| 【発明の名称】 |
草刈機 |
| 【発明者】 |
【氏名】黒見 晃志
【氏名】溝辺 高史
【氏名】稲田 真也
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| 【要約】 |
【課題】歩行型の走行機体の前部に路面用刈取装置を装備するとともに、この路面用刈取装置の横一側端に、法面用刈取装置を上下揺動可能に連設してなる草刈機を、作業性の優れたものにする。
【解決手段】法面用刈取装置3を、路面用刈取装置2に隣接する第一刈取部3Aと、該第一刈取部3Aに対して前後方向に揺動変位可能な第二刈取部3Bとから構成するとともに、最も後方に揺動させた第二刈取部3Bが第一刈取部3Aの後方に位置するよう構成し、第一刈取部3Aにおける草刈り作用部位での刈刃回転方向を、法面下部から機体側に向かうように設定するとともに、第二刈取部3Bのハウジング遊端側における草刈り作用部位での刈刃回転方向も、法面下部から機体側に向かうように設定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 歩行型の走行機体の前部に、走行路面に生えた草類を刈り取る路面用刈取装置を装備するとともに、この路面用刈取装置の横一側端に、前記走行路面の一端側に連なる傾斜面に生えた草類を刈り取る法面用刈取装置を上下揺動可能に連設してなる草刈機であって、前記法面用刈取装置を、前記路面用刈取り装置に隣接する第一刈取部と、該第一刈取部に対して前後方向に揺動変位可能な第二刈取部とから構成するとともに、第二刈取部を最も後方に揺動させた状態では、第二刈取部が第一刈取部の後方に位置するよう構成し、かつ、第一刈取部における草刈り作用部位での刈刃回転方向を、法面下部から機体側に向かうように設定するとともに、第二刈取部のハウジング遊端側における草刈り作用部位での刈刃回転方向も、法面下部から機体側に向かうように設定してあることを特徴とする草刈機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ミッションケースの前方に刈取装置を配備し、前記ミッションケースの下端に装備した駆動軸に後輪を装着するとともに、前記刈取装置の前方に前輪を配備してある歩行型草刈機に関する。 【0002】 【従来の技術】上記のような歩行型草刈機は、刈取装置の前方には前輪を、また、刈取装置の後方には後輪を配備していることによって、刈取装置の荷重を地面に預けた安定姿勢で走行させることができるようになっている。ところで従来、上記のような歩行型草刈機においては、前輪を、刈取装置の対地高さを調節するゲージ輪として機能する遊転輪に構成していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば、歩行型草刈機を走行させる農道などの走行路が灌漑用の水路などによって分断されている場合には、先ず、前輪と後輪のうちの先行する一方の車輪を持ち上げて他方の車輪のみで走行させ、先行する一方の車輪が水路などの向こう側の走行路に到達するのに伴って、その一方の車輪を接地させるとともに他方の車輪を持ち上げて、先行する一方の車輪のみで走行させるようにすることによって、歩行型草刈機を走行路を分断している水路などを渡らせるのであるが、上記の従来技術においては、前輪が単なる遊転輪であって駆動されないものであることから、この前輪のみで走行させる際に推進力を得るためには、駆動輪である後輪を持ち上げながら機体を押し出す(前進時)あるいは引っ張る(後進時)といった動作が必要になるのでかなりの労力を要するようになっていた。しかも、走行路に雑草などが生い茂っている状況や走行路の起伏が激しい状況において遊転輪である前輪のみで走行させる場合には、それらの抵抗を受けて機体を満足に押し出すことや引っ張ることができなくなって、歩行型草刈機を走行路を分断している水路などを渡らせることがかなり困難になる不都合が生じるようになっていた。 【0004】そこで、上記の不都合を回避するために後輪と同様に前輪を駆動輪に構成することが考えられるのであるが、例えば、後輪駆動用の伝動系とは別系統となるようにエンジンの出力軸もしくはミッションケースの入力部から前輪の支軸に亘る前輪駆動用の伝動系を設けて前輪を駆動輪に構成する場合には、前輪駆動用の伝動系に、後輪駆動用の伝動系に装備される後輪用の減速機構と同じもしくは略同じ減速比で減速して前輪を後輪に同期させる前輪用の減速機構を装備する必要が生じることから、機体の大型化や構造の複雑化などの新たな不都合を招くようになる。