| 【発明の名称】 |
コンバインにおける残留物除去システム |
| 【発明者】 |
【氏名】足立 憲一
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| 【要約】 |
【課題】複雑な機械的構成を要することなく「圧縮空気の吹付作用」を利用して残留物を効率良く除去することができるコンバインにおける残留物除去システムを提供する。
【解決手段】コンバイン33を構成する前処理部36および脱穀部40を含む機体35上に、複数の清掃ノズル28a、28b、28c、42、43をそれぞれ所要の取着位置に配設し、当該各部36、40内およびその周辺部位に付着、堆積する残留物を清掃ノズル28a、28b、28c、42、43から噴射される圧縮空気の圧風力で除去するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刈取搬送機構を備えた昇降自在な前処理部から、刈取穀稈を脱穀選別処理する脱穀部を経て、脱穀済の籾を回収するように構成したコンバインにおいて、上記前処理部および脱穀部を含む機体上に複数の清掃ノズルをそれぞれ所要の取着位置に配設し、当該各部内およびその周辺部位に付着、堆積する残留物を清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で除去するようにしたことを特徴とするコンバインにおける残留物除去システム。 【請求項2】 上記機体上に配設したエンジンのラジエータグリル面に、これに面着する回動式のワイパー体を軸支し、その近傍に設けた清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風作動で当該ワイパー体を回動駆動するようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンバインにおける残留物除去システム。 【請求項3】 上記脱穀部を形成する扱室内に、受網の裏面側に位置して清掃ノズルを配設し、該清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で受網に付着する残留物を除去すると共に、上記清掃ノズルの噴射駆動を、前処理部の上昇作動と籾の回収動作の何れか一方または双方に連繋して行うようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のコンバインにおける残留物除去システム。 【請求項4】 上記脱穀部の扱室内に軸支した扱胴の終端側から排藁搬送チェンの始端側に至る中間域に清掃ノズルを配設し、当該中間域を経て排藁搬送チェンに排藁が継送される間に、上記清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で、排藁中に混入する籾を上方に向けて除去するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3に記載のコンバインにおける残留物除去システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインを構成する前処理部、脱穀部等の各部に付着、滞留する残留物の除去システムに係り、特に複雑な機械的構成を要することなく「圧縮空気の吹付作用」を利用して残留物を効率良く除去することができるコンバインにおける残留物除去システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般にコンバインでは、脱穀部や籾タンクを搭載した機体の前方位置に昇降自在な前処理部を設け、機体の走行時に前処理部により立毛穀稈の刈取、搬送を行い、これから継送された刈取穀稈の脱穀、選別処理を脱穀部で行った後に、籾タンクに滞留した籾を回収し、かつ排藁の細断および排出を一連の作業として行うように構成されている。 【0003】そして上述のようなコンバインによる刈取、脱穀作業では、立毛穀稈の刈取時や刈取穀稈の脱穀時等にその作業内容に起因してホユリ、藁屑などの夾雑物の発生を余儀なくされ、長時間に亘るコンバインの作業を行う場合は、上記夾雑物が機体各部の要所に残留物として堆積してしまい、刈取脱穀から籾排出に至る連繋作業に機構上の動作不良、夾雑物の籾への混入あるいは籾回収率の低下などの不具合を来すため、従来は一定の作業時間毎に機体各部に堆積した残留物の除去作業を行っていた。 