| 【発明の名称】 |
野菜機械における切断装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松長 千年
【氏名】岩部 孝章
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| 【要約】 |
【課題】作物条件により切断位置を調節する場合に、カッタを定位置に固定するものでは対応できない問題を発生し、また、各カッタを調節する構成のものでは、調節操作に手間が掛かって作業能率の低下という問題を生じる。
【解決手段】円盤形状のカッタ6,6を取り付けたときに少なくとも刃部6a,6aが重なり合うようにカッタ軸110,100をカッタ軸受部108に設け、該カッタ軸110,110を回転可能に設けた相対する軸100,100の夫れ夫れに、回転方向には係合するが軸芯方向には抜き差し可能に設けると共に固定具111を操作することによりカッタ軸受部108を軸100の軸芯方向に位置変更可能に設けてなる野菜機械における切断装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 円盤形状のカッタ6を取り付けたときに少なくとも刃部6aが重なり合うようにカッタ軸110をカッタ軸受部108に設け、該カッタ軸110を回転可能に設けた複数個の軸100の夫れ夫れに、回転方向には係合するが軸芯方向には抜き差し可能に設けると共にカッタ軸受部108を軸100の軸芯方向に位置変更可能に設けてなる野菜機械における切断装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自走式あるいは定地式の野菜機械において、人参や大根などの作物の所定位置、例えば、その葉茎部を切断する切断装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、根菜作物収穫機の切断装置として、機枠に設けた軸の定位置にカッタを取り付け、搬送されて来る作物の葉茎部などを切断する構成としている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、作物条件により切断位置を調節する場合に、カッタを定位置に固定するものでは対応できない問題を発生し、また、各カッタを調節する構成のものでは、調節操作に手間が掛かって作業能率の低下という問題を生じる。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような課題を解決するために、次の如き技術手段を講じた。すなわち、円盤形状のカッタ6を取り付けたときに少なくとも刃部6aが重なり合うようにカッタ軸110をカッタ軸受部108に設け、該カッタ軸110を回転可能に設けた複数個の軸100の夫れ夫れに、回転方向には係合するが軸芯方向には抜き差し可能に設けると共にカッタ軸受部108を軸100の軸芯方向に位置変更可能に設けてなる野菜機械における切断装置とした。 【0005】 【発明の作用】カッタ軸受部108を軸芯方向に移動すると、カッタ軸110に取り付けたカッタ6も一体に同方向に移動する。軸100が回転すると、カッタ6はカッタ軸110を介して回転する。 【0006】 【発明の効果】カッタ軸110にカッタ6を取り付けているカッタ軸受部108を軸芯方向に移動することにより、切断位置を簡単に調整できるので、作物及び切断位置の適応性を向上することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について説明する。まず、その構成について説明すると、根菜作物であり葉茎部を有する野菜(実施例ではであるにんじん)を収穫する野菜機械8は、ゴムを素材として成型し且つ進行方向に対して左右方向に所定間隔を置いて配置したクロ−ラ型の走行装置9を具備する走行車体10の前端部の右側部に運転部11を配置し、左側部に搬送方向を機体の進行方向とほぼ平行に設けている引き抜き搬送装置3を配置し、該引き抜き搬送装置3の後方に葉茎部搬送装置12を配置し、該葉茎部搬送装置12の横側部で運転部11の後方に作物収集部13を配置している。 【0008】そして、該運転部11は、平面視において、前進方向に向かって前側に操作パネル14を有する操作部15を設け、操作部15の後方に運転者の座席16等を設けている。