これに対し、後輪駆動用の伝動系における最終伝動軸である後輪が装着される駆動軸から前輪の支軸に亘る前輪駆動用の伝動系を設けて前輪を駆動輪に構成する場合には、後輪駆動用の伝動系に装備される後輪用の減速機構を前輪用の減速機構に兼用できることから、機体の大型化や構造の複雑化などの不都合を招くことなく前輪を駆動輪に構成することができるのであるが、後輪用の駆動軸はミッションケースの下部に装備されたものであることから、その駆動軸から前輪の支軸に亘る前輪駆動用の伝動系は、かなりの低位で地面に略沿う状態に配設され、機体の傾斜や地面の凹凸などによって地面などに容易に接触するようになるので、前輪駆動用の伝動系が破損する不都合を招き易くなる。 【0005】本発明の目的は、農道などの走行路を分断する水路などを容易に越えて渡ることのできる歩行型草刈機を、機体の大型化や構造の複雑化、あるいは、前輪駆動用の伝動系が破損し易くなる不都合を回避しながら構成できるようにすることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、ミッションケースの前方に刈取装置を配備し、前記ミッションケースの下部に装備した駆動軸に後輪を装着するとともに、前記刈取装置の前方に前輪を配備してある歩行型草刈機において、前記ミッションケースの上部側に入力部と走行用の減速機構を配備し、前記ミッションケースにおける前記減速機構と前記駆動軸との間に前輪駆動用の動力取出軸を配設した。 【0007】上記請求項1記載の発明によると、ミッションケースの上部側に配備された走行用の減速機構とミッションケースの下部に装備した駆動軸との間に前輪駆動用の動力取出軸を配設していることから、この動力取出軸から前輪の支軸に亘る前輪駆動用の伝動系を設けることによって、減速機構における減速後の動力を前輪にも伝達することができるので、後輪に加えて前輪をも駆動輪に構成することができるようになる。これによって、例えば、歩行型草刈機を農道などの走行路を分断する灌漑用の水路などを越えて渡らせる場合に、前後いずれか一方の車輪を持ち上げて他方の車輪のみで走行させるようにしても、他方の車輪の駆動力によって機体を走行させるための推進力を充分に得ることができるようになる。つまり、前輪が単なる遊転輪である場合には、前輪のみで走行させる際に推進力を得るためには、後輪を持ち上げながら機体を押し出す(前進時)あるいは引っ張る(後進時)といった動作が必要になってかなりの労力を要するようになるが、上記請求項1記載の発明においては、前輪のみで走行させたとしても、前輪も後輪と同様に駆動輪に構成していることから、機体を走行させるための推進力を充分に得ることができるのであり、これによって、機体を押し出すあるいは引っ張るといった推進力を得るための動作を行う必要がなくなるので、前輪のみで走行させる際の労力をかなり軽減できるようになる。また、一方の車輪のみで走行させる際の走行路の状態が、雑草などが生い茂っている状態や起伏の激しい状態であったとしても、前輪および後輪を駆動輪に構成していることによって、容易に生い茂った雑草などや走行路の起伏に抗して機体を走行させることができるようになる。要するに、前後いずれか一方の車輪でも機体を走行させるための推進力を充分に得ることができるので、歩行型草刈機を、一方の車輪を持ち上げるだけの労力で、農道などの走行路を分断する水路などを容易に越えて渡らせることができるようになる。 【0008】また、上記の構成によると、減速機構における減速後の動力を前輪と後輪とに伝達することができる、言い換えると、ミッションケースの上部側に配備した走行用の減速機構を前輪用と後輪用の減速機構に兼用できることから、例えば、後輪駆動用の伝動系とは別構成のエンジンの出力軸もしくはミッションケースの入力部から前輪の支軸に亘る前輪駆動用の伝動系を設けて前輪を駆動輪に構成する場合のように、前輪用の減速機構と後輪用の減速機構とを個別に装備する必要がない。つまり、機体の大型化や構造の複雑化などの不都合を招くことなく、後輪に加えて前輪をも駆動輪に構成することができるようになる。 【0009】しかも、前輪駆動用の動力取出軸は、後輪用の駆動軸よりも上位に配設されることから、例えば、後輪駆動用の伝動系における最終伝動軸であるミッションケース下部の駆動軸から前輪の支軸に亘る前輪駆動用の伝動系を設けて前輪を駆動輪に構成する場合に比較して、前輪駆動用の伝動系における入力側(ミッションケース側)を高位に位置させることができて、前輪駆動用の伝動系が機体の傾斜や地面の凹凸などによって地面などに接触することを抑制できるようになる。つまり、前輪駆動用の伝動系が地面などとの接触によって破損する不都合を招き難くすることができるようになる。 【0010】従って、農道などの走行路を分断する水路などを容易に越えて渡ることのできる歩行型草刈機を、機体の大型化や構造の複雑化、あるいは、前輪駆動用の伝動系が破損し易くなるなどの不都合を回避しながら構成できるようになった。 【0011】本発明のうちの請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、前記減速機構の最終伝動軸と前記駆動軸とをチェーンで連動連結し、該チェーンの巻き掛け経路中に前記動力取出軸に連結されるスプロケットを噛合させた。 