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【発明の名称】 乗用型草刈機
【発明者】 【氏名】梅本 英哉

【氏名】藤原 修身

【氏名】小森田 武史

【氏名】北村 純一

【氏名】藤原 孝次

【氏名】戸越 和義

【氏名】江崎 善幸

【要約】 【課題】無意識に身体の一部が操作レバーに触れるなどの操作レバーの誤操作によってモアの刈刃が不測に回転起動される不都合が生じることを回避できるようにする。

【解決手段】走行機体1の前部に昇降リンク機構Aを介してモア2を昇降自在に連結してある乗用型草刈機において、モア昇降操作用の操作レバー53を複合操作式に構成して刈刃駆動操作用に兼用させるとともに、操作レバー53の刈刃駆動操作方向への操作と、その後のその操作方向と異なるモア昇降操作方向での操作レバー53の下降操作位置への操作との二段操作に基づいて、モア2の刈刃22が回転起動されるように構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体の前部に昇降リンク機構を介してモアを昇降自在に連結してある乗用型草刈機であって、モア昇降操作用の操作レバーを複合操作式に構成して刈刃駆動操作用に兼用させるとともに、前記操作レバーの刈刃駆動操作方向への操作と、その後のその操作方向と異なるモア昇降操作方向での前記操作レバーの下降操作位置への操作との二段操作に基づいて、前記モアの刈刃が回転起動されるように構成してある乗用型草刈機。
【請求項2】 前記操作レバーの刈刃駆動操作方向への操作後、所定時間以内に前記操作レバーの下降操作位置への操作が行われた場合にのみ、前記モアの刈刃が回転起動されるように構成してある請求項1記載の乗用型草刈機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体の前部に昇降リンク機構を介してモアを昇降自在に連結してある乗用型草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような乗用型草刈機においては、モア昇降操作用の操作レバーを中立位置から下降操作位置に操作するモアの下降操作に連動してモアの刈刃が回転起動されるように構成されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来技術によると、単純な操作レバーの中立位置から下降操作位置への操作によって刈刃が回転起動されるようになることから、無意識に身体の一部が操作レバーに触れることによって不意に操作レバーが中立位置から下降操作位置に操作される、などの誤操作が行われると、その誤操作に基づいてモアの刈刃が不測に回転起動される不都合が生じるようになっていた。
【0004】本発明の目的は、無意識に身体の一部が操作レバーに触れるなどの操作レバーの誤操作によってモアの刈刃が不測に回転起動される不都合が生じることを回避できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、走行機体の前部に昇降リンク機構を介してモアを昇降自在に連結してある乗用型草刈機において、モア昇降操作用の操作レバーを複合操作式に構成して刈刃駆動操作用に兼用させるとともに、前記操作レバーの刈刃駆動操作方向への操作と、その後のその操作方向と異なるモア昇降操作方向での前記操作レバーの下降操作位置への操作との二段操作に基づいて、前記モアの刈刃が回転起動されるように構成した。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明によると、モアの刈刃を回転起動させる場合には、操作レバーを、先ず刈刃駆動操作方向に操作し、その操作後、その操作方向と異なるモア昇降操作方向に操作して下降操作位置に位置させる、といった操作レバーの二段操作を意図的に行う必要がある。つまり、無意識に身体の一部が操作レバーに触れるなどの誤操作では行われ難い単一の操作レバーの操作方向の異なる二段操作によってモアの刈刃が回転起動されるようになることから、無意識に身体の一部が操作レバーに触れることなどによってモアの刈刃が不測に回転起動される、といった不都合が生じることを回避できるようになる。
【0007】〔効果〕従って、無意識に身体の一部が操作レバーに触れるなどの操作レバーの誤操作によってモアの刈刃が不測に回転起動される不都合が生じることを回避できるようになった。
