球体21による保持作用によって保持するようになり、挟持搬送装置10が脱穀フィードチェーン1から受け継いだ脱穀排ワラの株元側を前記排ワラ細断装置5の排ワラ受入れ口5bよりも機体後方側まで挟持搬送し、脱穀機体の前記長ワラ放出経路7に臨む排ワラ排出口8に落下させるように長距離搬送状態になる。 【0016】前記排ワラ細断装置5の前記排ワラ受入れ口5bに対する蓋体5cを、機体横向きの軸芯まわりで揺動操作して、図3に二点鎖線で示す如く排ワラ受入れ口5bを開放するとともに排ワラ排出口8を閉じる第1取付け位置Aと、図3に実線で示す如く排ワラ受入れ口5bを閉じるとともに排ワラ排出口8を開放する第2取付け位置Bとに切り換えるように構成してある。前記挟持搬送装置10を前記短距離搬送状態と長距離搬送状態とのいずれに切り換えた場合でも、前記係止搬送装置4は脱穀フィードチェーン1から受け継いだ脱穀排ワラの穂先側を前記排ワラ細断装置5の排ワラ受入れ口5bの上方まで搬送して落下させるように構成するとともに、前記蓋体5cを前記第2取付け位置Bにすれば、この蓋体5aの外面側が係止搬送装置4から落下する排ワラの穂先側を前記排ワラ排出口8から長ワラ放出経路7に落ち込むように流下案内するよう構成してある。 【0017】つまり、挟持レール14の内側レール14bを前記引退取付け位置Cで、排ワラ細断装置5の蓋体5cを前記第1取付け位置Aに切り換え操作する。すると、挟持搬送装置10が脱穀フィードチェーン1からの脱穀排ワラの株元側を、係止搬送装置4が脱穀フィードチェーン1からの脱穀排ワラの穂先側をそれぞれ排ワラ細断装置5の排ワラ受入れ口5bの上方まで搬送して落下させる。挟持搬送装置10及び係止搬送装置4から落下した脱穀排ワラは、排ワラ受入れ口5bから排ワラ細断装置5の内部に入り込み、各カッター軸5aの複数箇所に一体回転自在に取り付けてある回転カッター5cによって稈身方向に細断され、カッター軸5aの下方の放出口から圃場に落下していく。これにより、脱穀排ワラを稈身方向に細断して圃場に落下していく細断放出処理が行える。これに対し、挟持レール14の内側レール14bを前記引出し取付け位置Dで、排ワラ細断装置5の蓋体5cを前記第2取付け位置Bに切り換え操作する。すると、挟持搬送装置10が脱穀フィードチェーン1からの脱穀排ワラの株元側を前記排ワラ排出口8まで搬送して落下させる。係止搬送装置4が脱穀フィードチェーン1からの脱穀排ワラの穂先側を排ワラ細断装置5の排ワラ受入れ口5bの上方まで搬送して落下させるが、蓋体5cが係止搬送装置4からの穂先側を流下案内して排ワラ排出口8に落下させるため、挟持搬送装置10及び係止搬送装置4からの脱穀排ワラが排ワラ排出口8から長ワラ放出経路7に落ち込み、ドロッパー6で受け止められて貯留される。ドロッパー6は、貯留する脱穀排ワラの重量が設定重量に達すると、その都度、自動的に下降揺動して貯留した脱穀排ワラを圃場に落下させ、脱穀排ワラが落下した後には自動的に上昇して排ワラ受け止め姿勢に復元して排ワラを再度貯留していく。これにより、脱穀排ワラを長ワラで非結束状態のワラ束にして圃場に落下させていく長ワラ放出処理が行える。 【0018】図5及び図6に示すように、前記位置決め機構20は、前記外側円筒レール14aの外周面側に取り付けた筒体と、外側円筒レール14aのうちの前記筒体に対向するレール部分とで成る球体支持部22に、前記球体21、コイルスプリング23、コイルスプリング23による付勢力を設定するばね受けねじ24のそれぞれを取り付けることによって構成してある。すなわち、コイルスプリング23がばね受けねじ24を反力部材として球体21を球体支持部22から内側レール14bの位置する側に突出するように付勢する。内側レール14aが押し込み操作されて前記引退取付け位置Cになると、これに伴い、球体21がコイルスプリング23による突出付勢力のために前記第1凹入部14cに自ずと係入して内側レール14aを引退取り付け位置Cに位置決めし、内側レール14aが引き出し操作されて前記引出し取付け位置Dになると、これに伴い、球体21がコイルスプリング23による突出付勢力のために前記第2凹入部14dに自ずと係入して内側レール14aを引出し取り付け位置Dに位置決めする。内側レール14bを引退取付け位置Cに位置決めする際も、引出し取付け位置Dに位置決めする際も、球体21が球体支持部22から半分以上突出して内側レール14bに係止作用するように第1凹入部14c及び第2凹入部14dの深さを設定してある。 【0019】前記第2凹入部14dの内側レール14bの周方向での大きさを、図6に示す如き大きさにしてある。球体21が第2凹入部14dに係入しているままで内側レール14bが外側円筒レール14aに対して一回転未満だけ回転操作されることを許容する大きさにしてある。つまり、排ワラ搬送の際には、前記操作レバー18を搬送排ワラの稈身が引っ掛かりにくように図4に実線で示す如く搬送排ワラの稈身に直行する搬送用取付け向きEにしておくが、内側レール14bを引退取付け位置Cと引出し取付け位置Dの一方から他方に切り換える際には、操作レバー18を図4に二点鎖線で示す操作用取付け向きFにする方が操作しやすい。内側レール14bを引き出し操作するに当たり、挟持搬送装置10の直後方から挟持レール14の軸芯方向に沿う方向には手を差し入れにくく、挟持レール14の軸芯に交差する方向から手を差し入れて操作するからである。また、操作レバー18を搬送用取付け向きEから操作用取付け向きFに向き変更させて内側レール14bを引退取付け位置Cから引き出し操作し、操作レバー18が操作用取付け向きFになったままで内側レール14bが引出し取付け位置Dになっても、位置決め機構20の球体21が第2凹入部14dに係入するようにしてある。これにより、内側レール14bが引出し取付け位置Dになった際に球体21が第2凹入部14dに係入しないで内側レール14bが外側筒レール14aから抜け出てしまうことを防止しながら内側レール14bを引き出し操作できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月20日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−299343 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−108869 |
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