| 【発明の名称】 |
脱穀装置の唐箕 |
| 【発明者】 |
【氏名】河瀬 宗之
【氏名】福富 純一郎
【氏名】中瀬 敬之
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| 【要約】 |
【課題】軸受けステーによる吸気効率の低下を抑制する。
【解決手段】唐箕軸13のうち唐箕ケース11よりも外方に突出する部分に、唐箕軸13と一体に回転して唐箕ケース11内に送風するファンFを設け、前記唐箕ケース11に形成の吸気口12を横断する状態で唐箕ケース11に取り付けられて唐箕軸13を支承する軸受けステー14に内外方向に貫通する吸気孔23を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 唐箕軸のうち唐箕ケースよりも外方に突出する部分に、唐箕軸と一体に回転して唐箕ケース内に送風するファンを設けてある脱穀装置の唐箕であって、前記唐箕ケースに形成の吸気口を横断する状態で唐箕ケースに取り付けられて唐箕軸を支承する軸受けステーに内外方向に貫通する吸気孔を形成してある脱穀装置の唐箕。 【請求項2】 ファンが、唐箕軸に一体に回転する状態で取り付けたプーリに起風用のフィンを装備させて構成されたものである請求項1記載の脱穀装置の唐箕。 【請求項3】 唐箕軸の端部にファンを装着してある請求項1記載の脱穀装置の唐箕。 【請求項4】 唐箕ケース内への吸気面積を調整可能に構成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載の脱穀装置の唐箕。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主として、コンバインやハーベスタなどに搭載される脱穀装置の唐箕に関する。 【0002】 【従来の技術】唐箕は、唐箕ケースの両側面に形成した吸気口から外気を吸入して周方向に送出する構造であり、その為、例えば特開平9−56250号公報に開示されているように、唐箕ケースに形成した吸気口を横断する状態で軸受けステーを取付けて、この軸受けステーに唐箕軸を支持するのが一般的となっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年、脱穀装置においては脱穀能力の増大、および、選別能力の増大が望まれており、これに伴って唐箕における風量を増大することが必要となっている。そこで、唐箕軸のうち唐箕ケースよりも外方に突出する部分に、唐箕軸と一体に回転して唐箕ケース内に向けて送風するファンを設けることが提案されている。 【0004】しかし、吸気口には軸受けステーが横断して吸気口に実質吸気面積を縮小しており、唐箕ケースよりも外方に突出する部分にファンを設けて、積極的に吸気口に外気を送り込むように構成しても、軸受けステーが抵抗となって、思うほど吸気量が増大しないものであった。 【0005】本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、ファンを導入して吸気効率の効果的に向上させることを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0007】〔特徴〕唐箕軸のうち唐箕ケースよりも外方に突出する部分に、唐箕軸と一体に回転して唐箕ケース内に送風するファンを設けてある脱穀装置の唐箕であって、前記唐箕ケースに形成の吸気口を横断する状態で唐箕ケースに取り付けられて唐箕軸を支承する軸受けステーに内外方向に貫通する吸気孔を形成してある点にある。 【0008】〔作用〕本第1発明によるときは、吸気口を横断する軸受けステーに内外方向に貫通する吸気孔を形成して、この吸気孔を通しても唐箕ケース内に吸気できるようにしてあるから、軸受けステーが吸気口を横断するも、その軸受けステーが吸気の抵抗体として作用することを抑制することができる。換言すれば、実質的な吸気面積を大きくすることができる。 【0009】〔効果〕従って、本第1発明によれば、軸受けステーによる吸気効率の低下を抑制して、ファンを設けることによる吸気効率の向上を真に図ることができるようになった。 【0010】請求項2に係る本第2発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0011】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、ファンが、唐箕軸に一体に回転する状態で取り付けたプーリに起風用のフィンを装備させて構成されたものである点にある。 【0012】〔作用〕唐箕軸には、入力プーリや各種装置への出力プーリが装着される。上記の点に着目して、本第2発明によるときは、プーリに起風用のフィンを装備させてファンを構成してあるから、プーリをもってファンを兼用できる。 【0013】〔効果〕従って、本第2発明によれば、ファンをスペース面で有利に設置でき、しかも、部材の兼用化によるコストダウンを図ることができるようになった。 