【0004】しかしながら、上記のような残留物の除去作業は煩わしい機体各部の分解、組立てを伴って作業者の負担を増大させ、更にコンバインの実稼動時間以外の点検、保守の時間を割かなければならず、コンバインの総体的な作業効率が低下するため、需要者からはメンテナンスフリーで効率良く使用することができるコンバインが要望されていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き実状に鑑み、従来からの要望に応えるべく創案されたものであって、その目的とするところは、複雑な機械的な構成を要することなく、所望する残留物の除去をコンパクトな清掃ノズルの配設を行うのみで簡単に行うことができ、しかも清掃ノズルの配設に際しては、煩わしい作業を要せずして任意の設置場所に至る配管の引き回しだけで柔軟に対応することができるコンバインにおける残留物除去システムを提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本発明が採用した第1の技術的手段は、刈取搬送機構を備えた昇降自在な前処理部から、刈取穀稈を脱穀選別処理する脱穀部を経て、脱穀済の籾を回収するように構成したコンバインにおいて、上記前処理部および脱穀部を含む機体上に複数の清掃ノズルをそれぞれ所要の取着位置に配設し、当該各部内およびその周辺部位に付着、堆積する残留物を清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で除去するようにしたことを特徴とし、【0007】第2の技術的手段として、上記機体上に配設したエンジンのラジエータグリル面に、これに面着する回動式のワイパー体を軸支し、その近傍に設けた清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風作動で当該ワイパー体を回動駆動するようにしたことを特徴とし、【0008】第3の技術的手段として、上記脱穀部を形成する扱室内に、受網の裏面側に位置して清掃ノズルを配設し、該清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で受網に付着する残留物を除去すると共に、上記清掃ノズルの噴射駆動を、前処理部の上昇作動と籾の回収動作の何れか一方または双方に連繋して行うようにしたことを特徴とし、【0009】更に第4の技術的手段として、上記脱穀部の扱室内に軸支した扱胴の終端側から排藁搬送チェンの始端側に至る中間域に清掃ノズルを配設し、当該中間域を経て排藁搬送チェンに排藁が継送される間に、上記清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で、排藁中に混入する籾を上方に向けて除去するようにしたことを特徴とするものである。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の構成を、図面に示した第1実施例について詳細に説明する。図1および図2において、1はグレンタンク型のコンバインであって、該コンバイン1は、クローラ走行装置2を備えた機体3の前部に、穀稈梳起し体4、分草体5等からなる前処理部6が昇降自在に装着されており、その後方には、運転操作部7を前部および側部に設けた運転座席8が配設されていると共に、上記運転座席8後部の一側にはグレンタンク9が配設され、かつ該グレンタンク9の他側には脱穀部10が配けられている。 【0011】11aは縦搬送パイプ、11bは横送りラセン、12は排出オーガであって、上記脱穀部10で脱穀選別処理された籾を揚穀筒10aを介してグレンタンク9に貯留した後に、横送りラセン11b、縦搬送パイプ11bを経て排出オーガ12の排出口12aから機外に籾を放出するように構成されていると共に、上記運転座席8の下方位置には、機体3上に搭載された後述するエンジン13のラジエータグリル面14が機体進行方向の右外側に位置して装着され、上記エンジン13の冷却用空気を当該ラジエータグリル面14から吸入するようになっている。 【0012】図3はコンバイン1の伝動駆動系を示すものであって、上記エンジン13からの回転駆動力は、作業機クラッチ15をON作動して刈取、脱穀作業を行う際に、脱穀部10を形成する唐箕16、穀稈搬送チェン17、扱胴18、排藁搬送チェン19、揺動選別体20と、風選作用を行うターボファン21、塵排物の排出を行う吸引排塵ファン22および排藁の細断を行うカッタ23等に伝達されて各部をそれぞれ駆動すると共に、脱穀処理してグレンタンク9に堆積した籾を排出オーガ12から機外に放出する際には、オーガクラッチ24のON作動に連繋して横送りラセン11bおよび縦搬送パイプ11aを駆動するようになっており、更に前処理部6を形成する図示しない刈刃装置、刈取搬送機構等への駆動力の伝達を、伝動ギヤ機構25および図1に示す伝動ギヤケース26を介して行なう構成となっている。 