| 【発明の名称】 |
連動偏心回転堀取機 |
| 【発明者】 |
【氏名】谷口 洋一郎
|
| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】(イ) 土中の収穫物を乗せる形状と大きさをした底部と(ロ) 両立する側面に各々2か所以上の軸穴又は軸が作られ(ハ) その軸穴又は軸に対遇する駆動部分がそれぞれに支点となるように構成されていて共通に連動し偏心運動する構造の農林業用堀取収穫機 |
【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】この考案は、自己搭載動力や農用凡用トラクター等を動力源として、農林業作物の根部などを土より分離しまた浮上させ、後の作業を軽減させる為の作用機に関するものである。 【従来の技術】従来より、回転動力を用いての土中の収穫物浮上にはフオーク等を回す回転指かん形やエキセンクランクを用いた振動形、又は棒状な物のと弾性体との組合せにより梯子様にしたエンドレスに動かすコンベアー形、それに横格子胴形なとが用いられいて、それぞれ機能の充実を図る為に多段とする型式もみられています。 【考案が解決しようとする課題】樹木の苗などを作業する場合には(ア) 根を痛めずに土の塊を容易に砕き篩い落とすと言う相反する課題が有ります。土壌は強固に絡み合った根と土などで磐を形成することが多く、収穫作業の全自動化を図るためには、先に述べた従来の技術より更に作用距離が短くて能率的な機構が要求されている。 (イ) 後に続く作業を容易にするためには茎葉部分と根の混じることが少く、根の長いものや転倒したもの等が各部分に絡み付きや巻き込みが発生し難い機構で、更に自己清掃能力を兼ねている機械の出現が特に要求されている。 (ウ) 本体の超低速走行の場合、作業層と不作業層とを分離する刃物の滑り抵抗が増すので切れが鈍くなり、土の押し付溜まりが発生し収穫物を土中に埋める事が多々有るので、強制的な送り機能を持っていて自己飲み込み能力が必要になり且つ、次に続く整列選別積載など後続器機への安定供給のためには、器機後部にて少々の溜置きができると都合良い。以上のような相反する課題の多い作業を従来の方式では次の理由に於て満足する解答をえる事が難しい(a) 指かん回転(フオーク)型引っ掻け投擲方式のため根の損傷が多く、茎葉と根との混同が多発する。 (b) 振動型上下振動のみで土の破壊及び篩い分離性能には優れているが後方送り機能が無いので、微速走行の時に転倒と土の押溜まりが出来やすい。 (c) エレベーター(コンベーア)型と格子胴型後方送り浮き上げ能力には優れているが塊としての移動が多く、篩い分離がされにくく、又転倒などによる混同や巻き込みが発生しやすい。その上格子胴型は一度落下した土砂の巻き上げを起こす事が常で有る。つまり、土壌と強固に絡み合った根などで構成する帯状の塊を形成することの多い作業層を、いかに短い距離で強力に破壊し浮上させながら、主目的の収穫物と土砂等との分離作用に優れ、更に絡み付きや巻き込みに対して自己清掃能力をもちながら、強制的送り機能を持ち少々の溜置きもできることで、次に考えねばならぬ整列選別積載などの後続機器への供給を安定させるには、機構をどのように改善したら良いかが課題となっている。 【課題を解決する手段】この考案に係わる掘り取り機械は、そのような課題を解決する手段として次のようにした。自己搭載動力又は汎用農用トラクター回転動力を、偏心輪やクランクなどの作用にて2組以上の偏心運動と変換しながら、その偏心出力軸の偏心量と方向を連動同調させることにより軸間に填め合う物体は、互いの軸または軸穴に自由運動を制限されて、どの部分に於ても出力軸の偏心量と同じ円を描くことになる、この作用を利用し目的である収穫物の作業に適する形状をした受動部分を設け、その側面に先に述べた偏心出力軸を接続させて、進行方向に対し下より持ち上げる前進上昇の円運動をするように設定することにより課題の解決が可能となる。この機械構成のうち回転動力を偏心運動に換えて偏心出力軸までを連動発振部(1)とし、また軸に填め合い目的である収穫物の作業層を乗せられる形状をさせた部分は受動作業部(2)とし、箕と類以した型を例として以後説明する。連動発振部(1)は偏心輪又はクランクより成る偏心出力軸(3)は2本以上設け、軸間と偏心量はそれぞれに同一となりその投影側面図でも重複する構造とする。偏心出力軸(3)に填め合う各受動軸穴(4)は受動作業部(2)に両立する側壁面(5)に設定され、この各軸または軸穴は運動作業で運動作業部(2)の重み、その底(6)で作業にかかわる力を受けもちながら、互いに運動作用の支点となる。受動作業部の底(6)は目的である収穫物と土壌で構成される作業層を乗せられる形状と大きさをし、さらに分解された土壌が適当に落下出来る隙間(7)も設けたものとする、さらに適当な登坂角を付けるとなお良く、円運動の下死点の近くに爪(8)を設けると隙間(7)の自己清掃をする。回転は進行方向に対し下より持ち上げる前進上昇と設定する。 