| 【発明の名称】 |
回転刃および固定刃を有する芝刈機 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 茂生
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| 【要約】 |
【課題】回転刃および固定刃の着脱作業を効率よく行なうことができ、さらに芝の刈り高さの微調整を円滑に行なうことができる回転刃および固定刃を有する芝刈機の提供。
【解決手段】固定刃11、リール部13を本体部8から取り外す場合、ボルト9(計4本)をゆるめて外し、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を取付軸3を中心に一体として矢印98方向に回動させ、これらを一体として取付軸3の軸方向にスライドさせる。取付軸3には細軸部が形成されており、軸方向にスライドさせることによって、ホルダー2を取付軸3の細軸部に位置させる。そして、矢印97方向に移動させ、ホルダー2に形成されている切欠きを通じてホルダー2を取付軸3から脱却させ、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を一体として取り外す。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】本体に設けられており、回転刃軸を中心に回転する回転刃、本体に設けられている固定刃、を備えた回転刃および固定刃を有する芝刈機において、回転刃軸および固定刃を接続する接続部であって、本体に対して着脱可能な着脱部が形成されている接続部、を備えており、接続部に形成されている着脱部を本体から脱却させることによって、回転刃および固定刃を一体として本体から取り外すことができ、接続部に形成されている着脱部を本体に装着することによって、回転刃および固定刃を一体として本体に取り付けることができる、ことを特徴とする回転刃および固定刃を有する芝刈機。 【請求項2】請求項1に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機において、本体に設けられた着脱用軸であって、大径部および小径部を備えており、小径部における断面の直径は、大径部における断面の直径よりも小さい着脱用軸、を備えており、接続部に形成されている前記着脱部には、着脱用軸の大径部が貫通可能な穴部、および当該穴部に連通している開口部が形成されており、着脱部に形成されている開口部の開口径は、着脱用軸の大径部の前記直径よりも小さく、かつ着脱用軸の小径部の前記直径よりも大きく、着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の大径部を位置させることによって、着脱部が着脱用軸から脱却不能な状態で着脱部を本体に装着して、回転刃および固定刃を一体として本体に取り付け、着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の小径部を位置させることによって、当該穴部に連通している開口部を通じて着脱用軸から着脱部を外して着脱部を本体から脱却させて、回転刃および固定刃を一体として本体から取り外す、ことを特徴とする回転刃および固定刃を有する芝刈機。 【請求項3】請求項1または請求項2に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機において、本体に回転可能に設けられた第1軸であって、外周に第1ネジ部が形成された第1軸、本体に回転可能に設けられた第2軸であって、外周に第2ネジ部が形成された第2軸、第2軸の回転に応じて、本体に対する位置が変化する車輪、を備えており、第1軸の第1ネジ部と、第2軸の第2ネジ部とは噛合しており、第1軸を回転させることによって第2軸は回転し、当該第2軸の回転に応じて本体に対する車輪の位置を調整することができる、ことを特徴とする回転刃および固定刃を有する芝刈機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は回転刃および固定刃を有する芝刈機に関し、特に回転刃および固定刃の着脱に関するものである。 【0002】 【従来の技術】[第1の従来技術]回転刃および固定刃を有する芝刈機の第1の従来技術として、特開平8−187021号公報に開示されている芝刈機を掲げる。この第1の従来技術に係る芝刈機を図8、図9に示す。図8はこの芝刈機の側面断面図であり、図9は図8の部分拡大図である。 【0003】リール部13はリール部軸13Jを中心に回転し、このリール部13にはリール部軸13Jに対して螺旋状に複数の回転刃12が設けられている。本体8内にはモータ19が設けられており、このモータ19の駆動を受けてリール部13は回転する。 【0004】リール部13を回転させた状態で作業者はハンドル6を持ち、芝刈機を芝上で矢印90方向に走行させる。本体8には走行用の前輪21、後輪22が設けられている。本体8内には、回転刃12の回転軌道上に近接する位置に、固定刃11が設けられており、回転刃12と固定刃11との摺り合わせによって芝を刈り取る。 【0005】ここで、回転刃12の研磨や交換のために、リール部13を本体8から取り外す場合がある。第1の従来技術に係る芝刈機では、本体8の両側面において、上部ベアリングホルダー32と下部ベアリングホルダー31との間で、リール部軸13Jのベアリングが保持されている。上部ベアリングホルダー32は本体8に固定されており、この上部ベアリングホルダー32に対して下部ベアリングホルダー31は接続、分離できるようになっている。 