| 【発明の名称】 |
コンバインにおけるグレンタンクの支持構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】児玉 啓治
【氏名】山根 陽一
【氏名】栗原 克己
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| 【要約】 |
【課題】機台上に格納されるグレンタンクを、上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したコンバインにおいて、グレンタンクの開閉時には、グレンタンクの下端部が機台に接当しないようにして、グレンタンクを機体の側方に向けて容易に開閉できるようにし、また、グレンタンクを収納位置とした時には、グレンタンクの下端部が直接機台で接当して、グレンタンクに無理な力が作用しないようにする。
【解決手段】グレンタンク9の下端部に、機台14上を走行する回転部材24を設けて、開閉時のグレンタンク9を回転部材24のみで支持すると共に、上記回転部材24の走行経路中に、グレンタンク9の格納位置で回転部材24が落入する空間部29を設けて、格納したグレンタンク9の下端部が機台14に接当するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】機台上に格納されるグレンタンクを、上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したコンバインにおいて、上記グレンタンクの下端部に、機台上を走行する回転部材を設けて、開閉時のグレンタンクを回転部材のみで支持すると共に、上記回転部材の走行経路中に、グレンタンクの格納位置で回転部材が落入する空間部を設けて、格納したグレンタンクの下端部が機台に接当することを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの支持構造。 【請求項2】機台上に格納されるグレンタンクを、上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したコンバインにおいて、上記グレンタンクの下端部に、機台上を走行する回転部材を設けて、開閉時のグレンタンクを回転部材のみで支持すると共に、上記回転部材の走行経路中に、グレンタンクの格納位置で回転部材が落入する空間部を設けて、格納したグレンタンクに籾を貯溜したときには、グレンタンクの下端部が機台に接当支持されることを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの支持構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機台上に格納されるグレンタンクを、上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したコンバインにおけるグレンタンクの支持構造に係るものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、機体の一側に籾を貯溜するグレンタンクを設けたコンバインには、メンテナンス作業等を容易に行うことができるようにするため、機台上に搭載した格納位置のグレンタンクを上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したものが知られている。 【0003】このように開閉自在としたグレンタンクでは、開閉時にグレンタンクの下端部が機台に接当したままになっていると、その摩擦抵抗によってグレンタンクの開閉操作が容易でなかった。そこでグレンタンクの下端部に機台上を転動するローラを設けたものが提案されている。 【0004】ところが、グレンタンクの下端部にローラを設けたものでは、グレンタンクを機体の側方に向けて容易に開閉させることはできても、グレンタンクを通常の収納位置として刈取脱穀作業を行う際には、籾を貯留したグレンタンクがローラのみで支持されることになるので、グレンタンクからの荷重がローラ部分に集中し、このためグレンタンクに無理な力が作用して強度の点で問題があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような問題点を解消すべく創作されたものであって、グレンタンクの開閉時には、グレンタンクを回転部材で支持してグレンタンクの下端部が機台に接当することなく機体の側方に向けて容易に開閉させることができ、しかもグレンタンクを収納位置とした刈取脱穀作業時には、籾を貯溜したグレンタンクの下端部を直接機台で支承して、グレンタンクに無理な力が作用することのないコンバインにおけるグレンタンクの支持構造を提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、本発明が講じた技術的手段は、機台上に格納されるグレンタンクを、上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したコンバインにおいて、上記グレンタンクの下端部に、機台上を走行する回転部材を設けて、開閉時のグレンタンクを回転部材のみで支持すると共に、上記回転部材の走行経路中に、グレンタンクの格納位置で回転部材が落入する空間部を設けて、格納したグレンタンクの下端部が機台に接当することを特徴とし、また、機台上に格納されるグレンタンクを、上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したコンバインにおいて、上記グレンタンクの下端部に、機台上を走行する回転部材を設けて、開閉時のグレンタンクを回転部材のみで支持すると共に、上記回転部材の走行経路中に、グレンタンクの格納位置で回転部材が落入する空間部を設けて、格納したグレンタンクに籾を貯溜したときには、グレンタンクの下端部が機台に接当支持されることを特徴とするものである。 【0007】したがって本発明によれば、グレンタンクの開閉時には、グレンタンクの下端部に設けた回転部材がグレンタンクを支持して機台上を走行するので、グレンタンクを機体の側方に向け容易に開閉させることができる。そしてグレンタンクを格納位置としたときには、回転部材が空間部に落入してグレンタンクの下端部が直接機台に接当支持されるので、グレンタンクに籾を貯溜しても、グレンタンクの荷重を分散支承することができてグレンタンクに無理な力が作用することはない。 【0008】 【発明の実施の形態】次ぎに本発明の実施の形態を、添付した好適な実施例の図面に基づいて詳細に説明する。