| 【発明の名称】 |
歩行型コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】香本 信美
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| 【要約】 |
【課題】足場の悪い圃場での作業であっても所期のコンバイン作業を良好に行えるようにする。
【解決手段】自走機体の前部に、植立穀稈を刈り取る刈取部を連結し、前記自走機体に刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部5を搭載し、自走機体の後部に歩行作業者用の操縦部8を配設し、前記操縦部8の後方に位置する作用位置とその作用位置から左右に変位して操縦部8の後方部での歩行を許容する格納位置とに変更操作自在な補助座席17を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自走機体の前部に、植立穀稈を刈り取る刈取部を連結し、前記自走機体に刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部を搭載し、自走機体の後部に歩行作業者用の操縦部を配設してある歩行型コンバインであって、前記操縦部の後方に位置する作用位置とその作用位置から左右に変位して操縦部の後方部での歩行を許容する格納位置とに変更操作自在な補助座席を設けてある歩行型コンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自走機体の前部に、植立穀稈を刈り取る刈取部を連結し、前記自走機体に刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部を搭載し、自走機体の後部に歩行作業者用の操縦部を配設してある歩行型コンバインに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の歩行型コンバインは、操縦部の後方部を作業者が歩行して操縦部を操作することでコンバイン作業や路上走行を行うものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技術によるときは、足場の良い圃場や路上では、歩行を安定して良好に行え、その結果、操縦部の操作も良好、確実、正確に行えるものの、湿田など足場の悪い圃場では、歩行自体が困難なものとなって操縦部の操作に専念することが難しくなるおそれがあった。 【0004】本発明の目的は、足場の悪い圃場での作業であっても所期のコンバイン作業を良好に行えるようにする点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0006】〔特徴〕自走機体の前部に、植立穀稈を刈り取る刈取部を連結し、前記自走機体に刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部を搭載し、自走機体の後部に歩行作業者用の操縦部を配設してある歩行型コンバインであって、前記操縦部の後方に位置する作用位置とその作用位置から左右に変位して操縦部の後方部での歩行を許容する格納位置とに変更操作自在な補助座席を設けてある点にある。 【0007】〔作用〕本第1発明によるときは、補助座席を作用位置に変更操作することにより、操縦者がその補助座席に着座して操縦部を操作することができるから、湿田作業など歩行条件が悪い場合には、補助座席を作用位置に変更操作してその補助座席に着座した状態で操縦部を操作することにより、操縦者が歩行する必要がない。 【0008】しかも、補助座席を格納位置に変更操作することにより、操縦部の後方部、つまり、作業者が歩行する箇所から補助座席を退避させて歩行を許容することで歩行しながらの操縦部の操作を行えるから、足場が良いなど歩行条件の良い場合には、補助座席を格納位置に変更操作することにより、所期の歩行しながらの良好なコンバイン作業や路上走行を行うことができる。 【0009】〔効果〕従って、本第1発明によれば、歩行条件の良い場合には、所期の歩行しての良好なコンバイン作業や路上走行を行えながらも、歩行条件の悪い場合には、歩行による操縦性の悪化を防止して良好な作業を行えるようになった。 【0010】 【発明の実施の形態】歩行型コンバインは、図1,図2,図3に示すように、左右一対のクローラ式の走行装置1を備えた自走機体2の前部に刈取部3を昇降操作自在に連結し、前記自走機体2に刈取部3からの刈取穀稈をフィードチェーン4により後方に移送しながら脱穀処理する脱穀部5を搭載し、自走機体2の後部に、脱穀部5から移送筒6を介して送られてくる脱穀穀物を袋詰めする穀物回収部7と歩行作業者用の操縦部8とを、穀物回収部7がフィードチェーン4側に位置する配置状態で左右に並べて配設して構成されている。 【0011】前記刈取部3は、左右方向に間隔を隔てて並置して走行に伴い植立穀稈を分草する複数の分草具9と、左右方向に間隔を隔てて並置して分草された植立穀稈を引き起こす複数の引起し装置10と、引き起こされた植立穀稈の株元部を切断すうバリカン型の切断装置11と、切断された刈取穀稈を前記フィードチェーン4の搬送始端部に搬送する搬送装置12とを備えている。 【0012】前記穀物回収部7は、回収袋13の上部左右両端を挿通して移送筒6から吐出される脱穀穀物を受け入れるように回収袋13を吊り支持する左右一対の袋支持棒14と、吊り支持された回収袋13の下端を載置支持する載置台15とを備えている。 【0013】前記脱穀部5の後方には、フィードチェーン4を介して脱穀部5から後方に排出されてくる横倒し姿勢の脱穀済み穀稈、つまり、排ワラを排ワラ稈身方向で複数に細断処理するシリンダカッター16が配置されている。 【0014】そして、歩行型コンバインは、図4の(イ)(ロ)に詳しく示すように、操縦部8の後方に位置して操縦者を着座させる作用位置とその作用位置から穀物回収部7側に変位して操縦部8の後方部での操縦者の歩行を許す格納位置とに変更操作自在な補助座席17を有し、作用位置に位置する補助座席17に着座した操縦者が足を載せるためのステップ18を有する。前記補助座席17及びステップ18は自走機体2に取り付けられており、図5の(イ)(ロ)に示すように、補助座席17の取付け手段は、自走機体2に上下向き軸芯P1周りに左右揺動自在なアーム19を取り付け、このアーム19の先端に補助座席17を上下向き軸芯P2周りに回転自在に取り付ける手段である。つまり、補助座席17はアーム19の左右揺動により位置変更するようになっており、また、補助座席17を各位置で固定する手段は、アーム19に第1孔19aと第2孔19bとを形成し、自走機体2の固定部2Aに固定孔2aを形成し、第1孔19aを固定孔2aに合致させた状態でそれら両者間にわたってピン20を挿通させることにより補助座席17を作用位置に固定し、第2孔19bを固定孔2aに合致させた状態でそれら両者間にわたってピン20を挿通させることにより補助座席17を格納位置に固定する手段である。なお、第1孔19aは、作用位置でのアーム19の設定範囲での揺動、つまり、補助座席17の設定範囲での移動を許容する長孔に形成されており、この設定範囲での補助座席17の移動により、着座者が着座したまま左右位置を変更できて前方見通しの視野を変更できるのである。また、補助座席17の設定範囲での左右位置変更は自在に行えても良いが、左右位置変更を許す状態で摩擦保持しておいても良い。 【0015】この構成によるときは、図4の(ロ)に示すように、補助座席17を格納位置に位置させることにより、補助座席17が穀物回収部7に近づくから、穀物回収部7での袋詰め時には、補助座席17を格納位置に位置させることにより、その袋詰め作業を着座して行うこともできる。 【0016】〔別実施形態〕上記実施の形態では、揺動により補助座席17を左右に位置変更させるようにしたが、スライドにより補助座席17を左右に位置変更するようにしても良い。 【0017】図面では、補助座席17として背もたれ付きのものを示してあるが、補助座席17は背もたれを持たないものであっても良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−168942 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−338535 |
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