| 【発明の名称】 |
コンバインの車体移動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山形 浩司
【氏名】池田 太
【氏名】加藤 勝秀
【氏名】松林 智也
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| 【要約】 |
【課題】グレンタンクでの穀粒量が変化しても、機体の左右バランスが極力変化しないようにして、コンバインの操縦性を改善する。
【解決手段】クローラ走行装置1L,1Rと運転部とエンジン及びミッションとを備えた走行部Aに対して、刈取部と脱穀部bとグレンタンク13とアンローダ14とを備えた作業部Bを、グレンタンク13の回収穀粒量が増えるに従って左側にスライド移動させる相対移動機構を備える。グレンタンク13に穀粒が満載された状態では、作業部Bが最も左に寄っており、そのときの左右のクローラ走行装置1L,1Rには均等な荷重が作用するように設定してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 クローラ走行装置と、運転部と、エンジンとを備えた走行部と、刈取部と脱穀部と穀粒収容部とを備えた作業部とを、機体の左右方向に相対移動調節可能な相対移動機構を備えるとともに、前記穀粒収容部に貯留された穀粒量を検出可能な穀粒量検出段を備え、前記穀粒収容部に貯留された穀粒量が増えるに従って、前記作業部を前記走行部に対して穀粒収容部存在側とは反対の側に移動するように、前記穀粒量検出段と前記相対移動機構とを連係するスライド制御手段を備えてある請求項1に記載のコンバインの車体移動装置。 【請求項2】 前記スライド制御手段が作動する自動制御モードと、人為操作によって走行部と作業部とを相対移動調節する手動操縦モードとを切換えるモード切換手段を備えてある請求項1に記載の車体移動装置。 【請求項3】 前記脱穀部が駆動状態であるか否かを検出する脱穀検出手段を備え、前記自動制御モードが選択されている状態においては、前記脱穀部を駆動しているときには前記スライド制御手段が作動可能になり、かつ、前記前記脱穀部が作動していないときには前記スライド制御手段の作動が不能となるように、前記スライド制御手段と前記モード切換手段と前記脱穀検出手段とを連係してある請求項2に記載のコンバインの車体移動装置。 【請求項4】 機体が走行しているか否かを検出する走行検出手段を設け、前記手動操縦モードが選択されているときにおいては、機体が走行を停止しているときにのみ前記相対移動機構が作動可能となるように、前記モード切換手段と前記走行検出手段と前記相対移動機構とを連係してある請求項2又は3に記載のコンバインの車体移動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、作業部と走行部とを相対左右移動可能に構成したコンバインに係り、詳しくは、運転部は走行装置と一体とすることにより、操縦感覚を良好に維持したまま左右の重量バランスを改善する技術に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、刈取部を機体に対して左右移動可能として、中割り刈りに適した状態と回り刈りに適した状態との双方の状態が得られるように、刈取部を横スライド可能とした構造のものが知られている(特開平5‐153841号公報等)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】コンバインでは、通常機体の左側に脱穀部が、かつ、右側にグレンタンク又は袋詰め用ホッパー等の穀粒収容部が位置しており、刈取脱穀作業走行に伴って脱穀された穀粒を穀粒収容部に貯留するので、次第に機体右側が重くなっていく。故に、刈取部を横スライド可能であるか否かに拘わらずに、穀粒収容部に穀粒が満載された状態では、右側に重心が寄った状態となり、湿田では右側のクローラの沈み込みが激しくなって旋回し難いとか、真っ直ぐ走り難い等、走行性能に悪影響を及ぼすことがあった。