| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】水本 武
【氏名】土居原 純二
【氏名】泉 浩二
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置2の前方に設けた圃場の穀稈を刈取る刈取部4と、前記走行装置2の上方に設けた脱穀室と、該脱穀室の側部に設けた前後方向のチエン案内レール12に設けた前側回転輪体13と後側回転輪体14に掛け回した搬送チエン10を有する穀稈供給装置8とからなり、前記チエン案内レール12は脱穀室から離れる方向に移動して脱穀室の側部を開放するように構成し、該チエン案内レール12の側部には外装カバーを設けたものにおいて、前記搬送チエン10を緊張させ得るテンション輪体21の操作レバー21を前記外装カバーの内側に設け、該外装カバーの係合部材を前記操作レバー21に係合するようにしたコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの搬送機構に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公知の、特開平6−38612号公報には、走行装置の前方に設けた圃場の穀稈を刈取る刈取部と、前記走行装置の上方に設けた脱穀室と、該脱穀室の側部に設けた前後方向のチエン案内レールに設けた前側回転輪体と後側回転輪体に掛け回した搬送チエンを有する穀稈供給装置と、前記チエン案内レールの側部に設けた外装カバーとを有する構成について記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、外装カバーの取付に工夫がなく、部品点数が多く、コストが高いという課題がある。 【0004】 【発明の目的】外装カバーの装着の容易化、装着機構の部品点数の削減、コストの削減。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、走行装置2の前方に設けた圃場の穀稈を刈取る刈取部4と、前記走行装置2の上方に設けた脱穀室と、該脱穀室の側部に設けた前後方向のチエン案内レール12に設けた前側回転輪体13と後側回転輪体14に掛け回した搬送チエン10を有する穀稈供給装置8とからなり、前記チエン案内レール12は脱穀室から離れる方向に移動して脱穀室の側部を開放するように構成し、該チエン案内レール12の側部には外装カバーを設けたものにおいて、前記搬送チエン10を緊張させ得るテンション輪体21の操作レバー21を前記外装カバーの内側に設け、該外装カバーの係合部材を前記操作レバー21に係合するようにしたコンバインとしたものである。 【0006】 【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、4は機体フレーム1の前方に設けた刈取部であり、刈取部4は最前方位置に穀稈を分草する分草体5を設け、分草体5の後方には引起装置6を設ける。また、図示は省略するが、引起した穀稈を掻き込む掻込装置、掻込んだ穀稈の根本側を切断する刈刃、切断した穀稈を搬送する搬送装置を設けている。前記脱穀装置3の側部には、脱穀室に穀稈を供給する穀稈供給装置8を設け、穀稈供給装置8の始端部には図示は省略するが、前記刈取部4に設けた搬送装置の終端を臨ませる。刈取部4に設けた搬送装置の終端は穀稈供給装置8の始端部に対して遠近に間隔を変更自在とし、引継位置を変えることにより前記脱穀装置3に供給する扱深さを調節自在に構成されている。 【0007】しかして、前記穀稈供給装置8は、所謂挾扼杆9と搬送チエン10により穀稈を挾持搬送する構成であり、前記挾扼杆9は前記脱穀装置3の脱穀室の上方を覆う上部カバー11の側部下縁に設けている。前記穀稈供給装置8の搬送チエン10は前後方向のチエン案内レール12の前後両端に設けた一対の横軸回転の前側回転輪体13と後側回転輪体14に夫々掛け回す。前記チエン案内レール12の前側下方位置の機体側にはギヤボックス15を設け、ギヤボックス15には駆動歯車16を設ける。駆動歯車16の回転軸17にはテンションアーム18の基部を回動自在に設け、テンションアーム18の先端にはテンション輪体19を設ける。テンションアーム18の先端にはテンションバネ20の前端を係止する。 【0008】テンションバネ20は、前記チエン案内レール12の下方に位置する操作レバー21により緊張状態と弛緩状態とに切替えられる。操作レバー21はその基部側の前後軸部22を機体側に設けた側方に突き出す横取付軸23に回動自在に取付け、前後軸部22の先端は略直角に前後方向に屈曲させて第1中間部24に形成し、第1中間部24に続いて外側に略直角に屈曲させて第2中間部25に形成し、第2中間部25の外端は後方に屈曲させてレバー部26に形成し、前記第2中間部25にテンションバネ20の後端を係止する。