【0012】上記請求項2記載の発明によると、減速機構の最終伝動軸と駆動軸とをチェーンで連動連結していることから、チェーンを長くする程度の改良で減速機構の最終伝動軸と駆動軸との離間距離を大きくすることができ、前輪駆動用の伝動系における入力側が連結される動力取出軸をより高位に配設することができるので、より効果的に、前輪駆動用の伝動系が機体の傾斜や地面の凹凸などによって地面などに接触することを抑制できるようになる。 【0013】ちなみに、減速機構の最終伝動軸と駆動軸とをギヤで連動連結する場合において、減速機構の最終伝動軸と駆動軸との離間距離を大きくするには、最終伝動軸と駆動軸との間に介装されるギヤを増設する必要が生じるとともに、それら増設ギヤを支持するための構造を新たに設ける必要が生じることから、最終伝動軸と駆動軸との離間距離を大きくするほど、部品点数が増加して構造が複雑化する不都合を招くようになる。 【0014】従って、伝動構造の簡素化を図りながらも、地面などとの接触によって前輪駆動用の伝動系が破損する不都合をより効果的に回避できるようになった。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0016】図1には歩行型草刈機の全体側面が、また、図2には二面刈り用の歩行型草刈機の全体平面がそれぞれ示されており、この草刈機は、歩行型に構成された走行機体1の前部に、走行路面に生えた草類を刈り取る路面用刈取装置2を連結するとともに、路面用刈取装置2の左側端に、走行路面の一側端に連なる傾斜面に生えた草類を刈り取る法面用刈取装置3を連結することによって二面刈り用に構成されている。 【0017】図1および図2に示すように、走行機体1は、側面視略L字状の機体フレーム4、機体フレーム4に載置されたエンジン5、機体フレーム4の後方に立設配備されたミッションケース6、エンジン5の出力軸5aからミッションケース6の上部側に配備された入力部としての入力軸6aに亘って架設されたベルト式伝動機構7、ミッションケース6の左横側下部に配備された後輪8、および、機体フレーム4から後方に向けて延設された操縦ハンドル9などによって構成されている。尚、路面用刈取装置2の前方に前輪10が配備されており、路面用刈取装置2の荷重を地面に預けた安定姿勢で走行させることができるようになっている。また、法面用刈取装置3の前方には補助輪11が配備されており、法面用刈取装置3の荷重をも地面に預けた安定姿勢で走行させることができるようになっている。操縦ハンドル9は、機体フレーム4の後部上端に左右向きの連結支点P1周りに揺動自在に連結されており、上下方向への揺動操作によって、延出端の高さ位置を作業者の身長に応じた高さ位置に変更できて、作業性の向上を図ることができるとともに、前方への揺動操作により前倒し姿勢に変更することによって、機体の全長を使用時の略半分程度に短くすることができて、輸送および収納の面において有利にできるようになっている。また、操縦ハンドル9は、ノブ付きボルト12の締め付けによって機体フレーム4に固定できるよう構成されており、その高さ調節操作および姿勢変更操作を工具を用いることなく簡便に行えるようになっている。 【0018】図1〜9に示すように、路面用刈取装置2は、機体フレーム4の前部から前方に向けて水平姿勢で延設されたハウジング13と、このハウジング13内において縦向きの駆動軸芯P2周りに回転自在に装備された一枚の回転ブレード14などによって構成されている。ハウジング13は、機体フレーム4の前部に固定された板金製の天板13Aと、この天板13Aに右壁部と後壁部とを形成する状態に連結されたゴム板13Bによって構成されている。法面用刈取装置3は、路面用刈取装置2の左側端に前後軸芯P3周りに上下揺動自在に連結されたハウジング15と、このハウジング15内において駆動軸芯P4周りに回転自在に装備された一枚の回転ブレード16とからなる第一刈取部3A、および、第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周りに前後揺動自在に連結されたハウジング17と、このハウジング17内において並設された駆動軸芯P5,P6周りに回転自在に装備された二枚の回転ブレード18,19とからなる第二刈取部3Bなどによって構成されている。第一刈取部3Aのハウジング15は、板金製の天板15Aによって構成されている。第二刈取部3Bのハウジング17は、板金製の天板17Aと、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの左側方に位置させた状態において左壁部と後壁部とを形成するように天板17Aに連結されたゴム板17Bによって構成されている。