【0008】本発明のうちの請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、前記操作レバーの刈刃駆動操作方向への操作後、所定時間以内に前記操作レバーの下降操作位置への操作が行われた場合にのみ、前記モアの刈刃が回転起動されるように構成した。
【0009】〔作用〕上記請求項2記載の発明によると、モアの刈刃を回転起動させる場合には、操作レバーを、先ず刈刃駆動操作方向に操作し、その操作から所定時間以内に、その操作方向と異なるモア昇降操作方向に操作して下降操作位置に位置させる、といった操作レバーの時間制限された二段操作を意図的に行う必要がある。つまり、無意識に身体の一部が操作レバーに触れるなどの誤操作では行われ難い単一の操作レバーの操作方向の異なる二段操作を制限時間内に行うことによってモアの刈刃が回転起動されるようになることから、無意識に身体の一部が操作レバーに触れることなどによってモアの刈刃が不測に回転起動される、といった不都合が生じることをより確実に回避できるようになる。
【0010】〔効果〕従って、無意識に身体の一部が操作レバーに触れるなどの操作レバーの誤操作によってモアの刈刃が不測に回転起動される不都合が生じることをより確実に回避できるようになった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】図1には、乗用型草刈機の一例であるリールモア形式の乗用型草刈機の全体側面が示されており、この草刈機は、走行機体1の前部に三基のリールモア2を昇降自在に連結するとともに、走行機体1の後部に、各リールモア2で刈り取った刈草を集草ダクト3を介して回収する集草容器4を、集草姿勢(図1参照)と放出姿勢(図2参照)とに姿勢切り換え自在に装備することによって構成されている。
【0013】図1〜4に示すように、走行機体1は、機体フレーム5の後部に搭載された水冷式のエンジン6、エンジン6の前部に連結された冷却ファン7、冷却ファン7の前方に配設されたラジエータ8、ラジエータ8の前方に配備されたオイルクーラ9、それらの上方を覆うエンジンボンネット10、駆動型で左右一対ずつの前輪11と後輪12、後輪12に連係されたステアリングホイール13、ステアリングホイール13と集草容器4の間に配設された運転座席14、及び、機体フレーム5における運転座席14の後部箇所に立設されたループ状の保護フレーム15、などによって構成されている。
【0014】図3〜5に示すように、オイルクーラ9は、蛇行状に屈曲形成される冷却管路部を前後二列に備えるとともに、それら前後二列の冷却管路部が送風方向で重ならないように位置ずれさせた二重冷却構造に構成されており、もって、オイル冷却効率の向上を図れるようになっている。ラジエータ8とエンジンボンネット10との間には、エンジン冷却排風のオイルクーラ9側への流動を阻止する遮蔽板16が配設されるとともに、ラジエータ8の前面には、合成樹脂繊維などの濾過材からなる平板状の防塵ネット17が、ラジエータ8に対する上下方向へのスライド移動によって着脱自在となるように取り付けられている。又、遮蔽板16の前面には、複数の通風孔が形成されたパンチングメタル材からなる箱状の第一防塵体18Aと、合成樹脂繊維などの濾過材からなる箱状で防塵体18Aに外嵌する第二防塵体18Bとから構成され、装着時にはオイルクーラ9を上方から覆う状態となる防塵ボックス18が、遮蔽板16に対する上下方向へのスライド移動によって着脱自在となるように取り付けられている。つまり、濾過面積が大きい箱状で二重構造の防塵ボックス18を採用していることによって、防塵効果の向上を図りながらも目詰まりに起因した早期の冷却効率の低下を回避できるようになっている。
【0015】尚、図3に示すように、エンジンボンネット10は前後スライド可能に支持されており、エンジンボンネット10を後方にスライド移動させることによって、防塵ネット17及び防塵ボックス18のラジエータ8又は遮蔽板16に対する着脱作業を行えるようになっている。
【0016】図1及び図6〜10に示すように、各リールモア2は、それぞれ、機体フレーム5の前部から前方に向けて左右向き軸芯P1周りに上下揺動自在に延設された三本の揺動アーム19のうち、対応する揺動アーム19の遊端に、前後向き軸芯P2周りにローリング揺動自在に、かつ、上下向き軸芯P3周りにヨーイング揺動自在に支持されるとともに、左右中央の揺動アーム19に支持された中央のリールモア2の後方に、左右の揺動アーム19に支持された左右のリールモア2が、中央のリールモア2の刈り幅に対して左右のリールモア2の刈り幅の一部が重複する状態で位置するように配置されている。各揺動アーム19は、それぞれに連係された三基の油圧シリンダ20の作動によって昇降駆動されるようになっている。つまり、揺動アーム19及び油圧シリンダ20などによって昇降リンク機構Aが構成されている。左右のリールモア2は、所定高さ以上の上昇に伴って、各上部内端側が機体フレーム5に支持された左右のローラ21に接当することにより、前後向き軸芯P2周りに回動して各外端側を機体側に上昇変位させた退避姿勢に切り換えられるようになっている。
