| 【発明の名称】 |
コンバインの昇降ステップ |
| 【発明者】 |
【氏名】堀内 道夫
【氏名】三島 圭介
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| 【要約】 |
【課題】乗用型コンバインにおいて、機体への運転者の昇降を容易且つ安全にする昇降ステップでありながら、運転席からその起伏操作が容易に行えて、しかも、機体走行時に何ら支障がないようにする。
【解決手段】運転席ステップ8の外側方に、複数段よりなる起伏自在な昇降ステップ7を設け、該ステップ7を運転操作部5にて起伏操作可能に構成した。また、昇降ステップ7の起伏操作を行うレバー7aの操作部7bを操作パネル4の外側方に配設した。また、昇降ステップ7の最下段ステップ7cを独立して起伏自在に操作可能とした。更に、昇降ステップ7を機体側への収納時に、機体1の走行フレーム9より内側に収納可能とした。更にまた、最下段ステップ7cは、下段支持具7e′の機体側係止位置を、運転フレーム10の内側寄りと外側寄りとに設けることにより、機体走行フレーム9の内側と外側の2段階位置に収納可能とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 乗用型コンバインにおいて、運転席ステップ8の外側方に、複数段よりなる起伏自在な昇降ステップ7を設け、該昇降ステップ7を運転操作部5にて起伏操作可能に構成したことを特徴とするコンバインの昇降ステップ。 【請求項2】 上記昇降ステップ7の起伏操作を行うレバー7aの操作部7bをコンバイン操作パネル4の外側方に配設した請求項1記載のコンバインの昇降ステップ。 【請求項3】 上記昇降ステップ7の最下段ステップ7cを独立して起伏自在に操作可能とした請求項1記載のコンバインの昇降ステップ。 【請求項4】 上記起伏自在な昇降ステップ7を機体側への収納時に、機体1の走行フレーム9より内側に収納可能とした請求項1記載のコンバインの昇降ステップ。 【請求項5】 上記起伏自在な昇降ステップ7の最下段ステップ7cは、下段支持具7e′の機体側係止位置を、運転フレーム10の内側寄りと外側寄りとに少なくとも2ヵ所設けることにより、機体走行フレーム9の内側と外側の2段階位置に収納可能とした請求項4記載のコンバインの昇降ステップ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型コンバインに運転者が乗降する際、容易且つ安全に昇降出来るステップに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、特に大型コンバインの運転席への乗り降りを容易にする為に、運転席ステップの外側下方に昇降ステップを設けることは、既に周知である。また、運転操作部を機体フレームに対して上下昇降自在となすコンバインにおいて、運転操作部の上下昇降位置に合わせて昇降ステップのステップ間隔を連動調節したものが、実開平5−37586号公報で提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構造のものは、昇降ステップの位置が固定で機体から常時突出していて収納出来ないものや、収納出来るようにしたものでもその操作が運転席で容易に出来るものではなく、操作の容易性や安全性に欠けていた。また、圃場の隅で畦畔や土手等の障害物があると、下段ステップがこれに接当して破損したりするので、ステップを機体から突出出来ない等の問題があった。更に、昇降ステップ収納時でもその一部が機体の走行フレームより外方や下方に突出してその下方にあるクローラ等走行部の交換や点検時の邪魔になったりする等の不具合があった。本発明の目的は、上記従来の諸不具合を改善する点にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のコンバインは、乗用型コンバインにおいて、運転席ステップの外側方に、複数段よりなる起伏自在な昇降ステップを設け、該昇降ステップを運転操作部にて起伏操作可能に構成したことを特徴としている。また、上記昇降ステップの起伏操作を行うレバーの操作部をコンバイン操作パネルの外側方に配設して構成している。また、上記昇降ステップの最下段ステップを独立して起伏自在に操作可能に構成している。更に、上記起伏自在な昇降ステップを機体側への収納時に、機体の走行フレームより内側に収納可能に構成している。更にまた、上記起伏自在な昇降ステップの最下段ステップは、下段支持具の機体側係止位置を、運転フレームの内側寄りと外側寄りとに少なくとも2ヵ所設けることにより、機体走行フレームの内側と外側の2段階位置に収納可能に構成したものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。