| 【発明の名称】 |
コンバインの注油装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】市原 等
【氏名】津島 茂
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| 【要約】 |
【課題】注油タンクからの潤滑オイルの配送経路を短くして合理的にし、且つ、コンバインをコンパクトなものにする。
【解決手段】走行装置上の左右側に脱穀部と穀粒を貯留する穀粒タンクを載置して並設し、脱穀部の前方がわに刈取部を穀粒タンクの前側に操縦部を配設し、脱穀部のフィ−ドチエン(2)始端がわを刈取部がわに延設したもので、潤滑オイルを入れる注油タンク(3)を脱穀部の前側に位置させる。そして、注油タンク(3)は刈取部支持用の支持台(4)により覆うようにするのが好ましいし、その注油タンク(3)を機体の外側方に変移可能にするとよい。また、注油タンク(3)の機体内側にバッテリ−(5)を載置して注油タンク(3)に並設するようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置(1)上の左右側に脱穀部(A)と該脱穀部(A)からの穀粒を貯留する穀粒タンク(B)を載置して並設し、脱穀部(A)の前方がわに刈取部(D)を、穀粒タンク(B)の前側に操縦部(C)を配設するとともに、脱穀部(A)のフィ−ドチエン(2)始端がわを刈取部(D)がわに延設して刈取部(D)からの穀稈を受継ぎ脱穀処理するコンバインであって、潤滑オイルを入れる注油タンク(3)を脱穀部(A)の前側に位置させたことを特徴とするコンバインの注油装置。 【請求項2】 注油タンク(3)は刈取部(D)支持用の支持台(4)により覆うべく構成してあることを特徴とする請求項1.記載のコンバインの注油装置。 【請求項3】 注油タンク(3)を機体の外側方に変移可能にしてあることを特徴とする請求項1.又は請求項2.記載のコンバインの注油装置。 【請求項4】 注油タンク(3)の機体内側にバッテリ−(5)を載置して注油タンク(3)に並設したことを特徴とする請求項1.又は請求項2.記載のコンバインの注油装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、走行装置上の左右側に脱穀部と該脱穀部からの穀粒を貯留する穀粒タンクを載置して並設し、脱穀部の前方がわに刈取部を、穀粒タンクの前側に操縦部を配設するとともに、脱穀部のフィ−ドチエン始端がわを刈取部がわに延設して刈取部からの穀稈を受継ぎ脱穀処理するところのコンバインの注油装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、上記のように構成してなるコンバインにおいて、各部に配送する潤滑オイルを入れた注油タンクは刈取部に附設されていて、その注油タンクによって刈取穀稈の後方への搬送に支障をきたさないように穀稈搬送経路脇を選択して附設しているのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、注油タンクを附設するのに穀稈搬送経路脇を選択しているといっても、搬送穀稈から脱落する穀稈の一部が注油タンクにふりかかって堆積し、その堆積したものが穀稈搬送経路にはみ出て搬送を邪魔し、また、刈取部以外への注油タンクからの配送経路は長くなってしまう欠点がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の注油装置は、走行装置上の左右側に脱穀部と該脱穀部からの穀粒を貯留する穀粒タンクを載置して並設し、脱穀部の前方がわに刈取部を、穀粒タンクの前側に操縦部を配設するとともに、脱穀部のフィ−ドチエン始端がわを刈取部がわに延設して刈取部からの穀稈を受継ぎ脱穀処理するコンバインであって、潤滑オイルを入れる注油タンクを脱穀部の前側に位置させることにより、注油タンクはコンバインの略々中央部に位置して注油タンクからの潤滑オイルの配送経路が短くなって合理的になり、また、フィ−ドチエン始端がわ下方の脱穀部と刈取部の間の空間を利用するのでコンバインはコンパクトになる。 【0005】その場合、注油タンクを刈取部支持用の支持台により覆うべく構成すると、別途にカバ−体を設けなくてもこの支持台によって防護され変形破損から免れる。 【0006】また、注油タンクを機体の外側方に変移可能にすることにより、注油タンクへの潤滑オイルの補給がし易くなり、且つメンテナンス性が向上する。 【0007】更に、注油タンクの機体内側にバッテリ−を載置して注油タンクに並設すれば、バッテリ−も脱穀部と刈取部の間の空間を利用するからコンバインが一層コンパクト化されるのである。 【0008】 【発明の実施の形態】 【実施例】以下、この発明による注油装置に関して実施例図を参照し説明すると、このコンバインは図7に示すように、クロ−ラ式走行装置(1)の枠組み構成されたフレ−ム(6)上の左右側に脱穀部(A)と穀粒タンク(B)を載置して並設し、脱穀部(A)の前方がわに刈取部(D)を、穀粒タンク(B)の前側に操縦部(C)をそれぞれ配設してなるもので、脱穀部(A)は左側でそのフィ−ドチエン(2)を機体の外側にして載置し、その始端がわを前方の刈取部(D)がわに延設して、刈取部(D)での刈取穀稈を受継いで脱穀処理し、穀粒タンク(B)は脱穀部(A)で処理済の穀粒を貯留し、操縦部(C)はキャビン(7)内に設けられ、刈取部(D)は穀稈を多条刈りして後方の脱穀部(A)に向けて搬送するもので、脱穀部(A)の前側に左右方向に横架する入力軸ケ−ス(8)を軸にして上下動可能であってその上下動を油圧シリンダ−(9)により行わせ、入力軸ケ−ス(8)に内装する入力軸から刈取部(D)の各部に動力を供給するところの従来公知の形態のものである。 