まず図1において、1はコンバインであって、このコンバイン1は、クローラ走行装置2を備えた機体フレーム3の前部に、穀稈梳起し体4、分草体5等からなる前処理部6が昇降自在に装着されており、その後方には運転操作部7および運転席8が配設されている。上記運転席8の後方一側には脱穀選別後の籾を貯溜するグレンタンク9が配設され、またグレンタンク9の他側には脱穀部10が搭載されている。 【0009】上記グレンタンク9の後方には、縦送りラセンを内装した縦送りパイプ11が立設され、縦送りパイプ11の上端には、排出オーガ12が左右旋回および上下揺動自在に装着されていて、脱穀部10で脱穀された籾は、選別処理された後グレンタンク9に貯溜され、ついでグレンタンク9の底部に配設した横送りラセンから縦送りパイプ11に継送されて、排出オーガ12の排出口12bから機外に放出されるようになっている。 【0010】そして上記縦送りパイプ11にグレンタンク9の回動部13が外嵌されていて、図2に示すように、縦送りパイプ11を上下方向の回動軸としてグレンタンク9が、機台14上の格納位置から機体の側方に向けて矢印方向に開閉自在となっている。上記機台14は機体フレーム3、これと直交する機体横フレーム15、および補強フレーム16、17等で構成されている。 【0011】また上記グレンタンク9は、図3〜図4に示すように、下方に向けて傾斜する底板18と側板19等で形成され、下方に延設した側板19により機台14に対向する下部枠体20が形成されている。21はその下面板、22は動力伝動機構である。そしてグレンタンク9の下端部には、回動先端側の機体内側となるコーナ部23に、ローラからなる回転部材24が支点軸25を介してグレンタンク9から下方に僅かに突出した状態で回動自在に軸支されている。 【0012】一方、機台14の上面には、上記回転部材24が接当するガイド板26が機体横フレーム15に固定されている。そして上記ガイド板26と機体フレーム3の上面および機体フレーム3の外側に設けた固定フレーム27の上面とにより、回転部材24が転動する走行経路Aが形成されている。なお上記固定フレーム27は、グレンタンク9を格納位置としたときに、固定ピン28を挿入してグレンタンク9を固定するものである。 【0013】したがってグレンタンク9の開閉させたときには、回転部材24のみがガイド板26に接当し、グレンタンク9を持上げた状態に支持して走行経路A上を走行する。そして上記回転部材24の突出量Hは、グレンタンク9の下端部を機台14と接当しない状態で支持できる最小限の量とし、しかもグレンタンク9を構成する構成部品の組立てトータルがた以下の量となっている。 【0014】また、上記回転部材24が転動するガイド板26の走行経路Aには、グレンタンク9を回動させて格納位置としたときに、回転部材24が落込む空間部29が形成されている。すなわち、ガイド板26の長さを、グレンタンク9を格納位置としたときの回転部材24の位置よりも手前側までの長さとすることにより、回転部材24の下方に空間部29が形成されていて、グレンタンク9を格納位置としたときには、回転部材24が空間部29に落込んで籾を貯溜したグレンタンク9の下端部が直接機台14に接当支持されるようになっている。 【0015】本発明は上記のように構成されているので、グレンタンク9を格納位置とすれば従来と同様に刈取脱穀作業を円滑に行うことができ、またグレンタンク9を機体の側方に回動させればメンテナンス作業等を効率良く行うことができる。 【0016】そして、グレンタンク9を開閉回動させるときには、回転部材24がガイド板26に乗上げてグレンタンク9を持上げた状態で走行経路A上を走行するので、グレンタンク9を側方に向けて容易に回動させることができる。しかも回転部材24の突出量Hが、グレンタンク9の下端部と機台14とが接当しない最小限となっているので、回転部材24がガイド板26に乗上げるときの衝撃を小さくでき、また突出量Hがグレンタンク9を構成する構成部品の組立てトータルがた以下の量となっているので、回転部材24がグレンタンク9を持上げ状に支持しても組立てがたの範囲内で無理なく持上げることができて開閉時の操作荷重を小さくすることができる。 【0017】ついで、グレンタンク9を格納位置に回動復帰させたときには、回転部材24がガイド板26の空間部29に落入してグレンタンク9の下端部が機台14で直接支持されるので、グレンタンク9に籾を貯溜しても、グレンタンク9の荷重を分散して安定した状態で支承することができ、このためグレンタンク9に無理な力が作用することはなく、適正な強度を保持することができる。 【0018】 【発明の効果】これを要するに本発明は、機台上に格納されるグレンタンクを、上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したコンバインにおいて、上記グレンタンクの下端部に、機台上を走行する回転部材を設けて、開閉時のグレンタンクを回転部材のみで支持すると共に、上記回転部材の走行経路中に、グレンタンクの格納位置で回転部材が落入する空間部を設けて、格納したグレンタンクの下端部が機台に接当し、また、機台上に格納されるグレンタンクを、上下方向の回動軸で機体の側方に向けて開閉自在に支持したコンバインにおいて、上記グレンタンクの下端部に、機台上を走行する回転部材を設けて、開閉時のグレンタンクを回転部材のみで支持すると共に、上記回転部材の走行経路中に、グレンタンクの格納位置で回転部材が落入する空間部を設けて、格納したグレンタンクに籾を貯溜したときには、グレンタンクの下端部が機台に接当支持されることから、グレンタンクの開閉時には、回転部材のみで支持されたグレンタンクは、直接機台に接当しないので、機体の側方に向けて容易に回動させることができてメンテナンス作業等の効率化を図ることができる。 【0019】そしてグレンタンクを格納位置としたときには、回転部材が空間部に落入してグレンタンクの下端部が直接機台に接当支持されるので、グレンタンクの荷重を分散して機台で支承することができ、このためグレンタンクに無理な力が作用することはなく適正な強度を保持することができるものである。。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】稲葉 昭治
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| 【公開番号】 |
特開平11−178435 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−366419 |
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