【0013】また上記コンバイン1の伝動駆動系には、グレンタンク9と脱穀部10との間に形成される空間部に配置したコンプレッサ27が連動連結されており、エンジン13を始動する図示しないメインスイッチをONした際に直ちにコンプレッサ27を稼動状態に切換えて、当該コンプレッサ27から機体各部の後述する各清掃ノズル28a、28b、28cに至る間に延設した図示しない配管を通じて圧縮空気の噴射作動を各清掃ノズル毎に行い、当該各部の要所に堆積した残留物を取り除く残留物除去システムが構成されている。 【0014】以下に、各清掃ノズル28a、28b、28cの配置構成および駆動制御について詳述する。図4および図5において、29は前記ラジエータグリル面14の内面側に軸支されてこれに面着する回動自在なワイパー体であって、該ワイパー体29は、その基端部を当該ラジエータグリル面14の取付けフレーム14a側に遊嵌状に軸支し、かつ断面L字状に曲成したホルダー部29a内に、先端がラジエータグリル面14の内面に面接触するブラシ部29bを中途部から先端に亘って植立して構成されていると共に、上記ホルダー部29aの底面29cに下方から臨む位置には清掃ノズル28aが上向きに配設されており、当該清掃ノズル28aから間欠噴射される圧縮空気の圧風力でワイパー体29を上下に回動させることにより、ラジエータグリル面14の内面に対してブラシ部29bを擦過させ、該ラジエータグリル面14に付着、堆積した藁屑、塵廃等の残留物を除去し、かつ除去した残留物を上記圧縮空気の圧風力でラジエータグリル面14の外側方に放出する構成となっている。 【0015】そして上記清掃ノズル28aの噴射作動は図6に示す駆動制御で行われる。すなわち、メインスイッチをON状態に切換えてエンジン13を始動した後に作業機クラッチ15をONしてコンバイン1を刈取、脱穀の実作業状態に切換えると、この時点で清掃ノズル28aの噴射作動が一旦行われ、また上記刈取、脱穀作業が進行してグレンタンク9内の籾を排出オーガ12を介して機外に放出する場合、すなわちオーガクラッチ24をONに切換えた際も清掃ノズル28aの噴射作動が行われると共に、上記各クラッチ15、24のON作動とは別に、コンバイン1による刈取、脱穀作業が一定時間を経過した時点で、更に清掃ノズル28aの噴射作動が行われ、図6に示す各条件毎に噴射作動する清掃ノズル28aを介してワイパー体29を上下回動することにより、ラジエータグリル面14の内面に付着、堆積した残留物の除去が行われることになる。 【0016】また前記清掃ノズル28bは、図7に示すように脱穀部10内で扱胴18の下半部に沿って張設した受網30の下方位置で所定の要所に上向き状に複数配設されており、当該清掃ノズル28bの噴射駆動を、図8に示す駆動制御に沿って前処理部6の上昇作動、すなわちコンバイン1の機体回向時等において前処理部6を刈高さ設定値を越えるまで一旦上昇させて刈取作動を停止する場合と、オーガクラッチ24をONに切換えてグレンタンク9内の籾を機外に放出する場合にそれぞれ行うことにより、受網30の目詰まりの原因となる藁屑等の付着残留物を除去するようになっている。 【0017】更に清掃ノズル28cは、図9および図10に示すように、上記扱胴18の終端側に位置する穀稈搬送チェン17から排藁搬送チェン19の始端側に至る中間で、その排藁継送域に位置する脱穀部10の一側壁10bに配設されており、図11に示す駆動制御に沿って刈取脱穀作業の進行中にメインスイッチONおよび作業機クラッチ15がONで、かつ図示しない扱深さ制御作動がON状態にある時に、上記清掃ノズル28cから噴射される圧縮空気の圧風力で、排藁搬送チェン19に継送される排藁31中に混入した籾、いわゆるササリ粒32を上方に向けて除去し、当該ササリ粒32の回収率を向上させるようになっている。 【0018】本発明は叙上の如く構成されているから、各清掃ノズル28a、28b、28cの駆動制御は、コンバイン1の実作業走行中に各別の制御条件に沿ってそれぞれ行われ、ラジエータグリル面14に付着してその空気吸入効率を低下させる藁屑や塵廃等の除去、受網30の漏下作用を低下させる藁屑等の付着残留物の除去および排藁搬送チェン19に至る排藁継送域でのササリ粒32の回収を、作業者の手を煩わせることなく自動的に行うことができ、またコンバイン1の実作業走行中にそれぞれの制御条件下で連続または適宜の繰返しで行なわれるので、長時間に亘って刈取脱穀作業を連続して行う場合にも作業効率の低下、残留物による各機構、装置の作動上の不具合を未然に防止することができる。 