本発明の目的は、穀粒収容部の荷重が変化しても、機体の左右バランスが極力変化しないようにして、コンバインの操縦性を改善する点にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】 〔構成〕第1発明は、クローラ走行装置と、運転部と、エンジンとを備えた走行部と、刈取部と脱穀部と穀粒収容部とを備えた作業部とを、機体の左右方向に相対移動調節可能な相対移動機構を備えるとともに、穀粒収容部に貯留された穀粒量を検出可能な穀粒量検出段を備え、穀粒収容部に貯留された穀粒量が増えるに従って、作業部を走行部に対して穀粒収容部存在側とは反対の側に移動するように、穀粒量検出段と相対移動機構とを連係するスライド制御手段を備えてあることを特徴とする。 【0005】第2発明は、第1発明において、スライド制御手段が作動する自動制御モードと、人為操作によって走行部と作業部とを相対移動調節する手動操縦モードとを切換えるモード切換手段を備えてあることを特徴とする。 【0006】第3発明は、第2発明において、脱穀部が駆動状態であるか否かを検出する脱穀検出手段を備え、自動制御モードが選択されている状態においては、脱穀部を駆動しているときにはスライド制御手段が作動可能になり、かつ、脱穀部が作動していないときにはスライド制御手段の作動が不能となるように、スライド制御手段とモード切換手段と脱穀検出手段とを連係してあることを特徴とする。 【0007】第4発明は、第2又は第3発明において、機体が走行しているか否かを検出する走行検出手段を設け、手動操縦モードが選択されているときにおいては、機体が走行を停止しているときにのみ相対移動機構が作動可能となるように、モード切換手段と走行検出手段と相対移動機構とを連係してあることを特徴とする。 【0008】〔作用〕請求項1の構成によれば、クローラ走行装置と運転部とエンジンとを備えた走行部と、刈取部と脱穀部と穀粒収容部とを備えた作業部とを、機体の左右方向に相対移動調節可能であるから、穀粒収納部が重くなって左右バランスが変化すれば、走行部と作業部とを相対横移動させてそのバランス変化を吸収することが可能であり、収容された穀粒量が異なっても左右バランスを所定の状態に維持できるようになる。 【0009】そして、運転部は走行部と一体であるから、作業部の横移動の如何を問わずに運転部とクローラとの位置関係が変わらない。例えば、作業部と運転部が一体である場合には、作業走行中にグレンタンク内の穀粒貯留量が多くなって、作業部が左に移動すると運転部も左に移動し、条に対する目線が変化して機体が条から横ズレしたと錯覚するおそれがあるが、本願のものでは、作業部が横移動しても目線は変わらないので、操縦感覚を一定の状態に維持することができ、運転し易いのである。加えて、エンジンも走行部に配設してあるから、エンジンとクローラ走行装置との伝動系に横移動可能な構造を設ける必要がなく、従来通りのシンプルなもので済むようになる。 【0010】又、穀粒収容部に貯留された穀粒量が増えるに従って、作業部を走行部に対して穀粒収容部存在側とは反対の側に移動させるスライド制御手段を備えてあるから、前述した作業部と走行部との相対横移動による左右バランスの補償機能が自動的に行われるようになり、刈取脱穀作業中でも左右の走行装置に作用する荷重を等しくするとか、やや右側を重くする等、左右バランスを所定の状態に自動的に維持することが可能になる。 【0011】請求項2の構成によれば、スライド制御手段が作動する自動制御モードと、人為操作によって走行部と作業部とを相対移動調節する手動操縦モードとを切換えるモード切換手段を備えてあるから、前述したように自動的に左右バランスを補償する状態とする場合には、モード切換手段を自動制御モードに切換える。そして、移動走行場所が泥濘地であることによって右側クローラの沈み込みが大きいのを補正するために、作業部を左側に移動させるといった具合に、操縦者の任意で作業部を動かしたいときにはモード切換手段を手動操縦モードに切換えれば良いので、目的に応じた使い分けができるようになる。 【0012】請求項3の構成によれば、自動制御モード状態では、脱穀部を駆動しているときにはスライド制御手段が作動可能となり、かつ、脱穀部が作動していないときにはスライド制御手段の作動が不能となるから、圃場を進行しての刈取脱穀作業や枕扱き作業等の穀粒が回収される状況のとき、すなわち、穀粒収容部の重さが変化するときには、それに伴って作業部が横移動し、枕地での旋回や移動走行等の非作業時、すなわち、穀粒収容部の重さが変化しないときには作業部が横移動しないようになる。 