| 【発明の名称】 |
集草部を有する芝刈機 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 茂生
【氏名】広瀬 美和
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| 【要約】 |
【課題】容易かつ確実にコードを収納することができ、簡易な構成でありながら、グラスキャッチャー内の芝の蓄積量を外部から確認できる集草部を有する芝刈機の提供。
【解決手段】芝刈機本体2後部にはグラスキャッチャー3が接続されており、刈り取られた芝はグラスキャッチャー3内に蓄積される。グラスキャッチャー3上面には取っ手11が一体的に設けられている。取っ手11には取っ手空間11Sが形成されており、芝刈機を保管する場合、延長コード10を束ね取っ手11の取っ手空間11S内に矢印95方向または矢印96方向から挿入する。グラスキャッチャー3上面には透明窓部としての窓4が形成されており、この窓4を通じて蓄積された芝の量を外部から直接、確認できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】芝を刈り取り、刈り取った芝を放出する本体、本体から放出された芝を内部に蓄積する集草部、を備えており、集草部には、芝刈機用コードを収納するためのコード保持部が形成されている、ことを特徴とする集草部を有する芝刈機。 【請求項2】請求項1に係る集草部を有する芝刈機において、集草部は本体に対して着脱可能であり、集草部には、開口空間を有する取っ手部が形成されており、当該開口空間がコード保持部であり、開口空間に芝刈機用コードが挿入されることによって芝刈機用コードが収納される、ことを特徴とする集草部を有する芝刈機。 【請求項3】請求項1に係る集草部を有する芝刈機において、集草部は本体に対して着脱可能であり、集草部には、巻き付け用凸部を有する取っ手部が形成されており、当該巻き付け用凸部がコード保持部であり、巻き付け用凸部に芝刈機用コードが巻き付けられることによって芝刈機用コードが収納される、ことを特徴とする集草部を有する芝刈機。 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に係る集草部を有する芝刈機において、集草部には透明性を有する透明窓部が形成されており、透明窓部以外の集草部は透明性を有しておらず、集草部は剛性を有しており、透明窓部を通じて、集草部の内部に蓄積された芝の量を外部から確認できる、ことを特徴とする集草部を有する芝刈機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は集草部を有する芝刈機に関し、特に芝刈機用コードの収納機構に関するものである。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】芝刈機に用いられるコードは、芝刈の作業範囲を広くするため長いものが多い。そして、このコードは芝刈機と共に保管しておくと便利である。芝刈機の本体にはハンドルが設けられており、作業者はこのハンドルを持って芝刈機を走行させ芝刈作業を行う。通常、コードはこのハンドルに巻き付けられ芝刈機と共に保管される。 【0003】ところが、ハンドルは、芝刈機を収納する際、収納スペースを削減するため、一般に折りたたみ式になっている。ハンドルにコードを巻き付けた場合、ハンドルの折たたみの障害となる。このため、容易にコードを収納することができないという問題があった。 【0004】また、芝刈機には刈り取った芝を蓄積しておくためのグラスキャッチャーが設けられている。このグラスキャッチャーは芝刈機本体に対して着脱可能である。グラスキャッチャー内に芝がたまった場合、グラスキャッチャーを本体から取り外してたまった芝を捨てるようになっている。 【0005】ここで、グラスキャッチャー内にたまった芝の蓄積量を外部から確認できれば便利である。このため、従来の芝刈機においては、グラスキャッチャーを透明のビニール袋で構成したものがある。しかし、ビニール袋は洗浄しにくく、しかも耐久性が悪く作業中に破れてしまうことがある。 【0006】また、グラスキャッチャー全体を透明樹脂で形成した芝刈機では、芝刈機の外観を損う。このため、グラスキャッチャーを上下で半割部材で構成し、上部のみを透明とすることも考えられるが、製造コストが高くなるという問題が生じる。 【0007】そこで本発明は、容易かつ確実にコードを収納することができ、簡易な構成でありながら、グラスキャッチャー内の芝の蓄積量を外部から確認できる集草部を有する芝刈機の提供を目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明に係る集草部を有する芝刈機においては、集草部には、芝刈機用コードを収納するためのコード保持部が形成されている。