【0019】次に図12〜図16に示す第2実施例について説明する。図12および図13において、33はホッパータンク型のコンバインであって、該コンバイン33はクローラ走行装置34を備えた機体35の前部に、穀稈梳起し体、分草体等からなる前処理部36が昇降自在に装着されており、その後方には運転座席37が配設されていると共に、上記運転座席37の後部にはホッパータンク38が搭載され、刈取搬送機構39を介して前処理部36から搬送された刈取穀稈を脱穀部40で脱穀し、かつ回収した籾がホッパータンク38内で所定の堆積量となった時点で、その下方の図示しない収納袋に籾を流下し、更に上記ホッパータンク38の後方に配置したカッタ41により脱穀済の排藁を細断して機外に放出するように構成されている。 【0020】ここで、本実施例において残留物除去システムを構築する清掃ノズルの配置構成は、前記第1実施例の図4で示すラジエータグリル面での配置A、図7で示す受網での配置B、図9および図10で示す排藁継送域に位置する脱穀部での配置Cに加えて、前処理部36における刈掻込み装置39での配置Dおよびカッタ41の切り藁放出位置での配置Eを含むものとして構成されており、以下では当該配置Dおよび配置Eにそれぞれ設けた清掃ノズル42、43の構成について詳細に説明する。 【0021】図14および図15において、44は機体3の前部に位置する前処理部36に駆動力を伝達する中空パイプ状の伝動ギヤケースであって、該伝動ギヤケース44はその基端部44aを基点として昇降自在に軸支されており、かつその前方に傾斜する先端部44bには、パイプギヤケース45が前処理部36の下方位置で機体幅方向に延設されていると共に、上記パイプギヤケース45に併設した支持パイプ46の左右両端および略中央位置には、中空パイプからなるデバイダフレーム47、47…が前方にそれぞれ一体に突出されており、その先端側に穀稈梳起し体、分草体等を装着する構成となっている。 【0022】48a、48bはスターホイル、搬送ベルト等からなる掻込み部であって、該掻込み部48a、48bは平面視で支持パイプ46の上方位置にそれぞれ配置され、左右のデバイダフレーム47、47に立設したブラケット49、49に各機構48a、48bの前部側を支持し、かつその前方で相互に内向きに曲成されたアーム50a、50bに当該掻込み部48a、48bの先端側を支持してこれを前傾状態に保持すると共に、上記支持パイプ46の下面位置には、左右のデバイダフレーム47、47間に亘って刈刃装置51が沿設されており、当該刈刃装置51と掻込み部48a、48bとの協働で立毛穀稈の刈取および脱穀部40への穀稈搬送を行うように刈取搬送機構が構成されている。 【0023】また上記支持パイプ46上の左右位置と、掻込み部48a、48bにおける搬掻込み合流位置52のデバイダフレーム47上には、それぞれ噴射方向の異なる清掃ノズル42、42…が複数配設されており、上記前処理部36による刈取搬送の実作業中において、各清掃ノズル42、42…から噴射される圧縮空気の圧風力で、左右のデバイダフレーム47、47に設けたブラケット49、49と支持パイプ46との間や刈刃装置51上に堆積する藁屑、泥土等の残留物、あるいは掻込み合流位置52の下方の支持パイプ46上およびその周辺部位に落下堆積する残留物Xなどを除去するようになっている。 【0024】一方、前記カッタ41は、図16に示すように、排藁搬送チェン53の搬送終端に至る下方域に配設されており、該カッタ41により細断された切り藁54、54…を、下向き開放状に形成した放出ダクト55を介して機外の圃場面56上に逐次落下させる構成となっている。 【0025】そして上記放出ダクト55の前後内壁55a、55bには、噴射方向を下方に向けた複数の清掃ノズル43、43…が対向状に配設されており、その圧縮空気の圧風力により放出ダクト55中の切り藁54、54…の集密度を適宜に分散させて、圃場面56上で盛り上がることない均一な切り藁54、54…の堆積状態とすると共に、上記清掃ノズル43、43…から噴射される圧縮空気の積極的な下方への圧風作用により、カッタ41の細断作動で発生した微粒な浮遊塵を含む雰囲気を放出ダクト55を介して機外に誘引除去するようになっている。 