該操作パネル14には、後方向(座席16に座って前側に向かって運転者の手前側)に倒すことにより走行装置8を駆動する伝動機構の走行クラッチ(図示せず)を切り、機体を右側または左側に旋回できる操向レバ−17,18を横方向に所定間隔をおいて並べて設けている。 【0009】そして、該操向レバ−17の近くで且つ右側部に、機体の回転各部の駆動源であリ前記座席16の下方に位置する走行車体9に搭載した原動機(実施例ではエンジンである。図示せず)の起動または停止を手動操作するエンジンスイッチ19を設けている。さらに、操向レバ−18の左側方に、前側又は後側への倒し操作をすると、スイッチ20又はスイッチ21を入りにして昇降用の電磁弁22を切り替え、これに関連して、油圧により昇降シリンダ23を伸縮し、引き抜き搬送装置11の搬送始端部を昇降する昇降スイッチ24を設けている。 【0010】左側の操作パネル14は前部に設けたスロットルレバ−25の後方に、走行装置8を無段変速する流体静圧変速機(以下「HST」と呼ぶ)26の斜板の作動を操作する変速レバ−27と、走行装置以外の回転各部の駆動・停止操作する作業レバ−28とを前後に配置している。引き抜き搬送装置3は、前端を圃場面の近くに設けると共に後端を走行車体10の後部上方に位置させて横方向に所定間隔をおいて並設したフレ−ム29と、両フレ−ム29の前後両端部に回転可能に設けている回転体30,31と、前後の回転体30,31に巻き掛けて張設した弾力性を有する無端搬送帯32とを具備している。 【0011】なお、該両無端搬送帯32は接触するように、フレ−ム29の間隔を設定していると共に、図示していないが、両無端搬送帯32の一部を、一方または両方を横方向に移動可能に設け、無端搬送帯32の点検や詰まりを解除できるように構成している。デバイダ2は圃場面近くに位置し且つ横方向に軸芯を有する回転輪体33と、横方向に軸芯を有し回転輪体33の斜め後方上部に位置する回転輪体34と、所定間隔置きにラグ1を多数有し回転輪体33,34に巻き掛けた無端帯35と、該回転輪体33,34、無端帯35などを左右横方向から覆う覆体36とを備えている。 【0012】そして、該デバイダ2は横方向に間隔(150〜200mm)を置いて配置していると共に上端部を上部の回転輪体34に伝動する伝動軸37を内装した連結パイプ38で一体に連結している。なお、該ラグ1は無端帯35の回転に関連して、下端部において前方に突出し、その後、後方斜め上方に移動する構成である。 39は平板の前部を下方に向けて斜めに形成し、後端部を前記各デバイダ2の下端部に着脱自在に取り付けた分草体である。 【0013】また、40は前端部を鋭角状に形成して各デバイダ2の下端部に位置し、後端部を、機体の前後方向に長く形成し、且つ後端部を走行車体10の後部に立設した機枠41の上端部に回動可能に設けて取り付けた前後フレ−ム42の前端部に着脱自在に取り付けたソイラであって、前後方向において、デバイダ2を通る仮想線上に設けている。 【0014】なお、前後フレ−ム42の中間部は前記昇降シリンダ23に取り付け、前端部を下部支持体43によりデバイダ2と連結・解除可能に構成している。そして、また、右側のデバイダ2の上端部に伝動機構(回転可能に噛み合っているべべルギヤ)を内装したギヤボックス44を取付け、該ギヤボックス44に前後方向に軸芯を有し、後端部を伝動機構を内装して機枠に固定している駆動ケ−ス7に上下方向に回動可能に取付けると共に伝動軸45を内装した中空の伝動パイプ46を着脱自在に取り付けている。 【0015】回動フレ−ム47は中空のパイプであって、走行車体10の後部に立設して一体に設けた平面視コ状の支柱48に固定している軸受49に挿通すると共に左右両端部にフランジ50を取り付けている。そして、該回動フレ−ム47の右側のフランジ52に前記駆動ケ−ス7の一端部を着脱自在に設け、また左側部を別の駆動ケ−ス7を取り付けている。 【0016】駆動軸52は駆動ケ−ス7、回動フレ−ム47及び駆動ケ−ス7を挿通しており、駆動ケ−ス7に設けた軸受53を介して回転可能に設けている。そして、駆動ケ−ス7における駆動軸52に設けたベベルギヤ54は前記伝動軸45の後端部に設けたベベルギヤ55と噛み合い伝動可能に設けている。また、駆動軸52の左側端部には一体に形成した輪体56,57を着脱自在に設けている。 【0017】端部に輪体59,60を着脱自在に取り付けているカウンタ−軸58は、走行車体10の中間部に左右方向に軸芯を有するように軸受を介して回転可能に設けている。そして、該右側の輪体59と原動機の回転動力を伝動する輪体61との間及び輪体60と輪体56との間に無端帯62を巻き掛けて張設している。