| 【発明の名称】 |
脱穀機のポテンショメータ取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】江田 秀弥
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| 【要約】 |
【課題】揺動選別体3にチャフシーブ31の目合調節を行なうポテンショメータ8の取付けを、簡潔な構成で取付けることができるとともに、検出を良好に行なうことができる脱穀機のポテンショメータ取付構造を提供する。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 揺動選別体3のチャフシーブ31等の目合調節を行なうとともに、その目合検知を揺動選別体3に取着したポテンショメータ8の検出片60の回動によって行なうように構成した脱穀機において、前記ポテンショメータ8を調節板61に固定するとともに、前記揺動選別体3の側壁3aにポテンショメータ8を仮支持可能に接合させる係合部39を形成し、該係合部39にポテンショメータ8を接合させた状態で調節板61を揺動選別体3に取付固定してなる脱穀機のポテンショメータ取付構造。 【請求項2】 脱穀機の機壁1aに操作窓17を開口し、該操作窓17からポテンショメータ8の位置決め調節を行なうように構成した請求項1の脱穀機のポテンショメータ取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、チャフシーブ等の目合調節を行なう脱穀機のポテンショメータの取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、揺動選別体のチャフシーブの目合調節を、駆動モータによって可動フィンを作動させて行なうようにした脱穀機は、可動フィンの作動量を揺動選別体に取付けたポテンショメータの検出片によって検知し、脱穀物の状況や量による篩選別を行なうように構成されている。そして前記ポテンショメータは揺動選別体の側壁に穿設した長孔を介して位置決め調節可能に取付固定していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような従来の構成による脱穀機は、ポテンショメータを揺動選別体の側壁に対し位置決め調節して検知片の作動位置を設定する際に、揺動選別体を脱穀機内から機外に取り出して行なわねばならない煩雑さがあった。また、ポテンショメータの位置決めが長孔のみによって行なわれるため、検知片の回動中心の芯ずれを生じ易いこと、及びポテンショメータそのものを直接的に側壁に締着するので取付固定が面倒で且つ不安定になり易い等の問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記従来の問題を解決するために本発明の脱穀機のポテンショメータ取付構造は、揺動選別体3のチャフシーブ31等の目合調節を行なうとともに、その目合検知を揺動選別体3に取着したポテンショメータ8の検出片60の回動によって行なうように構成した脱穀機において、【0005】前記ポテンショメータ8を調節板61に固定するとともに、揺動選別体3の側壁3aにポテンショメータ8を仮支持可能に接合させる係合部39を形成し、該係合部39にポテンショメータ8を接合させた状態で調節板61を揺動選別体3に取付固定している。 【0006】また、脱穀機の機壁1aに操作窓17を開設し、該操作窓17からポテンショメータ8の位置決め調節を行なうように構成したことを特徴としている。 【0007】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の脱穀機のポテンショメータ取付構造の実施の形態につき説明する。図1に示す1はコンバインに搭載可能な脱穀機であり、扱胴2aを内装した扱室2と、処理胴2bを内装した処理室2cを前後方向に設け、これらの下方に脱穀物を受けて揺動選別する揺動選別体3を、左右の脱穀機壁1a間において、前後に配置した送風ファン5と排塵ファン5aとで形成される選別風路中に従来の構成により前後に揺動運動可能に支持しているとともに、一番物を回収する一番樋2dと、補助選別風を送風する補助送風ファン2eと、二番物を回収して揺動選別体3に還元する二番樋2f等を配置している。 【0008】前記揺動選別体3は、図3に示すように左右の側壁3aを前後の側壁3bで方形状に枠組みした枠体3c内に、前方から波形状の選別板30とチャフシーブ31を連続的に設け、このチャフシーブ31の下方に選別網32を設け、その後方に図示を省略した一番流板を介してストローラック33を設けて選別構体を構成している。 【0009】そして左側の側壁3aに設けた本発明のポテンショメータ取付構造としての目合検出装置6によって作動機構7(図2)で作動されるチャフシーブ31の目合い作動量を検知するようにしている。次に図2〜図5を参照してチャフシーブ31、目合検出装置6及び作動機構7等の構造及び作用について説明する。 【0010】チャフシーブ31は左右の側壁3a間に所定の漏下間隔を持たせて横向きに固定した、上向き傾斜のフィン35を、前後方向に複数設けているとともに、前記漏下間隔を開閉可能に目合い調節する可動フィン36を各フィン35間に設けている。そしてこの可動フィン36は、その両辺の上方を左右の側壁3aに支軸36aを介して回動可能に軸支するとともに、この支軸36aに一体的に設けた支腕36bに後述する作動板37にスプリング(図示せず)によって下方付勢されて転接するローラ38を設けている。 【0011】前記作動板37は、その長さ方向の中央部に開口された長孔37aを、左側の側壁3aに設けた前後のローラ6R,6Rに嵌挿させて前後移動可能に支持しているとともに、上辺部位に前記各ローラ38を上下に転接移動させる下り勾配の斜面部37bと上面部37cとからなる凹凸状のガイド部37dを複数形成し、前側下面には作動機構7のピニオンギヤ70と噛合するラックギヤ37eを形成し、且つ下辺の中央部には目合検出装置6の検出片60を係合させる検知ピン37Pを設けている。 