前記チエン案内レール12の下面には下側を開放した係合溝27を有する係合板28を設け、操作レバー21の第1中間部24を下側から係合させ、操作レバー21はチエン案内レール12の位置固定手段としても作用する。このとき、操作レバー21の第1中間部24と係合板28との係合位置および開放位置の夫々は、横取付軸23を基準として所謂死点越えして、緊張位置と弛緩位置とに保持するように構成している。 【0009】しかして、前記チエン案内レール12の上方から荷重を受ける位置には、内側に突き出す係合支持軸30を設け、係合支持軸30は機体側に設けた係合部31に係合させる。即ち、前記チエン案内レール12は、前記脱穀装置3の脱穀室に穀稈を供給する供給位置と、脱穀室から離れて該脱穀室のメンテナンスを行う離脱位置との間、チエン案内レール12の後部の縦軸32により機体側に回動自在に取付け、作用位置のとき、係合部31に係合支持軸30が係合し、上方から荷重を受ける。この場合、挾扼杆9の始端部側下方位置に係合支持軸30と係合部31とを配置すると、挾扼杆9からの押し付け荷重を支持できる。実施例では、前記操作レバー21のレバー部26の係合板28を挾扼杆9の始端部側下方位置に配置し、該係合板28に係合支持軸30を設けている。 【0010】また、前記係合部31は固定プレート35の外側屈曲部36に形成し、固定プレート35は脱穀装置3の前板37に固定したフレームフロント38の上部に固定し、フレームフロント38の下部には連結プレート39を固定し、連結プレート39は前記ギヤボックス15の一部に固定する。しかして、前記チエン案内レール12の側部には外装カバー42を設け、外装カバー42と機体側との間にロック装置43を複数設ける。ロック装置43は前後上下の任意の所定位置の外装カバー42側に係合フック(カバー側係合部材)44を設け、該係合フック44が夫々係合する機体側係合部材45を機体側に設けて構成するが、係合フック44のうちのひとつは、前記操作レバー21のレバー部26に係合させるように、相対的に配置構成する。 【0011】即ち、前記チエン案内レール12の始端部は、脱穀室よりも相当前側に位置し、外装カバー42の後部は脱穀室の後側に設けた排藁処理部46の側部に位置するので、操作レバー21のレバー部26を後方に伸ばすだけで、外装カバー42の前後中間に位置させることができ、このレバー部26を外装カバー42の取付け固定手段(装着手段)の一部に利用したものである。前記ロック装置43の係合フック44は、該係合フック44の基部をハンドル48に固定し、ハンドル48は外装カバー42に設けた凹部内に取付軸49により回動自在に取付け、常時バネ50により機体側係合部材45(操作レバー21)に係合するように付勢する。 【0012】なお、前記外装カバー42は、実施例において、上下に分割して形成し、下側カバー55にもロック装置43を設けている。しかして、前記チエン案内レール12の後部側には取付部材51を固定し、取付部材51は前記縦軸32に回動自在に取付け、縦軸32は支点プレート52に取付け、支点プレート52は前記脱穀室の後側縦板53側に固定する。なお、チエン案内レール12は、前側回転輪体13と後側回転輪体14との間のレール部分を意味するので、正確にはチエン案内レール12は途中部分で分割形成し、このうち前側部分を側方に回動自在に前記縦軸32に取付け、後側回転輪体14を設けた後側は部分は機体側に固定しているが、脱穀室の後側縦板53にチエン案内レール12の回動中心になる縦軸32を設けたのが要点となる。図中、56は扱胴、57は挾扼杆9の刈取部4側に伸びる搬送チエン10の上方に設けた案内ガイド、60は運転席、61はグレンタンク、62は揚穀装置、63は排出オーガである。 【0013】 【作用】次に作用を述べる。本発明は以上の構成であり、エンジンを始動させて走行装置2により機体を前進させ、刈取部4の分草体5により圃場の穀稈を分草し、分草された穀稈を引起装置6により引起し、引起した穀稈を掻込装置により掻込みながら根元側を刈刃により切断し、刈取られた穀稈は搬送装置により穀稈供給装置8との引継点まで搬送され、引継点まで搬送された穀稈は穀稈供給装置8の挾扼杆9(案内ガイド57)と搬送チエン10により挾持搬送され、穂先側が脱穀装置3の脱穀室に供給されて、脱穀される。 【0014】しかして、前記穀稈供給装置8は、脱穀装置3の上部カバー11を持ち上げて挾扼杆9を上動させて搬送チエン10の上面を開放し、次に、操作レバー21を横取付軸23中心に下方回動させると、テンションバネ20が緩み、テンションアーム18を回転軸17中心に回動させてテンション輪体19を搬送チエン10より離脱させ、搬送チエン10の緊張を緩めて、チエン案内レール12から搬送チエン10を外し、チエン案内レール12を後側の縦軸32中心に前側を側方回動させて穀稈供給装置8および脱穀装置3の脱穀室のメンテナンスを行なう。