| 【発明の名称】 |
草刈機の昇降制御装置およびその昇降制御方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉野 潤一
【氏名】比留間 治雄
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| 【要約】 |
【課題】走行ブレーキ作動時あるいは走行ブレーキ非作動において草刈機の上昇高さを可変に制御し作業性及び安全性を向上する。
【解決手段】車両の前方に昇降自在に取着された草刈機において、前記草刈機10は、前記走行のブレーキスイッチ45がOFFで走行可能状態にあるときは、前記リンク機構13,14,22に連動する上げストッパスイッチ41から前記信号制御手段43への制御信号が入力されて前記方向切換弁50を中立位置にせしめて草刈機10を所定高さで上昇を停止するように構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両の前方に配設される草刈機と、草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ油圧ポンプから吐出する圧油を供給する方向切換弁と、方向切換弁を切換えるレバー、スイッチからなる昇降指令手段とを備えた草刈機の昇降制御装置において、前記車両の走行を作動あるいは停止を選択する走行ブレーキ切換弁(51) への制御信号を出力するブレーキスイッチ(45)と、前記草刈機(10)を昇降せしめるリフトシリンダ(12)へ圧油を供給する方向切換弁(50)の作動あるいは停止する信号制御手段(43)と、草刈機(10)のアーム(11)に連結するリンク機構(13,14,22)と、草刈機(10)のアーム(11)に連結するリンク機構(13,14,22)に連動する上げストッパスイッチ(41)とを備え、前記草刈機(10)は、前記走行のブレーキスイッチ(45)がOFFで走行可能状態にあるときは、前記リンク機構(13,14,22)に連動する上げストッパスイッチ(41)から前記信号制御手段(43)への制御信号が入力されて前記方向切換弁(50)を中立位置にせしめて草刈機(10)を所定高さで上昇を停止するように構成したことを特徴とする草刈機の昇降制御装置。 【請求項2】 前記走行のブレーキスイッチ(45)がONで走行停止状態にあるときは、草刈機(10)を最大高さまで上昇可能としたことを特徴とする請求項1記載の草刈機の昇降制御装置。 【請求項3】 前記草刈機(10)のアーム(11)に連動するリンク機構の先端レバー(22c) の作動する位置により草刈機(10)の刈り取り高さを表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の草刈機の昇降制御装置。 【請求項4】 前記草刈機(10)の下降位置を調整する調整手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の草刈機の昇降制御装置。 【請求項5】 車両の前方に配設される草刈機と、草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ油圧ポンプから吐出する圧油を供給する方向切換弁と、方向切換弁を切換えるレバー、スイッチからなる昇降指令手段と、前記車両の走行を作動あるいは停止を選択する走行ブレーキ切換弁への制御信号を出力するブレーキスイッチとを備え、草刈機の上昇高さを制御するようにした草刈機の昇降制御方法において、草刈り作業走行時、あるいは走行停止時によって草刈機の最大上昇高さを可変に制御するようにしたことを特徴とする草刈機の昇降制御方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前方に雑草等を刈り取るためのカッタ刃からなる草刈機に係り、特に、草刈機の上昇高さ、及び下降位置を制御する草刈機の昇降制御装置およびその昇降制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】河川敷等の雑草を刈り取るために車両の前方にオペレータの操作により昇降自在とする草刈り用のカッタ刃を用いた草刈機を備えている。この草刈機により草刈りをする場合には、刈り込み高さに応じて草刈機の高さを調整する必要があるが、従来から、草刈り作業時にはオペレータの経験によって草刈機を操作して刈り込み高さを調整している。 