つまり、法面用刈取装置3は、路面用刈取装置2の左側端に前後軸芯P3周りに上下揺動自在に連結されており、この上下揺動によって、その姿勢を、法面用刈取装置3が刈り取り作業を行う作業面に沿った姿勢に変更できるようになっている。また、法面用刈取装置3は、第一刈取部3Aに対して第二刈取部3Bが駆動軸芯P4周りに前後揺動自在となるように構成されており、第二刈取部3Bの前後揺動操作によって、その刈り幅を、法面用刈取装置3が刈り取り作業を行う作業面の長さに応じた長さに変更できるようになっている。 【0019】尚、第二刈取部3Bの前後揺動範囲は、第一刈取部3Aと機体の左右方向に沿って一直線上に並ぶ状態となる第一刈取部3Aの直左側方位置から、第一刈取部3Aと機体の前後方向に沿って一直線上に並ぶ状態となる第一刈取部3Aの直後方位置に亘る範囲に設定されており、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの直左側方に位置させることによって法面用刈取装置3の刈り幅を最大にすることができるとともに、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの直後方に位置させることによって法面用刈取装置3の刈り幅を最小にすることができるようになっている。法面用刈取装置3の最大刈り幅長さは、第一刈取部3Aの刈り幅長さに第二刈取部3Bの最大刈り幅長さを加えた長さである。また、法面用刈取装置3の最小刈り幅長さは、第一刈取部3Aの刈り幅長さのみの長さである。 【0020】図3〜7に示すように、路面用刈取装置2の回転ブレード14と法面用刈取装置3の各回転ブレード16,18,19は、隣接するもの同士が互いの刈り取り領域(回転軌跡)の一部が重なり合う状態となるよう近接配備されるとともに、隣接するもの同士の接触を回避できる回転位相でそれぞれが回転するよう設定されている。また、上述のように法面用刈取装置3の刈り幅を変更する際には、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの回転ブレード16の駆動軸芯P4周りに前後揺動させることから、法面用刈取装置3の刈り幅変更にかかわらず、各回転ブレード14,16,18,19の距離を一定に維持できるようになっている。つまり、刈り取り作業時には、法面用刈取装置3の刈り幅変更にかかわらず、路面用刈取装置2と法面用刈取装置3との間、法面用刈取装置3における第一刈取部3Aと第二刈取部3Bとの間、および、第二刈取部3Bの回転ブレード18,19間において刈り残しが発生する、ならびに、各回転ブレード14,16,18,19のうちの隣接するもの同士が接触するなどの不都合が生じることを回避できるよう構成されている。 【0021】図1〜9に示すように、路面用刈取装置2と法面用刈取装置3の第一刈取部3Aは、それぞれに装備された回転ブレード14,16の駆動軸14a,16a同士が第一伝動機構20によって連動連結されている。第一伝動機構20は、路面用刈取装置2の駆動軸14aに伝動可能に連結されたベベルギヤ式の第一ギヤ伝動部20A、第一刈取部3Aの駆動軸16aに伝動可能に連結されたベベルギヤ式の第二ギヤ伝動部20B、伸縮自在に構成された軸伝動部20C、および、それらの各ギヤ伝動部20A,20Bを軸伝動部20Cに伝動可能に連結する自在継手20Dによって屈曲自在かつ伸縮自在に構成されており、前後軸芯P3周りでの路面用刈取装置2に対する法面用刈取装置3の上下揺動を許容するようになっている。第一伝動機構20における法面用刈取装置3側の端部には、法面用刈取装置3の第二刈取部3Bに装備された各回転ブレード18,19の駆動軸18a,19a同士を連動連結する第二伝動機構21が伝動可能に連結されている。第二伝動機構21は、第一伝動機構20の第二ギヤ伝動部20Bに伝動可能に連結されるベベルギヤ式の第一ギヤ伝動部21A、第一刈取部3Aに隣接する側の回転ブレード18の駆動軸18aに伝動可能に連結されるベベルギヤ式の第二ギヤ伝動部21B、第一刈取部3Aから離間する側の回転ブレード19の駆動軸19aに伝動可能に連結されるベベルギヤ式の第三ギヤ伝動部21C、および、それらの各ギヤ伝動部21A,21B,21Cを伝動可能に連結する軸伝動部21Dによって、第二刈取部3Bとの駆動軸芯P4周りでの一体前後揺動が可能となるよう構成されている。第一伝動機構20の第一ギヤ伝動部20Aには入力軸20aが装備されており、この入力軸20aとエンジン5の出力軸5aとに亘ってベルトテンション式の刈取クラッチ22が架設されている。 【0022】つまり、路面用刈取装置2は、刈取クラッチ22および第一伝動機構20を介して伝達されるエンジン5からの動力によって、回転ブレード14が駆動されるようになっている。また、法面用刈取装置3は、前後軸芯P3周りでの上下揺動による姿勢変更、および、駆動軸芯P4周りでの第二刈取部3Bの前後揺動による刈り幅変更にかかわらず、刈取クラッチ22、第一伝動機構20、および、第二伝動機構21を介して伝達されるエンジン5からの動力によって、それぞれの回転ブレード16,18,19が駆動されるようになっている。 