【0013】つまり、比較的高速となる移動走行時に作業部が横移動するとバランスが変わって運転し難いとか、倉庫の壁に脱穀装置の側板が異常接近する等、非作業時には作業部が動かないほうが望ましいので、真に左右バランスの補償が必要となるときにだけスライド制御手段が作動するようにすれば、無駄な制御作動を省いて運転し易いようになる。 【0014】請求項4の構成によれば、手動操縦モードが選択されているときにおいては、機体が走行を停止しているときにのみ相対移動機構が作動可能となるから、移動走行中等の作業部を横移動させる必要のないときに、誤って横移動させてしまうことが無くなり、走行中に作業部が意に反して横移動して機体が左右に揺れて運転し難いといった不都合が解消されるようになる。手動で動かすのは整備・点検や、圃場状況に応じて左右バランスを決めるといったときであり、停止時に移動できれば足りるものである。 【0015】〔効果〕請求項1〜4のいずれに記載のコンバインでも、(イ)運転部とエンジンとをクローラ走行装置と一体化させた走行部と作業部とを相対横移動させることにより、走行伝動系の複雑化なく運転部と走行箇所との関係を一定に維持できて操縦し易い状態としながら、作業進行に伴って穀粒収容部側が重くなることに起因した左右バランスの変化を補正できて走行性能や操縦性を向上し得る車体移動装置を提供することができた。 【0016】請求項2に記載の車体移動装置では、上記(イ)の効果が得られる自動制御モード状態と、操縦者の任意で作業部と走行部とを横移動させる手動操縦モードとを選択できるようになり、状況に応じて使い分けできる便利さがある。 【0017】請求項3に記載の車体移動装置では、自動制御モードが選択されたことによるスライド制御手段が、真に必要なときにだけ作動するようになり、制御の無駄や不測の移動作動のない洗練された制御状態が得られた。 【0018】請求項4に記載の車体移動装置では、手動操縦モードが選択されたことによる相対横移動が機体の停止時にのみ可能として、不測のバランス乱れの無いようにしながら横移動操作の使い勝手が良いようにできた。 【0019】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1にコンバインの側面図が、かつ、図2に平面図が夫々示され、aは刈取部、bは脱穀部、cは穀粒収容部、1はクローラ走行装置、2は運転部、3はエンジン4とミッション24とを備えた原動部である。 【0020】刈取部aは、引起し装置5、刈取装置6、縦搬送装置7等を備えて成り、機体に対して昇降可能である。脱穀部bは、フィードチェン8、扱胴9を備えた扱室10、揺動選別装置11、排藁カッター12等を備えており、機体左側に搭載されている。穀粒収容部cは、脱穀部bから送られてきた穀粒を貯留するグレンタンク13、このグレンタンク13に回収された穀粒を機外排出するアンローダ14等から構成されている。 【0021】このコンバインでは、クローラ走行装置1と運転部2と原動部3を備えた走行部Aと、刈取部aと脱穀部bと穀粒収容部cとを備えた作業部Bとを、機体の左右方向に相対移動調節可能な相対移動機構15を備えてある。 【0022】図1,図4〜図6に示すように、走行部Aは、駆動スプロケット16、緊張転輪17、及び複数の従動輪18を備えた左右のトラックフレーム19,19と、これらを昇降機構20を介して支持する走行機台21と、運転部2と原動部3を搭載支持する走行フレーム27とで成るとともに、前及び後の油圧スライドシリンダ22,23を備えている。 【0023】図1,図4,図5、及び図7に示すように、作業部Bは、作業フレーム25に、刈取部a、脱穀部b、グレンタンク13、燃料タンク26等を搭載支持して構成されており、レール構造を施すことによって走行フレーム27に対して左右方向にスライド可能に支持してある。後油圧シリンダ23は両端突き抜け型に構成され、そのパイプ製シリンダ筒23aが走行フレーム27を左右に連結する部材に兼用されるとともに、ピストンロッド23Aの両端を作業フレーム25後部の左右端部に連結してある。又、前油圧シリンダ22も長さの短い両端突き抜け型に構成され、そのシリンダ筒22aを走行フレーム27に固定するとともに、ピストンロッド22Aの両端を作業フレーム25前部の左右端に連結してある。 