【0006】下部ベアリングホルダー31には、接続ボルト34が螺入、貫通しており、この接続ボルト34を介して下部ベアリングホルダー31は固定刃11に一体的に取り付けられている。固定刃11は、回動軸33を中心に矢印98方向に回動可能になっている。そして、リール部13を本体8から取り外す場合、固定ボルト35をゆるめ、上部ベアリングホルダー32を固定刃11とともに矢印98方向に回動する。上部ベアリングホルダー32、固定刃11を矢印98方向に回動させた状態が図9である。この状態からリール部13を本体8から取り外す。 【0007】[第2の従来技術]次に、回転刃および固定刃を有する芝刈機の第2の従来技術として、特開平8−163914号公報に開示されている芝刈機を掲げる。この芝刈機の部分側面図を図10、図11に示す。 【0008】図10に示すように、芝刈機のフレーム46には軸37が設けられており、この軸37には取付アーム36が回動可能に取り付けられている。取付アーム36には固定刃11が固定されている。取付アーム36は調整ネジ41によってフレーム46に固定される。 【0009】リール部13のリール部軸13Jに設けられた軸受47は、受け台39と押え片38とに挟まれて支持されている。押え片38はビス40によって、フレーム46に固定される。 【0010】リール部13を取り外す場合、調整ネジ41をゆるめて外し、取付アーム36を軸37を中心に回動させるとともに、押え片38も取付アーム36と同時に開放する。こうして、リール部13を取り外す。 【0011】また、図11に示すように、この芝刈機の前輪42は前輪支持板43に取り付けられており、この前輪支持板43にはレバー44が設けられている。そして、このレバー44は、フレーム46に形成されたスリット45を通じて外側に突出している。レバー44をスリット45に沿って移動させることによって、フレーム46に対して前輪42が上下動し、芝の刈り高さを調整できるようになっている。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】芝刈機では刃の研磨や交換等のために、回転刃、固定刃を本体から取り外すことがある。通常、回転刃、固定刃の双方を外して研磨や交換作業を行なう。 【0013】上記第1の従来技術に係る芝刈機、および上記第2の従来技術に係る芝刈機のいずれも、リール部13を本体から外した後に、別途、固定刃11を本体から分解して取り外す必要がある。また、回転刃、固定刃を本体にセットする場合にも、それぞれ別個に取り付ける必要がある。 【0014】このため、回転刃、固定刃の着脱作業の効率が悪いという問題がある。さらに取り付け後、回転刃と固定刃との摺り合わせを調整しなければならず、なおさら作業効率が低下する。 【0015】また、サッチ(芝の枯れた根、茎、葉が芝生の中にたまったもの)を芝生から除去する場合、サッチング刃が用いられる。サッチング兼用タイプの芝刈機では、回転刃を取り外し、このサッチング刃を代りに取り付け、サッチング作業を行なう。サッチング刃を取り付ける場合、固定刃は不要であるため、回転刃と同時に固定刃も取り外す。 【0016】上記第1の従来技術に係る芝刈機、および上記第2の従来技術に係る芝刈機のいずれも、回転刃、固定刃を一体として取り外すことができないため、容易にサッチング刃に交換することができず、回転刃、固定刃の着脱作業の効率が悪い。 【0017】また、図11に示すように、第2の従来技術に係る芝刈機においては、レバー44を移動させることによって、前輪42を上下動させ、芝の刈り高さを調整することができる。しかし、レバー44はスリット45内の複数の所定の箇所で位置決めされるようになっており、芝の刈り高さを無段階に調整することができず、微調整を行なうことができない。 【0018】このため、ネジ軸とネジ穴を用いて芝の刈り高さを調整する芝刈機がある(図示せず)。このような芝刈機においては、前輪を支持するホルダーにネジ穴を形成し、このネジ穴に調整ノブと一体に設けられたネジ軸を螺入しておく。この機構によれば、調整ノブの回動に応じて前輪を支持するホルダーが上下動し、芝の刈り高さを微調整することができる。 【0019】しかし、このネジ軸とネジ穴を用いた芝の刈り高さ調整では、ネジ穴に芝や土が入り込み、ネジ溝とネジ山の噛み合いに巻き込まれて、ネジが円滑に回転できないことがある。 【0020】そこで本発明は、回転刃および固定刃の着脱作業を効率よく行なうことができ、さらに芝の刈り高さの微調整を円滑に行なうことができる回転刃および固定刃を有する芝刈機の提供を目的とする。 【0021】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機は、本体に設けられており、回転刃軸を中心に回転する回転刃、本体に設けられている回転刃の固定刃、を備えた回転刃および固定刃を有する芝刈機において、回転刃軸および固定刃を接続する接続部であって、本体に対して着脱可能な着脱部が形成されている接続部、を備えており、接続部に形成されている着脱部を本体から脱却させることによって、回転刃および固定刃を一体として本体から取り外すことができ、接続部に形成されている着脱部を本体に装着することによって、回転刃および固定刃を一体として本体に取り付けることができる、ことを特徴としている。 