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【発明の名称】 走行式草刈機
【発明者】 【氏名】李 明

【氏名】田中 智

【氏名】小柳津 哲

【要約】 【課題】走行式草刈機において、カッター軸の部分を一切分解せずに、樹脂カッターによる草類の刈高を変更するために行う樹脂コードの取付位置の変更作業を行え、しかもコード取付部材に対する樹脂コードの着脱を簡単にすることである。

【解決手段】多数のコード挿通孔27が上下及び左右の両方向に沿って設けられた樹脂コード挿通体Pをカッター軸5の周囲に配置して、該カッター軸5に一体に取付け、前記樹脂コード挿通体Pの複数のコード挿通孔27に樹脂コードC1 を引抜き可能に挿通止着して、樹脂カッターとして機能させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エンジンを搭載した機体の前部にカッター軸が垂直に支承され、前記エンジンの駆動力により前記カッター軸を駆動回転させて、走行しながら草類を刈り取る構成の走行式草刈機であって、多数のコード挿通孔が上下及び左右の両方向に沿って設けられた樹脂コード挿通体が前記カッター軸の周囲に配置されて、該カッター軸に一体に取付けられ、前記樹脂コード挿通体の複数のコード挿通孔に樹脂コードを引抜き可能に挿通止着して、樹脂カッターとして機能させることを特徴とする走行式草刈機。
【請求項2】 前記カッター軸には、金属カッターが取付けられて、該金属カッターの上方に前記樹脂コード挿通体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の走行式草刈機。
【請求項3】 前記樹脂コード挿通体は、カッター軸に対して対称に配置される横断面が円弧状となった一対の樹脂コード挿通板で構成されて、各樹脂コード挿通板の間には、大きな隙間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行式草刈機。
【請求項4】 前記金属カッターの周縁部に設けられたコード挿通孔に樹脂コードが引抜き可能に挿通止着されて、金属カッターの高速回転により前記樹脂コードが放射方向に引き延ばされて、樹脂カッターとして機能することを特徴とする請求項2に記載の走行式草刈機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体の先端部のカッター軸に樹脂コードを引抜き可能に取付けることができて、樹脂カッターの使用もできる走行式草刈機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行式草刈機は、エンジンを搭載した機体の前部にカッター軸が垂直に支承されて、該カッター軸の下端部に金属カッターが取付けられ、前記エンジンの駆動力により前記カッター軸を駆動回転させ、走行しながら前記金属カッターを高速回転させて、草類を刈り取る構成である。
【0003】前記走行式草刈機では、その金属カッターは、平面視において機体の前端部よりも前方に突出していて、平坦地の草類を刈り取る場合には問題はないが、周辺に建物、金属網、電柱等の種々の障害物が存在していて、この障害物に金属カッターが接触した場合には、その衝撃力によって金属カッター自体が破損されて、その破片が周辺に飛散して作業者等に大きな損傷を与えると同時に、建物、電柱等に対しても損傷を与える。このため、従来の走行式草刈機では、障害物の近辺の草類を完全に刈り取ることができず、手作業等によって、刈り取ることが多かった。
【0004】また、図11に示される走行式草刈機は、機体51の先端部に垂直に支承されたカッター軸52に、金属カッター(図示せず)と樹脂コード53とが相互に交換して取付けられる構成になっていて、樹脂コード53の使用時においては、カッター軸52の高速回転により該樹脂コード53が該カッター軸52の放射方向に引き延ばされることにより、樹脂カッターとして機能して、上記障害物の近辺においても、当該部分に生えている草類の刈り取りを可能にしたものである。即ち、図示のように、樹脂コード53を使用する場合には、円板状のコード取付板54の中心に対して対称の位置に固着された引掛リング55に樹脂コード53を引っ掛けて、その高速回転時において樹脂カッターとして機能させている。一方、金属カッターを使用する場合には、カッター軸52の下端部に取付けられた接地ガイド体56の部分を分解して、前記コード取付板54に替えて、金属カッターを取付けて、刈取作業を行っている。