【0014】請求項3に係る本第3発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0015】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、唐箕軸の端部にファンを装着してある点にある。 【0016】〔作用〕本第3発明によるときは、唐箕軸の端部にファンを装着して、唐箕軸に対するファンの着脱性を向上してあるから、唐箕軸に対するファンの交換を、周囲に作業空間が大きい軸端において作業性良く行うことができるとともに、任意の形態や特性のファンを設けることが容易となる。 【0017】〔効果〕従って、本第3発明によれば、脱穀穀物の種類や稲・麦の差など使用条件に応じた選別風の発生を行えるような唐箕ケース内への吸気特性を得ることが容易になった。 【0018】請求項4に係る本第4発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0019】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明、本第3発明の特徴において、唐箕ケース内への吸気面積を調整可能に構成してある点にある。 【0020】〔作用〕唐箕では、一般に、軸芯方向の両端から唐箕ケース内に吸気する構成が採用される。上記の点に着目して、本第4発明によるときは、唐箕ケース内への吸気面積を調整可能にしてあるから、両端からの吸気量をバランスさせることができる。 【0021】〔効果〕従って、本第4発明によれば、唐箕ケースからの吹き出し流を、幅方向で一様なものにすることが可能で、選別性能を向上する上で有効である。 【0022】 【発明の実施の形態】脱穀装置は、図1に示すように、フィードチェーン1で搬送される穀稈に対して扱作用する回転扱胴2を備えた扱室3を設け、この扱室3の下方に、回転扱胴2の下側周面に沿って張設した受け網4を漏下してきた処理物を選別処理する選別室5を形成し、この選別室5に選別風を供給する唐箕6と処理物を揺動送りしつつ選別する揺動選別体7とを設け、前記選別室5の底部に、選別一番物を回収して一番スクリュー8aを介して搬出する一番物回収部8と、選別二番物を回収して二番スクリュー9aを介して搬送する二番物回収部9とを配設し、搬送されてくる二番物を前記揺動選別体7の搬送始端部に還元する還元コンベア10を設けて構成されている。 【0023】前記唐箕6は、図2、図3にも示すように、唐箕ケース11のうち脱穀装置の左右の側板から構成される側板部11aに吸気口12を形成し、唐箕軸13を支承する軸受けステー14を前記吸気口12を横断する状態で唐箕ケース11に取り付け、前記唐箕軸13に、周方向複数の起風羽根15を唐箕軸13と一体に回転するようにステー16を介して取り付け、前記唐箕軸13のうち唐箕ケース11から外方に突出する一端部に、エンジン17からの動力を受け入れるための入力プーリ18と前記回転扱胴2への出力プーリ19とを装着し、他端部に、揺動選別体7や一番スクリュー8a、二番スクリュー9a、還元コンベア10などへの二つの出力プーリ20,21を取り付け、唐箕軸13と一体に回転して各吸気口12から唐箕ケース11内に送風するファンFを設けて構成されている。 【0024】前記軸受けステー14は、板金加工品であって、そのうち軸受け22を取り付ける軸受け取付け部位14Aと、唐箕ケース11への取り付け部位14Bとの間の部分には、内外方向で貫通する吸気孔23が形成されている。 【0025】前記入力プーリ18及び出力プーリ19,20,21のそれぞれは、図4に詳しく示すように、唐箕軸13への取付けボスにベルト巻き掛け部を連結させるディスク部に内外方向に貫通する周方向複数の通気孔24を形成し、かつ、唐箕軸13と一体に回転することにより軸受けステー14側、つまり、吸気口12側に通気孔24を通して送風する起風用のフィン25を装備した軸流ファン兼用のプーリPから構成されている。つまり、入力プーリ18及び出力プーリ19,20,21のそれぞれがファンFとなっている。 【0026】従って、上記の構成によれば、軸受けステー14が吸気口12を横断するも、その軸受けステー14に吸気孔23が形成されていることで、十分な吸気面積を確保することができ、これによって、ファンFで発生されて通気孔24を通して流動してきた気流を効率良く唐箕ケース11内に流入させることができる。 【0027】〔別実施形態〕上記実施の形態では、プーリPをファンFとしたが、図5に示すように、唐箕軸13の端部に軸流型のファンFを装着して実施しても良い。この場合、プーリPは、通気孔24付きのものとする。 【0028】図6に示すように、スライドにより吸気孔23の面積を調整する調整板26を設けて、両端から唐箕ケース11内への通気面積を調整可能に構成する。 【0029】ファンFは斜流ファンであっても良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−299339 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−115016 |
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