【0024】図8に示すように、4個のロッド22A,23Aと作業フレーム25とは、ゴムカップリングFを介して連結されている。ゴムカップリングFは、ゴム部51と、その両側の取付部50,50とで成り、一方の取付部50をロッド22A,23A端に、かつ、他方の取付部50を作業フレーム25に夫々固定する。 【0025】各油圧シリンダのピストンロッド22A,23Aは、油室22b,23bを形成するための左右のエンドロッド22c,23cどうしを連結パイプ22d,23dで連結して成る長尺状に形成されている。つまり、前後の油圧シリンダ22,23の左右移動駆動により、作業フレーム25を走行フレーム27に対して所定範囲内で左右スライド移動可能に構成されているのである。そのスライド移動の状況は以下のようである。 【0026】つまり、脱穀部bの左側板28の左クローラ1Lから左方向への突出量と、グレンタンク13の右側板13aの右クローラ1Rから右方向への突出量とがほぼ等しい状態、すなわち、作業部Bが走行部Aから左右横側方へ所定量突出した標準位置〔図3(イ)参照〕と、この標準位置から作業部Bが走行部Aに対して穀粒収容部存在側の反対側である左側に最も移動した移動位置〔図3(ロ)参照〕とに亘って、前後の油圧シリンダ22,23で成る相対移動機構15による作業部Bと走行部Aとの相対位置を移動可能に構成してある。標準位置と移動位置との移動距離は、油圧シリンダ22,23の動作長さのことである。 【0027】図5,図6,及び図9〜図11に示すように、走行フレーム27と作業フレーム25との相対移動を規制可能な係合手段Hを設け、走行部Aと作業部Bとが所定の相対セット位置になると係合手段Hが作用する状態に構成してある。作業フレーム25は、走行フレーム27に装備された複数の傾斜ローラ52に載せ付けられており、作業フレーム側の転動面53に対してローラ52が転がることで相対移動する構造である。そして、グレンタンク13が最も右に寄る位置と最も左に寄る位置との2箇所において、転動面53にローラ52が入り込む凹入部53a,53aが形成してあり、前述した標準位置と移動位置との両位置においては、リーク等によって油圧シリンダ22,23による位置決め機能が不完全であっても、係合手段Hの作動により、走行部aと作業部bとの相対位置ズレが先ず生じない。 【0028】このコンバインでは相対移動機構15を動かすための各種制御が行われるように制御回路を設けてある。すなわち、グレンタンク13に貯留された穀粒量を検出可能な穀粒量検出段41を備え、グレンタンク13に貯留された穀粒量が増えるに従って、作業部Bを走行部Aに対して左側に移動するように、穀粒量検出段と相対移動機構15とを連係するスライド制御手段C、このスライド制御手段Cが作動する自動制御モードと、人為操作によって走行部Aと作業部Bとを相対移動調節する手動操縦モードとを切換えるモード切換手段39の夫々を制御装置37備えてある。 【0029】つまり、図13に示すように、前後の油圧シリンダ22,23の電磁制御弁38と、モード切換えスイッチ39と電磁制御弁38操作用の左右移動レバー40と、グレンタンク13下部に設けた重量計41を制御装置37に接続してあり、重量計41の検出重量が最も軽いとき(穀粒が無いとき)には、作業部Bが最も右に寄った標準位置になり、重量計41の検出重量が最も重いとき(穀粒が満載のとき)には、作業部Bが最も左に寄った移動位置になるように自動的に制御するのがスライド制御手段Cの機能である。そして、その移動位置にあるときにグレンタンク13に穀粒が満載された状態では、左右のクローラ走行装置1,1にほぼ等しい荷重が作用するように左右方向での重量バランスを設定してある。 【0030】モード切換えスイッチ39を「自動」に切換えると、上述したスライド制御手段Cが作動して、グレンタンク13での回収穀粒量に応じて自動的に作業部Bが横スライドされる。そして、実際のスライド移動は、株元スイッチ46及び方向スイッチ47が共にOFFであるとき、すなわち、縦搬送装置7部分での搬送穀稈が無く、かつ、刈取対象穀稈のないとき(例えば、枕地での旋回後半時、条合わせ時、圃場どうし間の移動走行時)にのみ行われるようにしてある。 