【0005】このように、上記した従来の走行式草刈機によれば、樹脂コードを取付けることができて、障害物の近辺においても草刈作業を行えるが、金属カッターとの間において相互に交換を行う場合には、その都度、スパナ等の工具を用いて、カッター軸の下端部を分解する必要があって極めて面倒である。また、樹脂コードを使用する場合においても、草類の刈取高さを調整する必要があるが、この場合においても、カッター軸の下端部を分解して、図示のようなスペーサ57を前記コード取付板54と接地ガイド体56との間に介在させる必要があり、極めて面倒であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、走行式草刈機において、カッター軸の部分を一切分解せずに、樹脂カッターによる草類の刈高を変更するために行う樹脂コードの取付位置の変更作業を行え、しかもコード取付部材に対する樹脂コードの着脱を簡単にすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明の採用した手段は、エンジンを搭載した機体の前部にカッター軸が垂直に支承され、前記エンジンの駆動力により前記カッター軸を駆動回転させて、走行しながら草類を刈り取る構成の走行式草刈機において、多数のコード挿通孔が上下及び左右の両方向に沿って設けられた樹脂コード挿通体を、前記カッター軸の周囲に配置して、該カッター軸に一体に取付け、前記樹脂コード挿通体の複数のコード挿通孔に樹脂コードを引抜き可能に挿通止着して、樹脂カッターとして機能させることである。
【0008】樹脂カッターとして使用する場合には、樹脂コード挿通体のコード挿通孔に樹脂コードを抜け出ないように挿通して止着するのみでよい。カッター軸の高速回転時においては、遠心力によって前記樹脂コードがカッター軸の放射方向に引き延ばされて、樹脂カッターとして機能する。また、樹脂コード挿通体から樹脂コードを取り外すには、そのコード挿通孔から樹脂コードを単に引き抜くのみでよい。また、樹脂コード挿通体には、上下及び左右の両方向に沿って多数のコード挿通孔が設けられているために、樹脂コード挿通体に対する樹脂コードの挿通止着位置を変更するのみで、一切の工具類を使用せずに草類の刈高を変更できる。
【0009】また、前記カッター軸に金属カッターを取付けて、該金属カッターの上方に前記樹脂コード挿通体を配置した構成にすると、金属カッターと樹脂カッターによる草刈作業の変更を行う場合には、単に樹脂コード挿通体のコード挿通孔に対して樹脂コードを挿通止着したり、或いは該コード挿通孔から樹脂コードを引き抜くのみでよく、従来の草刈機のように、カッター軸の部分を分解する必要は一切ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。最初に、走行式草刈機の全体構成について簡単に説明し、その後に、本発明部分であるカッター軸5の部分について詳細に説明する。図1は、本発明に係る走行式草刈機の正面図であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、図1におけるカッター軸5の部分の拡大断面図であり、図4は、同じく分解断面図であり、図5は、カッター軸5の部分の斜視図であり、図6は、同じく分解斜視図である。図1及び図2において、機体フレーム1の後部に水平に支承された車軸2の両端部に駆動車輪3が取付けられ、機体フレーム1の前部に水平に支持されたカッター軸支持板4にカッター軸5が垂直に支承されている。即ち、図3に示されるように、カッター軸支持板4には、円筒状をした軸受ハウジング6が垂直に溶接されて、該軸受ハウジング6に内装された一対の軸受7によって前記カッター軸5の中間部に支承され、該カッター軸5の上端部と下半部は、それぞれ軸受ハウジング6の上方及び下方に所定長だけ突出している。