【0003】草刈機の刈り込み高さを調整する先行技術として、例えば、特開平8−51830号公報によれば、機体の前部にヒンジピンと昇降シリンダとを介して刈取ユニットが昇降可能に装着され、機体の後部の運転席ユニツトの直前の部分に、走行レバー装置、刈高調整スイッチ、刈高表示装置がそれぞれ装着され、該刈高表示装置は、機体の後方に向かって刈高値が小さくなるように目盛られた刈高目盛板に対して刈高指示板が該機体の前後方向に沿ってスライド可能に配設された機械であり、前記昇降シリンダのロッドの先端に連結された刈高検出用ワイヤーの他端が該刈高指示板に連結されていると共に、該刈高指示板は、引張スプリングにより機体の後方側に常時引っ張られ、該昇降シリンダのロッドの突出長によって刈高目盛板に対する刈高指示板の位置が定められて、刈高が表示される構成の草刈機において、前記刈高指示板のスライド経路の直下にリミットスイッチを機体の前後方向に沿った取付位置を調整可能にして取付けて、該リミットスイッチを前記刈高調整スイッチにおける刈高を下げる側の回路に組み込んだ、技術が記載されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に草刈機は車体前方に位置し、オペレータは車体後方に位置しているためオペレータから草刈機までの位置が遠く、草刈機の高さを調整して刈り込み高さを所定の値にするためにはかなりの熟練を要し、疲労も大きい。また、走行中に草刈機を上昇させ過ぎると横方向の安定性が悪くなり、転倒の恐れがある。また、前記特開平8−51830号公報に開示されている技術では、本発明の要部である走行停止時、あるいは草刈り作業走行時に草刈機の上昇高さを可変にする、及びその下降位置を調整することにより雑草の刈り取り高さを自動的にして作業性および安全性を向上させる技術は記載されていない。 【0005】本発明は上記の問題点に着目し、走行停止時、あるいは草刈り作業中によって草刈機の上昇高さを可変に制御可能とすることにより、オペレータが熟練しなくても容易に刈り込み高さを選択可能で、草刈機を所定の高さに保持するとともに、草刈り作業の走行中には草刈機の上昇高さを所定の高さに制限することにより転倒を防止し、作業性および安全性を向上する草刈機の昇降制御装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段および作用効果】上記の目的を達成するために、本発明に係る草刈機の昇降制御装置の第1発明は、車両の前方に配設される草刈機と、草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ油圧ポンプから吐出する圧油を供給する方向切換弁と、方向切換弁を切換えるレバー、スイッチからなる昇降指令手段とを備えた草刈機の昇降制御装置において、前記車両の走行を作動あるいは停止を選択する走行ブレーキ切換弁への制御信号を出力するブレーキスイッチと、前記草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ圧油を供給する方向切換弁の作動あるいは停止する信号制御手段と、草刈機のアームに連結するリンク機構と、草刈機のアームに連結するリンク機構に連動する上げストッパスイッチとを備え、前記草刈機は、走行のブレーキスイッチがOFFで走行可能状態にあるときは、リンク機構に連動する上げストッパスイッチから信号制御手段への制御信号が入力されて前記方向切換弁を中立位置にせしめて草刈機を所定高さで上昇を停止するように構成したものである。上記構成によれば、走行ブレーキOFF時(草刈り作業走行時)は、草刈機を転倒する恐れのない所定高さまで上昇できるように自動的に制御されるようになっているので、オペレータは安全に草刈り作業が可能となっている。したがって、草刈り作業時の作業性及び安全性が向上する。 【0007】第2発明は、第1発明の構成において、走行のブレーキスイッチがONで走行停止状態にあるときは、草刈機を最大高さまで上昇可能とした構成としたものである。上記構成によれば、草刈機のカッタ刃の交換や草茎を取り除く点検整備時には草刈機を最大上昇させることができるので整備性が向上する。 【0008】第3発明は、第1発明の構成において、前記草刈機のアームに連動するリンク機構の先端レバーの作動する位置により草刈機の刈り取り高さを表示する表示器を備えた構成としたものである。上記構成によれば、草刈機の上昇高さを表示する表示器を備えたのでオペレータは作業中の草刈機の上昇高さを常時確認しながら作業することが可能であり安全性が向上する。 【0009】第4発明は、第1発明乃至第3発明のうちのいずれかに記載の構成において、草刈機の下降位置を調整する調整手段を備えた構成としたものである。上記構成によれば、草刈機を予め所定の下降位置に調整することにより所定の刈り込み高さを確保することができ、作業精度および作業能率の向上が図れる。 