しかして、前記チエン案内レール12の側部には外装カバー42を設け、外装カバー42側に係合フック44を、機体側に係合フック44が係合する機体側係合部材45を設けて構成したロック装置43を複数設けているが、複数箇所のロック装置43のうちのひとつは、前記操作レバー21のレバー部26を機体側に設けた機体側係合部材45とし、レバー部26に係合フック44を係合させるように、相対的に配置しているから、この部分の機体側に別途機体側係合部材45を設けなくてよく、取付スペース・部品・取付工程の省略ができ、コストを低くする。 【0015】また、前記チエン案内レール12の始端部は、脱穀室よりも相当前側に位置し、外装カバー42の後部は脱穀室の後側に設けた排藁処理部46の側部に位置するので、操作レバー21のレバー部26を後方に伸ばすだけで、外装カバー42の前後中間に位置させることができ、この点でも、ロック装置43を構成するに当たって合理的な構成となる。前記ロック装置43の係合フック44は、該係合フック44の基部をハンドルハンドル48に固定し、ハンドル48は外装カバー42に設けた凹部内に取付軸取付軸49により回動自在に取付け、常時バネバネ50により機体側係合部材45(操作レバー21)に係合するように付勢しているから、ハンドル48を外側に引くと、係合フック44が取付軸49中心に回動して機体側係合部材45である操作レバー21のレバー部26より離脱して、ロックを解除する。 【0016】この場合、係合フック44は操作レバー21に下側から係合するから、操作レバー21に作用するテンションバネ20に引張力を停止させ、操作レバー21をテンション入り状態に強固に支持し、テンション輪体19の外れを防止する。また、外装カバー42を装着することにより操作レバー21を固定できるので、操作性を向上する。しかして、操作レバー21はその基部側の前後軸部22を機体側に設けた側方に突き出す横取付軸23に回動自在に取付け、前後軸部22の先端は略直角に前後方向に屈曲させて第1中間部24に形成し、第1中間部24に続いて外側に略直角に屈曲させて第2中間部25に形成し、第2中間部25の外端は後方に屈曲させてレバー部26に形成し、操作レバー21の第1中間部24はチエン案内レール12の下面に設けた下側を開放した係合板28の係合溝27に係合しているから、操作レバー21とチエン案内レール12とは互いに固定され、チエン案内レール12の固定も確実になる。 【0017】しかして、前記チエン案内レール12と挾扼杆9との挟持始端部分下方位置のチエン案内レール12に、内側に突き出す係合支持軸30を設け、係合支持軸30は機体側に設けた係合部31に係合させるから、上方からの荷重を受ける部分のチエン案内レール12を機体側に支持させるので、回転モーメント等もなく、支持を強固にでき、また、構成を最も簡素にして、強度の確保も最低条件で行え、重量・コストのダウンができる。係合支持軸30は前記チエン案内レール12の下面に設けた係合板28に設けているから、この点でも、部品点数を少なくできる。また、前記係合部31は固定プレート35の外側屈曲部36に形成し、固定プレート35は脱穀装置3の前板37に固定したフレームフロント38の上部に固定し、フレームフロント38の下部には連結プレート39を固定し、連結プレート39は前記ギヤボックス15の一部に固定しているから、係合部31を強固に支持できるだけでなく、係合部31および係合支持軸30の支持は、既存の構成部材で強度を確保でき、重量・コストのダウンができる。 【0018】 【効果】本発明は、走行装置2の前方に設けた圃場の穀稈を刈取る刈取部4と、前記走行装置2の上方に設けた脱穀室と、該脱穀室の側部に設けた前後方向のチエン案内レール12に設けた前側回転輪体13と後側回転輪体14に掛け回した搬送チエン10を有する穀稈供給装置8とからなり、前記チエン案内レール12は脱穀室から離れる方向に移動して脱穀室の側部を開放するように構成し、該チエン案内レール12の側部には外装カバーを設けたものにおいて、前記搬送チエン10を緊張させ得るテンション輪体21の操作レバー21を前記外装カバーの内側に設け、該外装カバーの係合部材を前記操作レバー21に係合するようにしたコンバインとしたものであるから、操作レバー21を機体側に設けた機体側係合部材として、カバー側の係合部材を係合させるので、この部分の機体側に別途機体側係合部材45を設けなくてよく、取付スペース・部品・取付工程の省略ができ、コストを低くする。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−239412 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−62075 |
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