【0011】また、機体フレーム1の後半部には、エンジンEが搭載されて、該エンジンEの下方に設けられたミッション8の直下には、カッター駆動軸9が下方に突出して設けられている。このカッター駆動軸9に取付けられた駆動プーリー11と、前記カッター軸5の上端部に取付けられた被動プーリー12との間にベルト13が掛装されている。機体フレーム1に搭載された前記エンジンEの動力は、前記ミッション8を介して減速されて前記車軸2に伝動されて、一対の駆動車輪3が低速回転すると共に、前記エンジンEの動力は、殆ど減速されることなく前記カッター軸5に伝動されて、該カッター軸5が高速回転するようになっている。
【0012】また、機体フレーム1の後部には、斜後上方に向けてフレーム状の操作ハンドル14が一体に取付けられており、該ハンドル14の上半部の操作部14aには、前記エンジンEの動力を前記車軸2及び前記カッター駆動軸9に伝動するクラッチ(図示せず)を操作するための各クラッチレバー15,16が取付けられている。
【0013】次に、図3ないし図7を参照して、本発明に係るカッター軸5の部分について詳細に説明する。このカッター軸5の下端部には、接地ガイド体17と、金属カッター18と、樹脂コード挿通体Pとが、下方からこの順序に積層されて一体に取付けられている。接地ガイド体17は、下面に平面部を有する略半楕円体状を呈していて、その中心部には、前記カッター軸5を挿通させるための軸挿通孔19が貫通して設けられ、その下面には、大きな円形凹部21が設けられていると共に、その上面には、小さな円形凹部22が設けられている。また、金属カッター18は、薄円板状を呈していて、その外周部に複数の刃板部18aが突出して設けられ、各刃板部18aには、樹脂コードC2 を挿通止着させるためのコード挿通孔23が設けられている。更に、樹脂コード挿通体Pは、横断面が円弧状となった一対の樹脂コード挿通板24が円形の挿通板取付板25に、該取付板25の中心に対して対称に配置され、しかも取付板25に対して垂直に固着され、該挿通板取付板25の中心部に、前記カッター軸5を挿通させるための円筒状の支持筒26が垂直となって一体に設けられている。そして、樹脂コード挿通体Pを構成する一対の樹脂コード挿通板24には、上下方向及び横方向の双方に沿って所定間隔をおいて多数のコード挿通孔27が設けられている。このコード挿通孔27は、前記金属カッター18に挿通止着される樹脂コードC2 とは別の樹脂コードC1 が挿通止着される。
【0014】そして、樹脂コード挿通体Pの支持筒26にカッター軸5を挿通して、その所定位置において両者を連結ピン28で相互に一体に連結した後に、金属カッター18の中心部の嵌合孔18b(図6参照)にカッター軸5を挿通嵌合させて、該金属カッター18を樹脂コード挿通体Pの挿通板取付板25の下面に密着させ、その後に、接地ガイド体17の軸挿通孔19にカッター軸5の下端部を挿通させて、該カッター軸5の下端部に設けられた雄ねじ部5aにナット29を螺合させると、上記3者が一体となってカッター軸5に取付けられる。樹脂コード挿通体Pがカッター軸5に取付けられた状態では、図3に示されるように、接地ガイド体17の上面の円形凹部には、樹脂コード挿通体Pを構成する支持筒26の下端部に挿入嵌合され、その下面の円形凹部21には、前記ナット29が挿入される。
【0015】また、カッター軸5と軸受ハウジンク6の下端部との間には、大きな段差部が形成されるが、一対の樹脂コード挿通板24の上端面は、前記段差部よりも上方に位置していて、側面から見て該段差部は樹脂コード挿通板24により覆われる配置となっている。この構造によって、草刈作業時において、前記段差部に刈り取られた草類が巻き付くのが抑制される。また、横断面が円弧状をした各挿通板取付板25の中心角は、ほぼ90゜であって、両者の間に大きな隙間31(図5参照)を形成したのは、僅かではあるがカッター軸5に巻き付いた草類の除去を容易にすると共に、前記連結ピン28の打込み作業を容易にするためである。また、図8に示されるように、機体フレーム1には、草刈作業時において、高速回転する金属カッター18、或いは樹脂カッターとして機能する樹脂コードC1,2 によって石類等の異物が作業者Mの側に飛散するのを防止するための透明カバー32が垂直となって取付けられている。なお、図1及び図2において33は、ベルト13にテンションを付与するためのテンションローラを示し、図3において、34は、上方の軸受7と被動プーリー12との間に配置されたカラーを示す。