【0010】第5発明は、本発明に係る草刈機の昇降制御方法であって、車両の前方に配設される草刈機と、草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ油圧ポンプから吐出する圧油を供給する方向切換弁と、方向切換弁を切換えるレバー、スイッチからなる昇降指令手段と、前記車両の走行を作動あるいは停止を選択する走行ブレーキ切換弁への制御信号を出力するブレーキスイッチとを備え、草刈機の上昇高さを制御するようにした草刈機の昇降制御方法において、草刈り作業走行時、あるいは走行停止時によって草刈機の最大上昇高さを可変に制御するようにしたことを特徴とする。上記草刈機の昇降制御方法によれば、走行停止時は草刈機を最大上昇高さまで持ち上げることが可能とし、また、草刈り作業走行時は草刈機を転倒する恐れのない所定高さまで上昇できるように自動的に制御されるようになっているので、オペレータは安全に草刈り作業が可能となっている。したがって、草刈機のカッタ刃の交換や草茎を取り除く点検整備時には草刈機を最大上昇させることができるので整備性が向上するとともに、草刈り作業時は車両が転倒する恐れのない所定高さまで草刈機を上昇可能としたので作業性および安全性が向上する。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に本発明に係る草刈機の昇降制御装置について、図1乃至図5により説明する。先ず、図1は本発明の草刈機を車両の前方に配設した草刈り作業車両の側面図である。油圧モータ2により駆動されるクローラ式の走行装置3を有する車体4の前方にはブラケット5が固設されている。ブラケット5には先端に草刈り用の草刈機10を取着したアーム11が支持軸6により上下方向に揺動自在に取着されている。車体4とアーム11とは昇降用のリフトシリンダ12により連結されており、リフトシリンダ12を伸縮することにより草刈機10は昇降する。車体4の後部にはダッシュボード7が設けられ、ダッシュボード7にはアーム11に連動して草刈機10の高さを検出ならびに表示する草刈機高さ検出装置20が取着されている。車体4の後端部にはオペレータが乗るステップ9が設けられている。 【0012】図1において、地面からカッタ刃の外径dまでの距離は刈り込み高さHとなる。したがって、草刈機10を上昇させれば刈り込み高さHは高くなり、草刈機10を下降させれば刈り込み高さHは低くなる。リフトシリンダ12をストロークエンドまで伸長すると草刈機10は細い2点鎖線で示す最大上昇高さとなり、その時の刈り込み高さはH1(例えば400mm)となる。この状態ではカッタ刃の清掃や、整備、交換が容易であるが、一方、車両の重心位置が高くなり横方向の安定性が悪い。この安定性については実用テストの結果、走行時あるいは作業時には草刈機10の高さは安定性を考慮して刈り込み高さH2=300mm程度が安定した作業が行える最大高さであることを確認している。 【0013】次に、図2は草刈機10の高さ検出装置20の側面図である。ダッシュボード7に取着された支持台21の上部には草刈機高さ表示器30が取着されている。草刈機10のアーム11に連結するレバー13、このレバー13に連結されるロッド14、およびこのロッド14に連結される下側レバー22b、この下側レバー22bから軸23、ボス22a、および上側レバー22cからなる草刈機10の高さ検出レバー22を備えたリンク機構を設けている。支持台21には草刈機高さ検出レバー22のボス22aが軸23により回動自在に取着されている。草刈機10の高さ検出レバー22はボス22aに固設された下側レバー22bと上側レバー22cとから成っている。下側レバー22bの先端部は草刈機10のアーム11の基端部に固設されたレバー13とロッド14により連結されている。下側レバー22bの基端部にはカム24が固設され、支持台21に取着された上げストッパスイッチ41と係合している。草刈機10が上昇すると草刈機高さ検出レバー22は軸23を中心として時計回りに回転し、草刈機10が最大安定高さH2に達するとカム24は上げストッパスイッチ41をONするようになっている。草刈機10の高さ検出レバー22の上側レバー22cの先端部は草刈機10高さ表示器30の円弧状の上面板31から突出している。上側レバー22cの先端部に固設されたプレート25は草刈機高さ表示器30の上面板31に移動自在に取着された下げストッパスイッチ42に当接する位置に設けられている。草刈機10が下降すると草刈機高さ検出レバー22は軸23を中心として反時計回りに回転し、上側レバー22cのプレート25は下げストッパスイッチ42に当接してONとなるようになっている。 【0014】図3は図2のX矢視図である。草刈機10高さ表示器30の上面板31には長穴32が設けられ、その側方には目盛りプレート33が取着されている。