| 【発明の名称】 |
草刈機の操作弁構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉野 潤一
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| 【要約】 |
【課題】標準仕様のソリ付き草刈機から凹凸のある路面で草刈機をフロート状態にして草刈り作業を行う倣いアタッチメントに交換するときに、弁本体にフロート用電磁式開閉弁、及び低圧リリーフ弁をアドオンできるようにする。
【解決手段】標準仕様のソリ付き草刈機から凹凸のある路面で草刈機をフロート状態にして草刈り作業を行う倣いアタッチメントに交換するときに、リフトシリンダ10の下げ回路11に方向切換弁3をバイパスせしめる電磁式開閉弁12と、電磁式開閉弁12とタンク17との間に配設される低圧リリーフ弁13を装着可能とする予備ポート12b,13aとを有する弁本体20を備えた構成としたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両の前方に配設される草刈機と、草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ油圧ポンプから吐出する圧油を供給する方向切換弁と、草刈機のリフトシリンダを駆動する油圧回路を調圧する高圧リリーフ弁とを備えた草刈機の操作弁構造において、標準仕様のソリ付き草刈機(40)から凹凸のある路面で草刈機をフロート状態にして草刈り作業を行う倣いアタッチメント(50)に交換するときに、リフトシリンダ(10)の下げ回路(11)に前記方向切換弁(3) をバイパスせしめる電磁式開閉弁(12)と、この電磁式開閉弁(12)とタンク(17)との間に配設される低圧リリーフ弁(13)を装着可能とする予備ポート(12b,13a) とを有する弁本体(20)を備えたことを特徴とする草刈機の操作弁構造。 【請求項2】 請求項1記載の草刈機の操作弁構造において、前記操作弁構造は、前記リフトシリンダ(10)のボトム室とタンク(17)との間の管路(7a)に草刈機を保持する保持用のリリーフ弁(15)を装着する予備ポートを備えたことを特徴とする草刈機の操作弁構造。 【請求項3】 前記倣いアタッチメント(50)に交換するときに、前記電磁式開閉弁(12)に開信号を出力するフロート選択スイッチ(12a) を備えたことを特徴とする請求項1記載の草刈機の操作弁構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前方に雑草等を刈り取るためのカッタ刃からなる草刈機に係り、特に、草刈り作業用の倣いアタッチメントをフロート状態にて使用するときに用いる開閉弁、および低圧リリーフ弁を装着可能とする草刈機の操作弁構造に関する。 【0002】 【従来の技術】河川敷等の雑草を刈り取るために車両の前方にはオペレータの操作により昇降自在とする草刈り用のカッタ刃を用いた草刈機を備えている。標準仕様の草刈機はカッタケースの底部にソリを取着している。従来から草刈機以外のブルドーザ等の建設機械においては、後進時に路面を均す作業として作業機(ブレード等)をフロート(浮き)させて用いられている。この場合の操作弁は中立位置、上げ位置、下げ位置に加えて、浮き位置の4ポジションからなる構成にしてある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、草刈機のソリは、平坦な路面では草刈り作業に支障がないが、凹凸のある路面ではソリが路面に食い込むので、その都度草刈機を昇降させて草刈り作業をする必要があり作業性が悪い。また、標準仕様の草刈機ではフロートさせて用いることが少ないので、標準の操作弁にフロート用の操作弁等を装着しておくことはコスト高となる。即ち、標準仕様の草刈機(ソリ付き)では作業できない凹凸のある路面で使用する倣いアタッチメントに交換するときに、フロート用のバルブ等を装着できるようにしておくことが効率的である。 【0004】本発明は、上記問題点に着目し、標準仕様のソリ付き草刈機から凹凸のある路面で草刈機をフロート状態にして草刈り作業を行う倣いアタッチメントに交換するときに、操作弁にフロート用電磁式開閉弁、及び低圧リリーフ弁をアドオンできるようにした操作弁構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段および作用効果】上記の目的を達成するために、本発明に係る草刈機の操作弁構造の第1発明は、車両の前方に配設される草刈機と、草刈機を昇降せしめるリフトシリンダへ油圧ポンプから吐出する圧油を供給する方向切換弁と、草刈機のリフトシリンダを駆動する油圧回路を調圧する高圧リリーフ弁とを備えた草刈機の操作弁構造において、標準仕様のソリ付き草刈機から凹凸のある路面で草刈機をフロート状態にして草刈り作業を行う倣いアタッチメントに交換するときに、リフトシリンダの下げ回路に前記方向切換弁をバイパスせしめる電磁式開閉弁と、この電磁式開閉弁とタンクとの間に配設される低圧リリーフ弁を装着可能とする予備ポートとを有する弁本体を備えた構成としたものである。