【0023】図1〜5、図17および図18に示すように、法面用刈取装置3は、操縦ハンドル9における左側のハンドル杆9Aに前後揺動操作可能に立設された第一操作レバー23に、第一伝動機構20の第一ギヤ伝動部20Aに左右揺動自在に支持された操作アーム24、第一操作レバー23から操作アーム24に亘るレリーズワイヤ25、および、操作アーム24から第一刈取部3Aのハウジング15に固着された第一伝動機構20の第二ギヤ伝動部20Bに亘る操作ロッド26などを介して連係されている。第一操作レバー23は、左側のハンドル杆9Aに装着されたガイド板27との係合によって所望の操作位置に保持できるようになっている。つまり、第一操作レバー23の法面用刈取装置3の自重に抗した後方側への揺動操作によって、法面用刈取装置3を前後軸芯P3周りに上昇揺動させることができるとともに、第一操作レバー23の前方側への揺動操作によって、法面用刈取装置3をその自重で前後軸芯P3周りに下降揺動させることができるようになっている。また、第一操作レバー23を所望の操作位置においてガイド板27に係合させることによって、法面用刈取装置3を前後軸芯P3周りでの所望姿勢で保持できるようになっている。尚、路面用刈取装置2のハウジング13から操作アーム24に亘って、第一操作レバー23により法面用刈取装置3を上昇揺動させる際の操作力を軽減するアシスト用のガスシリンダ28が架設されており、このガスシリンダ28の作用によって第一操作レバー23による法面用刈取装置3の上昇揺動操作を軽い操作で行えるようになっている。 【0024】図1〜5および図19に示すように、法面用刈取装置3の第二刈取部3Bは、第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周りに第二刈取部3Bと一体前後揺動する第二伝動機構21が、操縦ハンドル9における右側のハンドル杆9Bに前後揺動操作可能に立設された第二操作レバー29にプッシュプルワイヤ30を介して連係されている。つまり、第二操作レバー29の前後揺動操作によって、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周りに前後揺動させることができ、もって、法面用刈取装置3の刈り幅を変更できるようになっている。第二操作レバー29には、第一伝動機構20の第二ギヤ伝動部20Bに固着された扇型の被係合板31に対する第二伝動機構21の軸伝動部21Dに揺動自在に支持された係合アーム32の係合を解除する操作杆33が内嵌されている。操作杆33と係合アーム32は、操作杆33の下端に枢支連結されるとともに第二操作レバー29に前後揺動自在に支持されたクランクアーム34と、クランクアーム34から係合アーム32に亘るレリーズワイヤ35によって連係されている。操作杆33は、第二操作レバー29からクランクアーム34に亘って架設された引っ張りバネ36によって第二操作レバー29の上部から突出するよう付勢されている。係合アーム32は、つる巻きバネ37によって被係合板31に係合するよう付勢されている。つまり、引っ張りバネ36とつる巻きバネ37に抗して操作杆33を押し込み操作することによって、被係合板31に対する係合アーム32の係合を解除できるようになっており、この状態において第二操作レバー29による第二刈取部3Bの前後揺動操作を行えるようになっている。また、操作杆33の押し込み操作を解除することによって、つる巻きバネ37の付勢により係合アーム32を被係合板31に係合させることができ、もって、第二刈取部3Bを駆動軸芯P4周りでの所望姿勢で保持できるようになっている。 【0025】図1および図17に示すように、刈取クラッチ22は、操縦ハンドル9における左側のハンドル杆9Aに上下揺動操作可能に装備された刈取クラッチレバー38とレリーズワイヤ39を介して連係されており、左側のハンドル杆9Aと刈取クラッチレバー38との共握りによる刈取クラッチレバー38の上方への揺動操作によって伝動状態に切り換えられるデッドマン方式に構成されている。 【0026】図2〜4、図6および図7に示すように、法面用刈取装置3における第一刈取部3Aの後端には、第一刈取部3Aにて刈り取られた刈り草などの後方への飛散を防止する後壁体40が配備されている。後壁体40は、後壁部を形成するゴム板40Aとゴム板40Aを支持する支持部材40Bによって構成されており、路面用刈取装置2のハウジング13に、路面用刈取装置2側の支点となるハウジング13の左後端部に設定された縦軸芯P7周りに前後揺動自在に、かつ、横軸芯P8周りに上下揺動自在に連結されるとともに、第二刈取部3Bにリンク41を介して連係されている。