目盛りプレート33には刈り込み高さHの目盛りが印されており、長穴32から突出している草刈機10の高さ検出レバー22の上側レバー22cの先端部に取着された指針26の位置により、図1に示す刈り込み高さHを知ることができる。また、長穴32には下げストッパスイッチ42が任意の位置に移動し、その位置に固定可能に取着されている。 【0015】図4は草刈機10の高さ検出装置20の詳細側面図であり、草刈機10の高さ検出レバー22はA位置にあって、図1に示す刈り込み高さが最大安定高さH2位置に到達した状態を示している。この状態では草刈機10の高さ検出レバー22のカム24は上げストッパスイッチ41に当接してONの状態を示している。図1に示す草刈機10が最大高さH1の位置にある場合には草刈機10の高さ検出レバー22は細い破線で示すB位置にある。下げストッパスイッチ42は前述のように上面板31の長穴32に沿って移動可能であり、例えば、細い2点鎖線で示すC位置にすると草刈機10の高さ検出レバー22はD位置に到達したときに下げストッパスイッチ42に当接してONにする。すなわち、オペレータは草刈機10の下げ位置(刈り込み高さH)を任意に設定し、目盛りプレート33に表示された刈り込み高さに合わせて下げストッパスイッチ42の位置を調整することにより草刈機10がその位置に下降してきた時に下げストッパスイッチ42がONとなる。 【0016】図5は草刈機10の高さ制御装置40の制御系統図である。上げ信号リレー43(以下、信号制御手段43と言う。)は、レバーあるいはスイッチより成る草刈機昇降指令手段44、上げストッパスイッチ41および走行用のブレーキスイッチ45と接続するとともに、草刈機10を昇降させるリフトシリンダ12を制御する方向切換弁50と接続している。方向切換弁50は上げ(E)位置、保持(F)位置、下げ(G)位置を有する。また、ブレーキスイッチ45は、図1に示す走行装置3を駆動する油圧モータ2に付設されたブレーキシリンダ8を制御するブレーキ切換弁51と接続している。ブレーキ切換弁51はブレーキ作動(M)位置、ブレーキ非作動(N)位置を有し、ブレーキシリンダ8に圧油が供給されるとブレーキ非作動となり、ブレーキシリンダ8の油がオイルタンク54にドレンされるとブレーキ作動となる。下げ信号リレー46(以下、信号制御手段46と言う。)は、草刈機10の昇降指令手段44および下げストッパスイッチ42と接続するとともに、方向切換弁50と接続している。52は草刈機用油圧ポンプ、53はブレーキ用油圧ポンプである。 【0017】次に図5の作動について説明する。草刈機10の昇降指令手段44により草刈機上げを指令すると指令信号は信号制御手段43を介して方向切換弁50に伝達され、同弁50をE位置に切り換える。これにより、草刈機用油圧ポンプ52から吐出される圧油は方向切換弁50を介してリフトシリンダ12のボトム側に供給され、リフトシリンダ12は伸長してアーム11を押し上げ、草刈機10を上昇させることができる。次に、ブレーキスイッチ45によりブレーキ非作動の指令信号を出力するとブレーキ切換弁51はN位置となり、ブレーキ用油圧ポンプの圧油はブレーキシリンダ8に供給され、ブレーキ非作動状態となる。このとき、ブレーキスイッチ45から信号制御手段43には信号が出力されない。この状態で図1に示す草刈機10を上昇させると、前述のように草刈機高さ検出装置20が作動して刈り込み高さHが最大安全高さH2に到達したときに上げストッパスイッチ41がONになる。上げ信号リレー41はこの信号を入力して指令信号を方向切換弁50に出力し、草刈機昇降指令手段44の指令如何にかかわらず方向切換弁50を中立のF位置に切り換え、圧油の供給を停止するのでリフトシリンダ12の作動は停止し、草刈機10の上昇は停止する。これにより、草刈りを安定した状態で作業することが可能である。 【0018】草刈機昇降指令手段44により草刈機上げの指令を出力し、ブレーキスイッチ45によりブレーキ作動の指令信号を出力すると、ブレーキ切換弁51はM位置となり、ブレーキシリンダ8の油はオイルタンク54にドレンされてブレーキ作動状態となる。この時にはブレーキスイッチ45からの信号は信号制御手段43に出力され、上げストッパスイッチ41がONとなっても信号制御手段43は方向切換弁50に指令信号を出力しないようになる。したがって、リフトシリンダ12は伸長を続け、図1に示すストロークエンドに至って草刈機10は刈り込み最大高さH1の状態となるので、カッタ刃に付着する草茎等を取り除く作業や点検整備、カッタ刃の交換作業が容易となる。この場合、車両は走行していないので安全性に問題は無い。 