上記構成によれば、標準仕様のソリ付き草刈機から倣いアタッチメントに交換したときに、操作弁には予め電磁式開閉弁および低圧リリーフ弁を装着可能とする予備ポートを設けてあるので、作業現場で簡単にフロート仕様の操作弁に改造することができる。この予備ポートは標準仕様のソリ付き草刈機の場合は、メクラプラグ等により塞がれている。したがって、操作弁にフロート用電磁式開閉弁、及び低圧リリーフ弁をアドオンできるようにした操作弁構造により製作コストが低減することができる。 【0006】第2発明は、第1発明の構成において、前記操作弁構造は、前記リフトシリンダのボトム室とタンクとの間の管路に草刈機を保持する保持用のリリーフ弁を装着する予備ポートを備えた構成としたものである。上記構成によれば、草刈機を保持するための保持用のリリーフ弁を備える予備ポートを有する操作弁にしておくことにより、小型から大型の草刈機の仕様に適宜対応することができるので、操作弁の製作が効率的である。 【0007】第3発明は、第1発明の構成において、前記倣いアタッチメントに交換するときに、前記電磁式開閉弁に開信号を出力するフロート選択スイッチを備えた構成としたものである。上記構成によれば、草刈機の運転席近傍にフロート選択スイッチを備えておいて、倣いアタッチメントに交換したときは同スイッチをONすることにより前記電磁式開閉弁に開信号を出力するようにして操作性を向上するようにしてある。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に本発明に係る草刈機の操作弁構造について、図1乃至図8により説明する。先ず、第1実施例の草刈機の操作弁構造について、図6,図7を参照して説明する。図6は、標準仕様の草刈機の側面図を示し、図7は標準仕様の草刈機に代えて草刈り用の倣いアタッチメントを装着状態を示している。同一符号を付したものは同一機能を有する。図6に示す標準仕様の草刈り作業車両30は、車体31の前方に草刈機40を配設している。草刈機40のカッタ刃を備えたカッタケース41は、図1に示すリフトシリンダ10により昇降自在となっている。このカッタケース41の底部にソリ42が取着してある。図6に示すように、草刈機30は前進走行しながら図示しないカッタ刃を回転駆動して草茎等の雑草を刈り取る作業を行うようになっている。図7に示すように、車体31の前方に倣いアタッチメント50を配設している。この倣いアタッチメント50は、カッタ刃を備えたカッタケース51を備えている。このカッタケース51は図1に示すリフトシリンダ10により昇降自在となっている。このカッタケース51の左右側面に支持フレーム52a,52bが固着してある。この支持フレーム52a,52bのそれぞれの先端部に車輪53a,53bが回転自在に取着してある。 【0009】図1に示す本発明の油圧回路は、電磁式開閉弁12、低圧リリーフ弁13、及び保持用リリーフ弁15が装着した状態を示しているが、本発明で説明する標準仕様の草刈機の場合は、電磁式開閉弁12、低圧リリーフ弁13は取外した状態にある。スローリターン弁8については装着した状態を本発明の標準状態の油圧回路を示している。また、保持用リリーフ弁15については、小型から大型の草刈り作業車両の仕様に応じて適宜装着されるようになっている。油圧ポンプ1は管路1aを介して方向切換弁3と接続している。管路1aには、油圧回路を調圧する高圧リリーフ弁2が装着されている。方向切換弁3は管路4を介してリフトシリンダ10のヘッド室aと接続している。同弁3は管路5を介して逆止弁6と接続している。この逆止弁6は管路4から分岐する導管4aと接続しており、管路4に発生する制御圧により逆止弁6が開状態となるようになっている。逆止弁6は管路7を介してスローリターン弁8と接続している。同弁8は逆止弁8a、絞り8bからなっている。この管路7はスローリターン弁8を介してリフトシリンダ10のボトム室bと接続している。これにより、油圧ポンプ1から吐出される圧油は方向切換弁3を通って管路4に流入するときはリフトシリンダ10のヘッド室aに流入する。リフトシリンダ10のボトム室bからの戻り油はスローリターン弁8の絞り8bを介して方向切換弁3からタンク17にドレーンするようになっているので、草刈機40,50の下げ速度が調整されるようになっている。 