【0009】即ち、刈取部(D)で刈取られ後方に搬送される穀稈は脱穀部(A)により処理されて、処理済の排藁は後方に搬出され、また、穀粒は揚穀筒内を揚上されて穀粒タンク(B)内に投入貯留される。そして、この貯留された穀粒は穀粒タンク(B)内の下部から後方に向けて搬出され縦オ−ガ(10)から横オ−ガ(11)に受継がれて機外に取出されるようになっている。 【0010】次に、図1と図2により記載すると、(4)は台形の枠状に形設した刈取部(D)支持用の支持台で、枠組み構成した前記フレ−ム(6)上の左側における脱穀部(A)の前側に溶着固設され、その支持台(4)の右側にも間隔をあけて同様の支持台(図示省略)が固設されて、それら2つのものに受具(12)を介して前記入力軸ケ−ス(8)を回動自在に掛け渡している。なお、(13)は前記2つのものの上部を連結する連結パイプであり、(14)はフレ−ム(6)に溶着したフックを示してある。 【0011】また、(3)は樹脂製の潤滑オイルを入れる注油タンクで、その上部の外側に偏した箇所にキャップ(15)を有する給油口(16)を、底部には排出口(17)をそれぞれ設けるもので、その注油タンク(3)はタンク受(18)上に載置されタンク受(18)に附設したバンド(19)によりタンク受(18)上に固定されている。 【0012】そして、前記のタンク受(18)は、その前側部がU形状のものを伏せた支承金(20)の一端がわに連結され、他端がわは支持台(4)に溶着する受金(21)に回動自在に嵌挿するとともに、タンク受(18)の後側部は固定ボルト(22)によって支持台(4)に固定自在にしてある。 【0013】即ち、タンク受(18)上に載置されバンド(19)によって固定される注油タンク(3)は脱穀部(A)の前側においてフィ−ドチエン(2)の始端がわ下方に位置し、かつ、給油口(16)と反対がわ部分は支持台(4)の枠内に内装状態となって注油タンク(3)は支持台(4)によって覆われるようになる。 【0014】また、タンク受(18)に連結する支承金(20)の他端がわが受金(21)に回動自在に嵌挿していることにより、図3と図4に示すように前記の固定ボルト(22)を取り外せば、注油タンク(3)はタンク受(18)と共に回動して機体の外側方に変移可能になるのである。 【0015】(23)は注油ポンプであって、注油パイプ(24)により前記排出口(17)と連通し、注油ポンプ(23)の吐出がわから出る潤滑オイルは配送パイプ(25)によってコンバインの各部に送られる。 【0016】そして、(5)は前記操縦部(C)の下方で脱穀部(A)の前側部分から右側方に相当する位置に搭載するところのエンジンを始動するバッテリ−であって、図2のように注油タンク(3)の機体内側においてフレ−ム(6)上に設置されている。なお、(26)はバッテリ−(5)の+端子を覆うカバ−、(27)は−端子のカバ−であり、(28)はバッテリ−液補給口の栓を示してある。 【0017】また、図5と図6に示すものは別実施例のもので、入力軸ケ−ス(8)を横架する受具(12)を有するところの前記支持台(4)を変形して支持台(4a)にし、脱穀部(A)の前側におけるフレ−ム(6)部分にバッテリ−(5)を設置し、そのバッテリ−(5)の前側に注油タンク(3)を載設して、注油タンク(3)とバッテリ−(5)を脱穀部(A)の前側で前後に並設したものである。 【0018】なお、同図に示すその他の構成は、図1と図2に記載するものと略々同じであるから同一の符号を付して説明を省略する。 【0019】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。 【0020】本発明による注油装置は、走行装置上の左右側に脱穀部と該脱穀部からの穀粒を貯留する穀粒タンクを載置して並設し、脱穀部の前方がわに刈取部を、穀粒タンクの前側に操縦部を配設するとともに、脱穀部のフィ−ドチエン始端がわを刈取部がわに延設して刈取部からの穀稈を受継ぎ脱穀処理するコンバインであって、潤滑オイルを入れる注油タンクを脱穀部の前側に位置させることにより、注油タンクはコンバインの略々中央部に位置して注油タンクからの潤滑オイルの配送経路が短くなって合理的になり、且つ、フィ−ドチエン始端がわ下方の脱穀部と刈取部の間の空間を利用するのでコンバインはコンパクトに纏まるのである。 【0021】その場合、注油タンクを刈取部支持用の支持台により覆うべく構成することによって、別途にカバ−体を設けなくてもこの支持台によって防護され変形破損を防止することができる。 【0022】また、注油タンクを機体の外側方に変移可能にしたから、注油タンクへの潤滑オイルの補給がし易くなり、且つメンテナンス性が向上する。 【0023】更に、注油タンクの機体内側にバッテリ−を載置して注油タンクに並設することにより、バッテリ−も脱穀部と刈取部の間の空間を利用してコンバインが一層コンパクト化できるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月20日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−299334 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−126915 |
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