すなわち、芝刈機用コードは、本体側に保持されるものではないため、本体機構との関係で収納した芝刈機用コードが障害となることはない。したがって、容易かつ確実に芝刈機用コードを収納することができる。 【0009】本発明に係る集草部を有する芝刈機においては、取っ手部に形成された開口空間がコード保持部であり、開口空間に芝刈機用コードが挿入されることによって芝刈機用コードが収納される。このように、取っ手部を利用して芝刈機用コードを保持することができ、構成を簡素化することができる。また、開口空間に芝刈機用コードが挿入されるため、より確実に芝刈機用コードを保持して収納することができる。 【0010】本発明に係る集草部を有する芝刈機においては、取っ手部に形成された巻き付け用凸部がコード保持部であり、巻き付け用凸部に芝刈機用コードが巻き付けられることによって芝刈機用コードが収納される。このように、取っ手部を利用して芝刈機用コードを保持することができ、構成を簡素化することができる。また、巻き付け用凸部に芝刈機用コードが巻き付けられるため、より確実に芝刈機用コードを保持して収納することができる。 【0011】本発明に係る集草部を有する芝刈機においては、集草部に形成された透明窓部を通じて、集草部の内部に蓄積された芝の量を外部から確認できる。このため、簡易な構成でありながら、集草部内の芝の蓄積量を外部から確実に確認できる。また、透明窓部以外の集草部は透明性を有していないため、芝刈機の外観を損うことはない。さらに、集草部は剛性を有しているため、耐久性に優れている。 【0012】 【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明に係る集草部を有する芝刈機の第1の実施形態を図1、図2および図3に示す。図1は本実施形態における芝刈機の平面図であり、図2は図1に示す芝刈機のグラスキャッチャー3の詳細を示す側面図である。また、図3は図1に示すグラスキャッチャー3内に刈り取った芝が集積される状態を示す平面図である。 【0013】本体である芝刈機本体2には刈刃としてのリール刃、固定刃や、リール刃を回転させるモータ等を内蔵しており、底面に車輪が設けられている。リール刃、固定刃は芝刈機本体2底面に位置しており、回転するリール刃と固定刃との摺り合わせによって芝を刈り取る。 【0014】芝刈機本体2には本体コード9が設けられており、この本体コード9を通じてモータ駆動のための電力が供給される。本体コード9には芝刈機用コードである延長コード10が接続される。本体コード9に延長コード10が接続されることによって、広範囲に渡って芝刈作業を行うことが可能となる。 【0015】また、芝刈機本体2にはハンドル5が取り付けられている。芝刈作業の際には、作業者はこのハンドル5を持って芝刈機を走行させる。なお、ハンドル5は芝刈機を保管する場合、折りたたむことができるようになっている。 【0016】芝刈機本体2後部には集草部としてのグラスキャッチャー3が接続されている。芝刈機本体2後部は開口されており、この芝刈機本体2後部に対向して位置するグラスキャッチャー3の前部も開口されている。そして、刈り取られた芝は、開口された芝刈機本体2後部、グラスキャッチャー3前部を通じて、図3に示すように芝刈機本体2から矢印92方向に放出されグラスキャッチャー3内に蓄積される。なお、グラスキャッチャー3は芝刈機本体2に対して着脱可能であり、蓄積された芝が除去される。 【0017】グラスキャッチャー3上面には取っ手部である取っ手11が一体的に設けられている。作業者はこの取っ手11を持って芝刈機本体2に対してグラスキャッチャー3を着脱する。取っ手11には図2に示すようにコード保持部または開口空間である取っ手空間11Sが形成されている。 【0018】芝刈機を保管する場合、延長コード10をたとえば図1に示すように束ね、取っ手11の取っ手空間11S内に矢印95方向または矢印96方向から挿入する。挿入された延長コード10は取っ手空間11S内に収納された状態で保持され、延長コード10を芝刈機と共に保管することができる。 【0019】このように、取っ手11を利用して延長コード10を保持するため、芝刈機の構成を簡素化することができる。また、取っ手11の取っ手空間11Sに延長コード10が挿入されるため、より確実に延長コード10を保持して収納することができる。なお、延長コード10はハンドル5等、芝刈機本体2側に保持されるものではないため、ハンドル5を折りたたむことができ、芝刈機本体2の機構との関係で収納した延長コード10が障害となることはない。