63は前記葉茎部搬送装置12の中間部の下方位置に設けた尻根切断装置であって、左右方向に軸芯を有し、前後方向に間隔をおいて軸受を介して回転可能に設けた軸64と、該軸64に設けた外周部に切断刃を有する切断体65と、該両切断体65の回転軌跡から間隙をおいてこれに沿って設けた尻根切りガイド65aで構成している。 【0018】なお、該尻根切りガイド65aは左右方向に棒体(形状としては断面円形状のものがよいが、これにのみ限定されるものでない。また、棒体でなく、板状のものでもよい)を複数個設けており、そして、通常の大きさ以上の人参の尻部の侵入を防止する間隔に設けている。、そして、後側の軸64は前側の軸64よりも後方上方に位置し、左軸端部に着脱自在に設けた輪体67と前記輪体57との間に無端帯93を巻き掛けて張設している。さらに、各軸64に設けた輪体94に無端帯95を巻き掛けて張設している。 【0019】回動パイプ67は前記支柱50内に位置する回動フレ−ム47の外側に遊嵌し、前後フレ−ム47の後端部を平面視U状の取付け板96に一体に設けている。51は駆動ケ−ス7の後方に位置し且つ駆動軸52と略平行に配置した駆動軸68を回転可能に設けた後方駆動ケ−スであって、伝動パイプ側に位置する駆動ケ−ス7に連結ケ−ス69により一体に連結していると共に反対側部を連結板103で駆動ケ−ス7の左側端部と一体可能に連結している。 【0020】なお、連結ケ−ス69は駆動ケ−ス7及び後方駆動ケ−ス51に着脱自在に設け、また、回転可能に内装している連結ケ−ス軸70の両端部にベベルギヤ71を設けている。該ベベルギヤ71の一方は駆動軸52に設けたベベルギヤ72に噛み合い、他方のベベルギヤ71は駆動軸68に設けたベベルギヤ73に噛み合って伝動可能に設けている。 【0021】74は上端部に回転体31に伝動する伝動機構97を取り付け、下端部を後方駆動ケ−ス51に軸受を介して回転可能に設けた無端搬送体駆動軸であって、この下端部に、駆動軸68に取り付けたベベルギヤ75に噛み合うベベルギヤ76を設けている。葉茎部搬送装置12は前後方向に長い機枠の前後端部に回転可能に設けた輪体78,79に巻き掛けて張設した無端搬送体80を左右方向に近接した葉茎搬送体81を上下方向に所定間隔をおいて複数個(実施例では3個)設け、無端搬送体32よって搬送されてきた根菜作物4の葉茎部5を受け継いで後方に向けて搬送する。 【0022】なお、上側の葉茎搬送体81の搬送始端部は、下側に位置する葉茎搬送体81の搬送途時で且つ搬送始端部よりも搬送方向側に偏位させて設けている。そして、該葉茎部搬送装置12の中間部に位置する各葉茎搬送体81の機枠と駆動ケ−ス7とは、縦ギヤボックス82を介して一体に連結し、この縦ギヤボックス82に内装し、軸受を介して回転可能に設けている軸83の上端部に前記駆動輪体98を取付けると共に下端部に駆動軸52に設けたベベルギヤ84に噛み合うベベルギヤ85を設けている。 【0023】そして、駆動輪体98と、輪体79を取り付けている軸98、最下位置にある葉茎搬送体81の輪体79を取り付けている軸102及び後述するカッタ6を取り付けている軸100の上端部に取り付けた各輪体101間に無端帯102を巻き掛けて葉茎搬送体81を駆動する構成である。なお、葉茎部搬送装置12の上側に位置する葉茎搬送体81及び下側に位置する葉茎搬送体81は、中間部に位置する各葉茎搬送体81から伝動機構を介して回転可能に構成しており、そして、下側に位置する葉茎搬送体81の搬送始端部を中間部の葉茎搬送体81の搬送始端部よりも前寄りに設けている。 【0024】さらに、中間部に位置する左右一対の葉茎搬送体81の中間部の機枠には、下側の葉茎搬送体81の後方で且つ無端搬送体80の下面の延長上に横方向に回転して葉茎部の根本部を切り取る円盤式のカッタ6を、中間部の葉茎搬送体81にに設けている。そして、カッタフレ−ム104は中間部に葉茎搬送体81の機枠105に設けた縦軸106に軸芯方向に抜き差し・移動自在に設けたボス部107と、このボス部107を挟んで所定間隔をおいて設けたカッタ軸受け部108,108を設けている。また、該カッタ軸受け部108,108は、軸受109,109を介して回転可能に設けた縦方向に軸芯を有するカッタ軸110,110を設けていると共に、カッタ6をカッタ軸110,110の下端部に取り付けたときに刃部6aが重なり合う位置に設けている。 