【0026】したがって、前記第1実施例で示した配置A、配置Bおよび配置Cでの清掃ノズルの配置構成に加えて、前処理部36における配置Dとカッタ41における配置Eを含む総体的な残留物の除去システムとして構成することにより、作業者の手を煩わせることなく、コンバイン33の各機構、装置の要所に付着、堆積する残留物を効率良く自動的に除去することができる。 【0027】なお、上記第2実施例の説明では、各清掃ノズル42、43の駆動制御について特に触れなかったが、前記したグレンタンク型のコンバインに係る第1実施例で図6、図8および図11に示した各駆動制御の条件を、本実施例のホッパータンク型のコンバインに適宜に変更を加えて適用することにより容易に対応することができるものであるから、例えば、第1実施例での排出オーガによる籾の機外放出の駆動条件は、本第2実施例において、ホッパータンク38内に所定量堆積した籾を、その下方に装備した収納袋に流下させる際のホッパータンク38の開放作動を駆動制御の条件として置き換えられる、等については詳述するまでもない。 【0028】 【発明の効果】これを要するに本発明は、刈取搬送機構を備えた昇降自在な前処理部から、刈取穀稈を脱穀選別処理する脱穀部を経て、脱穀済の籾を回収するように構成したコンバインにおいて、上記前処理部および脱穀部を含む機体上に複数の清掃ノズルをそれぞれ所要の取着位置に配設し、当該各部内およびその周辺部位に付着、堆積する残留物を清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で除去するようにしたから、■複雑な機械的な構成を要することなく、所望する残留物の除去をコンパクトな清掃ノズルの配設を行うのみで簡単に行うことができ、しかも清掃ノズルの配設に際しては、煩わしい作業を要せずして任意の設置場所に至る配管の引き回しだけで柔軟に対応することができるので、刈取搬送、脱穀選別等の各種の機構、構造が複雑に組み合わされたコンバインにおいて、限られた空間を有効に利用しつつ、応用範囲が広くかつ効率の良い残留物の除去システムを安価に構築することができる。また上記機体上に配設したエンジンのラジエータグリル面に、これに面着する回動式のワイパー体を軸支し、その近傍に設けた清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風作動で当該ワイパー体を回動駆動するようにしたから、■ラジエータグリル面の取外しを要することなく、清掃ノズルの圧風力でワイパー体を回動させて、当該ラジエータグリル面に付着した残留物を簡単に除去することができると共に、除去された残留物は清掃ノズルの圧風力により機外に吹き飛ばされるので、残留物の再付着を一掃することができ、もって作業者の手を直接煩わせることのないメンテナンスフリーを容易に達成することができる。更に上記脱穀部を形成する扱室内に、受網の裏面側に位置して清掃ノズルを配設し、該清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で受網に付着する残留物を除去すると共に、上記清掃ノズルの噴射駆動を、前処理部の上昇作動と籾の回収動作の何れか一方または双方に連繋して行うようにしたから、■扱室の分解、組立てを要することなく、該扱室内の受網に付着した残留物を効率良く除去することができ、受網による籾の漏下作用の能率低下を誘発することがない。加えて上記脱穀部の扱室内に軸支した扱胴の終端側から排藁搬送チェンの始端側に至る中間域に清掃ノズルを配設し、当該中間域を経て排藁搬送チェンに排藁が継送される間に、上記清掃ノズルから噴射される圧縮空気の圧風力で、排藁中に混入する籾を上方に向けて除去するようにしたから、■排藁に混入する籾を効率良く回収することができ、ササリ粒の発生を最小限に抑制することができる。等という極めて有用な新規的効果を奏するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】稲葉 昭治
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| 【公開番号】 |
特開平11−137064 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月25日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−322282 |
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