【0017】図8,図11及び12に示すように、各リールモア2は、螺旋状に形成された刈刃の一例であるリール刃22、リール刃22を左右向き軸芯P4周りに回動自在に支持するリールモアケース23、リールモアケース23の後下部にリール刃22に接するように固定装備された固定刃24、リール刃22を正逆転駆動する油圧モータ25、及び、リール刃22の前後に配備された接地ローラ26,27、などによって構成されており、リール刃22を固定刃24に対して前方から接するように正転駆動させた際の剪断作用によって草を刈り取るとともに、その刈草を、リール刃22の回転力、及び、その回転に伴って発生する風力により、リールモアケース23内の後部及び上部を通過させて、リールモアケース23の前上部と集草ダクト3との間に介装された集草ブーツ28内に導くようになっている。集草ブーツ28内に導かれた刈草は、集草ダクト3に介装された吸引ブロワ29の作用によって集草容器4に回収されるようになっている。尚、吸引ブロワ29は、ベルトテンション式のクラッチ30などを介して伝達されるエンジン6からの動力によって駆動されるようになっている。
【0018】各リールモア2には、リール刃22の高さ位置を左右向き軸芯P5周りに揺動変更するノブ付きボルト31が装備されており、このノブ付きボルト31の操作によって、固定刃24に対するリール刃22の高さ位置を好適な剪断作用が得られる適正高さ位置に容易に位置させることができるようになっている。又、長時間の使用に伴うカエリに起因した切れ味の低下を解消するために、研磨材を塗布しリール刃22を逆転駆動させて研磨する所謂ラッピング作業を行う際には、このノブ付きボルト31の操作によって、固定刃24に対するリール刃22の高さ位置を好適な研磨作用が得られる適正高さ位置に容易に位置させることができるようになっている。
【0019】油圧回路について説明すると、図13に示すように、エンジン6により駆動される油圧ポンプ32に、各油圧モータ25に対する作動油の流動状態を駆動停止状態と正転駆動状態と逆転駆動状態とに切り換える第一電磁弁33と、各油圧シリンダ20に対する作動油の流動状態を駆動停止状態と上昇駆動状態と下降駆動状態とに切り換える第二電磁弁34とが、第一油路35及び第二油路36を介して直列に接続されている。各油圧モータ25は、それらと第一電磁弁33とを接続する第一デリバリ油路37において直列に接続されている。一方、各油圧シリンダ20は、それらと第二電磁弁34とを接続する第二デリバリ油路38において並列に接続されている。第二デリバリ油路38には、リールモア下降防止用の第一チェック弁39と第二チェック弁40とが介装されている。第二チェック弁40は、第二電磁弁34により各油圧シリンダ20に対する作動油の流動状態が下降駆動状態に切り換えられるのに伴って昇圧するパイロット圧により開放操作されることによって、各リールモア2の自重下降を許容するようになっている。第一油路35から第二油路36に亘って、各油圧モータ25の駆動速度を調節するための第一可変絞り弁41を備えた第一バイパス油路42が接続されている。第二油路36とドレン油路43とに亘って、各油圧シリンダ20によるリールモア2の上昇駆動速度を調節するための第二可変絞り弁44を備えた第二バイパス油路45が接続されている。第一デリバリ油路37には、各油圧モータ25のそれぞれに対して並列に接続される三基の第一開閉弁46が備えられており、それらの第一開閉弁46を開状態に切り換えることによって、各油圧モータ25を個々に駆動停止させた状態で維持することができるようになっている。一方、第二デリバリ油路38には、各油圧シリンダ20のそれぞれに対して直列に接続される三基の第二開閉弁47が備えられており、それらの第二開閉弁47を閉状態に切り換えることによって、各油圧シリンダ20を個々に駆動停止させた状態で維持することができるようになっている。尚、図13に示す符号48は、各油圧モータ25の駆動圧を確保する第一リリーフ弁、符号49は、各油圧シリンダ20の駆動圧を確保する第二リリーフ弁、符号50は、各リールモア2の下降駆動時に各油圧シリンダ20に背圧を作用させて各リールモア2の接地圧を軽減する所謂フローティング状態を現出するための第三リリーフ弁である。