横軸芯P8は、法面用刈取装置3の第二刈取部3Bが第一刈取部3Aの直左側方位置に位置する状態では、前後軸芯P3の延長線上に位置するようになっている。つまり、後壁体40は、駆動軸芯P4周りでの第二刈取部3Bの前後揺動操作に連動して縦軸芯P7周りに前後揺動するとともに、前後軸芯P3周りでの法面用刈取装置3の上下揺動操作に連動して横軸芯P8周りに上下揺動するよう構成されており、これによって、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周りに前後揺動させる法面用刈取装置3の刈り幅変更、および、前後軸芯P3周りでの法面用刈取装置3の姿勢変更にかかわらず、第一刈取部3Aから後方への刈り草などの飛散を防止できるとともに、第一刈取部3Aの後端に配備されるものでありながらも、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周りに前後揺動させる法面用刈取装置3の刈り幅変更の際に障害になることが防止されている。 【0027】図3〜5に示すように、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周りで前後揺動させる法面用刈取装置3の刈り幅変更の際には、その操作に伴って第一刈取部3Aのハウジング15と第二刈取部3Bのハウジング17とが離間して隙間が形成される場合があることから、その隙間を埋めるためのカバー42が、第二刈取部3Bのハウジング17における第一刈取部3A側の端部から第一刈取部3Aに向けて延設されている。つまり、第二刈取部3Bのハウジング17における第一刈取部3A側の端部にカバー42を設けたことによって、刈り取り作業時に、法面用刈取装置3の刈り幅変更によって法面用刈取装置3のハウジング15,17間に形成される隙間から刈り草が飛散することを阻止できるようになっている。尚、第一刈取部3Aのハウジング15における第二刈取部3B側の上面部分には、第一刈取部3Aの上面からのカバー42の浮き上がりを阻止する押さえ板43が配備されており、この押さえ板43によって、第一刈取部3Aの上面とカバー42の間から刈り草が飛散することを阻止できるようになっている。 【0028】図7および図20に示すように、法面用刈取装置3は、第二刈取部3Bの遊端を最後方に位置させた最小刈り幅状態では、第二刈取部3Bの遊端が後輪8の後端近くに位置するように設定されており、後輪8の支軸8aを支点にして機体の前部側を大きく浮上させることができるようになっている。つまり、例えば、第二刈取部3Bの遊端を最後方に位置させて機体の左右幅を最小にした状態での走行中に段差部を乗り越えさせる必要が生じた場合、第二刈取部3Bの遊端が後輪8の後端より後方に位置するように設定したものにおいては、後輪8の車軸8aを支点にして機体の前部側を浮上させようとしても、第二刈取部3Bの遊端が路面に接触することによって機体の前部側を大きく浮上させることができないことから、段差部を容易に乗り越えさせることができなくなる不都合が生じるのであるが、上記の構成においては、第二刈取部3Bの遊端が後輪8の後端近くに位置するように設定していることから、図20に示すように、後輪8の支軸8aを支点にして機体の前部側を大きく浮上させることができて、段差部を容易に乗り越えさせることができるようになっている。 【0029】図6および図7に示すように、路面用刈取装置2は、回転ブレード14が平面視左周りに回転するよう構成されている。法面用刈取装置3は、第二刈取部3Bにおける第一刈取部3A側の回転ブレード18が平面視左周りに、また、他の回転ブレード16,19が平面視右周りに回転するよう構成されている。この構成によって、路面用刈取装置2の回転ブレード14と法面用刈取装置3における第一刈取部3Aの回転ブレード16にて刈り取った刈り草を、各回転ブレード14,16の作用により、それらの回転ブレード14,16間に案内できるとともに、それらの回転ブレード14,16間から後方に向けて円滑に排出でき、また、法面用刈取装置3における第二刈取部3Bの各回転ブレード18,19にて刈り取った刈り草を、各回転ブレード18,19の作用によって、それらの回転ブレード18,19間に案内できるとともに、それらの回転ブレード18,19間から後方に向けて円滑に排出できるようになっている。つまり、路面用刈取装置2の回転ブレード14を平面視右周りに回転するよう構成した場合に生じる、その回転ブレード14にて刈り取られた刈り草が路面用刈取装置2のハウジング13と回転ブレード14との間に堆積して刈り取りや走行に支障をきたすといった不都合や、法面用刈取装置3の第二刈取部3Bにおける遊端側の回転ブレード19を平面視左周りに回転するよう構成した場合に生じる、その回転ブレード19にて刈り取られた刈り草が、第二刈取部3Bのハウジング17と回転ブレード19との間に堆積して刈り取りや走行に支障をきたすといった不都合、さらには、各回転ブレード14,16,18,19が同方向に回転するよう構成した場合に生じる、それらの回転ブレード14,16,18,19にて刈り取られた刈り草が、それらの間から排出されずに堆積して刈り取りや走行に支障をきたすといった不都合などを回避できる、刈り取り性能および走行性能の面において優れたものとなっている。 