【0025】なお、カッタ6をカッタ軸110に取り付ける手段としては、実施例のように、カッタ軸110の先端部に形成したねじ部に噛み合う固定具(実施例ではナット)111により固定する手段に限定されるものでなく、先端部に形成したねじ部に噛み合うボルトでもよい。また、カッタ軸110とカッタ6との間にスペ−サを設けることにより上下方向におけるカッタ間のすき間を調節することができる。 【0026】さらに、該カッタ軸110,110の上端部に前記軸100の下端部に形成した角軸部112に嵌合する角孔部113を形成している。114はナット、115は座金である。なお、輪体61と一体に設けた別の輪体90は、前記HST26を駆動する輪体91との間に無端帯92を巻き掛けて張設し、伝動可能に構成している。 【0027】また、デバイダ2、引き抜き搬送装置3、ソイラ40、伝動パイプ46および葉茎部搬送装置12は、前記昇降シリンダ23の伸縮に関連して、駆動ケ−ス7の軸芯を中心にして回動し、一体に昇降可能に構成している。作物収集部13は前記切断刃6によって切断され、搬送方向に所定間隔置きに設けた搬送体88aでもって下方に落下した果実部87を横方向に搬送するコンベア88、コンベア88の搬送終端部に近接して設けたコンテナ89などを設けている。 【0028】なお、該コンベア88はコンテナ89に排出する搬送終端側部を斜め上方に傾斜しており、駆動軸52から出力される回転動力を、駆動軸52の端部に取り付けた輪体、無端帯、コンベアギヤボックスに内装したベベルギヤなどの伝動機構を介して駆動する構成である。さらに、該コンベア88は搬送始端側を縦方向に移動調節可能に設け、U字状に形成することができる。これにより、収穫物の落下する距離を短くできるので、割れやひび等の損傷を防止できると共に角度を調節(収穫物が小さい場合には角度を大きく、反対に大きい場合は角度を小さく)することにより、収穫物の大きさにも対応できる。なお、コンベア88をU字状に形成することにより、落下した収穫物は搬送方向側に転げ易いので、収穫物の上に落下するのを防止することもできる。 【0029】つぎに、圃場に植生している野菜(実施例では人参)の収穫作業について説明する。まず、運転者は運転部11の座席16に座ってエンジンスイッチ19により原動機を起動すると、原動機からの回転動力は、輪体61、無端帯62、輪体59及びカウンタ−軸58に伝動され、また、輪体90、無端帯92及び輪体91に伝動される。 【0030】つぎに、変速レバ−27を前進側に操作してHST26を介して機体を前進させ、操向レバ−17または18を後側に倒して走行装置9を駆動する駆動軸(図示せず)への動力を入・切する左側サイドクラッチ又は右側サイドクラッチを作動して機体を左側又は右側に旋回させながら機体を収穫する畝に合わせる。そして、機体の畝合わせを終えると、作業者は、変速レバ−27を操作して中立位置に戻し、機体の前進を停止する。 【0031】さらに、昇降スイッチ24を操作してスイッチ20又はスイッチ21が入りにして昇降用の電磁弁22切り替え、これに関連して、油圧により昇降シリンダ23を伸縮して前後フレ−ム42は駆動ケ−ス7を回動中心として昇降するので、作業者は昇降スイッチ24を操作して引き起こし搬送装置3の高さを適正な位置にする。 【0032】なお、このとき、後方駆動ケ−ス51も駆動ケ−ス7を回動中心として葉茎部搬送装置12と一体に昇降する。すなわち、引き抜き搬送装置3の搬送始端側が上昇すると下降し、反対に、下降すると上昇する。そして、作業レバ−28を入りに切り替えると、これに関連して、原動機から出力された回転動力は、輪体60、無端帯62、輪体56に伝動されて駆動軸52を回転し、さらに、輪体57、無端帯93、輪体66、後側の軸64、輪体94、無端帯95、輪体94及び前側の軸64に伝動されて切断刃65を矢印方向に回転する。 【0033】さらに、駆動軸52が回転すると、回転動力は、ベベルギヤ54、55、伝動軸45、ギヤボックス44の伝動機構、伝動軸38を回転するので、これに関連して、デバイダ2のラグ1は輪体33,34及び無端帯35を介して圃場面近くから後上がりに移動する。さらに、回転動力は、ベベルギヤ71,72、連結ケ−ス軸70及びベベルギヤ71,73に伝動されて駆動軸68を回転するので、これに関連して、無端搬送体駆動軸74はベベルギヤ75,76を介して回転して回転体30,31及び無端搬送体32を回転する。 