したがって、容易かつ確実に延長コード10を収納することができる。 【0020】なお、図1に示す例では延長コード10のみを束ねて取っ手空間11Sに挿入しているが、延長コード10と共に本体コード9も取っ手空間11Sに挿入してもよい。また、本体コード9のみを取っ手空間11Sに挿入することもできる。 【0021】図1、図3に示すように、グラスキャッチャー3上面には透明窓部としての窓4が形成されている。この窓4は透明樹脂で形成されており、この窓4を通じてグラスキャッチャー3内を目視することによって、グラスキャッチャー3に蓄積された芝の量を外部から直接、確認できる。このため、簡易な構成でありながら、グラスキャッチャー3内の芝の蓄積量を外部から確実に確認できる。 【0022】芝刈機本体2からは、上述のように図3の矢印92方向に向けて芝が放出される。したがって、グラスキャッチャー3内においては角部P1から矢印93方向に向って徐々に芝が蓄積されることになる。そして、図3の平面図において、窓4は角部P1から最も離れた角部P2近傍に設けられている。 【0023】すなわち、グラスキャッチャー3内全体に芝が蓄積される場合、芝が最後に蓄積される箇所に対応する位置またはその近傍に窓4が設けられている。このため、グラスキャッチャー3内全体に芝が蓄積されたことを正確に確認することができ、効率的にグラスキャッチャー3から芝を除去することができる。 【0024】また、本実施形態においては、グラスキャッチャー3は剛性を有する樹脂によって形成されている。このため、たとえばビニール袋等で構成されたグラスキャッチャーに比べて耐久性に優れている。さらに、本実施形態においては、窓4以外のグラスキャッチャー3は透明ではないため、外部から蓄積された芝が見えることはなく、芝刈機の外観を損うことはない。また、本実施形態におけるグラスキャッチャー3は、たとえば上下を半割部材で構成し、上部のみを透明とするものではないため、製造コストを低く抑えることができる。 【0025】[第2の実施形態]図4は集草部であるグラスキャッチャー6の詳細を示す側面図である。このグラスキャッチャー6は上記第1の実施形態において示した芝刈機本体2に着脱可能に取り付けられる。第1の実施形態におけるグラスキャッチャー3と同様、このグラスキャッチャー6も前部が開口しており、芝刈機本体2から放出される芝が蓄積される。 【0026】グラスキャッチャー6上面には取っ手部である取っ手12が一体的に設けられている。作業者はこの取っ手12を持って芝刈機本体2に対してグラスキャッチャー6を着脱する。取っ手12にはコード保持部または開口空間である取っ手空間12Sが形成されている。なお、この取っ手12の先端側はグラスキャッチャー6とは接続されておらず、開放部12aが形成されている。 【0027】芝刈機を保管する場合、延長コード10を束ねて開放部12aを通じて取っ手12の取っ手空間12S内に矢印91方向から挿入する。挿入された延長コード10は取っ手空間12S内に収納された状態で保持され、延長コード10を芝刈機と共に保管することができる。また、上記第1の実施形態と同様に、取っ手空間12Sに対して横方向(図1の矢印95方向または矢印96方向)から延長コード10を挿入してもよい。 【0028】このように、取っ手12を利用して延長コード10を保持するため、芝刈機の構成を簡素化することができる。また、取っ手12の取っ手空間12Sに延長コード10が挿入されるため、より確実に延長コード10を保持して収納することができる。さらに、本実施形態においては、束ねた延長コード10の中央部を、開放部12aを通じて取っ手12の取っ手空間12S内に矢印91方向から挿入するだけで延長コード10を収納することができる。このため、上記第1の実施形態に比べて容易に延長コード10を収納できる。 【0029】延長コード10は上記第1の実施形態で示したハンドル5等、芝刈機本体2側に保持されるものではないため、ハンドル5を折りたたむことができ、芝刈機本体2の機構との関係で収納した延長コード10が障害となることはない。したがって、容易かつ確実に延長コード10を収納することができる。 【0030】本実施形態では延長コード10のみを束ねて取っ手空間11Sに挿入する例を掲げたが、延長コード10と共に上記第1の実施形態で示した本体コード9も取っ手空間12Sに挿入してもよい。また、本体コード9のみを取っ手空間12Sに挿入することもできる。なお、本実施形態におけるその他の構成については、上記第1の実施形態と同様である。 【0031】[第3の実施形態]次に、本発明に係る集草部を有する芝刈機の第3の実施形態を図5および図6に基づいて説明する。