【0012】また前記作動機構7は、前記ピニオンギヤ70を有する減速機部を一体的に備えた駆動モータ71を側壁3aの内側で、選別板30の下方の空間部位に取付けている。 【0013】そしてこの駆動モータ71は運転席からオペレータが脱穀状況を認知して操作スイッチ(図示せず)を操作することにより、或いは揺動選別体3上の脱穀物の状況や量を適宜のセンサ機構で検知することにより、従来の装置と同様に脱穀物の量が多い場合、または脱穀物中の夾雑物が『多い場合』には、駆動モータ71を正転させてピニオンギヤ70、ラックギヤ37eを介して作動板37を図3の実線状態から後方(右側)に作動させ、ガイド部37dによってローラ38を下降するように案内し、それに伴って可動フィン36を支軸36aを中心に下方に回動させて、チャフシーブ31の目合を大きくし脱穀物の漏下を促進させて選別を適正に行なうように構成している。 【0014】また、揺動選別体3上の脱穀物が『少ない場合』には、上記と同様な操作作動手段によって駆動モータ71を逆転させると、図示例のように可動フィン36は目合を小さくする方向に作動してチャフシーブ31からの脱穀物の漏下量を少なくすることができ、脱穀物量や夾雑物の程度に応じたチャフシーブ31による篩選別を良好に行なうことができるものである。 【0015】そして、上記チャフシーブ31の目合調節量の検知は、以下の構成による目合検出装置6によって行なうとともに、そのポテンショメータ8の位置決め調節等の操作も簡単に行なうことができるようにしている。 【0016】即ち、目合検出装置6は図2,図4,図5に示すように、ポテンショメータ8を調節板61に取付ネジ61Nによって取付固定した状態でこの調節板61に穿設した孔からポテンショメータ軸80を他側に突出させ、その軸端に前出の検出片60をナットによって固定するとともに、このポテンショメータ8を揺動選別体3の側壁3aに穿設した取付孔40に嵌挿した状態で、調整板61の両側にポテンショメータ軸80を中心とする円弧状の長孔に穿設した調節孔61a,61b内に調節ネジ62を挿通して側壁3aにネジ止めすることによって取付けている。 尚、検出片60は従来のものと同様にポテンショメータ8内においてスプリング付勢されており検知ピンPに常時押接追随するようにしている。 【0017】そしてこの際、前記取付孔40にはポテンショメータ軸80の軸芯中心に円形に形成されたポテンショメータ8の外円を嵌合させる係合部39を円弧状に凹入形成し、この係合部39内にポテンショメータ8を接合させるようにしていることにより、ポテンショメータ8の位置決め調節を行なうとき、ポテンショメータ8を係合部39に接合させて仮支持状態にし、調節板61を調節孔61aを介してポテンショメータ軸80を中心に回動調節を簡単に行なうことができる。そして検知ピン37pに対する検出片60の接当位置の調節を正確に行うことができるので、精度の良くポテンショメータ8によるチャフシーブ31の目合検知を行なうことができる。 【0018】尚、81は作動機構7及び目合検出装置6、並びに図示しない前記操作作動手段や制御装置等を一連に接続しているハーネスである。また、脱穀機1の穀粒収容タンク等が配置されていなく、外側方が広く開放されている左側の脱穀機壁1aには、上記揺動選別体3に装着された目合検出装置6が対向する部位にポテンショメータ8の位置決め調節操作を行なうことができる操作窓17(図5)を開口しており、ポテンショメータ8の前記調節操作をこの操作窓17から手を差し込んで行なうことにより、揺動選別体3を機外に取出して行なうことなく脱穀機1の広い側の外側から簡単に行なうことができるものである。 【0019】以上のように構成した脱穀機は、前述したように作動機構7と目合検出装置6との作動によって脱穀作業時の脱穀物の状況に適応したチャフシーブ31の目合調節を適切に行なって篩選別を良好に行なうことができる。 【0020】そして上記目合検出装置6は、ポテンショメータ8が調節板61に固定されている状態において、検出片60と検知ピン37pとの係合調節を行なう際には、調節ネジ62を緩めた状態でポテンショメータ8の外周を取付孔40に凹入形成した係合部39内に接合させると、調節板61は該係合部39を仮支持支点として回動調節し適正位置に位置決めし調節ネジ62で簡単且つ的確に固定することができる。従って、目合検出装置6は検出片60と検知ピン37pとの適正な係合を行なうことができて、精度のよいチャフシーブ31の目合いの検知を行なうことができるので、選別性能のよい良好な脱穀作業が可能な脱穀機を提供することができるものである。 【0021】また、目合検出装置6の位置決め固定は、揺動選別体3を機外に取出すことなく脱穀機壁1aに開口した操作窓17から行なうことができるので作業を能率よく簡単に行なうことができる等の特徴がある。 【0022】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明による脱穀機のポテンショメータ取付構造は、ポテンショメータ8を揺動選別体3に取付固定するとき、この揺動選別体3の側壁3aに形成した係合部39にポテンショメータ8を接合して調節板61を固定することによって検出片60を適正位置に位置決めすることができるので、ポテンショメータ8の位置決め調節を正確、且つ簡単に行なうことができるとともに安定よく固定することができる。 【0023】また、上記の作業はポテンショメータ8の側方に開口した脱穀機壁1aの操作窓17から行なうようにしたことにより、従来のもののように揺動選別体3を機外に取外すことなく機体の外側から簡単に能率よく行なうことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】小川 信一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−275941 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−88402 |
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