先ず、図1〜図3において、1は乗用型コンバインの機体であって、下記構成よりなる。即ち、2はクローラ等よりなる走行部、3は前方に設けた刈取部、4は操作パネル、5は運転操作部、6は上記運転操作部5の下方に設けたエンジンのカバーである。 【0006】7は本発明を備えた昇降ステップであって、運転席ステップ8より下方で上記操作パネル4の外側方に配設され、各ステップは梯子段状に複数のステップが設けられ、実施例では最下段ステップ7cと上段ステップ7dが設けられているが、コンバインの大きさ等必要に応じて3段以上としても良い。そしてこれらのステップ7c,7dは上記操作パネル4下方の運転フレーム10側より外側方に突出させた前後上下の各支持体7e,7e,7f,7fのやや上部を回動支点とする支持具7g,7g′にて夫々支持され、各ステップ7c,7dの基端部7hはストッパーとなっており、図2の突出状態では各ステップ7c,7dに重量が掛かっても、これ以上反時計方向に回動しないようになっている。 【0007】また、これら各ステップ7c,7dの形状は、図2の側面視で先端側の足載部7i,7i′が支持部7j,7j′よりやや下がったクランク状を呈し、各足載部7i,7i′には水抜き兼滑り止め用の複数の穴が設けてある。そして、これら各ステップ7c,7dの機体進行方向前側の折曲基部には、ピン7k,7k′が設けられていて、最下段ステップ7cから上段ステップ7dを結び、上方の運転操作部5に迄延びるレバー7aが設けられ、その上端には運転者が昇降ステップ7を起伏操作する際の操作部7bが備えられている。また、7mはトグルスプリングで、運転フレーム10の内側係止部と上段ステップ7dのピン7k′部間とに張設してあり、上記レバー7aを起伏操作した際、支点(本件では支持具7g′)越えにより昇降ステップ7の突出時(図2)及び収納時(図3)の切換位置の固定を行うようにしている。なお、9は走行フレームである。 【0008】以上のように構成した乗用型のコンバインにおいて、先ず運転者はコンバインに搭乗するに際し、コンバイン側部より操作部7bを握って図3の状態にある昇降ステップ7をトグルスプリング7mの張力に抗してワンタッチで押し下げて、図2の状態に突出させる。これにより、大型のコンバイン等で運転席ステップ8が高い場所にあったり、小柄の運転者であっても、運転者が容易且つ安全に運転席に搭乗できる。そして運転者がコンバインに搭乗後昇降ステップ7を突出させたまま(第2図の状態)にしておくと、機体幅が広くなって刈取収穫作業時に邪魔になったり、周囲のものに接当する危険性がある為、運転者は運転操作部5にてレバー7aの操作部7bを上方に引上げて昇降ステップ7を収納状態(図3)に戻してから刈取収穫又は移動等の作業を始めるものである。また、運転者が作業を終える等して、コンバイン機体から降りたい時には最初の動作と同様に操作部7bを握ってレバー7aを押し下げることにより、昇降ステップを図2の突出状態にして容易且つ安全に機体から降りることが出来るものである。そして、この時の昇降ステップ7の起伏操作は、運転者が運転操作部5で右腕を前方へ延ばして操作部7bを握り、単に押し引き操作するだけで済み、その操作は容易である。 【0009】次に、図4〜7の昇降ステップの第2実施例について説明するに、この昇降ステップ7は、基本的には図1〜3のものと同様であるが、運転フレーム10の側壁が先の例の走行フレーム9よりやや機体内側に引っ込んでおり、ステップ7c,7dの側面視形状も支持部分のみ若干高くしており、更に、運転フレーム10から外側方へ突出する上下の支持体7f′,7e′の内、下方支持体7e′は逆つ字形状で長くし、基端部側は運転フレーム10に横方向へ穿設された長穴10aの少なくとも左右両端部2ヵ所の係止部10b,10cに夫々係止可能となっていて、外側係止部10bの時はステップ7c,7dの位置が、後述するように図4・図6の如くステップ7c,7dの両方乃至は上段のみが起立の位置となり、逆に内側係止部10cの時は図7の如く両方が収納状態となるようになっている。 【0010】また、昇降ステップ7の起伏操作を行うレバーは上下の両ステップ7d,7cの央部を連結する下部レバー7a′とこれより上方に延びる上部レバー7aとが上部の支持部7nで一体的に連結されており、上記下部レバー7a′の上部側には上段ステップ7dのピン7k′に作用してステップ7dの位置を規制する長溝7pが設けられていると共に、下部レバー7a′と最下段ステップ7cとの連結部であるピン7k部は遊嵌されている。