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【発明の名称】 休憩用脚付き背負子および背負子用脚
【発明者】 【氏名】松村 孝司

【要約】 【課題】各種作業を行っている最中において、作業者が直立状態になると脚が地面につき、肩バンドを介して肩に作用するエンジン等の作業機械の重量を軽減できる休憩用の脚付き背負子を提供する。

【解決手段】重量物を背負って運搬するための背負子1であって、前記背負子には休憩用の脚6が設けられていることを特徴とする休憩用脚付き背負子。
【特許請求の範囲】
【請求項1】重量物を背負って運搬するための背負子であって、前記背負子には休憩用の脚が設けられていることを特徴とする休憩用脚付き背負子。
【請求項2】重量物を背負って運搬するための背負子であって、前記背負子には高さの調節ができる休憩用の脚が設けられていることを特徴とする休憩用脚付き背負子。
【請求項3】重量物を背負って運搬するための背負子であって、前記背負子には高さの調節ができる休憩用の脚が設けられているとともに背負子の幅を調節できる調節機構が備えられていることを特徴とする休憩用脚付き背負子。
【請求項4】前記背負子の脚下端にはキャスタが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいづれか1項に記載の休憩用脚付き背負子。
【請求項5】前記背負子の脚下端は、前屈みの作業時には地面に当接せず、略直立状態の時に、脚下端が地面に当接するべく、後方に向けて折り曲げて形成してあることを特徴とする請求項1〜請求項4のいづれか1項に記載の休憩用脚付き背負子。
【請求項6】重量物を背負って運搬するための背負子に着脱自在に取り付けることができる脚であって、前記脚は高さ調節が可能な調節機構を備えていることを特徴とする背負子用脚。
【請求項7】前記背負子用の脚下端は、前屈みの作業時には地面に当接せず、略直立状態の時に、脚下端が地面に当接するべく、後方に向けて折り曲げて形成してあることを特徴とする請求項6に記載の背負子用脚。
【請求項8】前記背負子用の脚下端にはキャスタが取り付けられていることを特徴とする請求項6または請求項7のいづれか1項に記載の背負子用脚。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば草刈り用のエンジンや薬剤散布用のタンク等を背負うことができる背負子に関するものであり、特に、各種作業を行っている最中において、作業者が直立状態になると脚が地面につき、肩バンドを介して肩に作用するエンジン等の作業機械の重量を軽減できる休憩用の脚付き背負子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯用の動力付き草刈り機等が良く知られているが、このような草刈り機の動力部分は、通常作業者が背負う背負子に固定してあり、この背負子を作業者が背負うことで、どのような場所の草でも容易に刈り取ることができるよになっている。また、薬剤散布用のタンク等も同様に背負子に固定し、作業者が背負いながら楽に消毒作業ができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の背負子には脚が設けられていないため、常に、背負子に固定した作業機械の重量が作業者の肩にかかり続けることになり、長時間に渡って作業を続けていると、肩凝りが生じるなどの問題が発生する。また、薬剤散布用のタンクや、草刈り用のエンジン等は比較的重量が大きいため、作業が長時間になればなるほど、作業者にとっては疲れがひどくなり、作業能率も低下する。こうした疲れをとるには作業を中断し背負子をわざわざ外さなければならず、面倒である。
【0004】そこで、本発明は、作業機械を背負うことを目的とした背負子に、高さの調節が可能な脚を設けることにより、作業中に、作業者が略直立状態の姿勢になると、自動的に脚の下端が地面に当接し、肩に掛かる作業機械の重量負担を軽減できる脚付き背負子を提供し、上記のような問題点を解決することを目的とする。また、背負子の幅も自由に調節できるようにして、作業者の肩幅に合った背負子を構成する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が採用した技術解決手段は、重量物を背負って運搬するための背負子であって、前記背負子には休憩用の脚が設けられていることを特徴とする休憩用脚付き背負子であり、重量物を背負って運搬するための背負子であって、前記背負子には高さの調節ができる休憩用の脚が設けられていることを特徴とする休憩用脚付き背負子であり、重量物を背負って運搬するための背負子であって、前記背負子には高さの調節ができる休憩用の脚が設けられているとともに背負子の幅を調節できる調節機構が備えられていることを特徴とする休憩用脚付き背負子であり、重量物を背負って運搬するための背負子に着脱自在に取り付けることができる脚であって、前記脚は高さ調節が可能な調節機構を備えていることを特徴とする背負子用脚である。