【0020】図8及び図14に示すように、走行機体1における運転座席14の右側方箇所には操作ボックス51が配備されている。操作ボックス51には、中立位置から前後方向と左方とに揺動操作可能な複合操作式に構成された操作レバー52、操作レバー52を中立位置より前方の下降操作位置に揺動操作することによってオン操作される下降スイッチ53、操作レバー52を中立位置より後方の上昇操作位置に揺動操作することによってオン操作される上昇スイッチ54、操作レバー52を中立位置より左方の正転駆動位置に揺動操作することによってオン操作される正転スイッチ55、緑色の正転ランプ56、黄色の逆転ランプ57Aを備えた逆転スイッチ57、及び、赤色の停止ランプ58Aを備えた停止スイッチ58が備えられている。走行機体1には、各リールモア2の昇降及び駆動を制御する制御装置59が搭載されている。
【0021】制御装置59は、操作レバー52の中立位置から前方の下降操作位置への揺動操作により下降スイッチ53がオン操作されると、第二電磁弁34を下降駆動状態に切り換えることによって、各リールモア2の自重により各油圧シリンダ20を短縮作動させて各リールモア2を同時に下降させるようになっている。逆に、操作レバー52の中立位置から後方の上昇操作位置への揺動操作により上昇スイッチ54がオン操作されると、第二電磁弁34を上昇駆動状態に切り換えることによって、各油圧シリンダを伸長作動させて各リールモア2を同時に上昇させるようになっている。又、操作レバー52の中立位置から左方の正転駆動位置への揺動操作により正転スイッチ55がオン操作されると、正転ランプ56を点灯させ、その操作後、所定時間以内(例えば3秒以内)に操作レバー52の中立位置から前方の下降操作位置への揺動操作により下降スイッチ53がオン操作された場合には、第一電磁弁33を正転駆動状態に切り換えることによって、各油圧モータ25を正転駆動させて各リールモア2のリール刃22を同時に正転駆動させるようになっている。一方、正転スイッチ55のオン操作後、所定時間以内に操作レバー52の中立位置から前方の下降操作位置への揺動操作が行われなかった場合には、正転ランプ56を消灯させ、その後に、操作レバー52の中立位置から前方の下降操作位置への揺動操作によって下降スイッチ53がオン操作されたとしても、第一電磁弁33を駆動停止状態に維持して各リールモア2のリール刃22を正転駆動させないようになっている。
【0022】つまり、操作レバー52をリールモア昇降操作用とリール刃駆動操作用とに兼用し、その操作レバー52に無意識に身体の一部が触れるなどの誤操作では行われ難い、操作レバー52のリール刃駆動操作方向への操作と、その操作から所定時間以内での、その操作方向と異なるリールモア昇降操作方向での操作レバー52の下降操作位置への操作との二段操作に基づいて、制御装置59が各リールモア2のリール刃22を正転起動させるように構成しているのであり、これによって、無意識に身体の一部が操作レバー52に触れるなどの誤操作によって各リールモア2のリール刃22が不測に正転起動される、といった不都合が生じることを回避できるようになっている。
【0023】又、制御装置59は、逆転スイッチ57がオン操作されると、逆転ランプ57Aを点灯させ、その操作後、所定時間以内(例えば3秒以内)に操作レバー52の中立位置から前方の下降操作位置への揺動操作により下降スイッチ53がオン操作された場合には、第一電磁弁33を逆転駆動状態に切り換えることによって、各油圧モータ25を逆転駆動させて各リールモア2のリール刃22を同時に逆転駆動させるようになっている。一方、逆転スイッチ57のオン操作後、所定時間以内に操作レバー52の中立位置から前方の下降操作位置への揺動操作が行われなかった場合には、逆転ランプ57Aを消灯させ、その後に、操作レバー52の中立位置から前方の下降操作位置への揺動操作により下降スイッチ53がオン操作されたとしても、第一電磁弁33を駆動停止状態に維持して各リールモア2のリール刃22を逆転駆動させないようになっている。
【0024】つまり、逆転スイッチ57のオン操作と、その操作から所定時間以内での、その操作とは異なる操作レバー52の下降操作位置への操作との複合操作に基づいて、制御装置59が各リールモア2のリール刃22を逆転起動させるように構成しているのであり、これによって、無意識に身体の一部が逆転スイッチ57に触れるなどの誤操作によって各リールモア2のリール刃22が不測に逆転起動される、といった不都合が生じることを回避できるようになっている。