【0019】次に、草刈機昇降指令手段44により草刈機下げの指令を出力すると信号制御手段46を介して方向切換弁50に指令信号は伝達され、方向切換弁50はG位置に切り換わる。草刈機用油圧ポンプ52から吐出される圧油はリフトシリンダ12のヘッド側に供給され、リフトシリンダ12を縮小して草刈機10を下降させる。草刈機10が所定の位置まで下降し、前述の草刈機高さ検出装置20が作動して下げストッパスイッチ42がONになると信号制御手段46は方向切換弁50に指令信号を出力し、同弁50をF位置に切り換えて草刈機の下降を停止する。前述のように、オペレータは草刈機10の下降停止位置すなわち刈り込み高さHを任意に設定でき、草刈機10は自動的にその位置を保持することにより、オペレータは、熟練しなくても正確な刈り込み高さで作業可能であり、作業性が極めて良い。 【0020】以上説明した通り、本発明の草刈機の昇降制御装置によれば、車両の走行を作動あるいは停止を選択する走行ブレーキ切換弁への制御信号を出力するブレーキスイッチと、前記草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ圧油を供給する方向切換弁の作動あるいは停止する信号制御手段と、草刈機のアームに連結するリンク機構と、草刈機のアームに連結するリンク機構に連動する上げストッパスイッチとを備え、前記草刈機は、走行のブレーキスイッチがOFFで走行可能状態にあるときは、リンク機構に連動する上げストッパスイッチから信号制御手段への制御信号が入力されて前記方向切換弁を中立位置にせしめて草刈機を所定高さで上昇を停止するようにしたので、走行ブレーキOFF時(草刈り作業走行時)は、草刈機を転倒する恐れのない所定高さまで上昇できるように自動的に制御されるようになっているので、オペレータは安全に草刈り作業が可能となっている。したがって、草刈り作業時の作業性及び安全性が向上する。 【0021】また、走行のブレーキスイッチがONで走行停止状態にあるときは、草刈機を最大高さまで上昇可能としたので、草刈機のカッタ刃の交換や草茎を取り除く点検整備時には草刈機を最大上昇させることができるので整備性が向上する。 【0022】さらに、草刈機のアームに連動するリンク機構の先端レバーの作動する位置により草刈機の刈り取り高さを表示する表示器を備えたので、オペレータは作業中の草刈機の上昇高さを常時確認しながら作業することが可能であり安全性が向上する。 【0023】さらにまた、草刈機の下降位置を調整する調整手段を備えたので、草刈機を予め所定の下降位置に調整することにより所定の刈り込み高さを確保することができ、作業精度および作業能率の向上が図れる。 【0024】そして、本発明に係る草刈機の昇降制御方法によれば、車両の前方に配設される草刈機と、草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ油圧ポンプから吐出する圧油を供給する方向切換弁と、方向切換弁を切換えるレバー、スイッチからなる昇降指令手段と、前記車両の走行を作動あるいは停止を選択する走行ブレーキ切換弁への制御信号を出力するブレーキスイッチとを備え、草刈り作業走行時、あるいは走行停止時によって草刈機の最大上昇高さを可変に制御するようにした。これにより、走行停止時は草刈機を最大上昇高さまで持ち上げることが可能とし、また、草刈り作業走行時は草刈機を転倒する恐れのない所定高さまで上昇できるように自動的に制御されるようになっているので、オペレータは安全に草刈り作業が可能となっている。したがって、草刈機のカッタ刃の交換や草茎を取り除く点検整備時には草刈機を最大上昇させることができるので整備性が向上するとともに、草刈り作業時は車両が転倒する恐れのない所定高さまで草刈機を上昇可能としたので作業性および安全性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000184632 【氏名又は名称】小松ゼノア株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月20日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】松澤 統
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| 【公開番号】 |
特開平11−225532 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月24日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−54142 |
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