【0006】
【実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は本発明に係る実施形態としての脚付き背負子の側面図、図2は同背負子の正面図、図3は背負子の高さおよび幅を調節するための調節機構の説明図である。
【0007】図において、1は本実施例に係わる背負子であり、本例ではこの背負子はパイプを曲げ加工し、さらに必要箇所にステイ2や補強部材3等が溶接されて強固に構成されている。背負子には作業機器4(例えば草刈り用のエンジンなど)が適宜手段で固定されており、さらに背負子1には作業者が背負子を背負うための肩バンド5が備えられている。
【0008】背負子1の下端にはステー7等によって補強されている休憩用の脚6が、ボルト、溶接等の適宜固定手段8により固定されており、この脚6の下端は、作業者が前屈みの作業時には地面に当接せず、略直立状態の時に、脚下端が地面に当接するべく、図1に示す如く後方に所定角度折り曲げて形成しておくことが望ましいが、脚下端は必ず折り曲げておく必要もない。なお、上記の例では背負子1と脚6とを別体に構成し、適宜固定手段8により両者を固定する形式のものについて説明しているが、必要に応じて背負子1のフレームと脚6とをパイプ材等により一体に形成し、その部材に作業機器を載せるためのフレームを溶接等により固定して背負子と脚とを一体に構成することもできる。
【0009】また脚6の下端には、適宜個数のキャスタ9が取り付けられており、作業者が直立状態となり脚を地面に付けた状態で容易に歩行できるようになっている。また、脚6の適宜箇所には脚の高さを作業者に合わせて調節できるような調節機構10が設けられている。
【0010】この調節機構10としては図3に示すように、大径のパイプ11内に小径のパイプ12を挿入し、両者に形成した孔13、14にボルト15を貫通して固定するものなどがある。パイプ11、12に形成する孔13、14はパイプに軸方向に適当なピッチで複数個形成されており、この孔の位置を変えることにより作業者の身長に合わせて脚の高さを自由に調節することができる。なおこの調節機構としては上記ボルト15を使用するものにかぎらず、脚の長さを自由に調節できる螺子機構など種々の形態もものを使用できる。また背負子および脚のそれぞれには図2に示す如く作業者の体型に合わせて幅を調節するための調節機構16も設けられている。この調節機構16は脚の調節機構10と同じ機構のものを使用できる。
【0011】以上のように構成された背負子では、脚の長さ、および幅を作業者に合わせて調整し、作業中に休憩をとる場合には、作業者は前かがみ状態から直立状態に姿勢を変えるかその状態で僅かに膝を曲げるだけで、背負子の脚下端が地面に当接し、これによって作業者の肩にかかる負担を軽減することができる。
【0012】なお、上記例では背負子と脚を別体に構成し、背負子に脚を固定する形式のものについて説明したが、両者を一体に形成することも当然のことながら可能であり、また背負子と脚を別体に構成した場合には、現在使用されている背負子に必要に応じて脚を取り付けることができ、同様な効果を得ることができる。また脚下端を後方へ折り曲げる構成、キャスタを設ける構成は必要に応じて省略することも可能である。また脚や作業機器支持台等を補強するために適宜位置に補強用のステー等を設けることもできる。
【0013】背負子と脚はステンレス製のパイプ材を用いて構成すると見栄えもよく強固にできるが、木製、合成樹脂製など種々の材料で構成することもできる。さらに、本発明の精神または主要な特徴から逸脱することなく本発明は他の色々な形で実施することができ、そのため、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれば、作業機械を背負うことを目的とした背負子に、高さの調節が可能な脚を設けることにより、作業中に、作業者が略直立状態の姿勢になると、自動的に脚の下端が地面に当接し、肩に掛かる作業機械の重量負担を軽減することができる。このため、長時間にわたって作業をおこなうことができ、また、作業中、姿勢を直立状態にするだけで簡単に休憩をとることができる。さらに脚の高さや背負子の幅なども自由に調節できるため、作業者の体格に合わせた脚や背負子とすることができる、等々の優れた効果を奏することができる。
【出願人】 【識別番号】592125547
【氏名又は名称】株式会社松村機械製作所
【出願日】 平成9年(1997)7月17日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】長瀬 成城
【公開番号】 特開平11−32544
【公開日】 平成11年(1999)2月9日
【出願番号】 特願平9−192209