【0016】そして、図8に示されるように、建物Dの近辺に生えている草類Gの刈り取りを行うには、樹脂コード挿通板24の複数(実施例では4個)のコード挿通孔27に樹脂コードC1 が図5及び図7に示されるように挿通されて、該樹脂コードC1 の中央部を樹脂コード挿通板24に止着させると共に、金属カッター18の刃板部18aのコード挿通孔23に樹脂コードC2 を挿通して、その一端の玉部35を前記樹脂コード挿通孔23の周縁部に止着させる。これにより、カッター軸5を高速回転させると、前記各樹脂コードC1,C2 は、遠心力によりカッター軸5の放射方向に引き延ばされて、樹脂カッターとして機能する。
【0017】そして、図8に示されるように、各樹脂コードC1,C2 の先端部が建物D等の障害物に接触する程度にして、草刈機を障害物に対して斜めにしてほぼ相対向させ、この状態で、機体の走行を停止させて、エンジンEの動力をカッター軸5のみに伝動させて、これに装着されたカッター軸5を高速回転させる。カッター軸5の高速回転によって、各樹脂コードC1,C2 は、遠心力の作用によりカッター軸5の放射方向に張力を受けて引き延ばされており、この状態で各樹脂コードC1,C2 が草類Gに叩き付けられると、その衝撃力によって草類Gは切断される。即ち、カッター軸5の高速回転によって、これに取り付けられた各樹脂コードC1,C2 は、樹脂カッターとして機能することになる。特に、本実施例では、金属カッター18と樹脂コードC1,C2 から成る樹脂カッターとが併用されているために、草類の刈取効果が高い。そして、クラッチレバー15によって駆動車輪3を適宜正逆回転させて、機体フレーム1を前後進させながら、草刈機を障害物である建物Dに沿って横移動させながら、該建物Dに沿って生えている草類の刈り取りを行う。
【0018】また、樹脂コード挿通体Pを構成する樹脂コード挿通板24には、上下方向と横方向の双方に沿って多数のコード挿通孔27が設けられているために、図9に示されるように、樹脂コード挿通板24に設けられた多数のコード挿通孔27に対する樹脂コードC1 の上下方向に沿った挿通止着位置を変更させることができる。このため、樹脂コード挿通板24に対する樹脂コードC1 の挿通止着位置を変更させるのみで、草類の刈高(H1,H2)を変更でき、この樹脂コードC1 の挿通止着位置の変更も極めて簡単に行える。
【0019】一方、上記走行式草刈機によって通常の平坦地に生えている草類の刈取作業を行う場合には、樹脂コード挿通板24及び金属カッター18の各コード挿通孔27,23に挿通されている樹脂コードC1,C2 を単に引き抜いて、金属カッター18のみによって草類Gが刈り取られるようにすればよい。このように、金属カッター18のみによる障害物の存在しない一般部の刈取作業と、障害物の近辺の刈取作業との変更を行う場合において、カッター軸5に装着されている各部材を一切分解する必要がないので、金属カッター18のみによる刈取方法と、樹脂コードC1,C2 を使用する刈取方法との異なる2種類の刈取方法の変更に対する対処が容易となる。
【0020】また、図10は、本発明の別の実施例のカッター軸5の下端部の斜視図である。この実施例においては、樹脂コード挿通体P’は、前記と同様に一対の樹脂コード挿通板24を備えているが、この一対の樹脂コード挿通板24の上端部は、円弧状の連結板36で互いに連結されて、高速回転時における樹脂コード挿通板24の部分の剛性を高めていると同時に、カッター軸5の段差部に対する刈り取られた草類の巻付きが一層抑制されるようにしてある。また、カッター軸5の下端部に取付けられている金属カッター37は、その外周部に所定間隔をおいて多数の段差状の刃部37aが設けられ、各刃部37aの部分に設けられたコード挿通孔38に前記樹脂コードC1 が挿通止着されている。更に、樹脂コード挿通板24のコード挿通孔27には、前記金属カッター37に挿通止着されたものと同一構造の樹脂コードC1 が挿通止着されている。