【作用】本案は、以上のような構成であるから汎用トラクターなどの動力が連動発振部(1)にての発生する偏心運動が偏心出力軸(3)より受動作業部(2)の受動軸穴(4)に伝わり、目的である収穫物と土壌で構成される作業層を乗せた受動作業部の底(6)も運動を開始することになるり、その働きは側面より点で見ると垂直円の運動をするその効果は運転進行により受動作業部の底(6)は螺旋を描き、その作業効果は次に述べるようになる。 先端部のはたらき自己飲み込み能力と強力な破壊力が必要であるが、この機構によると進行方向に対し持ち上げるように回転を設定しているので、進行方向に対し垂直な当たり面では掻き上げ作用と同時に押付けが働き強力な破壊力を生む事になる。また、先端上面に移行には後方送り機能が働く事になるので詰まりが少なく、回転でないので絡み付きなどが発生しにくい。 中央部のはたらき強力な破壊の後には分離機能と後方送りの働きを要するが、水平の働きは送り機能を生じさせるので、薄く引き伸ばす働きが有り隙間(7)より土の落下が促進される、垂直のストロークは上下振動として土塊の破壊を繰り返す、また後方送り時と戻り時の落差の違いを利用して下死点近くに爪(8)を設け自己清掃作用を働かせる事ができた。さらに、遍心量に制限され移動距離が短く繰り返す方式であるので、茎葉の有るものでは転倒することが少なくて済む。また、エレベータ式などのように受動作業部の底(6)の下に戻り部分が無いので土などの落下空間が広く取れ、篩作業を妨害することが無い。 後部のはたらき後方に更に整列選別積載器機を接続する場合には回転部分が無いので各部分との間で巻き込みや絡み付きなどが生じにくいことと、一時的に溜め置く事もできそれらへの供給の調整もできる。 【実施例1】第1図は実施例1を示している。トラクターなどを源とする動力をクランクのピンにて遍心運動に変える運動発振部(1)と、変換された運動を受け目的である堀取作業をする受動作業部(2)よりなる。この例は運動発振部(1)は遍心軸出力軸(3)が片側3本づつ、左右対象の組にし受動作業部(2)の受動軸穴(4)に填め合い(2)に外接させてある。受動作業部(2)の側面壁(5)に受動軸穴(4)が設けられている。遍心軸出力軸(3)と受動軸穴(4)において動力の伝達がされるため同位置となり複数の(3・4)は適当な間隔を持たせ、厳格な正三角に設置し、一辺はおおむね水平に設け両側の関係は側面投影図では重複する構造となつている。遍心軸出力軸(3)の遍心量は複数にても同一で回転方向も同じく同調させてあり、回転は前進上昇に設定する。受動作業部(2)の底(6)は作業時に苗木や農作物などと、土壌が乗ることになるので対応する強さをもたせ、また分離された土砂が篩い落ちるように格子隙間(7)を設けさらに後方に傾斜上昇させてある。円運動下死点近くに爪(8)を設け自己清掃作業を目的とする。この機械を運転するとトラクターなどの原動力は遍心軸出力軸(3)にて運動を開始することになる、複数の軸及び軸穴(3・4)にて両側側面壁(5)を動かし収穫物を乗せた受動作業部(2)の底(6)に設けられた格子形隙間(7)より土砂は広い空間へと篩い落ちながら収穫物は後方に送くる作業をする。格子(7)が爪(8)に近ずいたとき自ら清掃作業をする。 【実施例2】第2図は実施例2を示している。実施例1とおおむね同じであるが、実施例1の連動発振部(1)の遍心軸及び軸穴(3・4)が2組でが受動作業部(2)に内接する場合である。 【実施例3】第3図は実施例3を示している。実施例2の受動作業部(2)の底(6)を2分割し片側のみ左右逆とし外側に取り付け作物の身長が高い場合や全面栽培や条間に問題有る場合に適する。 【実施例4】第4図は実施例4を示している。実施例1とおおむね同じであるが、実施例1の遍心軸出力軸(3)が機械伝導でタイミング調整し油圧駆動で補助しているもの。遍心軸出力軸(3)の製作調整に高い精度を求められるので油圧で精度補正し製作を容易にできまたトルクを補助する。 【考案の効果】高い位置で変換する遍心運動を土の中の円運動に変えることによつて、円運動の特性により単一機構で、破壊・浮上・自己飲み込みそして分解作業・強制的送り機能を生み出させることが出来、更に回転でないので絡み付きが少なく茎葉の転倒率が低く、また溜置・自己清掃などの機能をもたせることも出来る。以上のことにより根と茎葉が混同せず短い距離で土篩いができて、課題である整列選別積載などの後続機器への収穫物の供給を安定させ機器開発を促進でき、そのことにより労務の軽減と能率の向上をはかれる。樹木の苗を掘り上げることにて説明したが、広く農作物にも使用できる。 【符号の説明】 (1)連動発振部 (2)受動作業部(3)遍心出力軸 (4)受動軸穴(5)側面壁 (6)底(7)格子隙間 (8)爪(9)油圧モータ |
| 【出願人】 |
【識別番号】598025821 【氏名又は名称】谷口 洋一郎
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月20日 |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開平11−196639 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−44177 |
|