【0030】図2、図6および図7に示すように、後輪8は、その支軸8aであるミッションケース6の下部から左外側方に向けて延設された駆動軸8aに装着された一対のゴムタイヤ8Aによって構成されており、ミッションケース6を介して伝達されるエンジン5からの動力によって駆動されるようになっている。図15および図16に示すように、ミッションケース6の上部側には、その入力軸6aに伝動可能に連結された走行用の減速機構Aが配備されている。減速機構Aには、エンジン5からの動力を高低二段に切り換え減速可能な変速部Aaと、エンジン5から後輪8への伝動を断続するクラッチ部Abとが装備されている。詳述すると、減速機構Aは、入力軸6aに相対回転自在に外嵌された第一高速ギヤ44と第一低速ギヤ45、第一高速ギヤ44に噛合する第二高速ギヤ46、第一低速ギヤ45に噛合する第二低速ギヤ47、第二高速ギヤ46と第二低速ギヤ47を一体回転自在に支持するよう入力軸6aの下方に配備された伝動軸48、伝動軸48に一体形成された第一中継ギヤ48aに噛合する状態で入力軸6aに相対回転自在に外嵌された第二中継ギヤ49、入力軸6aに相対回転自在かつ摺動移動自在に外嵌されるとともに摺動操作によって第二中継ギヤ49に一体形成された被噛合爪49aに噛合可能な噛合爪50aを有するシフトギヤ50、および、シフトギヤ50に噛合する状態で伝動軸48に相対回転自在に外嵌された最終ギヤ51などによって構成されており、それらのうち、第一高速ギヤ44、第一低速ギヤ45、第二高速ギヤ46、および、第二低速ギヤ47によって変速部Aaが構成されている。また、第二中継ギヤ49とシフトギヤ50によってクラッチ部Abが構成されている。減速機構Aの最終ギヤ51には出力スプロケット52が一体回転自在に装着されており、この出力スプロケット52から、後輪8駆動用の駆動軸8aに一体回転自在に装着された入力スプロケット53に亘ってチェーン54が巻き掛けられている。つまり、上記の構成から、後輪8は、エンジン5からの動力が断続切り換え可能かつ高低二段切り換え可能に伝達されるようになっている。 【0031】図1、図2および図15に示すように、変速部Aaの切り換え操作は、ミッションケース6の上部左側から後方に向けて延設された変速レバー55の左右方向への揺動操作により、入力軸6aに摺動移動自在に内嵌されたキー56a付きのシフト軸56を摺動させて、キー56aを第一高速ギヤ44または第一低速ギヤ45に択一的に係合させることによって行えるようになっている。また、図1および図16に示すように、クラッチ部Abの切り換え操作は、シフトギヤ50にシフトフォーク57とレリーズワイヤ58とを介して連係された状態で操縦ハンドル9における右側のハンドル杆9Bに上下揺動操作可能に装備された走行クラッチレバー59を、右側のハンドル杆9Bとの共握りによりシフトフォーク57を伝動切り方向に操作するバネ(図示せず)の付勢に抗して上方へ揺動操作することによって伝動状態に切り換えるデッドマン方式に構成されている。 【0032】図1〜4、図15および図16に示すように、前輪10は、ミッションケース6における減速機構Aと後輪8駆動用の駆動軸8aとの間に配設された動力取出軸6bに、動力取出軸6bから路面用刈取装置2におけるハウジング13の前部に配備された中継軸60に亘る第一チェーン式伝動機構61と、中継軸60から前輪10の支軸10aに亘る第二チェーン式伝動機構62とによって伝動可能に連結されている。動力取出軸6bには、減速機構Aにおける最終伝動軸となる伝動軸48に装着された出力スプロケット52から駆動軸8aに装着された入力スプロケット53に亘って巻き掛けられたチェーン54に、その巻き掛け経路中において噛合するスプロケット6cが一体回転可能に連結されている。つまり、前輪10は、ベルト式伝動機構7、ミッションケース6、第一チェーン式伝動機構61、および、第二チェーン式伝動機構62を介して伝達されるエンジン5からの動力によって駆動されるようになっている。また、前輪10駆動用の動力取出軸6bを後輪8駆動用の駆動軸8aよりも上位に配設していることによって、前輪10駆動用の伝動系が機体の傾斜や地面の凹凸などによって地面などに接触して破損することを抑制できるようになっている。 【0033】図1〜4および図12〜14に示すように、第二チェーン式伝動機構62は、路面用刈取装置2のハウジング13に立設された左右一対の支持ブラケット63に上下揺動自在に支持された状態で前方に向けて延設されており、その延出端に前輪10が装着されるようになっている。