【0010】標準仕様の草刈機から倣いアタッチメントに交換したときは、以下のように油圧回路が構成される。前記スローリターン弁8の下流側の管路7に管路11が接続される。この管路11は電磁式開閉弁12と接続している。この電磁式開閉弁12は連通位置aと遮断位置bの2位置切換えとなっている。同弁12はフロート選択スイッチ12aから信号を受けて連通位置aに切換わる。電磁式開閉弁12は低圧リリーフ弁13を介して管路14からタンク17に接続している。 【0011】次に、図1を参照して図2,図2のZ視図の図3に示す本発明の操作弁構造について説明する。尚、操作弁とは方向切換弁、リリーフ弁、スローリターン弁等を全て組込まれた状態を言う。図2,図3に示す操作弁20(弁本体20と言う。)には、電磁式開閉弁12と、低圧リリーフ弁13をアドオンできるようにしてある。図2のA−A断面図の図4に示すように、低圧リリーフ弁13を装着可能とする予備ポート13aが設けてある。2aは高圧リリーフ弁2の装着ポートであり、15aは保持用リリーフ弁15の装着ポートである。標準仕様の草刈機を使用するときは前記予備ポート13aの孔部13bに図示しないメクラプラグにて塞ぐようになっている。倣いアタッチメントに交換するときはメクラプラグを取外して低圧リリーフ弁13を装着するようになっている。図2のB−B断面図の図5に示すように、電磁式開閉弁12を装着可能とする予備ポート12bが設けてある。この予備ポート12bに図示しないメクラプラグにて塞ぐようになっている。倣いアタッチメントに交換するときはメクラプラグを取外して電磁式開閉弁12を装着するようになっている。 【0012】次に、図1の作動について説明する。前記電磁式開閉弁12および低圧リリーフ弁13を装着し、フロート選択スイッチ12aをON作動することにより、電磁式開閉弁12が連通位置aに切換わる。これにより、リフトシリンダ10のボトム室bは、管路11を介して電磁式開閉弁12が連通する。したがって、高圧リリーフ弁2が作動する前に、低圧リリーフ弁13が作動するようになるので、前記倣いアタッチメント50をフロート状態にすることができるので凹凸のある路面でも容易に草刈り作業が可能となる。以上1説明の通り、本発明に係る草刈機の操作弁構造によれば、標準仕様のソリ付き草刈機から凹凸のある路面で草刈機をフロート状態にして草刈り作業を行う倣いアタッチメントに交換するときに、リフトシリンダの下げ回路に前記方向切換弁をバイパスせしめる電磁式開閉弁と、この電磁式開閉弁とタンクとの間に配設される低圧リリーフ弁とを装着可能とする予備ポートとを有する弁本体を備えたので、作業現場で簡単にフロート仕様の操作弁に改造することができる。この予備ポートは標準仕様のソリ付き草刈機の場合は、メクラプラグ等により塞がれている。したがって、操作弁にフロート用電磁式開閉弁、及び低圧リリーフ弁をアドオンできるようにした操作弁構造により製作コストが低減することができる。 【0013】また、前記操作弁構造は、前記リフトシリンダ10のボトム室bとタンク17との間の管路7aに草刈機を保持する保持用のリリーフ弁15を備える予備ポートを有する操作弁にしておくことにより、小型から大型の草刈機の仕様に適宜対応することができるので、操作弁の製作が効率的である。 【0014】そして、前記倣いアタッチメントに交換するときに、前記電磁式開閉弁に開信号を出力するフロート選択スイッチを草刈機の運転席近傍に備えておいて、倣いアタッチメントに交換したときは同スイッチをONすることにより前記電磁式開閉弁に開信号を出力するようにして操作性を向上するようにしてある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000184632 【氏名又は名称】小松ゼノア株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月20日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】松澤 統
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| 【公開番号】 |
特開平11−225531 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月24日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−54145 |
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