図5は本実施形態における芝刈機の平面図であり、図6は芝刈機の側面図である。芝刈機本体2には集草部であるグラスキャッチャー7が着脱可能に接続されている。第1の実施形態におけるグラスキャッチャー3と同様、このグラスキャッチャー7も前部が開口しており、芝刈機本体2から放出される芝が蓄積される。 【0032】グラスキャッチャー7上面には取っ手部である取っ手13が一体的に設けられている。作業者はこの取っ手13を持って芝刈機本体2に対してグラスキャッチャー7を着脱する。取っ手13にはコード保持部または巻き付け用凸部である取っ手凸部14、15が形成されている。図6に示すように、この取っ手凸部14、15は各々外側に向けて巻き付け凹部14H、15Hが形成されている。 【0033】芝刈機を保管する場合、取っ手13の14、15に延長コード10を巻き付ける。この際、延長コード10を巻き付け凹部14H、15Hに収めるようにして巻き付けるため、確実に延長コード10の巻き付けを行うことができる。巻き付けられた延長コード10は取っ手13に保持され、延長コード10を芝刈機と共に保管することができる。 【0034】なお、取っ手13には取っ手空間13Sが形成されている。この取っ手空間13Sを開口空間として、上記第1の実施形態と同様に束ねた延長コード10を横方向から挿入して、延長コード10を収納することもできる。 【0035】このように、取っ手13を利用して延長コード10を保持するため、芝刈機の構成を簡素化することができる。また、取っ手凸部14、15に延長コード10が巻き付けられるため、より確実に延長コード10を保持して収納することができる。 【0036】延長コード10は上記第1の実施形態で示したハンドル5等、芝刈機本体2側に保持されるものではない。このため、図6に示すようにハンドル5を折りたたみ軸5Jを中心に折りたたむことができ、芝刈機本体2の機構との関係で収納した延長コード10が障害となることはない。したがって、容易かつ確実に延長コード10を収納することができる。 【0037】本実施形態では延長コード10のみを取っ手凸部14、15に巻き付ける例を掲げたが、延長コード10と共に上記第1の実施形態で示した本体コード9も巻き付けてもよい。また、本体コード9のみを取っ手凸部14、15に巻き付けることもできる。なお、本実施形態におけるその他の構成については、上記第1の実施形態と同様である。 【0038】[その他の実施形態]本発明に係る集草部を有する芝刈機は、上記実施形態において例示したものに限定されない。上記実施形態においては、集草部としてグラスキャッチャー3、6、7を例示したが、本体から放出された芝を内部に蓄積できるものであれば、他の形状、構造を備えたものであってもよい。 【0039】また、コード保持部として、取っ手部である取っ手11、12、13を例示した。しかし、コード保持部と取っ手部とを兼用せず、取っ手部とは異なる部材としてコード保持部を設けることもできる。 【0040】また、コード保持部は芝刈機用コードを収納できるものであれば、たとえば束ねた芝刈機用コード全体を収納できる凹部を有するボックス部のようなものでもよく、また束ねた芝刈機用コードを引っ掛けて保持するような鈎部であってもよい。さらに、取っ手部として取っ手11、12、13を例示したが、他の形状、構造を備えたものを採用してもよい。また、また、上記実施形態では窓部として窓4を例示したが、集草部の内部に蓄積された芝の量を外部から確認できるものであれば、他の形状、構造を備えたものを採用してもよい。たとえば、窓部を透明樹脂で形成せず、打ち抜き部として開口させることもできる。さらに、集草部の内部に蓄積された芝の量に応じて動く蓄積メータを窓部として設け、このメータを介して芝の蓄積量を間接的に確認するようにしてもよい。 【0041】また、上記実施形態では、窓4は角部P2近傍に設けられているが、集草部上面の異なる位置に設けることもできる。なお、集草部の側面や背面等に窓部を設けてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006943 【氏名又は名称】リョービ株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 栄男 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−168940 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−342836 |
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