【0021】また、上記各実施例は、いずれも樹脂カッターと金属カッターとが同時に作用し、しかも金属カッターに対しても樹脂コードが挿通止着可能になった構成であって、障害物の近辺における草類の刈取作業の能率が高まるが、本発明に係る自走式草刈機においては、樹脂コード挿通体のみを備えさせて、樹脂カッターのみによる障害物近辺の草類の専用の草刈機としても使用可能である。更に、樹脂コードの構造、及び樹脂コード挿通体のコード挿通孔に対する樹脂コードの挿通止着構造は、上記したものに限定されず、カッター軸の高速回転に対して飛散されずに、止着することができれば、如何なる構造であってもよい。
【0022】更に、樹脂コード挿通体に関しても、上記実施例では、横断面が円弧状となった一対の樹脂コード挿通板24を円板状の挿通板取付板25の中心に対して対称に配置して、該取付板25に垂直に取り付けて、各樹脂コード挿通板24の間に大きな隙間31を形成した構成であるが、カッター軸5の高速回転に基づく遠心力に抗して、樹脂コードをコード挿通孔に挿通止着させることができれば、如何なる構造であってもよい。例えば、全周に多数のコード挿通孔が設けられた円筒体で構成してもよい。また、本発明においては、カッター軸の周囲に配置される樹脂コード挿通体は、そのコード挿通孔に樹脂コードを挿通止着するという本来の機能に加えて、高速回転するカッター軸に対して刈り取られた草類が巻き付くのを防止する機能も有するものである。
【0023】なお、上記実施例は、自走式の草刈機に本発明を実施したものであるが、手押し式の草刈機に対しても実施可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る走行式草刈機は、多数のコード挿通孔が上下及び左右の両方向に沿って設けられた樹脂コード挿通体が前記カッター軸の周囲に配置されて、該カッター軸に一体に取付けられ、前記樹脂コード挿通体の複数のコード挿通孔に樹脂コードを引抜き可能に挿通固定して、該樹脂コードを樹脂カッターとして機能させているので、以下のような諸効果が奏される。
【0025】(1)樹脂コード挿通体のコード挿通孔に樹脂コードを単に挿通するのみで、カッター軸の高速回転に基づく遠心力により、該樹脂コードは樹脂コード挿通体に確実に止着されて樹脂カッターとして機能すると共に、樹脂コードの不要時においては、樹脂コード挿通体のコード挿通孔から引き抜くのみで、極めて簡単に取り外すことができる。このため、障害物の近辺に生えている草類を樹脂カッターにより刈り取る際における樹脂コードの着脱を迅速に行えて、面倒なカッターの交換作業が不要となる。
【0026】(2)樹脂コード挿通体には、上下及び左右の両方向に沿って多数のコード挿通孔が設けられているので、該樹脂コード挿通体に対する樹脂コードの挿通止着位置を変更するのみで、カッター軸の下端部に装着されているカッター類の分解・再組立を行うことなく、上下方向に沿った樹脂コードの位置を変更できる。よって、刈り取られる草類の刈高の変更に対する対処が容易となる。
【0027】(3)金属カッターと併用して樹脂コード挿通体をカッター軸に一体に取付けておくと、金属カッターによる障害物の存在しない一般部の刈取作業と、樹脂カッターによる障害物近辺の刈取作業との変更を、カッター類の分解・再組立を行うことなく、該樹脂コード挿通体に対して樹脂コードの取付け・取外しを行うのみで、極めて簡単に行える。
【0028】(4)カッター軸に形成される段差部の周囲は、樹脂コード挿通体によって覆われる構造となるので、刈り取られた草類が前記段差部に巻き付きにくくなる。
【出願人】 【識別番号】591187841
【氏名又は名称】株式会社共栄社
【出願日】 平成9年(1997)8月8日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 哲寛
【公開番号】 特開平11−56065
【公開日】 平成11年(1999)3月2日
【出願番号】 特願平9−227178