同様に上記支持体7e′,7f′と昇降ステップ7との連結部である支持具7g,7g′部も遊嵌されていて昇降ステップ7の起伏作動をする際に作動が円滑となるようになっている。なお、11は運転フレーム10の外側上端に設けたレバー7aの係止具であり、レバー7aが昇降ステップ7の夫々の位置状態を固定出来るように3段の位置に係止されるように構成されている。12は圃場の周囲に設けられたコンクリート等でできた畦である。 【0011】以上の構成において、運転者はコンバインへの搭乗に当たり、図7の収納位置にある昇降ステップ7を、先程の例と同様にレバーの操作部7b(図示なし)を握って、先ずレバー係止具11の内側より上部レバー7aの係止を外し、次いで若干上方へ引き上げて下方支持体7e′基部の係止を内側係止部10cから外して、外方下方に強く押し下げれば、下方支持体7e′基部の係止が外側係止部10bに移動すると共に、下部レバー7a′の長溝7pがピン7k′を、また下方の遊嵌部がピン7kに夫々作用して上下のステップ7d,7cを突出させて図4の状態に移動させ、上部レバー7aの係止をレバー係止具11の外側位置に係止させる。この時、上下のステップ7d,7cの基部側は夫々運転フレーム10の側部及び走行フレーム9の下部に当接してこれ以上の反時計方向への回動を阻止する。 【0012】また、圃場の隅等で畦12や土手等の障害物がある場合には、先程のレバーの操作部7b(図示なし)を握って、レバー係止具11の外側位置より係止を外し、上方へ若干引き上げれば下部レバー7a′の下方の遊嵌部がピン7kに作用して最下端のステップ7cのみを収納位置に移動させる(図6の状態)。この状態で上部レバー7aをレバー係止具11の中央部に係止させる。この時上段ステップ7dのピン7k′は長溝7p内を若干移動するだけなので、図4と同じ突出状態を維持するものである。従って、この場合には圃場の畦畔の状況等に合わせた対応が可能となって作業性を向上させることが出来る。 【0013】そして、昇降ステップ7を図6の状態から更に収納状態(図7)にしたい時には、先と同様にレバー係止具11の中央部より係止を外し、レバー7aを上方に大きく引き上げれば、下方支持体7e′の基端側の係止が外側係止部10bから内側係止部10cへ移動して係止されると共に、下部レバー7a′の長溝7pの下端が上段ステップ7dのピン7k′に作用して上段ステップ7dを時計方向に回動させて収納状態とさせる。そこで、レバー7aを再びレバー係止具11の内側に係止すれば良い。この時は昇降ステップ7が走行フレーム9の外側端より内側に収納可能となって、機体幅を狭く出来、しかも、走行フレーム9の下方に何ら突出しないので、その下方にあるクローラ等の走行部2の交換や点検時に何らの支障がなくなるものである。更に、下方支持体7e′を長く構成したものでありながら、昇降ステップ7の収納時にはこれを運転フレーム10側にコンパクトに収納出来るものである。 【0014】 【発明の効果】本発明は上記の如く構成したので以下の効果を奏する。請求項1,2記載のコンバインにおいては、大型のコンバイン等で運転席ステップ8が高い場所にあったり、小柄の運転者であっても、運転者が容易且つ安全に運転席に搭乗できたり、地面に降りることが出来る。そして、昇降ステップ7は不使用時には機体幅内に収納されるので、何ら作業の障害とならず、安全性が確保される。しかも、昇降ステップ7の起伏操作は、運転者が運転操作部5で右腕を前方へ延ばして操作部7bを握り、単に押し引き操作をするだけの簡単な操作で済み、その操作が容易である。また、請求項4記載のコンバインにおいては、昇降ステップ7が走行フレーム9の外側端より内側に収納可能となって、機体幅を狭く出来、しかも、走行フレーム9の下方に何ら突出物がないので、その下方にあるクローラ等の走行部2の交換や点検時に何らの支障がなくなる。更に、請求項3,5記載のコンバインにおいては、圃場の畦畔の状況等に合わせて、最下段ステップ7cを独立して起伏させることが可能となって、作業性を向上させるものであり、しかも、下方支持体7e′を長く構成したものでありながら、昇降ステップ7の収納時にはこれを運転フレーム10側にコンパクトに収納出来るものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月29日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−103644 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−282906 |
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