【0022】請求項2に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機は、請求項1に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機において、本体に設けられた着脱用軸であって、大径部および小径部を備えており、小径部における断面の直径は、大径部における断面の直径よりも小さい着脱用軸、を備えており、接続部に形成されている前記着脱部には、着脱用軸の大径部が貫通可能な穴部、および当該穴部に連通している開口部が形成されており、着脱部に形成されている開口部の開口径は、着脱用軸の大径部の前記直径よりも小さく、かつ着脱用軸の小径部の前記直径よりも大きく、着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の大径部を位置させることによって、着脱部が着脱用軸から脱却不能な状態で着脱部を本体に装着して、回転刃および固定刃を一体として本体に取り付け、着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の小径部を位置させることによって、当該穴部に連通している開口部を通じて着脱用軸から着脱部を外して着脱部を本体から脱却させて、回転刃および固定刃を一体として本体から取り外す、ことを特徴としている。 【0023】請求項3に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機は、請求項1または請求項2に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機において、本体に回転可能に設けられた第1軸であって、外周に第1ネジ部が形成された第1軸、本体に回転可能に設けられた第2軸であって、外周に第2ネジ部が形成された第2軸、第2軸の回転に応じて、本体に対する位置が変化する車輪、を備えており、第1軸の第1ネジ部と、第2軸の第2ネジ部とは噛合しており、第1軸を回転させることによって第2軸は回転し、当該第2軸の回転に応じて本体に対する車輪の位置を調整することができる、ことを特徴としている。 【0024】 【発明の効果】請求項1に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機においては、接続部に形成されている着脱部を本体から脱却させることによって、回転刃および固定刃を一体として本体から取り外すことができる。また、接続部に形成されている着脱部を本体に装着することによって、回転刃および固定刃を一体として本体に取り付けることができる。 【0025】このように、回転刃および固定刃が一体として着脱可能であり、回転刃および固定刃の着脱作業を効率よく行なうことができる。 【0026】請求項2に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機においては、着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の大径部を位置させることによって、着脱部が着脱用軸から脱却不能な状態で着脱部を本体に装着して、回転刃および固定刃を一体として本体に取り付ける。また、着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の小径部を位置させることによって、当該穴部に連通している開口部を通じて着脱用軸から着脱部を外して着脱部を本体から脱却させて、回転刃および固定刃を一体として本体から取り外す。 【0027】したがって、接続部に形成されている着脱部を移動させ、着脱用軸の大径部または小径部に位置させることによって、着脱部を本体に装着し、または着脱部を本体から脱却させることができる。このため、簡易な構成によって、容易かつ確実に回転刃および固定刃を一体として着脱することができ、回転刃および固定刃の着脱作業を効率よく行なうことができる。 【0028】請求項3に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機においては、第1軸の第1ネジ部と、第2軸の第2ネジ部とは噛合しており、第1軸を回転させることによって第2軸は回転し、当該第2軸の回転に応じて本体に対する車輪の位置を調整することができる。 【0029】このように、第1軸の第1ネジ部と、第2軸の第2ネジ部とが噛合しており、たとえばネジ軸とネジ穴の機構を用いるものではないため、ネジ穴に芝や土が入り込むことがない。したがって、芝の刈り高さの微調整を円滑に行なうことができる。 【0030】 【発明の実施の形態】本発明に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態における芝刈機の底面図であり、図2は芝刈機の側面図であって、図1に示すY1-Y1方向の一部断面図である。また、図3は図2に示すホルダー2近傍の拡大図であり、図4は図1に示す取付軸3、固定刃11等の拡大図である。 【0031】図5A、Bは固定刃11、リール部13を取り外す状態を示す側面図である。また、図6はサッチング部18を取り付けた状態の芝刈機の底面図であり、図7は芝刈機の側面図であって、図6に示すY2-Y2方向の一部断面図である。 【0032】図2に示すように、本体部(本体)8はモータ19、リール部13を内蔵している。リール部13は回転刃軸であるリール部軸13Jを中心に回転する。このリール部13には、螺旋状に複数の回転刃12が設けられている。モータ19の駆動はリール部13に伝達され、リール部13は回転駆動する。 【0033】リール部13を回転させた状態で作業者はハンドル6を持ち、芝刈機を芝上で矢印90方向に走行させる。