【0034】また、ベベルギヤ84,85を介して回転する軸83の回転動力は、駆動輪体98、輪体101、軸99,100,102、輪体78,79及び無端帯80の各機器に伝動され、切断刃6および葉茎搬送体81を駆動する。さらに、駆動軸52の端部に取り付けた輪体、無端帯、コンベアギヤボックスに内装したベベルギヤなどの伝動機構を介して作物収集部13のコンベア88を駆動する。 【0035】続いて、運転者はスロットルレバ−25を操作して原動機の回転数を所定の回転数にし、変速レバ−27を操作して機体を前進させ、さらに必要があれば操向レバ−17,18を倒して機体の前進方向を修正操作して作業を開始する。すると、分草体39は収穫する人参からの左右方向に間隔をおいて両側から挟んだ状態で前進し、さらに、機体の前進に関連して、収穫する人参の葉茎部は、補助デバイダ(図示せず)によって隣接する人参の葉茎部と分離されデバイダ2側に寄せられるので、後上がりに移動するデバイダ2のラグ1は人参の葉茎部を持ち上げ、隣接する人参の葉茎部と分離する。 【0036】そして、ソイラ40は根菜作物である人参の果実部87の横側方に位置する土層を鋤いて緩め、また、引き抜き搬送装置3の無端搬送体32は葉茎部5の下端部をキャッチングして人参を引き抜いて後方斜め上方に搬送する。この搬送途時において、人参の尻根部は尻根切断装置63の尻根ガイド65aに入り、上部では後方に向かって回転する切断刃65により切断される。なお、尻根ガイド65aのガイドの左右方向の間隙は、商品価値のある通常の大きさの人参の果実部87の尻部の侵入を防止するように設けているので、人参の移動を円滑にしながらも尻根の切断を精度よく行うことができる。 【0037】そして、該切断刃65は人参の搬送方向に間隔をおいて設けているので、切断不良を防止でき、その後の作業を円滑にできる。その後、無端搬送体32の搬送終端部では、葉茎部5の一部は、葉茎部搬送装置12の下側に位置する葉茎搬送体81の無端搬送体80によって挟持され後方に向けて搬送されるが、この搬送途時で、人参の上側への移動を阻止し、人参の首揃いを行う。 【0038】また、この搬送途時において、葉茎部5は中間部及び上側に位置する葉茎搬送体81の無端搬送体80によって挟持され後方に向けて搬送される。そして、この搬送途時において、葉茎部5は下側の葉茎搬送体81の無端搬送体80から離脱した後、回転する軸100の角軸部112から角孔部113を介して内側に向けて回転するカッタ軸110の下端部に取り付けた切断刃6によって果実部87の肩から所定位置(例えば3mm前後)の所を切断される。 【0039】なお、この切断作業において、切断位置を調節する場合は、ボス部107を挟んで上下に配置して縦軸106に設けたナット114,114を緩め、そして、カッタ軸受部108を縦方向の所定位置に移動して再びナット114,114で固定する。すると、カッタ6を取り付けたカッタ軸受部108を移動することにより、切断位置を簡単に調節することができる。また、カッタ6とカッタ6との上下間隔を調節する場合には固定具111で容易に行うことができる。 【0040】そして、切断された葉茎部5は両葉茎搬送体81の無端搬送体80によって後方に搬送されて機外に排出され、一方、落下した人参の果実部87はコンベア88によって横側方に搬送されコンテナ89に収容される。また、引き抜き搬送装置3は伝動機構を内装している駆動ケ−ス7を回動中心に設けているので、外部における伝動機構を簡素化できると共に機体のコンパクト化を図れる。 【0041】さらに、中間部及び上側に位置する葉茎搬送体81の無端搬送体80の従動側の輪体79は、前後方向において駆動輪体98よりも後方に設けているので、切断した葉茎部5の搬送・排出が円滑になり、作業能率を向上することができる。そして、上側に位置する葉茎搬送体81の搬送始端部は下側に位置する葉茎搬送体81の搬送途時で且つ搬送始端部よりも後側、すなわち、搬送側に位置するように偏位しているので、人参の首揃い及び葉茎部5の搬送を円滑にできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)6月1日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−341910 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−151112 |
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