【0031】但し、このきに脱穀部bが駆動状態であることを検出する後述のクラッチスイッチ45がOFFからONに切換わると、スライド制御手段Cの作動する状態になり、そのときのグレンタンク13の穀粒貯留量に応じた位置に作業部Bが横スライドする。そして、クラッチスイッチ45がONからOFFに切換わると、スライド制御手段Cが作動しない状態になり、例えば、作業部Bが最も右に寄った標準位置(収納姿勢)に自動的に戻るようになる。又、作業走行中のスライド移動は起きないので、横移動慣性による横揺れが生じても真っ直ぐ走らせるために操向補正を行うといった余分な操縦操作も無く、運転し易いものになる。 【0032】尚、縦搬送装置7に備えられる株元スイッチ46や、分草具48の付け根部分に装備されて植立穀稈に接触して作用する自動操向制御用のセンサである方向スイッチ47は周知のものであり、それらの詳細説明は省略する。 【0033】そして、「手動」に切換えると、左右移動レバー40の操作で電磁制御弁38を操作する状態になり、作業部Bを任意に横移動することができる。図5に示すように、後油圧シリンダ23の動きを検出する直線ポテンショメータ式等によるストロークセンサ49を設けてあり、作業部Bの走行部Aに対する左右位置をフィードバックできるようにしてある。つまり、作業部Bは左右移動レバー40の操作位置に追従して移動するようにしてあり、左右移動レバー40を図12において最も右側に操作すれば標準位置に移動し、最も左側に操作すれば移動位置に移動するのである。 【0034】ところで、左右移動レバー40を、中央が中立であり、左に傾倒すれば作業部Bが左に移動し、右に傾倒すれば右に移動する入切り型に構成し、左右のレバー傾倒操作で相対移動機構15を動かしてから中立に戻すことにより、作業部Bを意図する位置に操作できるというものでも良い。 【0035】手動操縦モードの使い方としては、例えば、自動制御モードを選択していると、刈取脱穀作業の開始前では作業部Bが右に寄っているが、オーバーハングした突起のある狭い場所を通過する場合に、モード切換えスイッチ39を「手動」にして作業部Bを左に移動させて通過できるようにする、といったことが考えられる。 【0036】さらに、このコンバインでは、脱穀部bが駆動状態であるか否かを検出する脱穀検出手段42を備え、自動制御モードが選択されている状態においては、脱穀部bを駆動しているときにはスライド制御手段Cが作動可能になり、かつ、脱穀部bが作動していないときにはスライド制御手段Cの作動が不能となるように、スライド制御手段Cとモード切換えスイッチ39と脱穀検出手段42とを連係する脱穀制御手段Dを制御装置37に備えてある。 【0037】すなわち、図示しない脱穀クラッチを入切り操作する脱穀クラッチレバー44と、そのレバー位置が「入り」になると作動するクラッチスイッチ45とで脱穀検出手段42を構成してあり、モード切換えスイッチ39が「自動」に切換操作されている場合には、スライド制御手段Cは、クラッチスイッチ45が「入り」であれば作動し、クラッチスイッチ45が「切り」であれば作動しないように制御されるのである。 【0038】加えて、機体が走行しているか否かを検出する走行検出手段43を設け、手動操縦モードが選択されているときにおいては、機体が走行を停止しているときにのみ相対移動機構15が作動可能となるように、モード切換えスイッチ39と走行検出手段43と相対移動機構5とを連係する走行制御手段Eを制御装置37に備えてある。 【0039】すなわち、走行検出手段43である速度計46を制御装置37に接続してあり、モード切換えスイッチ39を「手動」に切換操作しているときには、速度計46の検出速度がゼロ(或いは、極低速以下)であるときには、左右移動レバー40を使って作業部Bを横移動させるマニュアル操作が可能であるが、速度計46の検出速度がゼロでない場合(或いは、極低速より速い場合)には、電磁制御弁38を中立位置にロックする等して、左右移動レバー40を操作しても相対移動機構15が動かないように制御されるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−75492 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−236724 |
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