本体部8には前輪21、後輪22が設けられている。本体部8内には、回転刃12の回転軌道上に近接する位置に、回転刃12の受刃である固定刃11が設けられており、回転刃12と固定刃11との摺り合わせによって芝を刈り取る。 【0034】なお、刈り取られた芝は、リール部13の回転風力によってグラスキャッチャー10に導かれる。このグラスキャッチャー10は本体部8に対して着脱可能であり、内部に集積された芝を排除できるようになっている。 【0035】固定刃11は回動プレート4にボルトによって固定されており(図1、図4参照)、回動プレート4の両端には着脱部であるホルダー2が設けられている。そして、このホルダー2は本体部8内に設けられている着脱用軸としての取付軸3に装着されて支持されており、回動プレート4は取付軸3を中心軸として回動可能である。図3に示すように、ホルダー2には穴部である支持穴2Hが形成されており、この支持穴2Hに連通して開口部としての切り欠き2Kが形成されている。 【0036】支持穴2Hの直径は、取付軸3の大径部である太軸部3a部分の直径L1よりもやや大きく、支持穴2Hに取付軸3の太軸部3aが貫通した状態で、ホルダー2、回動プレート4は取付軸3を中心軸として回動可能である。 【0037】また、ホルダー2の切り欠き2Kの切り欠き径L3は、取付軸3の太軸部3aの直径L1よりも小さい。したがって、ホルダー2の支持穴2Hに取付軸3の太軸部3aが貫通している状態では、ホルダー2は取付軸3から脱却不能である。なお、ホルダー2の切り欠き2Kの切り欠き径L3は、取付軸3の小径部である細軸部3bの直径L2よりも大きい。 【0038】図4に示すように、回動プレート4両側には接続片4Gが一体的に形成されており、この各接続片4Gを接続ボルト16が貫通している。そして、各接続片4Gを貫通した接続ボルト16は、それぞれベアリングホルダー7に螺入されている。ベアリングホルダー7は本体部8の両側面の内側に位置しており、リール部13のリール部軸13Jを軸支している。なお、本実施形態において、回転刃12と固定刃11とを接続するための回動プレート4、接続ボルト16、ベアリングホルダー7が接続部である。 【0039】なお、接続ボルト16を回動操作することによって、回転刃12と固定刃11との摺り合わせを調整することができる。接続ボルト16には、ベアリングホルダー7と接続片4Gとの間にスプリング15が取り付けられており、ベアリングホルダー7、接続ボルト16、固定刃11の間のがたつきを解消して摺り合わせの正確な調整が行なえるようになっている。 【0040】各ベアリングホルダー7には、2本のボルト9が貫通しており、このボルト9は本体部8側のボス14に螺入されている。ボルト9がボス14に螺入されて締め込まれていることによって、リール部13、固定刃11等は図2に示す状態に固定される。 【0041】ここで、固定刃11、回転刃12の研磨や交換のために、固定刃11、リール部13を本体部8から取り外す場合がある。以下に固定刃11、リール部13の着脱作業の詳細を説明する。固定刃11、リール部13を本体部8から取り外す場合、図5Aに示すように、まず本体部8両側に設けられているボルト9(計4本)をゆるめて外す。なお、固定刃11、リール部13の着脱作業を行なう場合、グラスキャッチャー10部分を下側にして芝刈機を起立させる。 【0042】ボルト9を外すことによって、リール部13、固定刃11、回動プレート4等は、取付軸3を中心に一体として矢印98方向に回動可能になる。リール部13、固定刃11、回動プレート4等を回動させた状態が図5Bである。この状態から、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を図4に示す矢印95方向にスライドさせ、ホルダー2を取付軸3の細軸部3bに位置させる。 【0043】上述のように、ホルダー2の切り欠き2Kの切り欠き径L3は、取付軸3の細軸部3bの直径L2よりも大きい。このため、ホルダー2を取付軸3の細軸部3bに位置させたことによって、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を矢印97方向に移動させ、ホルダー2の切り欠き2Kを通じて取付軸3からホルダー2を外すことができる。こうして、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を一体として本体部8から脱却させる。 【0044】リール部13、固定刃11、回動プレート4等を一体として本体部8から脱却させた後、固定刃11、回転刃12の研磨や交換を行なう。また、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を取り外した後、サッチング刃17が設けられたサッチング部18を本体部8に取り付けることができる。 【0045】本体部8にサッチング部18を取り付けた状態が図6、図7である。サッチング部18のサッチング部軸18Jの両端にはベアリングホルダー7と同様の構造を備えたベアリングホルダー27が設けられており、ボルト9によってベアリングホルダー27をボス14に固定する。 【0046】次に、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を本体部8に取り付ける手順を説明する。まず、ホルダー2の切り欠き2Kを取付軸3の細軸部3bに対向させて位置させ、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を矢印96方向に移動させる(図5B参照)。