【0025】一方、制御装置59は、各リールモア2のリール刃22が正転駆動又は逆転駆動している状態において停止スイッチ58がオン操作されると、正転ランプ56又は逆転ランプ57Aを消灯し、かつ、停止ランプ58Aを点灯させる一方で、第一電磁弁33を駆動停止状態に切り換えることによって、各油圧モータ25を駆動停止させて各リールモア2のリール刃22を同時に駆動停止させるようになっている。尚、制御装置59は、停止スイッチ58がオフ操作されるまで、上述のリールモア正転起動操作及び逆転起動操作にかかわらず、リール刃22の回転停止状態を維持し、停止スイッチ58がオフ操作されると、停止ランプ58Aを消灯して、上述のリールモア正転起動操作及び逆転起動操作に基づく制御作動の実行を許容する待機状態に切り換えられるようになっている。
【0026】図8,図13及び図14に示すように、走行機体1における運転座席14の左側方箇所には操作部60が形成されている。操作部60には、左側のリールモア昇降用の油圧シリンダ20に直列接続された第二開閉弁47と、左側のリール刃駆動用の油圧モータ25に並列接続された第一開閉弁46とに連係された第一操作具61、中央のリールモア昇降用の油圧シリンダ20に直列接続された第二開閉弁47と、中央のリール刃駆動用の油圧モータ25に並列接続された第一開閉弁46とに連係された第二操作具62、及び、右側のリールモア昇降用の油圧シリンダ20に直列接続された第二開閉弁47と、右側のリール刃駆動用の油圧モータ25に並列接続された第一開閉弁46とに連係された第三操作具63、などが装備されている。そして、第一操作具61〜第三操作具63のいずれかを駆動位置から停止位置に切り換えると、対応する第二開閉弁47が開状態から閉状態に、又、対応する第一開閉弁46が閉状態から開状態に切り換えられるようになっている。
【0027】つまり、各操作具61〜63の切り換え操作によって、先述のリールモア昇降駆動操作及び回転起動操作にかかわらずリールモア2を昇降停止状態及び回転停止状態に維持するロック状態を各リールモア2ごとに現出できるようになっており、これによって、作業時に使用するリールモア2を選択して駆動させる選択駆動操作を容易に行えるようになっている。
【0028】尚、図8における符号64は、各油圧シリンダ20によるリールモア2の上昇駆動速度を調節する第二可変絞り弁44を操作するための操作レバーである。
【0029】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態を列記する。
■ 乗用型草刈機としては、刈刃22の一例である回転ブレードを備えたブレードモア2などが昇降自在に連結されるものであってもよい。
■ 操作レバー53を、中立位置から右方に揺動操作可能に構成するとともに、逆転スイッチ58を、操作レバー53の中立位置より右方への揺動操作によってオン操作されるように配置し、制御装置63が、操作レバー53の中立位置から右方の逆転駆動位置への揺動操作により逆転スイッチ58がオン操作されるのに伴って逆転ランプ58Aを点灯させ、その操作から所定時間以内(例えば3秒以内)に操作レバー53の中立位置から前方の下降操作位置への揺動操作により下降スイッチ54がオン操作された場合にのみ、第一電磁弁33を逆転駆動状態に切り換えて、油圧モータ25を逆転駆動させることによって、モア2の刈刃22を逆転駆動させるように構成してもよい。
■ 制御装置63が、操作レバー53の中立位置から後方の上昇操作位置への揺動操作により上昇スイッチ55がオン操作されると、第二電磁弁34を上昇駆動状態に切り換えることにより油圧シリンダ20を伸長作動させて、モア2を上昇させるとともに、第一電磁弁33を駆動停止状態に切り換えることにより油圧モータ25を駆動停止させて、モア2の刈刃22を駆動停止させるように構成してもよい。
■ モア2の刈刃22の回転起動を許容する時間である所定時間の設定は種々の変更が可能である。
■ 操作レバー53の刈刃駆動操作方向への操作と、その操作方向と異なるモア昇降操作方向での操作レバー53の下降操作位置への操作との二段操作が連続して行われと、所定時間に関係なく、制御装置63がモア2の刈刃22を回転起動させるように構成してもよい。
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成10年(1998)6月9日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開平11−346527
【公開日】 平成11年(1999)12月21日
【出願番号】 特願平10−160547