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【発明の名称】 筒型果実取り器具
【発明者】 【氏名】内田 格男

【要約】 【課題】高い木の果実を取る場合、地上にいながらにして、安全に且つ簡単に果実をもぎ取る事ができる器具の提供を目的とする。

【解決手段】長竿の先端に筒2の上部の一辺に2個の小穴4と5を空け、その穴の一つに外側から内側へ細紐3を通し、その先端をもう一方の穴へ通し外側で固定する。その2個の小穴の対面の上部にゆるやかなW型のくぼみ7を設け、そのW型の山頂部から直径分ほど下がった所にサドル型金具8を取り付ける。その金具の下から別の細紐9を通し、筒の内側にある細紐3に引っかけて輪っか10を作る。細紐9を引くと筒の内側で細紐3が広がる。そこに果実を押し込んで細紐3を引くと紐3に小枝が引っ掛かって果実を固定する。そして竿を引きながら回すと果実が筒の中に落ちる。又、筒の上部に設けられた逆T字型のくぼみ11に小枝を引っかけて果実を取ることもできる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長竿(1)の先端に底のある円筒状の容器(2)を設け、その上部開口部の一端に細紐(3)が十分に通るほどの紐通り穴(4)と紐止め穴(5)を円周の4分の1程の幅をもたせて空ける。その紐通り穴(4)の外側から細紐(3)を内側に通し、さらにその先端を紐止め穴(5)に通し、外側で穴から抜けないようにボタン状の小物(6)に固着する。
【請求項2】 紐通り穴(4)と紐止め穴(5)の対面側の上部に円周の4分の1程の幅でゆるやかなW型のくぼみ(7)を設ける。W型くぼみの山頂より直径分程下がった外壁に、サドル型の金具(8)を紐止め穴(5)側に少し寄った所に取り付ける。そのサドル型金具(8)に細紐(9)を下から通し、その先端を細紐(3)に引っかけて輪っか(10)を作る。
【請求項3】紐通り穴(4)とW型くぼみ(7)の中程の上部に、小枝が十分に入るほどの逆T字型のくぼみ(11)を設けた筒型果実取り器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒の開口上部に果実の枝を引っかける紐を設けて、もぎ取る事ができ、又、逆T字型のくぼみに果実の枝を引っかけて、もぎ取る事もできる筒型果実取り器具。
【0002】
【従来の技術】高い木に実っている果物を取る場合、脚立を掛けたりハシゴを掛けて登って取るのは大変危険で取りにくい。また、竿の先端にハサミを取り付けて手元で操作して枝を切る器具もあるが、切るのに力を要し、挟むのに技術を必要とし、且つ、構造的に難しいものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の欠点を解決するためになされたもので、樹木、又は脚立やハシゴに登る事なく、地上にいながらにして、安全で且つ簡単に、そして、連続して果実を取ることができる器具を提供する筒型果実取り器具である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は長竿1の先端に底のある円筒状の容器2を取り付け、その上部開口部の一辺に細紐3が十分に通るほどの紐通り穴4と紐止め穴5を設ける。その紐通り穴4に外側から細紐3を内側に通し、さらに紐止め穴5へ通して外側に出す。そして、その先端を穴から抜けないように結び目を付けるか、ボタン状小物6に固着する。2個の穴の反対側の上部に、円周の4分の1程の幅の、ゆるやかなW型のくぼみ7を設ける。W型のくぼみ7の山頂より、直径分ほど下げた外壁に、紐止め穴5側に少し寄った所にサドル型金具8を設ける。その金具8に細紐9を下から通し、その先端を細紐3に引っかけて輪っか10を作る。細紐3と細紐9の輪っか10は自由に動くことができるようにする。細紐9を引くと細紐3がW型のくぼみ7を越えてくぼみの両端に別れて広がる。その状態で、果実の真下から筒を押し上げると、広げられた細紐3の中に入る。細紐3を手元でしっかり引くと、筒の中で細紐3が果実の枝に引っ掛かり果実を固定する。その状態で竿を引きながら筒を回すと果実の枝がもぎれて筒の中に果実が落ち込む。その動作を繰り返して、筒に果実が一杯になるまで連続して取る事ができる。果実が横向きに実っているものは、紐通り穴4とW型のくぼみ7の中程のところに、小枝が十分に入るほどの逆T字型のくぼみ11を設け、そのくぼみに果実の枝を入れて引っかけて回すと、小枝がもぎれて果実が筒の中に落ち込むように手段を設けた筒型果実取り器具である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態について説明する。アルミかステンレスで出来た長竿1の先端に軽量硬質プラスチックで出来た筒2を取り付ける。
【0006】筒2の開口上部の一辺に円周の4分の1程の幅をもたせて紐通り穴4と紐止め穴5を空ける。その紐通り穴4に外側から細紐3を内側へ通し、さらに紐止め穴5に通し外側へ出す。その先端をボタン状小物に固着する。
【0007】筒2に空けられた紐通り穴4と紐止め穴5の対面上部にゆるやかなW型のくぼみ7を設ける。
【0008】W型のくぼみ7の山頂より、筒の直径分程下った外壁にサドル型金具8を少しばかり紐止め穴5寄りに取り付ける。サドル型金具8に細紐9を下から通し、その先端を細紐3に引っかけて輪っか10を作る。
【0009】紐通り穴4とW型のくぼみ7の中程に逆T字型のくぼみ11を設ける。
【0010】
【発明の効果】本発明は従来の果実取り機と比べて、構造的に簡単で、地上にいながらにして果実を取ることが出来るので大変安全である。また、筒の中に衝撃防止袋(12)を取り付けることによって、果実を痛める事なく、筒が一杯になるまで連続して取ることが出来る。
【出願人】 【識別番号】596055752
【氏名又は名称】内田 格男
【出願日】 平成9年(1997)11月7日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−137051
【公開日】 平成11年(1999)5月25日
【出願番号】 特願平9−343590