これによって、ホルダー2の2Hを、切り欠き2Kを通じて取付軸3の細軸部3bに填め合わせる。 【0047】その後、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を図4に示す矢印94方向にスライドさせ、ホルダー2を取付軸3の太軸部3aに位置させる。上述のように、ホルダー2の切り欠き2Kの切り欠き径L3は、取付軸3の太軸部3aの直径L1よりも小さい。このため、ホルダー2を取付軸3の太軸部3aに位置させたことによって、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を一体として脱却不能な状態で本体部8に装着することができる。そして、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を矢印97方向(図5B)に回動させ、ボルト9を螺入することによってベアリングホルダー7をサッチング刃17に固定する。 【0048】以上のようにして、リール部13、固定刃11、回動プレート4等は一体として本体部8に着脱される。このため、回転刃12、固定刃11の着脱作業を効率よく行なうことができる。また、リール部13、固定刃11、回動プレート4等を一体として着脱するため、着脱に際して回転刃12と固定刃11との間隔が変化してしまうことはない。このため、接続ボルト16を操作して摺り合わせの再調整を行なう必要がなく、着脱作業をさらに効率よく行なうことができる。 【0049】次に、本実施形態における芝の刈り高さの調整機構について説明する。図1、図2に示すように、前輪21はフロントアーム23に回転可能に支持されている。そして、フロントアーム23はフロントアーム軸24に対して回転可能な状態で取り付けられている。 【0050】また、このフロントアーム23には、第2軸としてのウォームホイール25が一体的に固定されている。このウォームホイール25の外周に形成されているネジ部分が本実施形態における第2ネジ部である。ウォームホイール25もフロントアーム軸24に対して回転可能な状態で支持されている。 【0051】他方、本体部8の上面には調整ノブ20が設けられている。この調整ノブ20は本体部8に対して回転操作可能であり、ホルダー2には本体部8内において第1軸としてのウォームギヤ26が固定されている。このウォームギヤ26の外周に形成されているネジ部分が本実施形態における第1ネジ部である。このウォームギヤ26と上述のウォームホイール25とは互いに噛合している。 【0052】すなわち、調整ノブ20を回転操作することによって、ウォームギヤ26を介してウォームホイール25を回動せることができる。そして、ウォームホイール25の回動にしたがって、フロントアーム23はフロントアーム軸24を中心として回動する。 【0053】こうしてフロントアーム23を回動させることによって、前輪21を上下動させることができる。前輪21が上下動すれば、地面から回転刃12、固定刃11までの高さが変化し、芝の刈り高さを調整することができる。なお、ウォームギヤ26とウォームホイール25との螺旋角は、ウォームギヤ26にセルフロックがかかるように設定されている。ウォームギヤ26にセルフロックがかかるため、ウォームホイール25側からの力によってはウォームギヤ26は回転作動しない。このため、調整した刈り高さが、前輪21の振動等によって変動してしまうことはない。 【0054】このように、ウォームホイール25とウォームギヤ26とが噛合しており、たとえばネジ軸とネジ穴の機構を用いるものではないため、ネジ穴に芝や土が入り込むことがない。仮に、ウォームホイール25とウォームギヤ26との噛合部分に芝や土が混入しても、調整ノブ20を回転操作すれば、芝や土は噛合部分から脱落する。したがって、芝の刈り高さの微調整を円滑に行なうことができる。 【0055】本発明に係る回転刃および固定刃を有する芝刈機は、上記実施形態において示したものに限定されない。たとえば、接続部として回動プレート4を例示したが、回転刃および固定刃を接続するものであれば、その形状や構造は問わず、直接的に接続するものであっても、間接的に接続するものであってもよい。 【0056】また、着脱部としてホルダー2を例示したが、本体に対して着脱可能なものであれば、その形状や構造は問わない。さらに、着脱部の穴部として支持穴2Hを例示し、開口部として切り欠き2Kを例示したが、他の形状等を採用することもできる。 【0057】また、第1ネジ軸としてウォームギヤ26を例示し、第2ネジ軸としてウォームホイール25を例示した。しかし、本体に回転可能に設けられており、それぞれ第1ネジ部、第2ネジ部が形成されているものであれば、他の形状等を用いてもよい。さらに、第1ネジ軸と第2ネジ軸との間に他のネジやギヤを介在させ、第1ネジ部と第2ネジ部とを間接的に噛合させてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006943 【氏名又は名称】リョービ株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 栄男 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−168937 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−342817 |
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