つまり、第二チェーン式伝動機構62の上下揺動操作によって、路面用刈取装置2に対する前輪10の高さ位置を変更でき、路面用刈取装置2による刈り高さを変更できるようになっている。また、第二チェーン式伝動機構62は、拡径部64aを備えたノブ付きボルト64の締め付けにより、左側の支持ブラケット63に複数(本実施形態においては図14に示すように五つ)の拡径部65aを有するように形成された長孔65のいずれかの拡径部65aに係合させることによって、所望の揺動姿勢に工具を用いることなく固定できるようになっており、これによって、路面用刈取装置2の刈り高さ変更操作を簡便に行えるようになっている。 【0034】図2〜4、図10および図11に示すように、補助輪11は、第一伝動機構20の第二ギヤ伝動部20Bから前方に向けて延設された支持アーム66、および、支持アーム66から上下揺動自在に延設された支持杆67を介して、法面用刈取装置3における第一刈取部3Aの前方に法面用刈取装置3に対する高さ位置の変更が可能となるように配設されている。つまり、補助輪11を第一刈取部3Aの前方に配設していることにより、法面用刈取装置3を最小刈り幅に設定した状態でも、補助輪11を法面用刈取装置3の刈り幅内に位置させることができるので、法面用刈取装置3を最小刈り幅に設定した状態で操向させる必要のある狭い作業地であっても、その作業地に入ることができるとともに、その作業地においても法面用刈取装置3の荷重を地面に預けた安定姿勢で操向できるようになっており、これによって、走行時の安定性ならびに作業性の向上を図れるようになっている。また、法面用刈取装置3に対する補助輪11の高さ位置を変更することによって、法面用刈取装置3による刈り高さを変更できるようになっている。支持杆67の後端には、複数(本実施形態においては図10に示すように五個)の連結孔68aが穿設された連結板68が装着されており、支持杆67は、その連結孔68aのいずれかに支持アーム66に装備された連結ピン66aを挿通することによって、所望の揺動姿勢に工具を用いることなく固定できるようになっている。そして、この構成によって、法面用刈取装置3の刈り高さ変更操作を簡便に行えるようになっている。 【0035】図3、図4および図8〜11に示すように、支持杆67は、その軸芯P9周りに回動自在に連結板68に支持されるとともに、その後部に固着された操作アーム67aが、路面用刈取装置2のハウジング13に立設された固定板69に前後軸芯P10周りに揺動自在に連結された揺動アーム70の遊端に枢支連結されている。この構成から、支持杆67に装着された補助輪11は、法面用刈取装置3の前後軸芯P3周りの上下揺動操作に連動して、支持杆67の軸芯P9周りに回動するようになっており、この回動によって、法面用刈取装置3に対する姿勢を変更して略垂直姿勢に維持されるようになっている。つまり、補助輪11は、法面用刈取装置3の傾斜角にかかわらず略垂直姿勢に維持されることによって法面用刈取装置3の荷重を受け易くなり、これによって、補助輪11にかかる荷重によって得られる傾斜面に対する食い込み力が大きくなることから、傾斜面における横滑りが生じ難くなっている。尚、図8および図9に示すように、路面用刈取装置2の固定板69に対する揺動アーム70の連結位置を変更できるように構成されており、この連結位置の変更によって補助輪11の姿勢を変更できるようになっている。 【0036】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態を列記する。 ■ 歩行型草刈機に装備される刈取装置2,3の構成としては種々の変更が可能なものである。例えば、路面用刈取装置2のみを装備するよう構成してもよく、また、上下一対の刃体同士の相対的な横往復摺動によって刈り取りを行うよう構成してもよい。 ■ 減速機構Aとしては、変速部Aaやクラッチ部Abを装備しない構成のものであってもよい。 ■ 減速機構Aの最終伝動軸48、駆動軸8a、および、動力取出軸6bをギヤあるいはベルトにて連動連結するよう構成してもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【識別番号】000104858 【氏名又は名称】クボタ精機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)1月13日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−187743 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月13日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−297048 |
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